New Dell G3 17プラチナをレビュー 圧倒的コスパ!Max-Q版GTX 1060を搭載した大画面の17インチノート

今回はデルの【New Dell G3 17プラチナ】をお借りしました。

デルのカジュアルゲーミングブランド【Gシリーズ】唯一の17インチノートで、高いコスパが魅力のGTX 1060搭載モデルをチェックしてみましょう 。

 

スペック

 New Dell G3 17
カラーブラック/リーコンブルー
サイズW415.4×D279.2×H25mm
重量約3.27kg
OSWindows 10 Home(64ビット)
CPUCore i7-8750H
(6コア12スレッド 2.2/最大4.1GHz)
メモリ16GB(8GB×2、DDR4-2666)
ストレージ256GB SSD(PCIe NVMe)+2TB HDD
グラフィクスGTX 1060 Max-Q(GDDR5 6GB)
ディスプレイ17.3インチ、フルHD(1920×1080)、
IPSパネル、ノングレア
インターフェースUSB3.1 Gen.1×2、USB2.0、
HDMI 2.0、SDスロット、
マイク入力/ヘッドフォン出力、
LANポート
光学ドライブ×
カメラHD(720p)Webカメラ
スピーカーステレオスピーカー
(Waves MaxxAudio Pro)
キーボード日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
保証1年(最大4年)
価格【クーポン利用】
169,980円(税・送料込)~
135,894円(税・送料込)~
付属品・ACアダプター(590g)
・電源ケーブル(105g)
・各種マニュアル

※2019年1月10日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

落ち着きのあるデザイン

エッジ加工やLEDイルミネーションなどは一切なし!

ゲーミングノートらしからぬ、ラウンドフォルム主体のシンプルなデザインです。また、ボディは非光沢処理がされており、落ち着いたイメージになっているのもポイント。クセが無く、使う人を選びません。

 

デザインもさることながら、ボディの厚さは25mmとスリムなため、大きさの割には野暮ったさが無く、スタイリッシュなのもいいですね。

ちなみに重さは、公式では最小重量3.27kgとなっていますが、実測では2943gと3kgを切っています。17インチノートにしてはかなり軽く、大画面モデルながら持ち運びしやすいというのは、大きなアドバンテージです。

 

リーコンブルーも選択可能

実機ではオーソドックスなブラックですが、別に【リーコンブルー】のカラバリが用意されています。

ゲーミングノートで青系のカラバリはかなり貴重ですね。大人な感じのする渋めな色味となっており、センスの良さを感じさせます。

 

ベーシックなインターフェース

インターフェースは必要最低限のベーシックなラインナップです。

 

USBは全3ポート搭載。大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1ポートが2基、オーソドックスなUSB2.0が1基となっています。徐々に普及しつつある、小型&リバーシブルのType-Cポートは非搭載なのがちょっと残念です。

 

画像出力端子は現在主流のHDMIで、SDスロットをしっかり装備。派手さはありませんが、とりあえずこれだけあれば困ることはないでしょう。

 

ディスプレイ&キーボード

IPSパネル搭載

ディスプレイサイズは大型の17.3インチです。15インチよりもゆったりしており、没入感も高く、ゲームの迫力はワンランク上です。なお、解像度は標準的なフルHDとなっています。

 

本モデルの写真ではありませんが、参考までに17・15インチモデルを比較してみるとこんな感じ。15インチよりも一回り大きいことがわかります。迫力の差は見た目以上に大きく、ゲーミング用ならあえて17インチを選ぶのもありです。

 

カジュアルモデルながら、なんとIPSパネルを搭載しています。コントラストが高く、発色に優れており、ゲームをきれいな映像で楽しむことができます。また、視野角が広いので、姿勢によって色味が変わらないのもいいですね。

 

シンプルなキーボード

17インチのワイドボディなので、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。なお、最近はやりのLEDは非搭載です。オプションで変更可能ですが、英語版のキーボードになるので注意。

 

一部キーが連結仕様になっていますが、基本的に配置そのものは素直です。キーピッチが約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔を確保しているので、まず誤爆の心配はありません。

 

キーストロークは、一般ノートそのものでやや浅め。ゲーミングノートにしてはやや物足りないですが、リニアな操作が可能と考えれば、これはこれであり。剛性がとても高いため、強めにタイピングしてもたわまず、安定性バツグンなのは好印象ですね。

ちなみに、キーボード面には市松模様がプリントされており、オシャレな仕上がりです。ヘアライン加工はよく見かけますが、市松模様はなかなかお目にかかれません。こういった遊び心はグッドですね。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドの周囲はライトブルーで装飾されており、キーボード面の市松模様と同じく、芸が細かいです。

操作性もいいですね。適度にざらついた感じで、スムーズで確実なカーソル操作が可能です。クリックボタンも軽い力で反応し、動作音も静かなので、快適そのもの。

 

指紋認証センサー搭載

電源ボタンにWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載しています。パスワードをわざわざ入力せずスムーズにログインすることができ、作業効率もはかどります。

カジュアルモデルだと省略されがちな機能なだけに、これはありがたいですね。

 

Waves MaxxAudio Pro搭載

サウンドエンジン「Waves MaxxAudio Pro」が標準で搭載されています。イコライザーやサラウンド機能など必要なものは一通り搭載されおり、ご覧の通りかんたんに調整することができます。

スピーカーの性能ですが、中音域メインで軽めの音質です。あくまでも内蔵なのでの性能はそれなり。機能を最大限生かすのであれば、別途スピーカーやヘッドセットを用意してあげましょう。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

Max-Q版GTX 1060搭載

このモデルでは【Max-Q版】GTX 1060を搭載しています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのこと。

オリジナルのGTX 1060と基本的な仕様は共通していますが、Max-Qでは動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや低めになっています。

最近では搭載モデルがかなり増えていますが、果たしてその性能やいかに!?

