パソコン工房 LEVEL-17FG102-i9K-VOPVIをレビュー もはやデスクトップ!?Core i9&RTX 2080を搭載したウルトラゲーミングノート

今回はパソコン工房の【LEVEL-17FG102-i9K-VOPVI】をお借りしました。

ゲーミングノートにデスクトップ用のCore i9とRTX 2080を搭載!さながらデスクトップな最強モデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 LEVEL-17FG102-i9K-VOPVI
サイズW418×D296×H41mm
重量約4.35Kg(実測4263g)
OSWindows 10 Home(64ビット)
CPUCore i9-9900K
・8コア16スレッド
・定格3.6/最大5.0GHz
メモリ32GB(16GB×2、DDR4-2400)
ストレージ500GB SSD(PCIe NVMe)+1TB HDD
グラフィクスRTX 2080(GDDR6 8GB)
ディスプレイ17.3インチ、フルHD、ノングレア、
144Hz、G-Sync
インターフェースThunderbolt 3ポート(Type-C)、
USB3.1 Type-C、
USB3.0 Type-A×4、HDMI、
Mini DisplayPort 1.4、マイク入力、
ヘッドフォン出力、ライン入力、
ラインアウト、1LANポート、
SDスロット
光学ドライブ×
カメラ200万画素
スピーカー内蔵ステレオスピーカー
キーボード日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
保証1年(最大4年)
価格346,980円(税込)~
付属品・ACアダプター(1240g)
・電源ケーブル(171g)
・各種マニュアル

※2019年7月7日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

戦闘機のようなデザイン

直線主体のフォルムにエッジ加工をふんだんに取り入れ、スピード感のあるデザインに仕上げています。

 

背面の排気グリルはボディから大きくせり出し、さながら戦闘機のようですね。グリルも複雑なエッジ加工が施され、見ていて飽きません。

 

ボディはオーソドックスな樹脂製で、とかく単調になりがちですが、ヒンジ付近がヘアライン調のパネルで装飾されているのは◎。

 

また細部の造形も凝っており、電源ボタン周りもヘアライン調のパネルで装飾され、左右のスピーカーも立体的な造形&パンチ加工で躍動感を感じさせます。

 

熱くなりがちなゲーミングノートですが、底面をアップするとこの通り、通気口が大きく確保されており、吸排気はとてもスムーズ。内部に熱がこもる心配はありません。

 

存在感のある大型ボディ

見るからに大きいボディですが、17インチモデルの中でも特に大きく、横幅は40cmオーバー。ボディの厚さも4.1cmと、存在感バツグン!

 

その重さは実測で4263gと重量級。サイズも重さもハイエンドモデルの貫禄十分ですね。これはもう、戦闘機というより爆撃機に近い感じです。

 

充実したインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものを含め、非常に充実しています。

 

USBは左右あわせて6ポート搭載しています。最新のUSB3.1と従来の3.0規格に、小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用し、どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップです。

 

中でもType-Cポートは、高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能な【USB3.1 Gen.2規格】で、40Gbpsの超高速転送ができる【Thunderbolt 3】にも対応する最新規格となっています。

さらにSDスロットのほか、マイク入力・ヘッドフォン出力・ライン入力・ラインアウトまでそろっており、まさにオールスターの内容です。

 

ポートの配置もよく考えられています。画像端子と電源ポートが背面に搭載されており、有線マウスやLANケーブルと干渉しないようになっています。これらは特にかさばるので、混線しないのはありがたい限りです。

それだけに、LANポートも後ろに回してくれればなおよかったですね。

 

ディスプレイ&キーボード

フル装備の高性能ディスプレイ

ディスプレイは大型の17.3インチ・フルHDディスプレイを搭載。15.6インチよりも一回り大きく、没入感はだんぜん上。ゲーミングであれば、ぜひ選びたいところ。

 

映像描写のクオリティは非常に高く、高いコントラストと美しい発色でゲームにうってつけです。おまけに視野角も広く、横から覗いても色むらはほとんどなし。パネルの種類こそ不明ですが、IPSパネルに近い品質ですね。

 

ハイエンドモデルらしくゲーミングに特化したディスプレイを搭載しており、144Hzの高リフレッシュレート出力に対応しています。

144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上。高速描写が可能なその分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです。

 

さらに【G-Sync】にも対応。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーム環境を実現します。

ちなみに、映り込みの少ないノングレアタイプなので反射が少なく、ゲームに集中できるのもいいですね。

 

