今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) XA7R-R36】をお借りしました。
WQHDでのゲーミングに最適なミドルクラスグラボ”RTX 3060”搭載モデルがついに登場。Ryzen 7 3700Xでワンランク上のパフォーマンスを実現した、ミドルクラスモデルをチェックしてみましょう。
スペック
GALLERIA XA7R-R36 |
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サイズ | W220×D440×H480mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X ・8コア16スレッド ・定格3.6/最大4.4GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe) |
グラフィクス | GeForce RTX 3060(GDDR6 12GB) |
チップセット | AMD B550 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 650W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大5年) |
価格 | 169,979円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2021年4月1日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
優雅なデザイン
ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。
コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けた外観デザインとなっており、かなり気合が入っています。
女性ゲーマーも意識したとのことで、曲線を用いた優雅なフォルムに仕上げています。ゴツくて力強い男性的なデザインの従来モデルから、大幅にイメージチェンジしていますね。
本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。
クリアサイドパネル採用
なんとクリアサイドパネルを標準装備!クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。
機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますよね。ゲーミングモデルなので、遊び心はとっても大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのも楽しいですよ。
クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。
LEDイルミネーションを搭載
ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。
光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。
イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら をチェック!
このモデルではAsRockのマザーボードを搭載しているため、”PolychromeRGB”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。
なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。
高い冷却性能
従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。
吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。なお、光の当たり具合によっては、このようにグレーに見えるのもポイント。
ファンも従来の12cmから14cmにサイズアップしているので、エアフローはよりスムーズになり、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。
ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。
しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。
アクセスしやすいインターフェース
地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。
従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています。
ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。
搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計10ポート搭載。規格は全て大容量給電に対応したUSB 3.1 Gen.1で、端子のタイプは通常のType-Aと、標準的な内容となっています。
高速転送に対応したGen.2や、小型&リバーシブルのType-Cポートもあればなおよかったですね。それはさておき、10ポートもあれば、周辺機器の接続で困ることはまずありません。
なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です。
内部
チャンバー構造&裏配線採用
本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。
本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。
もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。
なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。
気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2の計3基とミドルタワーにしてはやや少なめ。とはいうものの、大容量ストレージが普及しており、M.2スロットでもカバーできるので、これだけでもなんとかなります。
なお、電源上部に搭載されている3.5インチベイには変更があり、トレー式から直接取り付ける方式になっています。
ASRock製マザーボード搭載
各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、メーカーは自作分野でおなじみのASRockで、【B550 TW】を搭載しています。
ベーシッククラスのマザーボードながら、グラボ用のPCI-E x16スロットは金属で補強され、M.2スロットにはヒートシンクも装備する親切仕様です。
もちろんB550チップセットということで、PCI-EスロットやM.2スロットは 、高速のPCI Express 4.0に対応。実用面でのポイントはしっかり押さえています。
LEDで華やか!Wraith Prism with RGB搭載
CPUファンは一見カスタマイズしているように見えますが、なんとこれAMDの純正品です。
【Wraith Prism with RGB】というクーラーで、ファン周りのリングにLEDが内蔵されています。ファンブレードがクリアタイプのため、ファン全体が光っているように見え、とても華やかで美しい!イルミネーション好きにはたまらない一品ですね。
標準クーラーなので、冷却性能は大したことないでしょ?と思うかもしれませんが、ヒートパイプを内蔵しており、CPUの熱をしっかり吸収&発散します。その見た目によらず、冷却性能は高めです。
