ガレリア ZT 8700をレビュー 高性能のCore i7-8700とGTX 1060を搭載したゲーミングPC
ゲーミングPC2018.02.06
販売終了しました

今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) ZT 8700】をお借りしました。
6コア12スレッドの高性能CPU・Core i7-8700とGTX 1060を搭載した、新時代のミドルモデルですがその性能やいかに!?さっそくチェックしてみましょう。
スペック
| ガレリア ZT 8700
|
サイズ | W207×D520.7×H450.2mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-8700 (6コア12スレッド 3.2/最大4.6GHz) |
メモリ | 8GB(8GB×1 DDR4-2666) |
ストレージ | 250GB SSD+1TB HDD |
グラフィクス | GeForce GTX 1060(GDDR5 6GB) |
チップセット | インテル Z370 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 139,980円(税込)~
|
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル ・キーボード/マウス
|
※2018年2月4日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
日本刀をイメージしたデザイン

黒一色のボディに、エッジのかかったフロントマスクが印象的なミドルタワーケースです。日本刀をイメージしたデザインとのことで、余計なカラーリングは一切なく、とても精悍でかっこいいですね!
非常に高い冷却性能

写真を見てパッと気づくことは…そう、いたるところに通気口が設置されています。無いのはケース背面くらいのもので、とにかく通気性に優れています。

この通り、底面にも通気口がバッチリ。ちなみに防振用のインシュレーターですが、ゴム製の頑丈なタイプが取り付けられており、安定性はばつぐんです。

そして前面のファンから吸気して、背面と天板のファンで排気する強力なエアフローで、内部に熱がこもりません。多数の通気口にファン3基でうるさいのでは?と心配になりますが、ファンが静音タイプなので、ほとんど気になりません。
充実したインターフェース
マウスやキーボードの接続、画面表示に欠かせないインタフェースも非常に充実しています。
USB端子はオール3.0の前後あわせて計8つで、そのうち一つはリバーシブルのType-Cとなっています。さらにPS2ポートやSDカードリーダーも付いており、困ることはまずないでしょう。
映像端子はDVI-D・HDMI・DisplayPort×3とバリエーション豊富で、ほとんどのモニターに対応できます。
内部
広々した内部&高い拡張性

電源下置きのオーソドックスな造りですね。とても広々とした内部で、購入後のパーツの交換・増設もしやすくなっています。普段見ることはありませんが、しっかり黒塗装されているのも◎。※購入後のパーツ交換・増設は自己責任なので注意。

ドスパラのミドルタワーケースといえば、高い拡張性でしょう。ドライブベイは5インチベイが5基、3.5インチベイが5基の計10基搭載されています。電源が許す限り、ストレージや光学ドライブの増設は思うがまま。
もちろん3.5インチベイは便利なツールレス式で、かんたんに取り出しが可能。つまみの強度もしっかりしており、折れたりする心配はありません。

ケース背面に配線専用スペースはありませんが、配線はきれいにまとめられているので、内部のエアフローもスムーズです。
ASRock製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードにはASRock製のド定番モデル「Z370 Pro4」を搭載しています。組み込み専用品ではなく、信頼性のあるメーカー品を搭載するのはとても安心。
高耐久で品質の高い部品を使用し、通常のSSDよりも4~5倍高速なNVMeタイプのSSDに対応したM.2スロットのほか、インテル製のLANチップや、独自のサウンドエンジン「ELNA Audio」を搭載しており、ゲーミングの基本的なポイントはしっかりおさえています。
静音パックまんぞくコース

Zシリーズということで、「静音パックまんぞくコース」が標準で適用されています。
メーカーはドスパラではおなじみの「DEEP COOL」製のサイドフロー式。ヒートシンクの熱を、前後のスムーズなエアフローで発散させる効率的な冷却方式です。4本のヒートパイプも相まって、その冷却性能はかなり高くなっています。
Core i7-8700はコア数が増えた分、前世代のCore i7-7700よりピーク時の発熱が約10℃上がっているので、長時間安定した冷却には欠かせません。そしてなにより、標準クーラーよりもダントツに静かなのがありがたいですね。
大口径ファン搭載のGTX 1060

グラフィックボードはフルHDでのゲーミングに最適なGTX 1060です。グラフィックメモリが6GBなので、オープンワールドやFPSゲームなどフレームレートの振れ幅が大きいゲームでの安定感が抜群です。
ボードのタイプはよくあるブロワファンタイプではなく、大口径のシングルファンのモデルを搭載しています。メーカーはドスパラでおなじみのPalit製ですね。
写真下部の電源ですが、省エネ・低発熱のブロンズクラスモデルで、容量は500Wと余裕があります。安心のデルタ製なので、品質面も安心です。
温度


こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUは40~50℃でしっかり冷却できています。サイドフロー式の本領発揮といったところですね。グラボは80℃手前で、こちらもしっかり冷却できています。やはり大口径のシングルファンということで、ブロワファンタイプよりも冷えます。
ストレージはSSDがちょっと熱いかな、という感じですが、十分許容範囲内なので心配はありません。
ベンチマーク
CINEBENCH
CINEBENCHは3Dグラフィックのレンダリングソフトで、CPUのシングル・マルチでの性能を測ることができます。
せっかくなので、動作クロックが高く、オーバークロックにも対応しているCore i7-8700Kと比較してみました。
結果は…あくまでも一例としてですが、ほぼ互角です!オーバークロックにこだわらない限り、もうCore i7-8700でよさそうですね。
FF14
ゲーミングPC業界において、ある意味「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。
DirectX 11・フルHD解像度・最高品質という重量級のグラフィック設定で、スコア7000以上の「非常に快適」をマークできれば、現行オンラインゲームを幅広くプレイできるスペックだと判断することができます。
結果はフルHD・最高品質でスコア11949「非常に快適」で、スムーズにゲームを楽しむことができます。なお、WQHD・最高品質だとスコア7564と、「非常に快適」ではありますが、平均60fpsに届かないので、設定をしっかり調整する必要があります。
PUBG

人気沸騰中のバトルロイヤルゲーム【PUBG】のスコアも測ってみました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。
測定条件
解像度はフルHD
時間帯は日中、快晴
パラシュート降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
| ウルトラ | 高 | 中 | 低 |
平均fps | 52fps | 99fps | 106fps | 115fps |
最低fps | 29fps | 78fps | 87fps | 93fps |
最高fps | 66fps | 116fps | 124fps | 136fps |