いまだにビジネスや学校などで絶大な支持をもつ「Microsoft Office」。
ディスクで販売されていたのは過去の話。最新版ではダウンロード販売になり、月額や年額プランも登場。さらにライセンスの種類が増え、そのぶん内容も複雑になり、非常にややこしくなっています。
ということで、オフィスの種類と内容をチェックしていきましょう。
Microsoft Officeのライセンスを徹底解説
ライセンス内容
特徴 | |
Office 365 | ・対応OS:Windows/Mac OS/iOS/Android ・契約タイプ:月間/年間契約 ・販売タイプ:ダウンロード ・最新バージョンへのアップグレード可 ・1ライセンスで最大6台までインストール可 (2台のPC、2台のタブレット、2台のスマートフォン) ・1TBの「OneDrive」クラウドストレージ ・Skypeから固定・携帯電話への通話が毎月60分間無料 ・テクニカルサポート無料 |
Office 2021 | ・対応OS:Windows/Mac OS ・契約タイプ:買い切り(永続ライセンス) ・販売タイプ:ダウンロード ・最新バージョンへのアップグレード不可 ・1ライセンスで最大2台のPCにインストール可 |
Office 2021 (プリインストール版) | パソコンに最初からインストールされているライセンス ・契約タイプ:買い切り(永続ライセンス) ・販売タイプ:プリインストール ・最新バージョンへのアップグレード不可 ・インストールされたPCのみ有効 |
製品価格
どこで購入するの?
Office 365とOffice 2021(プリインストール版を除く)はダウンロード販売です。とにかく安く購入したいということであれば「Amazon」での購入がオススメ。
返品ができるという点では公式の「Microsoftストア」もあり。インストールできない、期待通りに動作しないといったような場合、ダウンロード日から30日以内に限り返品をすることが可能です。
そして、プリインストール版のOffice 2021の場合、最初からパソコンにインストールされています。 プリインストール版は1台のみのライセンスという制約があるものの、その分とても安くなっています。
Office 365の価格
Office 365は「Office 365 Personal」という製品名で販売されています。基本は1年のライセンスですが、Microsoftストアのみ1ヶ月のライセンスを販売しています。
製品 | アプリ | Microsoftストア | Amazon |
Office 365 Personal (Windows10・11/Mac) | W/E/O/P/N/Pu/A | 1年間:12,984円 1ヶ月:1,284円 | 1年間:11,682円 |
アプリ略号
W:Word E:Exel O:Outlook P:Powerpoint N:OneNote Pu:Publisher(Windows PCのみ) A:Access(Windows PCのみ)
Office 2021の価格
Office 2021は「Office Personal 2021」や「Office Home & Business 2021」など、使えるアプリの種類によって製品を分けています。また、単品でも販売されています。
製品 | アプリ | Microsoftストア | Amazon |
セット売り | |||
Office Personal 2021 (Windows10・11) | W/E/O | 32,784円 | 29,502円 |
Office Home & Business 2021 (Windows10・11/Mac) | W/E/O/P/N | 38,284円 | 34,452円 |
Office Professional 2021 (Windows10・11) | W/E/O/P/N/Pu/A | 65,784円 | 59,202円 |
Office Home & Student 2021 for Mac | W/E/P/N | 26,184円 | 23,562円 |
単品 | |||
Word 2021 (Windows10・11/Mac) | W | 17,904円 | 14,652円 |
Exel 2021 (Windows10・11/Mac) | E | 17,904円 | 14,800円 |
PowerPoint 2021 (Windows10・11/Mac) | P | 17,904円 | 14,800円 |
Outlook 2021 (Windows10・11/Mac) | O | 17,904円 | 14,800円 |
Access 2021 (Windows10・11) | A | 17,904円 | 14,800円 |
Publisher 2021 (Windows10・11) | Pu | 17,904円 | 14,800円 |
結局何をどう選べばいいのか?
ライセンスの特徴と価格をチェックしたところで、それぞれどういう場面に向いているのかまとめてみましょう。
Office 365
- 短期間しか使わない
- 常に最新のofficeを使いたい
- タブレットやスマホでも使いたい
- 大容量のクラウドストレージが欲しい
1ヶ月ないし1年単位の契約なので、サービス内容が一番充実しています。また、短期間のニーズにこたえられるのも強みですね。
Office 2021
- 契約年数によってはおトクなケースも
- 単品のみ使う
単品しか使わない方はもちろん、契約年数によってはこちらがおトク。ワード・エクセル・パワーポイントだけ使うのであれば、3年目以降はOffice 2021 Home & Businessの方が安くすみます。
Office 365のサービス内容にあまり興味が無い方は検討してみてもいいでしょう。
Office 2021(プリインストール版)
- とにかく安い
- パソコン1台のみでオフィス作業をする
充実したサービスはなく、制限はあるもののとにかく安い!パソコンの新規購入時のみ選べるライセンスなので、おトクな機会をお見逃しなく。
大学生にはさらにおトクなライセンスが…
「Office 365 Education」「EES (Enrollment for Education Solutions/旧:キャンパスアグリーメント)」という言葉を知っていますか?
これは大学とMicrosoftが契約し、提供される特別なライセンスのこと。大学が購入したパソコンはもちろんのこと、個人購入のパソコンでも、無料もしくは特別価格にてOfficeを使うことができるのです。
やはり高い買い物ですから、使わない手はありませんよね。でも全ての大学が実施しているわけではないので注意!以下いずれかのやり方でチェックしてみましょう。
- office 365 Education にアクセスし、検索ボックスに大学のメールアドレスを入力してチェックします。
- googleなどの検索エンジンに「Office 365 Education」「EES」「キャンパスアグリーメント」+「大学名」を入力し、検索
大学ごとに使用ルールも異なるので、しっかり把握した上で使いましょう。