dynabook GZ/HVをレビュー 約875gのウルトラ軽量ボディ!高い耐久性とサポートが魅力の13インチモバイルノート

今回dynabookの【dynabook GZ/HV】をお借りしました。

その重さなんと約875g!モバイルノートでも屈指の軽さを誇る、高い耐久性が自慢の13インチモデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 dynabook GZ/HV[1TB SSD搭載モデル]
カラーオニキスブルー・パールホワイト
サイズW306.6×D210.0×H17.9mm
重量約875g(実測853g)
OSWindows 11 Home(64ビット)
CPUCore i7-1260P
・12コア16スレッド
・定格2.1/最大4.7GHz
メモリ16GB(16GB×1、LPDDR5-4800)
ストレージ1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスIris Xe Graphics(CPU内蔵)
ディスプレイ13.3インチ、フルHD、ノングレア、IGZOパネル
インターフェースThunderbolt 4(USB4 Type-C)×2、USB 3.1  Gen.1 Type-A×2、HDMI、LANポート、マイク入力/ヘッドフォン出力、micro SDスロット
光学ドライブ×
カメラ約92万画素
スピーカーステレオスピーカー
キーボード日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.2
保証1年(最大4年)
価格【通常価格】240,900円(税・送料込)~
付属品・各種マニュアル
・電源アダプタ(212g)
・電源ケーブル(40g)

※2022年5月24日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

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外観

圧倒的な軽量ボディ

このモデルは、とにかくコンパクトで軽いのが特徴です。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮。

 

その大きさは、ほぼA4用紙サイズと非常にコンパクト。厚さも17.9mmと2cmを下回っており、カバンにサクッと入れることができます。

 

ボディの小ささもさることながら、ボディの素材に軽量&タフなマグネシウム合金を採用することで、なんと実測で約853gの超軽量ボディを実現しています!

 

約1.2~1.3kgあたりが一般的な13インチノートにしては圧倒的に軽く、携帯性はバツグンです。さすがに1kg以下だとパソコンを持っている感じがせず、まさに異次元レベルですね

もちろん耐久性も高く、面加圧試験や落下試験、ヒンジ開閉試験など厳しいテストをしっかりクリアしているので、持ち運びの際も安心。

 

デザインそのものはクセがなくとてもシンプル。装飾といえば天板のロゴくらいのもので、使う人を選ばない実用的な仕上がりです。

ちなみに、カラバリはオニキスブルーとパールホワイトの2色を用意。実機モデルがオニキスブルーとなりますが、紺色よりもさらに深みがあり、渋めの出で立ちです。落ち着きのある色合いなので、ビジネスシーンでもバッチリ使えます。

 

最新規格のインターフェースを採用

光学ドライブ非搭載ながら、モバイルノートにしては内容は充実しています。

 

USBは全3ポート搭載。上位モデルらしく、最新規格にもしっかり対応しており、なんと左サイドのType-Cポート2基は、40Gbpsの超高速転送に対応した”Thunderbolt 4”規格となっています

ポートの数・端子のタイプ・規格いずれもポイントはしっかり押さえており、周辺機器の接続にはまず困りません。

 

また、モバイルノートにしてはかなり珍しく、有線のLANポートを搭載しているのもポイント。有線オンリーの環境でもしっかり使えるのはグッドですね。そのほか、HDMIポートやmicroSDスロットも搭載し、普段使いで必要なものは一通りそろっています。

 

ちなみに無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのブラウジングがより安定します。

 

セキュリティ対策も万全

セキュリティにもしっかり配慮され、カメラ部分にはシャッターが装備されているのもポイント。デバイスからではなく、物理的にシャットアウトするのでとても安心です。

なお、指紋認証センサーは非搭載ですが、顔認証に対応しています。本人認証のため、ログインパスワードよりも安全。また、ログインの際わざわざパスワード入力することなく、とてもスムーズです。

 

ディスプレイ&キーボード

IGZOパネル搭載

ディスプレイはコンパクトな13.3インチサイズです。15インチより一回り小さいですが、11インチや12インチに比べると、やはりゆとりがあります。携帯性と視認性をうまく両立した絶妙のサイズなので、持ち運びならまず13インチを選びたいところですね。

なお、解像度はオーソドックスななフルHDとなっています。

 

ディスプレイのパネルには、シャープが誇る”IGZO液晶”を搭載。高発色・高コントラスト・高輝度の3拍子揃った高性能パネルなので、くっきり鮮やかな映像クオリティを実現しています。動画鑑賞などエンタメコンテンツを楽しむのにうってつけですね。

