今回はHPの【Pavilion Gaming 15-dk0000 クリエイターモデル】をお借りしました。
カジュアルゲーミングブランド”Pavilion Gaming”のゲーミングノートに新モデル登場。HPらしい洗練されたデザインが光る、GTX 1660 Ti搭載15インチモデルをチェックしてみましょう。
スペック
※2019年2月9日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
躍動感のあるデザイン
デザインは前モデルをベースに、しっかりブラッシュアップされています。
ボディの素材はオーソドックスな樹脂製です。よくあるシンプルな箱型タイプではなく、ヒンジ部分に傾斜がつけられた、スピード感のあるフォルムとなっています。
直線主体のボディにエッジ加工を随所に織り交ぜ、シャープでダイナミックなデザインに仕上げています。LEDイルミネーションなど装飾の類は一切省いており、質実剛健な印象を受けます。
排気グリルはさらに大型化&立体的な造形になり、グリル内部のフレームをX字にする凝りようです。前モデルより戦闘機らしいデザインとなっています。スタンダードモデルながら、しっかりデザインにこだわる姿勢は、さすがデザインのHPといったところ。
ボディはさらにコンパクト&スリムに進化。ディスプレイのベゼル(ふち)をさらに薄くすることで、横幅はさらに5mm圧縮され、厚さは最大3.5mmもスリムになり、スタイリッシュなフォルムに磨きがかかっています。
細部の完成度も◎
デザインだけでなく、細部のデザインまでしかっり造りこまれているのもポイント。
一般ノートのPavilionと同じ意匠になっており、スピーカー部は幾何学模様のアクセントがつけられています。しかもフラットではなく、凹凸のある立体的な造形に仕上げる手の込みようです。
さらに電源ボタンにはLEDのラインが内蔵され、ワンポイントアクセントとして華を添えています。
ポイントをおさえたインターフェース
インターフェースはポイントをおさえた、オーソドックスなラインナップとなっています。
USBは4ポート搭載しており、全てが大容量給電に対応したUSB 3.1 Gen.1規格となっています。ポートのバリエーションは、通常のType-A端子と小型&リバーシブルのType-C端子のどちらも搭載。これだけあれば周辺の機器の接続にはまず困りません。
画像出力にはメジャーなHDMIポート、そのほか地味に便利なSDスロットを装備しています。まさに教科書通りの内容ですね。
ディスプレイ&キーボード
IPSパネル搭載4Kディスプレイ
ディスプレイサイズは一般的な15.6インチで、4Kのウルトラ解像度となっています。
このイメージでは左端にフルHDのウインドウを表示していまが、フルHDの4倍ということで、これを4つも表示できるということですね。圧倒的な精度で、動画や画像編集に最適です。
パネルはコントラストが高く、発色に優れたIPSパネルを採用。美しい画面描写でゲームや動画鑑賞などエンターテインメントコンテンツを思う存分堪能できるほか、各種編集作業も捗ります。
さらに視野角も広いので、どの角度から見ても色むらはほぼ無し。申し分のないクオリティですね。
操作性の高いキーボード
15インチサイズということで、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。
横幅をしっかり活用しているため、キーピッチは19mmとデスクトップキーボード並みのゆとりを確保。さらにキー配置そのものも非常に素直で、連結キーなどなく整然と並べられており、誤爆の心配はまずありません。
キーストロークもこの通りかなり深く、反発感も高め。もちろん応答性も優れており、とっさの操作にもしっかり反応します。スコスコした操作感はちょっとクセになりそうな感じですね。
ゲーミングモデルのトレンドはバッチリ押さえており、白色LEDを内蔵しています。キートップの周りが透過処理されており、あふれ出さんばかりの華やかな輝きです。もちろん、ファンクションキーでON/OFFの切り替えができるので、LEDが苦手な方でも安心。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはオーソドックスな一体型のタイプですが、完成度は上々。タッチパッドはサラサラした素材となっており、指になじむ感じでカーソル操作はとてもスムーズです。
一体型だとクリックボタンがピンキリで心配になりますが、建付けはしっかりしており、バタつかず軽く押し込むだけで確実に反応します。動作音はカタカタ…という感じで、普通レベルといったところです。
便利なユーティリティー機能搭載
ゲーミングモデルということで、シンプルながらユーティリティー機能を搭載しています。
デンマークの高級オーディオメーカー【BANG & OLUFSEN】のサウンドエンジンを採用しています。スタンダードモデルということで、ライト版の【B&O Play】となっています。付属アプリで自分の好みのサウンドにチューニング点は本家と同じです。
スピーカーの音質ですが、内蔵タイプなので低音は弱く、中音メインで高音はそれなりですね。スピーカーがキーボード面に設置されているので、音がこもらず、臨場感があるのはグッドです。
パフォーマンスやファン設定を調整する機能も搭載していますが、ON/OFFのみのシンプルなもの。しかしこれがなかなか優秀でして、性能を引き出しつつ、それでいて静か。これはON一択ですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
CINEBENCH
3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルのノート用ハイスペックCPU【Core i7-9750H】を搭載しています。
