ガレリア ZGをレビュー 4Kでのゲーミングならまずこれ!Core i7-9700K&RTX 2080搭載のハイエンドモデル
ゲーミングPC2018.12.14

今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) ZG i7-9700K搭載】をお借りしました。
インテル第9世代8コアCPU・Core i7-9700Kと、リアルタイムレイトレーシング対応のRTX 2080を搭載した、新世代の4K推奨モデルをチェックしてみましょう。
icon-star Core i9への無料アップグレードモデルはこちら

ガレリア ZG 9900KFをレビュー ドスパラの大人気モデルが無料アップグレード!Core i9-9900KF&RTX 2080を搭載した4K推奨モデル
今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア)ZG9900KF】をお借りしました。ドスパラの大人気モデルが無料アップグレード&大幅値引き!Corei9-9900KFとRTX2080を搭載した、超高性能の4K推奨モデルをチェックしてみましょう。...
スペック
| ガレリア ZG i7-9700K搭載 |
サイズ | W207×D520.7×H450.2mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-9700K (8コア 3.6/最大4.9GHz) |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR4-2666) |
ストレージ | 500GB SSD+3TB HDD |
グラフィクス | GeForce RTX 2080(GDDR6 8GB) |
チップセット | インテル Z390 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 700W(80PLUS GOLD) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 249,980円⇒239,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル ・キーボード/マウス |
※2018年12月14日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
スマートなミドルタワーケース

横幅は堂々の20cmオーバー!どっしりしたフォルムが特徴のミドルタワーケースです。下から見上げるとこの通り、とても頼もしい感じがしますね。

黒一色のシンブルなボディに、フロントパネルの鋭いエッジ加工と大口径のエアインテークが躍動感を生み出し、静と動のバランスがうまく取れたデザインも魅力的。余分な装飾などは一切なく、使う人を選びません。
非常に高い冷却性能

見るからに冷えそうなケースで、通気口は右側面を除く全面に設置されています。特に熱くなりがちなゲーミングPCですが、内部に熱がこもる心配はありません。

底面もこの通り。ちなみに防振用のインシュレーターですが、シリコン製の頑丈なタイプが取り付けられており、本体の振動をしっかりと吸収します。設置時の安定感もたのもしい限りです。

ファンは前後プラス天板の3基構成。前面のファンから吸気して、背面と天板のファンで排気する強力なエアフローとなっており、高い通気性も相まって熱の心配は一切ありません。
いたるところに通気口があり、ファンも3基搭載しているということでノイズが心配になるところですが、ファンが静音仕様のため非常に静か!
ファンはかなり地味なパーツですが、静音性に直結する重要パーツでもあります。基本的なパーツまでしっかり考えられているのは好印象です。
充実したインターフェース
インターフェースの数もさることながら、最新規格を搭載する充実ぶりです。

フロントマスクにはUSB3.0×2に加え、SDカードスロットが付いており、光学ドライブと合わせ、一通り欲しいものはそろっています。
USB端子はフロント・背面あわせて計7ポート搭載。そのうち背面の2ポートは最新のUSB3.1 Gen.2となっており、最大10Gbpsの高速転送に対応しています。さらにPS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。
その他PS2ポートやSDカードリーダーも付いており、地味ながら便利です。映像端子はHDMI・DisplayPort×3と現在主流のポートに加え、最新グラボらしくUSB Type-Cを搭載しています。
内部
高い剛性&拡張性

電源下置きの標準的なケースですが、奥行きと幅があるので、内部はとても広々としています。購入後のパーツ交換や増設もらくらくできます。しっかり黒塗装されておりとてもスマート、外観との統一感もあります。

とにかく拡張性が高く、ドライブベイは5インチベイが5基、3.5インチベイが5基の計10基搭載されています。電源が許す限り拡張し放題で、録画マシンにすることだってできます。

この3.5インチベイはツールレスとなっており、ワンタッチで取り外しが可能です。HDDやSSDの交換もラクラクです。
ちなみにこの拡張ベイは、ケースの剛性確保にも役立っており、上下いっぱいに伸びた支柱で高い剛性を実現しています。実際に持ち運ぶ際も軋みやたわみは一切なし!よく考えられた設計ですね。

かさばる配線を裏側のスペースに回してスッキリさせる裏配線には非対応ですが、インシュロックできれいにまとめられているので、エアフローを乱すといった心配はありません。
ゲーミングマザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードには、定番のパーツメーカーASrock製の【Z390 Phantom Gaming 4】を搭載しています。ゲーミング用ということで、通常のマザーボードよりもタフなのがポイント。

