ガレリア XTをレビュー ドスパラで大人気!Core i7-8700とGTX 1060を搭載したフル装備のゲーミングPC
ゲーミングPC2018.05.10
販売終了しました(後継モデルは以下の記事をチェック)

ガレリア XTをレビュー ド安定のフルHDパフォーマンス!Core i7-8700&GTX 1660 Ti搭載の高コスパモデル
今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) XT】をお借りしました。 NVIDIAの最新世代となる''Turing''にもついにGTXシリーズが登場。ド安定のフルHD性能が魅力のGTX 1660 Tiを搭載した、新世代のミドルクラスモ...

今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) XT】をお借りしました。
ガレリアの代名詞ともいえるミドルクラスモデルですが、最新の6コア12スレッドの高性能CPU・Core i7-8700とGTX 1060を搭載してリニューアルされました。あわせて初期構成もパワーアップ。その実力をチェックしてみましょう。
スペック
実機では、【640GB SSD&Enhance 800W 静音電源 (80PLUS GOLD / EPS-1780GA1)】にアップグレードしてあります。
| ガレリア XT
|
サイズ | W207×D520.7×H450.2mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-8700 (6コア12スレッド 3.2/最大4.6GHz) |
メモリ | 8GB(4GB×2 DDR4-2666) |
ストレージ | 640GB SSD+1TB HDD |
グラフィクス | GeForce GTX 1060(GDDR5 6GB) |
チップセット | インテル H370 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 142,980円⇒139,980円(税込)~
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付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル ・キーボード/マウス
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※2018年5月10日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
スマートなデザイン

アクセントカラーを一切使用しないシンプルなブラックボディに、エッジのきいたスマートなフロントマスクが特徴のケースです。使う人を選ばない万能なデザインですね。

ケースは一般的なミドルタワーサイズですが、横幅が20cmオーバーのワイドボディで何とも頼もしい限り。もちろん、その分だけ内部も広々しています。詳細は後でチェックしてみましょう。
高い冷却性能

写真からもわかる通り、とにかく通気性がよく、冷却性能に優れています。通気口は向かって右サイド以外の全面に設置されている徹底ぶり。

ご覧の通り、底面にも通気口がバッチリ。ちなみに防振用のインシュレーターですが、ゴム製の頑丈なタイプが取り付けられており、安定性はバツグンです。

さらにファンがフロントパネル・背面・天板の3か所に設置され、エアフローも非常にスムーズ。高い通気性との相乗効果で、内部に熱がこもる心配はありません。
ファンが3基だとノイズがうるさいのでは?と疑問に思うかもしれませんが、静音タイプのものを搭載しているので、とても静かです。ケースファンは軽視されがちですが、細かいところまでしっかり配慮してあるのがドスパラのいいところ。
最新のインターフェース
最新モデルなだけあり、インターフェースの規格も最新のものが採用されています。
USB端子は、USB3.0・USB2.0がフロント・背面あわせて計8ポートも搭載されています。そのうち背面の2ポートは最新のUSB3.1 Gen.2となっており、最大10Gbpsの高速転送に対応しています。
さらにPS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用できるほか、SDスロットも付いており、何かと便利ですね。
映像端子はDVI-D・HDMI・DisplayPort×3と新旧のポートがそろい踏み。あらかたのモニターに対応できる便利なラインナップです。
内部
ゆとりのある内部&高い拡張性

電源下置きのオーソドックスな配置で、奥行き・高さ・横幅のいずれもしっかり確保されており、とてもゆとりがあります。外観にあわせて内部が黒塗装されている点もグッド!

ドスパラのミドルタワーケースといえば、高い拡張性でしょう。ドライブベイは5インチベイが5基、3.5インチベイが5基の計10基搭載されています。これだけあると、後々録画専用マシンに改造してみるのもアリですね。
もちろん3.5インチベイは便利なツールレス式で、かんたんに取り出しが可能。つまみの強度もしっかりしており、折れたりする心配はありません。