 

このとおり、横から覗いても色むらはありません。

 

操作性に優れたキーボード

13インチのコンパクトモデルということで、テンキーレスキーボードを搭載しています。

 

キー配置はだいぶゆとりがあり、各キーのサイズは大きめに造られ、キーピッチも約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔が確保されています。また、配置そのものも無理なくとても素直で、電源ボタンもキーボード内ではなく、左上に独立して配置されているので、基本的に誤爆の心配はありません。

なお、キーの種類は最低限ですが、多くのキーに機能の割り当てがされているので、使いこなせれば便利なのもポイント。

 

キーストロークはやや深めとなっており、適度な反発も相まって、打鍵感は上々ですね。快適にタイピングできます

ちなみに、LEDイルミネーションは非搭載となっています。LEDがあると薄暗い場所でもタイピングがしやすくなりますが、パソコンは基本的に明るい場所で使うので、無くても問題ありません。

 

完成度の高いタッチパッド

タッチパッドはパッドとクリックボタンが一緒になった、一体型のタイプです。

 

表面はサラサラした素材となっており、スムーズなカーソル操作が可能です。また、クリックボタンの完成度も高く、やや押し込む必要があるものの、カチカチと応答性がよく、操作音も静か。一体型だと建付けが甘く、バタつくことがありますが、しっかり造りこまれているのは好印象ですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の12コア16スレッドCPU・Core i7-1260Pを搭載しています。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

ちなみに、ノート用の第12世代CPUには、Hシリーズ・Pシリーズ・Uシリーズの3タイプがあり、ちょうど中間のグレードとなります。

 

参考までに、前世代のCore i7-1165G7(4コア8スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約19%、マルチスコアは約41%も向上しています。ただ、スコアの伸びは控えめ。13インチのコンパクト&スリムボディのためか、性能がデチューンされている感じですね

なお、ライバルのRyzen 7 5800U(8コア16スレッド)と比較すると、シングルスコアは約20%上回っていますが、マルチスコアは約3%低くなっています。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。

 

内蔵グラフィックは、前世代から引き続き、高性能の”Iris Xe Graphics”を搭載しています。その性能はMX400に匹敵するレベルで、内蔵タイプにしては破格の性能となっています。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy174615565734
Night Raid15787201437094
Fire Strike44664906149691640
Sky Diver14190145151317913485
Cloud Gate198942718910260
Ice Storm9652111051366884

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測る定番ソフトです。

 

ブラウジングやオフィス作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、余裕でクリアしており、スコア5000台前半の非常に高いスコアをマーク。ゲーミングノートにも匹敵するほどで、動画・画像編集などヘビーな作業にもバッチリ対応できます。

ライバルと総合スコアで比較すると、Core i7-1165G7より約10%高く、Ryzen 7 5800Uよりも約5%下回っています。以前はRyzenシリーズに全く歯が立たなかったことを考えると、だいぶ進化していますね。

 

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

 

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSV/VCEでエンコードしています。なお、QSV/VCEはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。

 

H.2642Pass1PassQSV/VCE
Core i7-1260P28:0114:183:18
Core i7-1165G7 38:4219:392:47
Ryzen 7 5800U24:0112:173:10

まず軽めのH.264ですが、CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、Core i7-1165G7を圧倒しており、約27~28%早く変換を完了。一方、QSVでは逆転され、約15%差をつけられています。

なお、ライバルのRyzen 7 5800Uはさらにその上をいく時短効果で、ソフトウェアエンコードでは約14%、QSVでは約4%差をつけられています。

 

H.2652Pass1PassQSV/VCE
Core i7-1260P52:1626:213:52
Core i7-1165G71:01:3329:123:40
Ryzen 7 5800U41:2620:332:51

重量級のH.265でもCore i7-1165G7より早く変換を完了しますが、ソフトウェアエンコードでは約10~15%とその差がだいぶ縮まります。また、QSVでも両者の差が5%と小さくなります。

一方、Ryzen 7 5800Uとの差がかなり大きくなり、ソフトウェアエンコードでは約21~22%、QSVでも約26%にもなります。動画変換では、Ryzen 7の性能の高さが光ります。

 

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

 CR2→DNGCR2→JPEG
Core i7-1260P0:452:44
Core i7-1165G71:133:15
Ryzen 7 5800U1:053:48

動画変換から一転し、画像変換テストでは、Core i7-1260Pが圧倒的に有利。軽めのDNG変換で比較すると、Core i7-1165G7よりも約38%、Ryzen 7 5800Uよりも約31%早く変換を完了しています。

