今回はデルの【New Dell G3 17プラチナ】をお借りしました。
デルのカジュアルゲーミングブランド【Gシリーズ】唯一の17インチノートで、高いコスパが魅力のGTX 1060搭載モデルをチェックしてみましょう 。
今回はデルの【New Dell G3 17プラチナ】をお借りしました。
デルのカジュアルゲーミングブランド【Gシリーズ】唯一の17インチノートで、高いコスパが魅力のGTX 1060搭載モデルをチェックしてみましょう 。
※2019年1月10日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。
エッジ加工やLEDイルミネーションなどは一切なし!
ゲーミングノートらしからぬ、ラウンドフォルム主体のシンプルなデザインです。また、ボディは非光沢処理がされており、落ち着いたイメージになっているのもポイント。クセが無く、使う人を選びません。
デザインもさることながら、ボディの厚さは25mmとスリムなため、大きさの割には野暮ったさが無く、スタイリッシュなのもいいですね。
ちなみに重さは、公式では最小重量3.27kgとなっていますが、実測では2943gと3kgを切っています。17インチノートにしてはかなり軽く、大画面モデルながら持ち運びしやすいというのは、大きなアドバンテージです。
実機ではオーソドックスなブラックですが、別に【リーコンブルー】のカラバリが用意されています。
ゲーミングノートで青系のカラバリはかなり貴重ですね。大人な感じのする渋めな色味となっており、センスの良さを感じさせます。
インターフェースは必要最低限のベーシックなラインナップです。
USBは全3ポート搭載。大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1ポートが2基、オーソドックスなUSB2.0が1基となっています。徐々に普及しつつある、小型&リバーシブルのType-Cポートは非搭載なのがちょっと残念です。
画像出力端子は現在主流のHDMIで、SDスロットをしっかり装備。派手さはありませんが、とりあえずこれだけあれば困ることはないでしょう。
ディスプレイサイズは大型の17.3インチです。15インチよりもゆったりしており、没入感も高く、ゲームの迫力はワンランク上です。なお、解像度は標準的なフルHDとなっています。
本モデルの写真ではありませんが、参考までに17・15インチモデルを比較してみるとこんな感じ。15インチよりも一回り大きいことがわかります。迫力の差は見た目以上に大きく、ゲーミング用ならあえて17インチを選ぶのもありです。
カジュアルモデルながら、なんとIPSパネルを搭載しています。コントラストが高く、発色に優れており、ゲームをきれいな映像で楽しむことができます。また、視野角が広いので、姿勢によって色味が変わらないのもいいですね。
17インチのワイドボディなので、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。なお、最近はやりのLEDは非搭載です。オプションで変更可能ですが、英語版のキーボードになるので注意。
一部キーが連結仕様になっていますが、基本的に配置そのものは素直です。キーピッチが約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔を確保しているので、まず誤爆の心配はありません。
キーストロークは、一般ノートそのものでやや浅め。ゲーミングノートにしてはやや物足りないですが、リニアな操作が可能と考えれば、これはこれであり。剛性がとても高いため、強めにタイピングしてもたわまず、安定性バツグンなのは好印象ですね。
ちなみに、キーボード面には市松模様がプリントされており、オシャレな仕上がりです。ヘアライン加工はよく見かけますが、市松模様はなかなかお目にかかれません。こういった遊び心はグッドですね。
タッチパッドの周囲はライトブルーで装飾されており、キーボード面の市松模様と同じく、芸が細かいです。
操作性もいいですね。適度にざらついた感じで、スムーズで確実なカーソル操作が可能です。クリックボタンも軽い力で反応し、動作音も静かなので、快適そのもの。
電源ボタンにWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載しています。パスワードをわざわざ入力せずスムーズにログインすることができ、作業効率もはかどります。
カジュアルモデルだと省略されがちな機能なだけに、これはありがたいですね。
サウンドエンジン「Waves MaxxAudio Pro」が標準で搭載されています。イコライザーやサラウンド機能など必要なものは一通り搭載されおり、ご覧の通りかんたんに調整することができます。
スピーカーの性能ですが、中音域メインで軽めの音質です。あくまでも内蔵なのでの性能はそれなり。機能を最大限生かすのであれば、別途スピーカーやヘッドセットを用意してあげましょう。
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
このモデルでは【Max-Q版】GTX 1060を搭載しています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのこと。
オリジナルのGTX 1060と基本的な仕様は共通していますが、Max-Qでは動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや低めになっています。
最近では搭載モデルがかなり増えていますが、果たしてその性能やいかに!?
