今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) XA7C-G60S】をお借りしました。
ドスパラの定番モデルが新ケースになって登場!高い完成度とコスパを誇る、GTX 1660 SUPER搭載ミドルクラスモデルをチェックしてみましょう。
スペック
GALLERIA XA7C-G60S | |
サイズ | W220×D440×H480mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-10700 ・8コア16スレッド ・定格2.9/最大4.8GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2 DDR4-2666) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe) |
グラフィクス | GeForce GTX 1660 SUPER(GDDR6 6GB) |
チップセット | インテル H470 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 650W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 129,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2020年8月19日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
優雅なデザイン
ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。
コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けた外観デザインとなっており、かなり気合が入っています。
女性ゲーマーも意識したとのことで、曲線を用いた優雅なフォルムに仕上げています。ゴツくて力強い男性的なデザインの従来モデルから、大幅にイメージチェンジしていますね。
本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。
クリアサイドパネル採用
従来のケースではオプション扱いだったクリアサイドパネルが、ついに標準装備となりました。クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。
機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますよね。ゲーミングモデルなので、遊び心はとっても大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのも楽しいですよ。
クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。
LEDイルミネーションを搭載
ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。
光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。
イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら をチェック!
このモデルではASUSのマザーボードを搭載しているため、”Armoury Crate”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。
なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。
高い冷却性能
従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。
吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。
ファンも従来の12cmから14cmにサイズアップしているので、エアフローはよりスムーズになり、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。
ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。
しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。
アクセスしやすいインターフェース
地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。
従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています。
ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。
搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。そのうち背面の2ポートは最新のUSB3.2 Gen.2となっており、最大10Gbpsの高速転送に対応しています。さらに、端子のタイプの従来のType-Aのほか、リバーシブルのType-Cも用意されており、周辺機器の接続にはまず困りません。
そのほか、PS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。なお、映像端子は現在主流のDVI-D・HDMI・Displayportを完備。あらかたのモニターに対応でき、マルチディスプレイ構成も思うがままのラインナップです。
内部
チャンバー構造&裏配線採用
本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。
本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。
もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。
なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。
気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。前モデルほどではないですが、大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまず困ることはありません。
5インチベイ以外はケースの裏側から取り付けるようになっています。3.5インチベイは電源上部に搭載されていますが、取り付けは後ろ側から。ツールレス構造なので、かんたんに着脱できるのはグッド。
ASUS製マザーボード搭載
各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、ASUS製【PRIME H470-PLUS】を搭載しています。高い品質と安定性で定評のあるASUS製というのは安心ですね。
スタンダードモデルらしくポイントはしっかり押さえており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。特に熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収し、発散するので、熱暴走の心配はありません。
そのほか、強度の高いPCIeスロットや日本製のオーディオコンデンサを搭載するなど、必要な装備は一通りそろっています。
大型CPUクーラー搭載
CPUクーラーには、ドスパラでおなじみ”DEEPCOOL”の大型のCPUクーラーを標準搭載。4本のヒートパイプと大型放熱フィンで冷却性能はバツグン。長時間のゲームでも安定してCPUを冷却することができます。さらに大型の静音ファンで動作音も静か。
ちなみにこれはサイドフローという冷却方式で、CPUから吸収した熱をファンで後方に発散することで冷却します。ケース内のエアフローにあわせてスムーズに排熱するので、冷却性能が非常に高いのがポイントです。
Palit製GTX 1660 SUPER搭載
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
グラボはNVIDIAのGTX 1660 SUPERを搭載しています。最新”Turing世代”のミドルクラスモデルで、GTX 1660とは違い、VRAMは帯域幅の広いGDDR6を採用。WQHDでのゲーミングもこなせる高いパフォーマンスが魅力です。
ボードはドスパラで毎度おなじみ、Palit製のStormXを採用しています。ちょっと見にくいですが、大口径のシングルファンで高い冷却性能を発揮し、さらに静音仕様なので動作音も静か。申し分のないパフォーマンスです
ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、650Wのブロンズクラス電源を採用しています。ブロンズクラスは最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。また、容量も多めなので、将来的にハイスペックグラボへ換装することもできます。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUはおおむね50℃前後の安定した温度をキープしており、8コア16スレッドながら大型CPUクーラーでしっかり冷却できています。
また、グラボも大口径ファンなだけあり、60℃後半と低い温度できっちり冷却しています。熱くなりがちなゲーミングPCですが、ケースの高い通気性も相まって冷却性能は◎。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です


ボーダーは55デシベルですが、ピーク時で49.1デシベルとゲーミングPCにしては圧倒的に静かで、ノートPCも真っ青なレベルです。アイドル時も47.5デシベルに抑えられ、ノイズ感はほとんどありません。
ケースファンをはじめ、各種ファンが静かなのが見事に功を奏していますね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R15
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R15】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


CPUはインテル第10世代のCore i7-10700を搭載しています。前世代のCore i7-9700は8コア8スレッドでしたが、Core i7-10700は8コア16スレッドになり、約11%パワーアップしています。
8コア16スレッドといえば、AMDのRyzen 7 3700Xがライバルとなりますが、CPUの性能重視ならRyzen 7、ゲーミング性能重視ならCore i7がおすすめ。住み分けはしっかりできている感じですね。
詳しくはCPUの紹介ページもチェック!