テンキー付きキーボード搭載

大型の17インチモデルということで、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。もちろん、華やかなフルカラー仕様となっています。

 

キー配置はすき間なく整然と並べられており、基本的には素直です。ただ、”Enter”周りのキーが通常の半分程度と小さく、文字入力でよく使うキーもあるだけに、慣れるまでは誤爆に注意。

ちなみに、キーピッチそのものは約19mmとデスクトップ並みの間隔を確保しており、ゆとりはあります。また細かいですが、ゲームでよく使う”W・A・S・D”の部分が白枠で強調され、視認性が高くなっているのもグッド。

 

キーストロークはかなり深く、やわらかめの打鍵感です。素早い応答性もさることながら、キーボード面の剛性も高く、ゲーム操作はド安定そのものです。

ちなみにLEDの発色ですが、キートップが透過処理されていないオーソドックスなタイプなので、控えめな感じです。

 

指紋認証センサー付きタッチパッド

タッチパッドはパッド部分とクリックボタンが独立した、分離型を採用しています。

 

パッド部分はややざらついた材質で、滑りすぎず的確なカーソル操作が可能です。なによりクリックボタンの完成度が高く、スコスコ…と軽い力で操作でき、しかも静か。クセになりそうな感触です。

ちなみに、パッド部分の左上は指紋認証センサーとなっています。わざわざパスワードを入力することなく、ワンタッチでログインできるのでとても便利です。

 

便利なユーティリティーアプリを完備

ゲーミングノートらしく【CONTROL CENTER】を搭載しています。PCのモニタリングや機能の設定を直感的にできる便利なアプリです。

 

キーボードのカラーやエフェクトの変更や、キーボードマクロなどをかんたんに設定することができます。なお、キーボードカラーはキー単位ではなく、ブロック単位での変更に対応しています。

 

 

本格的な機能として、CPU・GPU・メモリのオーバークロックに対応しており、さらに性能を引き出すことも可能です。ただし、自己責任での作業になるので、オーバークロックで故障した場合には保証対象外となる点に注意。

オーバークロックしなくても性能は十分に高いので、無理に設定する必要はありません。

 

また、サウンドエンジンに【Sound BLASTER X Pro-Gaming】を採用しています。サラウンド設定や各種イコライザで、迫力のあるサウンドに接っていすることができます。

なお内蔵スピーカーの音質ですが、中音・高音域メインで迫力不足ですね。いかにもなすごい音が出そうな感じですが、やはり内蔵スピーカーでは限界があります。

 

ベンチマーク

実機ではフルHDディスプレイを搭載していますが、外部モニターでの使用も想定してWQHDや4Kでもベンチマークを測定しています。

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 2080搭載

最新のNVIDIA製ハイスペックGPU【RTX 2080】を搭載。”Turing”アーキテクチャを採用することで大幅にパワーアップし、GTX 1080を大きく超える性能に進化しています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。

Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

ほぼGTX 1080 Tiという高いスコアをマークし、Time Spyでは約10%ほど性能が高くなっています。最新のDirectX 12環境に強く、今後さらに期待が持てる性能ですね。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal5803
Time Spy
Extreme
455045544532
Time Spy9797973410170
Night Raid5342611206513474
Fire Strike
Ultra
58805677231713178
Fire Strike
Extreme
1109011362230695663
Fire Strike2144925543228629348
Sky Diver51486829082019933895
Cloud Gate5476014571217195
Ice Storm18914241692164949

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUは最新のインテル第9世代【Core i9-9900K】を搭載しています。デスクトップ用の8コア16スレッドCPUということで、ノート用のCPUとは比較にならないほどの高い性能が特徴です。

メジャーなノート用6コア12スレッドCPU・Core i7-8750Hよりも約72%性能が高く、まさに圧倒的。ゲームはもちろん、動画や画像編集などのクリエイティブ用途にも最適です。

 

FF14

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4KWQHDフルHD
75591471017444

いずれも最高品質での結果となります。フルHD・WQHDはもちろん余裕ですが、4Kはさすがにスコア9000に届かず。

なお、ワンランク下の高設定に落とせばスコア11386をマークし、快適に楽しむことができます。グラフィックの劣化も少ないので、4Kで楽しみたい方はぜひおススメ。

 

FF15

「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価&平均60fps以上でプレイできます。

FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。

 

通常モード

 高品質標準品質軽量品質
フルHD98601336616582
WQHD7070935512481
4K413247826610

かなり重いゲームですが、WQHDまでならスコア6000オーバーはラクラク。4Kではかなり落ち込みますが、軽量品質ならスコア6000を超え、地力の高さをうかがわせます。