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
ちなみにこのイルミネーションは、さきに紹介した”PolychromeRGB”でカラーや発光パターンを変更できます。
Palit製RTX 3060搭載
グラボはNVIDIAのRTX 3060を搭載しています。最新世代の”Ampere”のミドルクラスモデルで、WQHDでのゲーミングに最適です。
ボードはドスパラらしく、Palit製となっています。知名度はASUSやMSIほどではありませんが、低価格&高品質のコスパに優れた穴場的メーカーです。
ボードそのものはミドルクラス&シングルファン構成で、非常にコンパクト。シングルファンは大口径仕様となっており、冷却性能はバツグンです。ちなみに、サイドのPalitロゴは光り、ちょっとおトク?な感じ。
ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、650Wのブロンズクラス電源を採用しています。最大85%の電力変換効率を誇る省エネ電源で、ポイントはしっかり押さえています。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
8コア16スレッドのCPUで、しかも標準クーラーでありながら、ピーク時でも60℃台の安定した温度をキープしています。大型CPUクーラーには及ばないものの、標準クーラーでこの温度はとても魅力的ですね。
また、グラボも大口径ファンを装備しており、ピーク時で70℃台前半と、こちらも安定した温度で冷却できています。熱くなりがちなゲーミングPCですが、ケースの高い通気性も相まって冷却性能はとても優秀です。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
うるさくなりがちなゲーミングPCでは55デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で49.5デシベルと大きく下回っています。これはノートPCと同じくらいのレベルで、ゲーミングPCにしては非常に静か。ファンの回転数が少し気になるくらいですね。
アイドル時も47.8デシベルに抑えられ、かすかにファンの風切り音が聞こえる程度です。ケースファンをはじめ、各種ファンが静かなのが見事に功を奏していますね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R15
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R15】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
CPUはAMD製の第3世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 3700Xを搭載しています。
”ZEN 2アーキテクチャ”を採用することにより、シングル&マルチ性能が大幅に向上し、インテルと同等レベルのパフォーマンスを実現しています。実際のスコアを見ると、マルチ性能は2000cb、シングル性能も200cbをオーバーと、まったく引けを取りません。
ライバルは同じく8コア16スレッドのCore i7-10700ですね。ゲーミング性能であればシングル性能の高いCore i7、編集作業をはじめCPUの基礎性能や省エネ性能はRyzen 7がそれぞれ有利。なお、Core i7とRyzen 7のゲーミング性能の差は10%以内なので、Ryzen 7 3700Xでも十分実用的ですね。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のミドルクラスのグラボ・RTX 3060を搭載しています。前世代のRTX 2060 SUPERから、仕様こそ大きく向上しましたが、性能そのものは最大10%の向上にとどまり、WQHDでのゲーミングに最適な性能となっています。
なお、VRAM(グラフィックメモリ)は、シリーズトップクラスの12GBと大容量ですが、特にVRAMが必要となる4Kでのゲーミングには力不足なので、どうにも持て余し気味です。。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Port Royal | 4953 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
4062 | 4004 | 4433 | ー |
Time Spy | 8636 | 8481 | 9639 | ー |
Night Raid | 46938 | 94198 | 12214 | ー |
Fire Strike Ultra |
5108 | 4937 | 23932 | 2662 |
Fire Strike Extreme |
9761 | 10051 | 23951 | 4638 |
Fire Strike | 19372 | 21149 | 23129 | 10340 |
Sky Diver | 45937 | 65137 | 20652 | 33429 |
Cloud Gate | 50682 | 120908 | 16711 | ー |
Ice Storm | 205619 | 396555 | 76575 | ー |
RT&DLSS対応
RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。
Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
4K | WQHD | フルHD |
7105 | 13982 | 16909 |
最高品質で測定した結果となりますが、WQHDではスコア10000を大きく超える安定ぶりで、まさにRTX 2060 SUPERそのもの。ただ、4Kでは力不足となり、標準設定までしっかり落として、ようやくスコア9000を超えることができます。
4Kでゲームするなら、RTX 3070以上がおすすめです。
BATTLEFIELD V(バトルフィールドV)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 105(90)fps | 120(103)fps | 145(125)fps |
WQHD | 89(83)fps | 99(93)fps | 120(107)fps |
4K | 52(45)fps | 56(53)fps | 68(61)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
フルHD・WQHDの安定感はバツグンで、平均100fpsを狙うことができます。ただ、4Kでは大きくfpsが落ち込んでしまい、平均60fpsをキープするのも至難の業です。
RT
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 70(63)fps | 79(72)fps | 99(94)fps |
WQHD | 51(44)fps | 55(51)fps | 76(73)fps |
4K | 30(23)fps | 32(28)fps | 45(39)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTはとにかくグラフィック負荷が重いため、fpsがガクッと落ち込み、解像度のレベルがワンランク下がってしまいます。RTでのゲーミングであれば、次のDLSSが大前提です。
RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 73(67)fps | 81(74)fps | 94(90)fps |