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
このモデルでは、インテルのノート用ハイエンドCPU【Core i7-8750H】を搭載しています。
Core i7-8750Hは第8世代「Coffee Lake-H」のCPUで、デスクトップと同じく6コア12スレッドになり大幅にパワーアップ。前世代の4コア8スレッドCPU・Core i7-7700HQと比較してみると、約43%も性能が向上しています。
マルチコア・スレッドを生かし、ゲームはもちろん、実況配信や動画編集など様々な場面で実力を発揮します。
ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・最高品質でスコア10929(非常に快適)とスコア9000を超え、平均60fpsをキープしつつ快適にプレイ可能です。
「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価&平均60fps以上でプレイできます。
FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 | |
フルHD | 4358 | 5796 | 7690 |
FF14よりもグッと重くなり、軽量品質でやっとこさスコア6000を超えてきます。美麗なグラフィックを楽しみたいのであれば、やはり標準品質を死守したいところですが、その場合はGTX 1070以上が必要になります。
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 62(56)fps | 68(62)fps | 87(66)fps | 92(71)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重いゲームながら、最高設定でも平均60fpsをキープできます。高設定にすれば、平均・最低ともに60fpsを超えるので、さらに安定してプレイできます。高設定以上だと画質がかなりきれいになるので、これは嬉しいですね。
ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:超高/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)
プレイモード:Blackout
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 85(68)fps | 92(77)fps | 99(81)fps | 110(92)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
フレームレートの変動が激しく、中庸なfpsをピックアップしました。しっかり最適化されており、超高設定でも平均60fpsを大幅に超えるド安定ぶりです。中設定ならほぼ100fpsとなり、申し分のない安定感を発揮します。
無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 78(66)fps | 102(87)fps | 156(114)fps | 179(134)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
軽いゲームということもあり、fpsがよく伸びますね。エピックも余裕で、高設定なら平均100fpsをキープできます。
やや軽めのゲームです。スコア7000以上で【とても快適】となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。
フルHD・最高品質でスコア10527(とても快適)と高いスコアをマーク。
こちらは軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア2700以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア34607とこちらも非常に高いスコアです。
こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000以上で平均60fpsをキープできます。
フルHDでスコア25657と余裕のハイスコアで、高グラフィックバージョンの「High Grade Edition」もプレイ可能です。
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。このレベルならもはや朝飯前です。
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。
通常のGTX 1060との差ですが、Time Spyで約2%、Fire Strikeで約4%程度と、ほぼ互角といってもいいでしょう。
現状ではしっかり最適化されており、通常版・Max-Q版の違いを気にする必要はありません。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Time Spy Extreme | 1730 | 1638 | 2548 | ー |
Time Spy | 3861 | 3643 | 5854 | ー |
Night Raid | 5766 | 5428 | 8917 | ー |
Fire Strike Ultra | 2600 | 2504 | 15778 | 1324 |
Fire Strike Extreme | 5153 | 5287 | 15811 | 2341 |
Fire Strike | 10087 | 11354 | 15729 | 4248 |
Sky Diver | 27971 | 36725 | 13413 | 24121 |
Cloud Gate | 31208 | 78879 | 10018 | ー |
Ice Storm | 94650 | 117914 | 55989 | ー |
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは256GB SSD+2TB HDDのデュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、データ類はHDDに入れる使い分けができ、とても便利です。SSDの容量も256GBあるので、多くゲームを入れられるのもいいですね。
SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、メーカー定番の東芝製です。
肝心の速度ですが、特に読み込みが早く、シーケンシャル(連続データ)では1000オーバーとなっています。書き込みは通常のSSDレベルで、そこそこといったところでしょうか。体感としては、ゲームのロード時間は短く、各種アプリの動作もサクサクで快適そのもの!
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
CPUの温度は瞬間的に跳ね上がるものの、70℃台をきっちりキープしています。6コア12スレッドのマルチコアCPUながらよく冷えています。GPUもMax-Q版ということもあり、同じく70℃台とこちらも上々の冷え具合。
ゲーミングモデルのように大型の排気グリルや通気口はありませんが、問題なく冷却できていることがわかりますね。
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ
ピーク時では53デシベルと、GPU搭載モデルでは標準的な数値となっています。ファンの風切り音はそれなりに大きいですが、耳障りな甲高いノイズは控えめ。十分許容範囲内です。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
落ち着きのある高い質感のボディに、遊び心のある市松模様を配したデザイン。さらに指紋認証センサーを搭載するなど、カジュアルモデルらしからぬ高い完成度が魅力的のモデルです。
また、最新のゲームをフルHDで動かせる高いパフォーマンスはもちろん、16GBメモリにデュアルストレージの充実した初期構成となっており、性能面も申し分なし。
そして何より価格が安く、この内容で13万円台と革命的な価格を実現!17インチのGTX 1060搭載モデルならまず選びたい、高コスパマシンですね。
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