次にRTXシリーズの新兵器【DLSSモード】を有効にしたスコアをチェックしてみましょう。

 

DLSSモード

 高品質標準品質低品質
4K423959346811

このモードでは4K固定となり、高品質・標準品質・低品質で測定してみました。

DLSSがしっかり効いており、特に標準品質では約24%もパフォーマンスが伸びています。高品質・標準品質ともにスコア6000に届かないものの、フレームレートのアシスト機能と考えれば十分な結果でしょう。

 

BATTLEFIELD V

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)

  プレイモード:コンクエスト

 最高
フルHD115(101)fps130(112)fps151(124)fps166(137)fps
WQHD92(81)fps106(91)fps122(98)fps140(115)fps
4K55(48)fps60(56)fps71(63)fps88(80)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

フルHDとWQHDなら平均100fpsをキープでき、安定感はバツグン!さらに、4K・高設定で平均60fpsをキープできる頼もしい性能です。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

 最高
フルHD67(58)fps72(64)fps88(79)fps101(88)fps
WQHD52(42)fps56(49)fps70(64)fps77(69)fps
4K30(28)fps35(32)fps44(36)fps48(40)fps

こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。

負荷が非常に高く、fpsはガクッと落ち込んでしまいます。グラフィックのクオリティという点では、フルHDが実用的です。

 

DirectX 12+RT+DLSS

 最高
WQHD66(60)fps72(65)fps82(70)fps87(75)fps
4K42(39)fps46(43)fps55(49)fps58(50)fps

RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。DLSSはグラボのグレードによって有効にできる解像度が異なり、RTX 2080ではWQHDと4Kのみ対応しています。

RTオンリーの時に比べ、最大約40%もパフォーマンスが向上し、WQHD・最高設定で平均60fpsを超えるようになりました。4Kはやはり厳しいですが、このパフォーマンスはなかなか魅力的です。

ちなみに、DLSSのデメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものでしょうか。凝視しないとわからないレベルなので、DLSSをぜひ活用しましょう。

 

Call of Duty: Black Ops 4

ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:超高/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)

  プレイモード:Blackout

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 超高
フルHD183(148)fps189(154)fps197(168)fps206(171)fps
WQHD131(111)fps139(115)fps148(128)fps156(132)fps
4K67(60)fps71(60)fps77(65)fps81(70)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。フレームレートの変動が激しく、中庸なfpsをピックアップしました。

軽いゲームというわけではないのですが、4Kでも余裕でプレイできます。フルHD・WQHDなら144Hzディスプレイをきっちり生かすことができます。

 

Rainbow Six Siege

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

 最高超高
フルHD297(265)fps316(291)fps325(294)fps337(308)fps380(335)fps
WQHD222(197)fps231(207)fps252(223)fps281(246)fps335(284)fps
4K120(101)fps125(106)fps138(126)fps159(148)fps191(178)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

軽いゲームなだけあり、4Kでも144Hzディスプレイを生かせます

 

Apex Legends

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)

  APEXゲーム(本編)

 最高
フルHD143(133)fps143(143)fps
WQHD125(103)fps135(120)fps
4K76(64)fps86(68)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

こちらも軽いゲームなので、WQHDまでなら平均100fpsは余裕です。4Kではガクッとfpsが落ち込みますが、それでも平均60fps以上はラクラク。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 エピック
フルHD167(137)fps197(151)fps231(162)fps360(275)fps
WQHD110(94)fps153(123)fps214(153)fps336(274)fps
4K51(44)fps72(60)fps115(98)fps233(185)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

4Kでも高設定までなら余裕で平均60fpsをキープ。WQHDでも設定によっては144Hzディスプレイをきっちり生かすことができる頼もしい性能です。

 

Anthem

”Dragon Age”をはじめRPGゲームで定評のある【BioWare】が手掛けたMORPGです。パワードスーツ”ジャベリン”を駆使した戦闘の自由度が非常に高く、地上戦・空中戦は思いのまま。空中戦ではホバリングまでできるので、立体的なアクションを思う存分楽しめます。

広大なマップと高いアクション性のため、かなりグラフィックの負荷が重く、相応のマシンスペックが必要になります。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリープレイ

通常モード

 ウルトラ
フルHD95(76)fps101(79)fps111(82)fps115(88)fps
WQHD74(56)fps79(67)fps98(84)fps107(85)fps
4K41(37)fps45(39)fps51(43)fps58(52)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