その秘訣は【Super Alloy】とよばれる高耐久規格です。
プレミアムチョークコイルの採用や電源周りの回路を強化することで、安定した動作を実現。また、ボードの素材にはガラス繊維を採用しており、湿度にも強くなっています。さらに、拡張スロットはスチール製となっており、重いグラボを搭載しても破損の心配はありません。
もちろん、通常のSSDよりも4~5倍高速なNVMeタイプのSSDに対応したM.2スロットや、ストレージ用の高速キャッシュデバイス【Optaneメモリー】用スロットも搭載しています。

そのほか、安定性したネットワーク性能で定評のある【インテル製LANチップ】や、ノイズの少ないサウンドを実現する【ELNA製オーディオコンデンサ】を採用するなど、ゲーミング要素もしっかり押さえているのもいいですね。
サイズ製の大型CPUクーラー搭載

大型のCPUクーラーが標準で搭載されています。サイドフロー式とよばれるタイプで、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散する、優れた冷却方式です。
モデルはサイズ製の【虎徹】ですね。自作でサイドフロー式ならコレ!というくらいの高い知名度を誇り、密度の高い放熱フィンと4本のヒートパイプで強力に熱を発散する実力派のモデルです。
このチョイスはとてもグッド!
Palit製のRTX 2080搭載
グラボはリアルタイムレイトレーシング技術に対応した、4K推奨グラボ【RTX 2080】を搭載しています。

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
ドスパラでおなじみ【Palit】製オリジナルモデルを採用。OC(オーバークロック)仕様となっており、通常モデルよりもさらに性能が高い優れものです。
ブラックとレッドを基調にしたカラーリングは、いかにもゲーミングらしくバッチリきまっています。LEDイルミネーションもさりげなくオシャレですね。

大口径の9cm静音ファンを2基搭載することで、冷却面も万全。PCパーツのなかでも特に熱くなりがちなグラボをきっちり冷やします。
ゴールドクラス電源を標準搭載
PCの心臓ともいえる電源には、電力変換効率最大90%を誇る700Wのゴールドクラス電源を搭載。コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。メーカーはBTOでおなじみAcbel製で、品質面も安心。

実機では、ワンランク上の750Wプラチナクラス電源にカスタマイズしています。高品質の電源で定評のあるSILVERSTONE製で、電源変換効率は92%とゴールドクラスよりもさらに超省エネ・低発熱電源となっています。
機能面も充実しており、ケーブルはフルモジュラー式となっています。各パーツへのケーブルは全て脱着可能。使わないケーブルは取り外すことでケース内はスッキリ。エアフローもスムーズです。
さらにファンストップ機能を搭載。低負荷時はファンが停止するので、ブラウジングなどの軽作業時ではとても静かなのもいいですね。
高い電力変換効率はもちろん、エアフロー&ノイズにもしっかり配慮されており、ハイエンドモデルならぜひカスタマイズしたい電源です。
温度


こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
8コアCPUということで、6コア12スレッドのCore i7-8700Kに近い感じの発熱ですね。【虎徹】ということもあり、40℃台で安定して冷却できています。
またグラボは70℃きっかりとハイエンドにしてはよく冷えています。まさにデュアルファンの効果てきめんで、通常のブロワファンタイプよりも約10℃ほど低い温度を実現しています。
排熱性に優れたケースとの相乗効果で、冷却面はまさにパーフェクト!
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
ピーク時で50デシベルを超えず、ゲーミングPCとは思えない静かさです。体感としてはピーク時の風切り音がマイルドになり、気にならなくなるといった感じ。耳障りなノイズが大幅にカットされるのは数値以上の効果です。
また、アイドル時の47.6デシベルとあまり差が無いのもポイント。これはケースファンからCPUファン、グラボのファンにいたるまで静音仕様だからこそなせる業ですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
RTX 2080搭載

最新のNVIDIA製ハイエンドグラボ【RTX 2080】を搭載。”Turing”アーキテクチャを採用することで大幅にパワーアップし、前世代のGTX 1080に比べ最大約50%性能が向上、GTX 1080 Ti+αの性能を実現しています。
4Kでのゲーミングに最適な性能で、さらにリアルタイムレイトレーシングに対応しているのもポイント。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
このリアルタイムトレーシング機能を使うには、ゲームが対応している必要があります。現在ではBATTLEFIELD Vで対応していますが、順次増えるとのこと。今後の展開に期待です!
CINEBENCH
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
CPUは最新のインテル第9世代【Core i7-9700K】を搭載しています。Core i7初となる8コアでHT(ハイパースレッディング)非対応となっています。
やはりコア数の増加がしっかり効いているようで、前世代の6コア12スレッドCPU・Core i7-8700Kに比べ約7%性能が向上しています。
一見地味に見えますが、ゲーム性能や動画・画像編集などクリエイティブ性能もしっかり底上げされており、着実に進化した性能に仕上がっています。詳しくはCPUの特集ページ icon-external-link-square もチェックしてみてください。
FF14

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。