3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードはミドルクラスのGTX 1660 SUPERを搭載。フルHDでのゲーミングに最適な鉄板モデルですね。
ポジションとしてはGTX 1660 TiとGTX 1660の中間となりますが、その実力はほぼGTX 1660 Tiそのもの。グラフィックスコアで比較すると、GTX 1660 Tiに対し、Time Spyでは約98%、Fire Strikeでは約102%の性能と、ほぼ互角レベルです。
なお、RTXシリーズではないので、RT(リアルタイムレイトレーシング)の性能は低く、DLSSには非対応となっています。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 574 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2894 | 2767 | 3917 | ー |
Time Spy | 6243 | 5921 | 9032 | ー |
Night Raid | 41568 | 73354 | 12030 | ー |
Fire Strike Ultra | 3347 | 3133 | 21236 | 1912 |
Fire Strike Extreme | 6976 | 7034 | 21388 | 3366 |
Fire Strike | 14450 | 15715 | 21287 | 6931 |
Sky Diver | 38063 | 49121 | 18601 | 34018 |
Cloud Gate | 43068 | 90554 | 15190 | ー |
Ice Storm | 174875 | 306357 | 69891 | ー |
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 15581 | 16834 | 20797 |
WQHD | 10186 | 12001 | 18326 |
4K | 4881 | 5777 | 11889 |
さすがにCore i7ということでスコアがよく伸びますね。フルHD・WQHDの最高設定でスコア10000オーバーは大したものです。GTX 1660 SUPERの性能も高く、ミドルクラスのグラボでWQHDまでプレイできるのは、かなり魅力的。
なお、ミドルクラスならCore i5でも十分実用的ですが、Core i7の方がfpsは伸びやすいので、安定性重視ならCore i7がおすすめです。
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 82(74)fps | 94(86)fps | 115(103)fps | 139(113)fps |
WQHD | 66(62)fps | 74(68)fps | 94(87)fps | 111(100)fps |
4K | 35(30)fps | 40(34)fps | 51(47)fps | 61(57)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重量級のゲームですが、驚くべきことにWQHD・最高設定でも平均60fpsをキープできます。さすがに4Kはきついですが、ミドルクラスでこの性能は立派です。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 42(31)fps | 48(37)fps | 68(60)fps | 79(70)fps |
こちらはよりリアルな描写を実現する、RT(リアルタイムレイトレーシング)機能を有効にした際のfpsです。
GTXシリーズではRTを効率的に処理する【RTコア】が搭載されていないため、fpsはガクッと落ち込みます。中設定でようやく平均60fpsを超えるレベルなので全く実用的ではなく、画質を落としても使うような機能ではありません。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 98(81)fps | 101(85)fps | 103(90)fps |
WQHD | 64(53)fps | 68(58)fps | 70(59)fps |
4K | 33(27)fps | 34(28)fps | 35(28)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
一見重そうなグラフィックですが、意外と最適化されており、WQHD・エクストラ設定で平均60fpsをキープできます。さらにフルHDではほぼ平均100fpsとド安定でプレイ可能です。とりあえずGTX 1660 SUPER入れておけばOK!みたいな感じですね。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 56(44)fps | 58(47)fps | 66(42)fps |
WQHD | 33(27)fps | 36(30)fps | 38(32)fps |
4K | 18(15)fps | 19(16)fps | 20(16)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
このゲームのRTモードは割と軽めなのですが、フルHDでは通常設定でようやく平均60fpsを超え、イマイチfpsの伸びが悪い感じです。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 58(53)fps | 64(58)fps | 77(68)fps | 113(99)fps | 136(118)fps |
WQHD | 39(35)fps | 42(38)fps | 47(43)fps | 72(64)fps | 85(76)fps |
4K | 15(12)fps | 18(16)fps | 16(15)fps | 35(32)fps | 42(36)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、とにかく重いゲームです。それでもフルHD・ウルトラ設定で平均60fpsをキープでき、フルHDの鉄板グラボなだけあり、やはり地力はありますね。
ただ、WQHDは厳しく、大きく設定を落とさないと平均60fpsにすら届きません。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 145fps | 147fps | 165fps | 190fps |
WQHD | 96fps | 108fps | 119fps | 125fps |
4K | 49fps | 56fps | 61fps | 66fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
わりと軽めのゲームということで、WQHD・ウルトラ設定で平均100fps近くをマーク。フルHDでは高リフレッシュレートディスプレイの運用もできるほどです。なお、このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、ウルトラ以上の設定ができません。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 227(199)fps | 242(216)fps | 261(237)fps | 294(262)fps | 325(289)fps |
WQHD | 146(125)fps | 154(140)fps | 173(160)fps | 198(182)fps | 239(220)fps |