WQHD | 56(51)fps | 60(55)fps | 75(70)fps |
4K | 38(35)fps | 41(38)fps | 50(47)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なりますが、RTX 3060では全ての解像度で動作します。
初代DLSSということで効果は控えめながら、4Kでは最大28%もfpsが向上します。しかし、WQHDでは高設定でようやく平均60fpsに届くレベルとなり、RTでのゲーミングには厳しいものがあります。
Call of Duty : Black Ops Cold War(コールオブデューティー ブラックオプス コールドウォー)
言わずと知れた大御所FPSゲーム・Call of Dutyの新作ですね。本作は2010年に発売された”Call of Duty : Black Ops”の続編で、メインストーリーとなるキャンペーンモードでは、東西冷戦時代のシリアスな雰囲気を堪能することができます。
もちろん、毎度おなじみのマルチプレイやゾンビモードもしっかり完備。特にマルチプレイは充実しており、クイックマッチに対応したルールだけで8種類、さらに特別ルールが2種類も用意され、飽きの来ない内容となっています。また、プレイヤーの耐久は低めな分、リスポーンが早いので、サクサク楽しめるのもいいですね。
一方、ゾンビモードは進行形ミッションということで、攻略手順などメンバー同士の連携が重要な要素となります。装備強化に加え、謎解き要素もあり、マルチプレイとはまた違った楽しみを味わうことができます。遊びの幅が広い、バリエーション豊富なFPSゲームとしておすすめです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/ミディアム(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:マルチプレイ
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 124(113)fps | 134(123)fps | 147(133)fps |
WQHD | 85(78)fps | 91(84)fps | 99(92)fps |
4K | 45(41)fps | 48(43)fps | 53(48)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
やはりフルHD&WQHDに強く、WQHDでは平均100fps近くをキープできる安定ぶり。なお、このゲームではDLSSを単体で有効にできるので、さらにfpsを底上げできます。
DLSS
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 155(143)fps | 172(162)fps | 186(166)fps |
WQHD | 114(103)fps | 124(112)fps | 135(121)fps |
4K | 85(79)fps | 92(84)fps | 99(90)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
最新のDLSSということで、fpsが恐ろしくよく伸びます。4Kでの伸び幅は約2倍弱にもなり、平均60fpsを大きく超えるほど。WQHDでのパフォーマンスも申し分なく、平均100fpsをしっかり超えてきます。
DLSSの進化ぶりには目を見張るものがありますね。
RT
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 73(60)fps | 77(64)fps | 84(74)fps |
WQHD | 53(46)fps | 55(49)fps | 58(51)fps |
4K | 28(25)fps | 30(27)fps | 31(29)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
fpsは大きく落ち込み、フルHDでやっと平均60fpsを超えるレベル。RTならDLSSを使ってなんぼです。
RT+DLSS
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 98(87)fps | 106(92)fps | 110(100)fps |
WQHD | 72(64)fps | 78(71)fps | 82(73)fps |
4K | 57(52)fps | 60(54)fps | 64(58)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
RTがシャドーのみと軽めなこともありますが、DLSSの効果は絶大!4Kではなんと2倍にもなり、ギリギリながらも高設定で平均60fpsをキープできるようになります。また、フルHDでは平均100fps以上に伸びるのもグッド。
ただ、実戦レベルでは、DLSSのみでfpsを稼ぐのがおすすめです。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)
大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。
ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。
戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:本編で市街地中心部を移動
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 58(53)fps | 66(57)fps | 73(65)fps |
WQHD | 38(35)fps | 45(40)fps | 56(50)fps |
4K | 18(16)fps | 22(19)fps | 28(25)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
現行のゲームではNo.1レベルの重さなので、DLSSを使わなければ、フルHD・高設定でようやく平均60fpsを超えます。
DLSS
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 66(56)fps | 67(59)fps | 70(60)fps |
WQHD | 56(51)fps | 63(56)fps | 69(59)fps |
4K | 42(39)fps | 46(44)fps | 61(56)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
解像度が上がるにつれfpsの伸び幅が大きくなり、4Kでは最大約2倍以上にもなります。4K・中設定でも平均60fpsをキープできますが、グラフィック品質を重視するならWQHD止まりとなります。
なお、4Kでも楽しみたいなら、RTX 3070以上がおすすめです。
RT
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 24(20)fps | 24(21)fps | 27(22)fps |
WQHD | 14(12)fps | 14(12)fps | 16(13)fps |
4K | 6(6)fps | 6(6)fps | 7(6)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
通常モードでもfps伸びが悪いので、RTにいたっては全滅状態です。
RT+DLSS
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 40(36)fps | 42(38)fps | 45(40)fps |