裏配線スペースはありませんが、ケーブル類はエアフローを妨げないよう、余ったスペースを活用してきれいにまとめられています。
ASUS製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードにはASUS製のスタンダードマザーボード【PRIME H370-A」を搭載しています。高い品質と信頼性で、自作界隈でも人気の高いASUS製というのはとても安心。
スタンダードモデルながら、特に耐久性に優れているのがポイント。【5X Protection III】とよばれる5つの機能では、過電圧や過電流対策、拡張スロットの強化などが施されてます。
また、通常のSSDよりも4~5倍高速なNVMeタイプのSSDに対応したM.2スロットのを搭載するなど、最近のトレンドもしっかりと押さえているのも特徴です。
静音パックまんぞくコース標準適用

Xシリーズではありますが、「静音パックまんぞくコース」が標準で適用されています。以前は小型ファンでしたが、リニューアルで標準搭載されたようですね。
Core i7-8700はコア数が増えた分、前世代のCore i7-7700よりピーク時の発熱が約10℃上がっているので、これはありがたい限り。また、12cmの大口径ファンを搭載しているので、負荷時でも静かなのもいいですね。
メーカーはドスパラではおなじみの「DEEP COOL」製のサイドフロー式。ヒートシンクの熱を、前後のスムーズなエアフローで発散させる効率的な冷却方式です。4本のヒートパイプも相まって、その冷却性能はかなり高くなっています。
冷却性の高いGTX 1060

グラフィックボードはフルHDでのゲーミングに最適なGTX 1060です。グラフィックメモリが6GBなので、オープンワールドやFPSゲームなどフレームレートの振れ幅が大きいゲームでの安定感が抜群です。
ボードのタイプは大口径のシングルファンを搭載したタイプとなっています。小型のブロワファンを搭載したモデルよりも、高い冷却性と静音性を兼ね備えた優れモノです。
電源はガレリアでおなじみのデルタ製500Wブロンズクラス電源ではなく、Enhance製の800Wゴールドクラス電源にアップグレードしています。
最大90%の電力変換効率を誇るゴールドクラス電源で、より低発熱&省エネPCに。さらに容量も800Wと大容量なので、あとでハイエンドのグラボに交換したり、ストレージを増設したりと思いのままです。予算に余裕があればカスタマイズしてみてもいいでしょう。
温度


こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUは30℃後半~40℃台と非常に低い温度で冷却できています。小型の標準クーラーだと50~60℃あたりなので、いかに冷却能力が高いのかがわかりますね。
グラボも70℃台半ばとこちらもよく冷えています。80℃オーバーがデフォルトのブロワファンタイプに比べるとその差は一目瞭然です。
ベンチマーク
CINEBENCH
CPUは最新のインテル第8世代【Core i7-8700】を搭載しています。第7世代のCore i7では4コア8スレッドでしたが、6コア12スレッドになり大幅にパワーアップ。
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみると、この通りCore i7-7700よりも約39%も性能が向上しています。
マルチコア・スレッドをフルに生かし、ゲーム+録画配信などのマルチタスクにより一層強くなりました。
FF14
ゲーミングPC業界において、ある意味「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。
DirectX 11・フルHD解像度・最高品質という重量級のグラフィック設定で、スコア7000以上の「非常に快適」をマークできれば、現行オンラインゲームを幅広くプレイできるスペックだと判断することができます。
ただし、平均60fpsをキープして快適にということであれば、スコア9000以上は欲しいです。
結果はフルHD・最高品質でスコア11862「非常に快適」で、平均60fps以上はお手の物。スムーズにゲームを楽しむことができます。なお、WQHD・最高品質だとスコア7508と、「非常に快適」ではありますが、平均60fpsに届かないので、やはりフルHD推奨ですね。
FF15
「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価で、平均60fps以上でプレイできます。
FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。
フルHD・高品質ではスコア4658(やや快適)となり、ところどころでカクつきます。フルHD・標準品質ではスコア6424(快適)となり、滑らかにプレイできるようになります。
やはりグラフィックメモリ6GB版のGTX 1060の安定感はバツグン!グラフィックメモリ3GB版のGTX 1060だと、フルHD・標準品質で6000を超えられないですからね。
PUBG

人気沸騰中のバトルロイヤルゲーム【PUBG】のスコアも測ってみました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。
測定条件
解像度はフルHD
時間帯は日中、快晴
パラシュート降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
| ウルトラ | 高 | 中 | 低 |
平均fps | 60fps | 95fps | 115fps | 129fps |
最低fps | 48fps | 82fps | 92fps | 100fps |
最高fps | 71fps | 114fps | 132fps | 143fps |