また、重量級のJPEG変換では、Core i7-1165G7よりも約16%、Ryzen 7 5800Uよりも約28%早く変換を完了しています。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

 最高品質標準品質低品質
フルHD87431040111128

内蔵グラフィックにしては非常に性能が高く、フルHD・最高品質でスコア8000台をマーク。AMDの”Radeon Graphics”よりもワンランク高い性能となっています。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ

 最高品質高品質標準品質
HD646181469886
フルHD377951456594

重めのゲームともなると、この通り、フルではスコア9000をクリアするのが厳しくなります。とはいえ、WXGAではしっかりクリア。以前の内蔵グラフィックでは考えられない、高いスコアをマークしています。

飛躍的な進化を遂げたIris Xe Graphicsですが、WUXGA(フルHD)でのゲーミングは、まだまだハードルが高い感じ。よくてドラクエ10やVALORANTなどの超軽量級ゲームに限られます。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは超容量の1TB SSDを搭載したシングルストレージ構成となっています。容量が非常に多く、動画や画像編集でも安心。SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。ちなみに、メーカーはサムスン製となっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の書き込み速度が4000MB/sオーバーと爆速。ただし、それ以外はGen.3タイプと同等レベルになっており、かなりムラッ気がありますね。Gen.4タイプにしては物足りない感じです。

ただし、SSDということで、実際の動作はとても快適。OSの起動からブラウジングや各種アプリの動作にいたるまでサクサク動きます。

 

温度

CINEBENCH R23実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

高性能の12コア16スレッドCPUですが、フルロード時でも60℃台と低めの温度をキープ。冷却性能の高さもさることながら、省エネのE-コアが多いこともあり、温度がさほど上がらない感じです。

 

動作音

CINEBENCH R23実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

50デシベルを超えるとノイズが気になるようになりますが、ピーク時で49.8デシベルをマーク。ファンは高速回転していますが、耳障りなノイズ感は控えめで、うるさく感じません。ノートPC標準レベルといったところですね。

ちなみに最小時では46.9デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:dynabook標準、トップクラスの電力効率
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約7時間30分と、モバイルノートの目安である10時間に届かず、どうにも物足りない感じ。

 

 

付属アプリの”dynabook settings”にて、ecoモードを設定できるので、出先でも使うならぜひ活用しましょう。

 

便利なユーティリティー機能

国内メーカーモデルらしく、各種アプリが充実しています。

 

 

パソコンの管理ツールとして”dynabook サービスステーション’が用意されています。PCのアップデートや、診断機能が用意されており、ハードウェアのトラブルはまずこのツールで解決できます。

 

 

また、おなじみCyberLinkの”PowerDirector”や”PhotoDirector”がインストールされており、動画や画像編集もお手の物。趣味で編集作業をやる方にはうれしい内容ですね。

 

 

”DTS”のサウンドシステムを採用しており、シーンに合わせて音質を変えられるほか、イコライザー機能で自分好みの音質にカスタマイズすることもできます。

その実力ですが、低音~高音までしっかり伸び、音質に厚みがるので迫力が感じられます。また、重低音に負けないのもグッド。さらに、サラウンドも効いているので、臨場感のあるサウンドを楽しめます。内蔵スピーカーにしては上々のクオリティですね

 

充実した保証&サポート

保証やサポートの充実ぶりもdynabookの魅力の一つです。

 

保証メニューには自然故障だけでなく、落下や水濡れなどの物損事故にも対応できる【dynabook プレミアム保証】を用意。物損保証は高くなりがちですが、価格は14,400円(3年版)~とかなり安め。最長5年まで延長でき、お気に入りの一台を末永く使うことができます。

持ち運びの際にうっかり落とした、コーヒーをこぼした…なんて場合には通常の保証だとカバーできず、修理費用も高額になりがち。それこそ新品1台分かかるなんてこともあります。。万が一のことを考えると、これはありがたいですね。

そのほか、使い方や技術的な質問に関する電話サポートはもちろん無料。また有償にはなりますが、出張サービスや引き取り点検サービスなども実施しており、初心者の方には特に安心です。

 

まとめ

13インチモデルで1kg以下、それも800g台というのは驚異的な軽さで、持ち運びがとてもラク。もちろん、各種耐久テストもクリアしており、タフさは折り紙付き。ただし、バッテリーの持ちがイマイチなのはネック。付属アプリでうまくカバーする必要があります。

また、手厚い保証やサポートも用意されており、持ち運ぶ機会の多いモバイルノートとの相性は◎。携帯性と保証のいずれも重視する方におすすめのモデルです

 

 

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