WQHD | 26(23)fps | 28(24)fps | 29(25)fps |
4K | 20(17)fps | 21(19)fps | 23(20)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
大幅にパフォーマンスが向上しているものの、全く歯が立ちません。RTは使わず、DLSSでフレームレートを向上させるのがおすすめ。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 93(81)fps | 97(80)fps | 121(106)fps | 176(151)fps |
WQHD | 60(53)fps | 66(59)fps | 76(68)fps | 116(101)fps |
4K | 31(26)fps | 34(31)fps | 37(34)fps | 57(51)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重さで定評のあるBorderlandsシリーズということで、fpsはなかなか伸びません。それでも、WQHDまでなら平均60fpsをキープできるのはさすがですね。バッドアス設定はとりわけ重いのでなおさらです。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラナイトメア/ナイトメア/ウルトラ
プレイモード:キャンペーン
ウルトラナイトメア | ナイトメア | ウルトラ | |
フルHD | 204fps | 209fps | 211fps |
WQHD | 157fps | 160fps | 161fps |
4K | 88fps | 90fps | 91fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
やや軽めのゲームということで、4Kでも平均80~90fpsの高い安定感を発揮。WQHDでは144Hzディスプレイを生かせるほどで、軽めのものなら4Kまで対応できます。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | |
フルHD | 307(267)fps | 312(282)fps | 332(288)fps |
WQHD | 214(184)fps | 223(203)fps | 243(225)fps |
4K | 112(94)fps | 119(106)fps | 130(122)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
FPSゲーム屈指の軽さを誇り、4Kでも平均100fps以上をラクラクキープできます。WQHDであれば、144Hzの高リフレッシュレートディスプレイをきっちり生かせるほどです。
なお、レンダリング解像度をMAX(100)にしても、4K・最高設定で平均71fpsをマークし、グラフィック品質重視でも高い安定性を発揮します。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:高(アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
4K | WQHD | フルHD |
141(131)fps | 286(260)fps | 411(372)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
グラフィック負荷もオーバーウォッチとCS:GO譲りでとにかく軽く、Rainbow Six Siegeを凌ぐほど。4Kでも144Hzディスプレイをしっかり生かせます。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高
射撃訓練場
4K | WQHD | フルHD |
76(64)fps | 132(115)fps | 143(143)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
わりと軽めのゲームということで、4Kでも平均60fpsをしっかり超えてきます。ただ、安定性重視ならWQHDですね。4Kとは段違いにfpsが伸び、やはりWQHDが適正レベルといったところ。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 161(153)fps | 193(169)fps | 313(247)fps |
WQHD | 99(94)fps | 118(103)fps | 172(111)fps |
4K | 47(45)fps | 52(38)fps | 70(48)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
最適化が入ったためか、以前よりもfpsの伸びがすこぶる良好です。DLSS無しでも、WQHDで平均100fpsを狙えます。ただ、あくまでもコミック調のグラフィックなので、中設定でも正直十分。4Kでプレイしたいなら、ガッツリ下げましょう。
DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 219(211)fps | 261(232)fps | 355(287)fps |
WQHD | 143(122)fps | 174(153)fps | 243(216)fps |
4K | 99(88)fps | 115(102)fps | 152(132)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
DLSSモードを有効にすると、レンダリング解像度をガッツリ落とすので、fpsが大幅に向上します。やはり解像度が上がるほど効果が大きくなり、4Kでは2倍以上で、最高設定でほぼ平均100fpsをマーク。WQHDでも144Hzディスプレイを生かし切るほどで、効果は絶大ですね。
RT
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 10(8)fps | 11(10)fps | 11(9)fps |
WQHD | 5(4)fps | 6(5)fps | 6(5)fps |
4K | ー | ー | 3(2)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTモードでは、光と影をマシマシにするだけあり、ご覧の通り全滅。”グローバルイルミネーション”をOFFにすれば多少パフォーマンスは改善しますが、焼け石に水ですね。そもそもこのゲームのカジュアルなグラフィックとRTとの相性はイマイチな感じがします。。
RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 21(17)fps | 21(17)fps | 24(19)fps |
WQHD | 13(9)fps | 12(10)fps | 12(10)fps |
4K | 10(8)fps | 10(8)fps | 10(8)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
効果はしっかり出ていますが、どうにもならないレベルです。RTX 3080クラスでもよくてフルHDまでといったところです。DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいですね。
Watch Dogs Legion(ウォッチドッグズ レギオン)
実に4年ぶりとなる、大人気ハッキングアクションゲームの続編ですね。今作では舞台をロンドンに移し、テクノロジーの自由な利用を掲げる正義?のハッカー集団”デッドセック”が、強権的な監視社会に対抗するストーリーとなっています。
