HP 15-bw000をレビュー AMD製APUを搭載したオシャレな15インチエントリーノート

今回HPの「HP 15-bw000」をお借りしました。

AMDのAPUを搭載した【HPシリーズ】のエントリーモデルで、格安ながらデザインにもこだわったHPらしいモデルです。さっそくチェックしてみましょう。

スペック

  HP 15-bw000
エントリーモデル
カラー ピュアホワイト
サイズ W380×D254×H27mm
重量 約2.1Kg
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU AMD A10-9620P
(4コア 2.5/最大3.4GHz)
メモリ 8GB(DDR4-1866)
ストレージ 256GB SSD
グラフィクス Radeon 530(DDR3 2GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD(1920×1080)、
ノングレア
インターフェース USB3.1 Gen.1×2、USB 2.0 、HDMI(1.4)、SDスロット
マイク入力/ヘッドフォン出力、
LANポート(ギガビット対応)
光学ドライブ
カメラ 92万画素
キーボード 日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
保証 1年(最大3年)
価格 69,800円(税別)~
63,400円(税別)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(245g)
・電源ケーブル(110g)

※2018年3月16日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

自然をイメージしたデザイン

エントリークラスのモデルらしく、パンダカラーでカジュアルな感じのボディです。サイズ・重さも一般的な15インチノートそのもの。しかし、デザインのHPなだけあり他のモデルとはやはり一味違いますね。

キーボード面は木目調のパターンがプリントされ、天板部分はリネン調の加工がされており、自然をイメージした優しい感じの仕上がりになっています。パソコンはとかく無機質になりがちなので、なんかほっとした気分になります。

ちなみに天板部分はプリントではなく、しっかり加工されています。ざらついた感じのさわり心地といったところでしょうか。

ヒンジ部分もこの通り、ラウンドフォルム形状のカバーで装飾され、とてもオシャレ。エントリーモデルながら、細かいところまで凝っています。

スタンダードなインターフェース

15インチモデルということで、インターフェースは一通りそろっています。

USBはUSB3.1とUSB2.0が計3ポート搭載されており、USB3.1は大容量給電に対応したGen.1となっています。画像出力はHDMIのみですが、今や汎用端子なのでとりあえずこれだけあれば大丈夫。そのほか光学ドライブ・SDカードスロットも搭載しています。

ディスプレイ&キーボード

フルHDディスプレイ搭載

低価格モデルともなると、解像度が低いHD(1366×768)ディスプレイを搭載するモデルが多いのですが、このモデルではしっかりフルHDディスプレイを搭載しています。この価格で精彩な映像を楽しめるのは嬉しいですね。

写真だとわかりづらいかもしれませんが、コントラストや発色そのものはやや淡白。TNパネルっぽい感じで、横から覗くと色味が変わります。

完成度の高いキーボード&タッチパッド

縦6列の配列で、各キーが独立したアイソレーションタイプのキー配置。15インチの幅広ボディで、テンキー付きのフルサイズ規格です。

配置が非常に素直で非常に使いやすい!右下の矢印キーがテンキー部分にはみ出すこともなく、デスクトップそのものです。キーピッチも19mmとゆとりがあり、快適にタイピングできます。

またキーストロークも浅すぎず深すぎず、ノートながらそれなりに打鍵感を楽しめるようになっています。

タッチパッドはキーボード面と同じ素材となっており、ツルツルした感じでカーソル操作はスムーズ。クリックボタンも軽い力で反応し、動作音も静かで◎

エントリーながらキーボードとタッチパッドの完成度が高く、好印象です。入力デバイスは地味ですけど、快適さに直結するのでけっこう大事!

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

主なスペックですが、AMDのモバイル向けAPU【A10-9620P】を搭載しています。APUとは何ぞや?と思うかもしれませんが、ざっくりいうとCPUとグラフィック機能をひとまとめにしたものです。グラフィック機能が高く、一度で二度おいしいのが特徴。

8GBメモリに、高速ストレージのSSDが搭載された充実したスペックで、実用的なモデルに仕上がっています。

CINEBENCH

CINEBENCHは3Dグラフィックのレンダリングソフトで、CPUのシングル・マルチでの性能を測ることができます。参考までに、最近エントリーモデルで搭載されることが多い【Celeronシリーズ(Celeron N3450)】と比較してみました

結果はこの通り、両者ほぼ互角です。エントリークラス同士、CPUそのものの性能に差はないようですね。

PCMark 8

PCMark8は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、画像・動画編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

あくまでもモバイル向けのエントリーAPUなので、性能はそれなり。グラフを見た方がわかりやすいですが、現行のノートPCよりも性能は低く、数年前の一般ノートレベルです。それでもCeleronよりも性能は高く、実用面ではこちらのモデルの方が有利。

いずれにせよ、ブラウジングオフィス作業など、基本的なタスクはしっかりこなせる性能です。

実際の使用感は?