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

このモデルでは、インテルのノート用ハイエンドCPU【Core i7-8750H】を搭載しています。

Core i7-8750Hは第8世代「Coffee Lake-H」のCPUで、デスクトップと同じく6コア12スレッドになり大幅にパワーアップ。前世代の4コア8スレッドCPU・Core i7-7700HQと比較してみると、約43%も性能が向上しています。

マルチコア・スレッドを生かし、ゲームはもちろん、実況配信や動画編集など様々な場面で実力を発揮します

 

FF14

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

 

結果はフルHD・最高品質でスコア10929(非常に快適)とスコア9000を超え、平均60fpsをキープしつつ快適にプレイ可能です。

 

FF15

「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価&平均60fps以上でプレイできます。

FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。

 高品質標準品質軽量品質
フルHD435857967690

FF14よりもグッと重くなり、軽量品質でやっとこさスコア6000を超えてきます。美麗なグラフィックを楽しみたいのであれば、やはり標準品質を死守したいところですが、その場合はGTX 1070以上が必要になります。

 

BATTLEFIELD V

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)

  プレイモード:コンクエスト

 最高
フルHD62(56)fps68(62)fps87(66)fps92(71)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重いゲームながら、最高設定でも平均60fpsをキープできます。高設定にすれば、平均・最低ともに60fpsを超えるので、さらに安定してプレイできます。高設定以上だと画質がかなりきれいになるので、これは嬉しいですね。

 

Call of Duty: Black Ops 4

ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:超高/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)

  プレイモード:Blackout

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 超高
フルHD85(68)fps92(77)fps99(81)fps110(92)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

フレームレートの変動が激しく、中庸なfpsをピックアップしました。しっかり最適化されており、超高設定でも平均60fpsを大幅に超えるド安定ぶりです。中設定ならほぼ100fpsとなり、申し分のない安定感を発揮します。

 

Fortnite(フォートナイト)

無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:エピック/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 エピック
フルHD78(66)fps102(87)fps156(114)fps179(134)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

軽いゲームということもあり、fpsがよく伸びますね。エピックも余裕で、高設定なら平均100fpsをキープできます

 

ドラゴンズドグマ オンライン

やや軽めのゲームです。スコア7000以上で【とても快適】となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。

フルHD・最高品質でスコア10527(とても快適)と高いスコアをマーク。

 

PSO2

こちらは軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア2700以上で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHD・設定6でスコア34607とこちらも非常に高いスコアです。

 

モンスターハンターフロンティアZ

こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000以上で平均60fpsをキープできます。

フルHDでスコア25657と余裕のハイスコアで、高グラフィックバージョンの「High Grade Edition」もプレイ可能です

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。このレベルならもはや朝飯前です。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。

通常のGTX 1060との差ですが、Time Spyで約2%、Fire Strikeで約4%程度と、ほぼ互角といってもいいでしょう。

現状ではしっかり最適化されており、通常版・Max-Q版の違いを気にする必要はありません

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy
Extreme
173016382548
Time Spy386136435854
Night Raid576654288917
Fire Strike
Ultra
26002504157781324
Fire Strike
Extreme
51535287158112341
Fire Strike1008711354157294248
Sky Diver27971367251341324121
Cloud Gate312087887910018
Ice Storm9465011791455989

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは256GB SSD+2TB HDDのデュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、データ類はHDDに入れる使い分けができ、とても便利です。SSDの容量も256GBあるので、多くゲームを入れられるのもいいですね。

SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、メーカー定番の東芝製です。

肝心の速度ですが、特に読み込みが早く、シーケンシャル(連続データ)では1000オーバーとなっています。書き込みは通常のSSDレベルで、そこそこといったところでしょうか。体感としては、ゲームのロード時間は短く、各種アプリの動作もサクサクで快適そのもの!

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

CPUの温度は瞬間的に跳ね上がるものの、70℃台をきっちりキープしています。6コア12スレッドのマルチコアCPUながらよく冷えています。GPUもMax-Q版ということもあり、同じく70℃台とこちらも上々の冷え具合。

ゲーミングモデルのように大型の排気グリルや通気口はありませんが、問題なく冷却できていることがわかりますね。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

ピーク時では53デシベルと、GPU搭載モデルでは標準的な数値となっています。ファンの風切り音はそれなりに大きいですが、耳障りな甲高いノイズは控えめ。十分許容範囲内です。

なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

まとめ

落ち着きのある高い質感のボディに、遊び心のある市松模様を配したデザイン。さらに指紋認証センサーを搭載するなど、カジュアルモデルらしからぬ高い完成度が魅力的のモデルです。

また、最新のゲームをフルHDで動かせる高いパフォーマンスはもちろん、16GBメモリにデュアルストレージの充実した初期構成となっており、性能面も申し分なし。

そして何より価格が安く、この内容で13万円台と革命的な価格を実現!17インチのGTX 1060搭載モデルならまず選びたい、高コスパマシンですね

【New Dell G3 17プラチナ】を購入する

 

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