4K | 72(60)fps | 75(68)fps | 86(79)fps | 102(93)fps | 121(113)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
この通りとても軽く、4Kでも平均60fps以上をらくらくキープできます。WQHDでは144Hzの高リフレッシュレートディスプレイを活用できるほど。
グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもいいでしょう。MAXの100では、WQHD・最高設定で平均91fps、フルHDでは平均149fpsとなり、やはり余裕です。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:高/中/低(VSync”OFF”、アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
高 | 中 | 低 | |
フルHD | 391(345)fps | 449(398)fps | 474(442)fps |
WQHD | 258(231)fps | 283(254)fps | 307(284)fps |
4K | 126(112)fps | 134(121)fps | 145(136)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
グラフィック負荷もオーバーウォッチとCS:GO譲りでとにかく軽く、Rainbow Six Siegeを凌ぐほど。4Kであれば平均100fpsを超え、WQHDともなると240Hzの超高リフレッシュレートディスプレイも活用できます。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 126(106)fps | 143(137)fps |
WQHD | 89(71)fps | 111(89)fps |
4K | 49(38)fps | 52(42)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームでもWQHDまでなら余裕で動かすことができます。フルHDなら平均100fpsを大きく超える申し分のないパフォーマンスです。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 128(116)fps | 166(154)fps | 270(252)fps | 402(381)fps |
WQHD | 74(71)fps | 98(91)fps | 166(154)fps | 248(234)fps |
4K | 24(23)fps | 44(42)fps | 77(72)fps | 121(115)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
Apex Legendsに近い結果となり、WQHDまではきっちり平均60fps以上をキープでき、フルHDでは平均100fps以上とまさにド安定。エピック設定は負荷がグンと高くなるのですが、このパフォーマンスの高さはとても優秀ですね。
なお、コミック調のグラフィックなので、中設定でも十分。4Kでも楽しみたいのであれば、ぜひお試しを。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 59(46)fps | 86(77)fps | 92(80)fps | 146(127)fps |
WQHD | 38(32)fps | 54(50)fps | 58(53)fps | 133(118)fps |
4K | 18(16)fps | 33(30)fps | 35(31)fps | 70(63)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
国産ゲーム屈指の重さを誇り、フルHDで平均60fpsを超えるのは高設定までとなります。ただ、グラフィック品質的にはきれいなので、十分実用的。なお、WQHDでプレイしたいのであれば、次のモードを活用しましょう。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 76(56)fps | 110(96)fps | 116(100)fps | 146(129)fps |
WQHD | 51(41)fps | 72(65)fps | 78(69)fps | 117(104)fps |
4K | 26(23)fps | 37(34)fps | 39(37)fps | 60(55)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。
低設定以外では大幅にfpsが向上し、フルHDでは最高設定でも平均60fpsを大きく超えるようになります。また、WQHDでも高設定なら平均60fpsを超え、かなり使える機能です。ただし、グラフィックがぼやけた感じになるので、WQHDでどうしても動かしたい場合に使うのがおすすめ。
以下軽めの国産ゲームをチェックしていきましょう。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | WQHD | フルHD |
8859 | 37086 | 69975 |
いずれも設定6での結果となりますが、4Kでもバッチリプレイできます。CPU性能も重要になるゲームですが、最新のCore i7なだけあり、よく伸びます。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | フルHD |
16856 | 23565 |
結果はこの通り4Kも余裕!
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の512GB SSDを搭載した、シングルストレージ構成です。最近のゲームは容量そのものが増えていますが、512GBもあればまず安心です。
SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、なかなか太っ腹。メーカーは”PHISON”となっています。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、読み込みでは3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで4ケタをマークするなど、とても優秀。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です!
おすすめカスタマイズ
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利です。
そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ
LEDイルミネーション輝く洗練されたボディは、チャンバー構造や裏配線などトレンドをしっかり押さえており、末永く使える高いクオリティを実現しています。BTOの標準ケースでこのクオリティはまさに破格レベル。ゲーミングPCへの意気込みの高さが伝わってきます。
肝心の性能ですが、ミドルクラスのグラボながら、WQHDの高解像度にも対応する性能の高さは見事の一言ですね。CPUがCore i7なのでゲーミングの安定感も◎。大容量メモリにSSDの充実した初期構成で12万円台とコスパに優れ、性能重視のミドルクラスモデルとしておすすめです。
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