前世代のCore i7-8750Hと同じく6コア12スレッド構成で、動作クロックとキャッシュ容量が強化されています。違いといえばそれくらいなので、この通り若干の性能アップにとどまっています。ともあれ、マルチコア&スレッドのパワーで、ゲームはもちろん、動画・画像編集など様々な場面でより高いパフォーマンスを発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DXR(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
このモデルでは、ミドルクラスGPUのGTX 1660 Ti(Max-Q)を搭載しています。その実力ですが、前世代のGTX 1060よりも大幅にパワーアップ。グラフィックスコアで比較すると、Fire Strikeでは約116%、Time Spyでは約137%の性能となり、フルHDでの安定性に磨きがかかっています。
その実力はRTX 2060に肉薄するレベルですが、GTX 1660 TiではDXRを効率的に処理する【RTコア】を搭載していないため、RTX 2060の半分程度にまでパフォーマンスが落ち込みます。また【Tensorコア】も非搭載なので、DLSSにも非対応となっています。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 1372 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2351 | 2315 | 2581 | ー |
Time Spy | 5070 | 4994 | 5553 | ー |
Night Raid | 22463 | 33130 | 7953 | ー |
Fire Strike Ultra | 2896 | 2745 | 14557 | 1619 |
Fire Strike Extreme | 5928 | 6068 | 14686 | 2868 |
Fire Strike | 11667 | 13125 | 14721 | 5443 |
Sky Diver | 25830 | 35681 | 11817 | 19998 |
Cloud Gate | 21679 | 36908 | 8870 | ー |
Ice Storm | 39851 | 37738 | 49571 | ー |
Max-Q版とは?
Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのこと。
オリジナルのGTX 1660 Tiと基本的な仕様は共通していますが、Max-Qでは動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能は低め。ただし、最近では最適化がしっかりされており、実際のゲームでは通常版に近いパフォーマンスを発揮します。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 12555 | 14125 | 15709 |
WQXGA | 7963 | 11102 | 13301 |
4K | 4220 | 6241 | 9773 |
フルHDにめっぽう強く、最高品質でもスコア10000を余裕で超え、安定性はバツグン。ワンランク上のWQXGAでもそれなりに伸びますが、スコア9000を超えるのは高品質までとなります。
ちなみに、通常版のGTX 1660 Tiとの性能差は10%程度となります。フルHDでも十分スコアが伸びており、Max-Q版でも全く問題ありません。
BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQXGA/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 72(67)fps | 82(75)fps | 96(79)fps | 102(72)fps |
WQXGA | 50(45)fps | 58(53)fps | 70(66)fps | 85(73)fps |
4K | 40(35)fps | 46(41)fps | 60(57)fps | 70(66)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。まず、通常のDirectX12バージョンからチェックしていきましょう。
重量級のゲームですが、フルHD・最高品質で平均60fpsを大きく超えてきます。さすがにフルHDでは安定感がありますね。WQXGAではガクッとfpsが落ち、画質を大幅に犠牲にする必要があります。
ちなみに、通常版のGTX 1660 Tiとの性能差ですが、やはり10%前後となります。FPSゲームでの安定性を特に重視するのであれば、通常版を選ぶのもありです。
DirectX 12+DXR(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 34(25)fps | 41(32)fps | 61(50)fps | 70(61)fps |
WQXGA | 21(15)fps | 26(20)fps | 42(32)fps | 48(37)fps |
4K | 12(7)fps | 14(10)fps | 25(17)fps | 28(20)fps |
こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング(DXR)機能を有効にした際のfpsです。