実際の操作感は、ワンランク上のインテルCore i3ノートに比べ反応がワンテンポ遅れる感じで、Celeronよりも少し速いといった程度

例えばブラウジングだと、クリック→ページの表示がシームレスにいかず、クリック→文章の表示→画像の表示とそれぞれワンテンポ遅れて表示されます。また、大容量ファイルの転送やアプリのインストールにも時間がかかります

このあたりはまさに価格なりといったところでしょう。少しでも快適さ・効率性を求めるのであれば、Core i3以上は欲しいですね。

ドラクエ10

3Dゲームのベンチマークもチェックしてみましょう。ドラクエ10は天下のドラクエシリーズということで、根強い人気があります。

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほど軽く、スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

フルHD・標準品質ではスコア3206(普通)をとなり、重いシーンでのカクつきが目立ちます。設定と解像度を下げ、HD(1280×720)・低品質にするとスコア5590(快適)をマークし、、フルHDでも平均60fpsをキープすることができます。

いくらAPUといえども、モバイル向けのエントリーAPUなので、やはり3Dゲームの類は厳しいですね。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy)と、重量級から軽量級まで、それぞれの条件で測定することができます。

グラフィック機能の性能指標として、参考までにどうぞ。ちなみに、性能の都合上Sky Diver以下軽めのテストのみとなります。

CrystalDiskMark

ストレージですが、このモデルはSSDのみ搭載しています。256GBと余裕があるので、動画など極端に重いデータをたくさん保存しない限り、容量不足になることはそうそうありません。

メーカーはSanDisk製のスタンダードモデルですね。CrystalDiskMarkで転送速度をチェックしてみると、連続データの転送は速く、ランダムデータの転送は今一つ伸びず、ムラッ気があります。

しかし体感できないのであまり気にする必要はなし。むしろSSDのおかげで、HDD(ハードディスク)よりも体感速度は圧倒的に速いです。SSDは体感速度を最も実感しやすいパーツと言われるだけあり、特にエントリークラスモデルでは、CPUの性能をカバーするのに効果テキメンです。

温度

ドラクエ10実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

APUは60℃台、ストレージも30℃ちょっとできっちり冷えています。ファンのノイズはピーク時にはそれなりに大きいものの、ブラウジングなど通常使用時ではとても静かです。

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

条件は5つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:HP推奨
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約3時間で、15インチにしてはちょっぴり短め。そもそも短すぎるのでは?と思うかもしれませんが、Wi-Fi接続は意外と電力を使うので、こんなものです。他のモデルも大体3~4時間くらいが相場です。

バッテリーの持ちを重視するのであれば、省電力モードにしましょう。

まとめ&おすすめモデル

サクサク快適とはいきませんが、ブラウジングやオフィス作業など基本的な作業をしっかりこなすことができ、それでいてデザインもグッド。エントリーモデルにしては上出来です

しかし、6万円となると話は別で、この価格だとCore i3モデルが射程圏内に入ってきます。いくら8GBメモリにSSD搭載と言えども、やはりCPUがボトルネックになるので、6万円払うならいっそのことCore i3モデルがおススメ。

そして、とにかく安くということであれば、HDD&4GBメモリのモデルで手を打つのも十分ありです。以下おすすめモデルをまとめたので、比較してみてください。

【実機モデル】HP 15-bw000[エントリーモデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■APU:A10-9620P
■メモリ:8GB(DDR4)
■グラフィック:Radeon 530
■ストレージ:SSD 256GB
■価格:69,800円63,400円(税別)~

HP 15-bw000[ベーシックモデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■APU:A10-9620P
■メモリ:4GB(DDR4)
■グラフィック:Radeon 530
■ストレージ:HDD 500GB
■価格:44,800円(税別)~

おすすめポイント

メモリ4GB・500GB HDDのみにしたシンプルモデルです。あくまでも格安モデルなので、メモリやストレージをアップグレードするのではなく、シンプルに割り切ってしまうのがおすすめ。

HP 15-bs000[エントリーモデル/Core i3]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■CPU:Core i3-6006U
■メモリ:4GB(DDR3L)
■グラフィック:HD 520(CPU内蔵)
■ストレージ:HDD 500GB
■価格:59,800円(税別)~

おすすめポイント

【HP 15-bs000】はインテル製CPUを搭載した兄弟モデルで、ボディそのものは共通です。Core i3-6006UはA10-9620Pよりも約30%性能が高く、動作に余裕があります。4GBメモリに500GB HDDとしっかりポイントをおさえた初期構成で、このままでも十分使えます。

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