最適化が入ってfpsが伸びやすくなり、フルHDで平均100fpsも射程圏内に入りました。ワンランク上のWQHDでも平均60fpsを大きく超える安定ぶりです。ただし、相変わらず4Kは厳しいですね。

 

DLSSモード

 ウルトラ
WQHD79(70)fps82(72)fps101(88)fps106(92)fps
4K56(52)fps61(54)fps64(59)fps67(60)fps

AnthemもDLSSに対応するようになりました。機能を有効にできるのは、WQHD・UWQHD・4Kのみとなっており、フルHDは対象外となっています。

このゲームでもDLSSモードがしっかり効いており、最大37%もパフォーマンスが向上!4K・高設定で平均60fpsに届くようになりました。WQHDでの伸びがイマイチですが、かなり頼りになる機能ですね。

 

モンスターハンターワールド

言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリークエスト

 最高
フルHD97(73)fps130(104)fps141(113)fps150(133)fps
WQHD62(48)fps91(79)fps98(81)fps152(133)fps
4K30(25)fps42(36)fps48(42)fps105(84)fps

Anthemよりも重いですが、平均60fpsを超えるのはWQHDまでというのは変わりません。

このゲームの特徴として、設定を落とすとパフォーマンスがグンと向上します。画質面の劣化も少なく、フルHD・高設定なら144Hzディスプレイを生かすことができます。安定性重視ならおすすめです。

以下軽めの国産ゲームをチェックしていきましょう。

 

PSO2

エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

4KWQHDフルHD
253766701782086

いずれも設定6での結果となりますが、4Kでのプレイもラクラクです。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

4KフルHD
2163422455

4Kでもスコア20000オーバーとカンスト寸前です。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは500GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、データ類はHDDに入れるという便利な使い分けができ、とても便利です。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを搭載しており、インテルの定番モデル【660Pシリーズ】を採用しています。

実際の速度ですが、特にシーケンシャル(連続データ)の読み込みが早く、1000オーバーをマーク。それ以外はNVMeタイプの標準的な速さとなっており、派手さは無いものの、手堅いSSDということができます。

ともあれ、SSDともなると数値の差を体感することはできず、ゲームのロードをはじめ、ブラウジングや各種アプリの動作もサクサクで快適そのもの!

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

8コア16スレッドデスクトップ用CPUをそのまま搭載していますが、60℃台の低い温度をキープ。また、GPUも70℃後半とハイエンドグラボとは思えない温度で、ハイエンドノートとは思えない温度の低さです。

冷却システムがしっかり機能しているのはもちろん、肉厚ボディで大分冷却に余裕があるようです。ただ、ノイズはなかなか大きいです。。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ノイズはピーク時で57.6デシベルと55デシベルを大きく超え、豪快なファンの風切り音がかなり気になります。ゲーム中はヘッドセットが欲しくなるレベルですね。冷却性能は優秀ですが、ノイズと見事にトレードオフの関係になっています。

なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

ちなみに、ピーク時のノイズはあくまでもデフォルト設定の場合での結果です。先に紹介した”CONTROL CENTER”では、温度に応じたファンの回転数をグラフ形式にて設定できるので、調整してみるのもいいでしょう。

 

おすすめカスタマイズ

非常に初期構成が充実しており、基本的にはカスタマイズの必要はありません。あえてということであれば、グリスくらいのものでしょうか。

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まとめ&関連モデル

何といってもやはり性能の高さですね。Core i9がRTX 2080の性能をしっかり引き出し、4Kでもゲームを楽しめる高いパフォーマンスは、デスクトップそのもの。ノートでこの性能を叩き出すとはすごい時代になったものですね。

もちろんG-Sync対応144Hzディスプレイや大容量メモリ&高速SSDなど、装備面も万全。スピード感あふれる重厚ボディも相まって、ハイエンドモデルの貫禄バツグンです。

そして何より、圧倒的に安く高コスパ!RTX 2080搭載モデルなら一にも二にもまずおすすめのモデルです。

 

LEVEL-17FG102-i7K-VORVI

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
17.3インチ フルHD ノングレア 144Hz
■CPU:Core i7-9700K
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラボ:RTX 2080
■ストレージ:SSD 250GB+HDD 1TB
■価格:294,980円(税込)~

第9世代の8コアCPU・Core i7-9700K搭載バージョンです。予算重視ならおすすめ。

 

おすすめカスタマイズ

重量級のゲームが増えており、メモリは16GBあると安心。

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