”RTコア”を搭載していないためfpsが大幅に落ち込み、ほとんどの解像度・設定で平均60fpsを大きく下回っています。ただ、DXRは正直言って趣味要素なので、通常モードで動かせれば十分ですね。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQXGA/フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 92(73)fps | 96(77)fps | 101(81)fps |
WQXGA | 58(48)fps | 60(51)fps | 63(52)fps |
4K | 30(26)fps | 33(27)fps | 34(28)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
最新の重量級ゲームですが、しっかり最適化されており、フルHD・エクストラ設定では平均100fpsに近い安定ぶりを発揮。WQXGA・高設定でもギリギリながら平均60fpsをキープできます。
DXRモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 68(58)fps | 71(61)fps | 74(64)fps |
WQXGA | 30(26)fps | 33(28)fps | 34(28)fps |
4K | 14(11)fps | 17(14)fps | 18(13)fps |
Call of DutyもついにDXRに対応するようになりました。
このゲームのDXRモードは負荷がマイルドなので、fpsこそ落ち込むものの、フルHDレベルであれば平均60fpsをきっちりキープできます。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:4K/WQXGA/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 50(44)fps | 54(50)fps | 65(57)fps | 95(85)fps | 112(99)fps |
WQXGA | 29(26)fps | 32(30)fps | 36(33)fps | 54(50)fps | 66(58)fps |
4K | 14(12)fps | 16(14)fps | 18(17)fps | 30(27)fps | 35(33)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックとは裏腹にとてつもなく重く、フルHDでも高設定まで落としてようやく平均60fpsを超えます。ただ、グラフィックのクオリティ的には十分きれいなので、高設定で動けば御の字です。
このようなゲームでも、GTX 1660 Tiならしっかり持ちこたえてくれます。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQXGA/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 158(139)fps | 161(144)fps | 164(146)fps | 180(161)fps | 205(187)fps |
WQXGA | 104(92)fps | 110(101)fps | 119(112)fps | 128(117)fps | 139(127)fps |
4K | 58(47)fps | 60(55)fps | 68(64)fps | 80(74)fps | 91(78)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
とりわけ軽いゲームなので、フルHDとWQXGAでは平均100fps以上をラクラクキープできます。その気になれば、4Kでもプレイできるほどです。
ちなみに、レンダリング解像度MAX(100)でも、フルHD・最高設定で平均115fpsとド安定のパフォーマンスを発揮。画質重視ならおすすめです。
Apex Legends(エイペックス レジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQXGA/フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 107(89)fps | 134(114)fps |
WQXGA | 71(59)fps | 82(68)fps |
4K | 41(34)fps | 44(36)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
上のゲームほどではないですが、軽めなのでフルHDは平均100fps以上で快適にプレイでき、WQXGAでも平均60fpsを超えてきます。
Fortnite(フォートナイト)
無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQXGA/フルHD
ゲーム設定:DirectX 11、最高/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 95(82)fps | 125(106)fps | 183(154)fps | 262(203)fps |
WQXGA | 50(45)fps | 68(61)fps | 112(98)fps | 158(112)fps |
4K | 15(13)fps | 35(29)fps | 56(44)fps | 90(73)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
Apex Legendsと同じように軽めなので、フルHDでは平均100fps近くをマーク。WQXGAも十分射程圏内ですが、最高設定が意外と重く、高設定どまりとなります。
ただ、コミック調のグラフィックなので、エピックにこだわる必要はなく、正直なところ中設定でも十分です。安定性重視なら特におすすめ!
MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。本編に続き、大型拡張コンテンツ【ICEBORNE(アイスボーン)】もリリースされています。拡張コンテンツをプレイするには、本編をクリアする必要があるので注意。
最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高くなっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQXGA/4K
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 49(39)fps | 71(64)fps | 75(68)fps | 93(79)fps |
WQXGA | 31(27)fps | 45(41)fps | 48(44)fps | 87(70)fps |
4K | 15(13)fps | 33(32)fps | 34(32)fps | 57(53)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
Boederlands 3並みの重さとなっており、フルHDでも高設定で平均60fpsを超えるようになります。最高設定は本当に重たいので趣味要素ですね。グラフィック品質的には高品質でも十分きれいです。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 65(49)fps | 88(71)fps | 90(74)fps | 92(77)fps |
WQXGA | 43(35)fps | 61(54)fps | 64(58)fps | 88(72)fps |
4K | 18(15)fps | 31(29)fps | 33(31)fps | 50(45)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、ややぼやけた感じになるので、シャープネスは「0.5」に設定しています。
その実力ですが、最大39%もfpsが向上し、なんとWQXGA・高設定で平均60fpsをキープできるようになりました。さらに、フルHDでは最高設定で平均60fpsを超えるようになり、なんとも頼もしい限り。なお、4Kではいっぱいいっぱいのためか、その効果をほとんど実感できません。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | WQXGA | フルHD |
4391 | 15972 | 29404 |
いずれも設定6での結果となりますが、フルHD・WQXGAはともかく、4Kでスコアが伸びず、いまいち相性が悪いといった感じですね。なお、ワンランク下の設定5にすれば、スコア10500と快適にプレイできます。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | フルHD |
12855 | 20271 |
こちらは4Kでもスコア10000を軽く超え、まさに朝飯前ですね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


このモデルは256GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、データ類はHDDに入れるという便利な使い分けができ、とても便利です。
さらに、SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDを採用する充実ぶり。メーカーは速度で定評のあるサムスン製となっています。
その実力は折り紙付きで、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、読み込み至っては3000MB/sに迫るほど。ランダムも一部書き込みで4ケタをマークするなどムラなく速く、いいものを載せていますね。
ゲームのロード時間も速く、各種アプリもサクサク動いてとても快適そのものです。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
6コア12スレッドの発熱が高いCPUながら、70℃台の安定した温度をキープしています。一般的なノートパソコンとそん色ないレベルですね。
また、GPUはMax-Q版ということもあり、60℃後半とかなり低め。冷却性能は非常に高く、これなら夏場でも安心です。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


一ゲーミングノートだと55デシベルオーバーが一般的で、かなりうるさく感じるのですが、このモデルではピーク時でも51.7デシベルとかなり静かです。ファンは豪快に回っているものの、甲高い耳障りなノイズが控えでマイルドな感じ。静音性を重視するならおすすめですね。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
まとめ&関連モデル
前モデルからきっちり進化していますね。ボディはコンパクト&スリムになり、よりスタイリッシュに。また、排気グリルも大型化され、よりダイナミックなデザインに仕上がっています。
IPSパネルやLED内蔵キーボードなど、ゲーミングモデルで欲しい装備は一通り押さえており、完成度は◎。性能面もフルHDでの安定性に優れており、使い勝手がとても高くなっています。なお、Max-Q版のGTX 1660 Tiですが、フルHDで十分高いパフォーマンスを発揮しており、通常版にこだわる必要はありません。
そしてなんといっても価格が安い!キャンペーン価格ではトップクラスの安さを実現しており、コスパはバツグン。ゲーミングノートならイチオシのモデルです。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 パフォーマンスモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 144Hz
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti(Max-Q)
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■【キャンペーンでさらにおトク】169,800円(税別)~
フルHDディスプレイ×GTX 1660 Ti搭載モデルです。高速の144Hzディスプレイを搭載しており、動きの激しいFPSゲームにうってつけです。4Kディスプレイが不要なら、このモデルがおすすめ。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 ベーシックモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i5-9300H
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1050
■ストレージ:HDD 1TB(Optane 16GB)
■【キャンペーンでさらにおトク】109,800円(税別)~
予算重視の格安モデル
ノート用の第9世代4コア8スレッドCPU・Core i5-9300HとGTX 1050を搭載した、フルHD入門モデル。Core i5といえども、第7世代のCore i7に匹敵する性能なので、パワーは十分。
8GBメモリにHDDのみのシンプルな初期構成ですが、Optaneメモリーを搭載しているので、HDDながらSSD並みの速度を実現しています。とにかく価格が安く、性能よりも予算を重視する方におすすめ。
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