ガレリア XVをレビュー ドスパラ人気No.1!Core i7-8700×GTX 1070 TiのハイスペックゲーミングPC
ゲーミングPC
販売終了しました

今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) XV】をお借りしました。
Core i7-8700とGTX 1070 Tiを搭載した高コスパモデルとして人気沸騰中のモデルをチェックしてみましょう。
スペック
実機では【水冷式CPUクーラー】にカスタマイズしてあります
| ガレリア XV |
サイズ | W207×D520.7×H450.2mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-8700 (6コア12スレッド 3.7/最大4.7GHz) |
メモリ | 8GB(4GB×2、DDR4-2666) |
ストレージ | 500GB SSD+2TB HDD |
グラフィクス | GeForce GTX 1070 Ti(GDDR5 8GB) |
チップセット | インテル H370 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 172,980円⇒169,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル ・キーボード/マウス |
※2018年7月16日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
重厚なフォルム

地に足のついた重厚なフォルムが特長のミドルタワーケースです。それもそのはず、横幅は20cmオーバーのワイドボディとなっています。そのどっしりとした存在感は、何とも頼もしい限りですね。

また日本刀をイメージしたというデザインは、フロントパネルが鋭く切り落とされており、とてもスマートな印象を受けます。シンプルなブラックボディとスマートなデザインは、使う人を選びません。
王道の冷却システム

ガレリアのミドルタワーケースは冷却性能がバツグン!通気口をほぼ全面に設置しており、熱が内部にこもらないようになっています。冷却性能を高くするなら通気口を多く設置するーまさに王道ですね。

ご覧の通り、底面にも通気口がバッチリ。ちなみに防振用のインシュレーターですが、ゴム製の頑丈なタイプが取り付けられており、本体の振動をしっかり吸収し、まさにド安定。

ファンはフロントパネル・背面・天板の3か所に設置されており、給排気のエアフローがしっかり確立されています。発熱の高いパーツも難なく搭載できる優れたケースです。
ケースファンが3基だと風切り音がうるさいのでは…と思うかもしれませんが、低回転の静音ファンを標準搭載しており、とても静か。ファンは地味なパーツではありますが、あえて静音ファンチョイスするセンスの良さは◎。
ドスパラの魅力といえば、まず高コスパ・高品質・短納期ですが、【パーツ選定のセンスの良さ】も見逃せません!
充実したインターフェース

インターフェースの数もさることながら、最新規格を搭載する充実ぶりです。
USB端子は、USB3.0・USB2.0がフロント・背面あわせて計8ポートも搭載されています。そのうち背面の2ポートは最新のUSB3.1 Gen.2となっており、最大10Gbpsの高速転送に対応しています。
さらにPS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用できるほか、SDスロットも付いており、何かと便利ですね。
映像端子はDVI-D・HDMI・DisplayPort×3と現在主流のポートは一通り装備しています。
内部
高い剛性&拡張性

電源下置きのスタンダートなパーツ配置で、内部もしっかり黒塗装されています。また、縦方向にストレージ部分の支柱で補強されており、頑丈なスチール製のボディにも相まって、非常に剛性が高いのもポイント。たわみや軋みなどは一切ありません。

ドスパラのミドルタワーケースといえば、他の追従を許さない圧倒的な拡張性でしょう。ドライブベイは5インチベイが5基、3.5インチベイが5基の計10基搭載されていますもちろん3.5インチベイは便利なツールレス式なので、交換増設もかんたんです。

ちなみに裏配線スペースはありませんが、ケーブル類はエアフローを妨げないよう、余ったスペースを活用してきれいにまとめられています。
ASUS製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードにはASUS製のスタンダードマザーボード【PRIME H370-A」を搭載しています。高い品質と信頼性で、自作界隈でも人気の高いASUS製というのはとても安心。

スタンダードモデルながら、特に耐久性に優れているのがポイント。【5X Protection III】とよばれる5つの機能では、過電圧や過電流対策、拡張スロットの強化などが施されてます。
また、通常のSSDよりも4~5倍高速なNVMeタイプのSSDに対応したM.2スロットのを搭載するなど、最近のトレンドもしっかりと押さえているのも特徴です。
水冷式CPUクーラーでさらに高い冷却性を実現

通常は「静音パックまんぞくコース」が標準搭載となっていますが、今回は水冷式CPUクーラーにカスタマイズしてあります。
水冷式は冷却液をポンプで循環させ、CPUの熱をラジエーターで発散する仕組み。直接CPUの熱を吸収し、排熱するので冷却性能が非常に高く、「静音パックまんぞくコース」のサイドフローファンをしのぐ性能を発揮します。
また、CPUのファンそのものを減らすことができるので、さらに静かにできるというメリットもあります。
メーカーは水冷式CPUクーラーでおなじみの【Asetek】製です。パイオニアともいえるメーカーなので、その信頼性の高さは折り紙付き。肝心の温度はのちほどチェックしてみましょう。

参考までに、こちらが「静音パックまんぞくコース」のCPUクーラーです。大口径ファンを搭載した、サイドフロータイプとなっています。こちらの冷却性能もなかなか高いですね。
高性能のオリジナルGTX 1070 Ti

グラボは4K入門に最適なGTX 1070 Tiを搭載しています。GTX 1080に匹敵する性能ながら割安という、コスパの高さで最近人気のグラボです。年々重くなるゲーム、特に動きの激しいFPSゲームを安定してプレイするのにオススメ。

メーカーはドスパラでおなじみ【Palit】製のデュアルファンモデルを搭載しています。ファンが2基なのでよく冷えるのはもちろん、ファンストップ機能を搭載しているこだわりのモデルです。
ファンはアイドル時、約48℃以下で止まるようになっており、ブラウジングなどの軽作業などではとても静かです。静音タイプのケースファンに水冷式CPUクーラー、ファンストップ機能搭載のグラボと、とてもゲーミングPCとは思えない静かさですね。

ちなみにPCの心臓ともいえる電源ですが、信頼性の高いDELTA製の500Wブロンズクラス電源を搭載しています。ブロンズクラスは最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。
温度


こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
水冷式のお手並み拝見といきましょう。CPUの温度は40℃台できっちり冷やしており、「静音パックまんぞくコース」よりもさらに5~10℃低い温度となります。さすが水冷式というべき優秀な冷却性能ですね。
グラボも80℃前後と、発熱の高いグラボながらこちらもよく冷えています。デュアルファンの効果てきめんといったところでしょうか。これなら夏場でも安心。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH
CPUは最新のインテル第8世代【Core i7-8700】を搭載しています。前世代までのCore i7は長らく4コア8スレッドでしたが、ついに6コア12スレッドに進化し、大幅にパワーアップ。
3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみると、この通りCore i7-7700よりも約62%も性能が向上しています。ゲームはもちろん、実況配信さらには動画編集何でもこなせるオールラウンダーCPUですね。
FF14

ゲーミングPC業界において、ある意味「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。
DirectX 11・フルHD解像度・最高品質という重量級のグラフィック設定で、スコア7000以上の「非常に快適」をマークできれば、現行オンラインゲームを幅広くプレイできるスペックだと判断することができます。
ただし、平均60fpsをキープして快適にということであれば、スコア9000以上は欲しいです。