ハッキングや格闘・銃撃戦などの幅広いアクションはそのままですが、主人公キャラが不在となり、”ハッカー”や”エンフォーサー”といったクラス分けが無くなっているのが大きなポイント。様々な技能を持つロンドンの一般市民をリクルートして、状況に応じて使い分けるシステムとなり、チームの編成力が問われます。
プレイの自由度が大きく向上する一方で、オープンフィールド+RT対応でグラフィック負荷はかなり重く、マシンの要求スペックも格段に向上。相応のゲーミングPCが必要となります。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最大/超高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:ベンチマークモード
最大 | 超高 | 高 | 中 | |
フルHD | 58(47)fps | 79(62)fps | 92(73)fps | 104(79)fps |
WQHD | 44(37)fps | 58(48)fps | 68(54)fps | 78(61)fps |
4K | 25(22)fps | 33(27)fps | 39(31)fps | 45(36)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
前作と同じくグラフィック負荷はかなり重め。WQHDでも平均60fpsを超えるのは高設定以下で、最大設定についてはフルHDでも平均60fpsを下回ります。
なお、Cyberpunk 2077と勝るとも劣らない重さで、実際にはベンチマークの約7~8割程度まで落ち込みます。DLSS無しでは、せいぜいフルHD止まりといったところです。
DLSS
最大 | 超高 | 高 | 中 | |
フルHD | 70(58)fps | 93(70)fps | 98(73)fps | 108(83)fps |
WQHD | 57(47)fps | 77(62)fps | 88(70)fps | 99(78)fps |
4K | 48(40)fps | 63(51)fps | 71(59)fps | 80(63)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
新しいゲームなのでDLSSがよく効き、4Kでは最大2倍弱にもなり、超高設定では均60fpsをマーク。ただし、実戦でのフレームレートの低下を考えると、WQHDが適正レベルです。
RT
最大 | 超高 | 高 | 中 | |
フルHD | 37(30)fps | 45(36)fps | 49(40)fps | 51(40)fps |
WQHD | 25(21)fps | 30(25)fps | 33(27)fps | 34(28)fps |
4K | 13(11)fps | 15(13)fps | 17(14)fps | 18(15)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTオンリーについてはもはや言うまでもなく、DLSSを使うのが大前提です。
RT+DLSS
最大 | 超高 | 高 | 中 | |
フルHD | 51(42)fps | 63(51)fps | 69(55)fps | 74(59)fps |
WQHD | 39(32)fps | 47(39)fps | 51(42)fps | 54(44)fps |
4K | 32(27)fps | 39(33)fps | 42(35)fps | 44(36)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
DLSSの効果はしっかり出ていますが、実戦でのフレームレートの低下を考えると、フルHDでもきわどいです。ほかのゲーム同様、やはりDLSSでフレームレートを底上げするくらいがよさそうですね。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最高/高/中
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 87(65)fps | 124(110)fps | 129(115)fps |
WQHD | 57(46)fps | 81(72)fps | 87(78)fps |
4K | 28(25)fps | 41(37)fps | 44(40)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
国産ゲーム屈指の重量級ゲームということで、WQHDで平均60fpsを超えるのは高設定まで。WQHD以上ではDLSSモードが使えるので、しっかりfpsを底上げしましょう。
DLSSモード
最高 | 高 | 中 | |
WQHD | 79(60)fps | 109(97)fps | 115(103)fps |
4K | 43(36)fps | 57(53)fps | 62(56)fps |
このゲームではDLSSに対応しており、WQHD以上の解像度で有効にできます。なお、DLSSではシャープネスを自由に設定することができ、控えめな「0.3」に設定しています。
通常モードに比べ、最大54%もパフォーマンスが向上。WQHD・最高設定でも平均60fpsを大きく超えるようになります。なお、4K・中設定で平均60fpsを超えますが、グラフィック品質がけっこう落ちるので、あまりおすすめしません。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の512GB SSDを搭載した、シングルストレージ構成です。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、512GBもあればまず安心。欲を言えば1TBあるとなおOK!
SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、なかなか太っ腹。メーカーは”PHISON”となっています。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、おおむね2000MB/s以上で、一部3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで600MB/s台をマークするなど、とても優秀。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。
おすすめカスタマイズ
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利です。
そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ&関連モデル
12GBの驚異的なVRAMを搭載したRTX 3060ですが、軽めのゲームやDLSSモードでは4Kでもプレイできるものの、基本的にはWQHDでのゲーミングに最適です。
モデルの完成度は言わずもがなですね。美しいデザインと機能性の高いケースに、鉄板ともいえるパーツを装備し、高いクオリティを実現しています。Ryzen 7 3700Xの性能も十分高く、なにより納期が早い!高性能&短納期のRTX 3060搭載モデルとしておすすめです。
GALLERIA/ガレリア XA7R-R37
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 7 3700X
■チップセット:B550チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■価格:192,478円(税込)~
4KでのゲーミングならRTX 3070がまずおすすめ!インテルCore i7搭載モデルよりも割安なのもポイント。
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