今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) RT5】をお借りしました。
GTX 1660 SUPER・16GBメモリ・デュアルストレージ構成が8万円台!?恐るべきコスパを誇るミドルクラスゲーミングPCをチェックしてみましょう。
スペック
ガレリア RT5 | |
サイズ | W185×D395×H370mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 ・6コア6スレッド ・定格3.6/最大4.1GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2 DDR4-2666) |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe NVMe)+1TB HDD |
グラフィクス | GeForce GTX 1660 SUPER(GDDR6 6GB) |
チップセット | AMD B450 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 89,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2020年4月10日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
躍動感のあるデザイン
エッジのきいた精悍なフロントマスクが印象的なミニタワーモデルです。シンプルで無駄がなく、スピード感あふれる躍動的なデザインに仕上げており、ゲーミングPCらしさはバッチリ。
ミドルタワーモデルと同じ意匠ですが、一回り小さいため、可愛らしい感じもします。高さと奥行きがそれぞれ約10cm小さいので、設置スペースが限られている場合におすすめのサイズ。
高い冷却性能
ミニタワーケースではありますが、ポイントをしっかり押さえており、冷却性能が非常に高いのが特徴です。
通気口は前後、左側面の3か所に設置され、通気性はバツグン。前後2基のケースファンでスムーズなエアフローを生み出し、内部に熱がこもる心配はありません。ミドルタワーと異なり、天板に通気口はありませんが、これだけあれば十分です。
底面はこんな感じで通気口はありません。なお防振用のインシュレーターですが、シリコン製の頑丈なタイプが取り付けられており、本体の振動をしっかりと吸収します。設置時の安定感もたのもしい限りです。
ポイントをおさえたインターフェース
ミニタワーケースながらミドルタワーと同等のインターフェースを搭載しています。フロントマスクにはUSB3.0ポートとSDカードスロットが付いています。
USB端子はフロント・背面あわせて計8ポート搭載。そのうち背面の2ポートは大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1となっています。さらにPS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。
映像端子は現在主流のDVI-D・HDMI・Displayportを完備。あらかたのモニターに対応でき、マルチディスプレイ構成も思うがまま。
内部
高い拡張性
ミニタワーらしく、電源上置きの配置です。内部は黒塗装されており、引き締まった印象でとてもスマート。ケース全体で統一感があります。
ミニタワーながら拡張性は高く、5インチベイが2基に3.5インチベイが3基の計5基も拡張ベイが用意されています。これは下手なミドルタワーケースなみ。
各ベイはツールレス式とはいきませんが、シンプルなねじ止め式。さらに下部の3基は可動式となっており、手前側に回転させることで、交換増設作業がかんたんにできます。
また、拡張ベイがグラボに干渉しないようになっているので、将来的にハイエンドクラスの長さのあるグラボに交換することも可能です。
なお裏配線スペースはなく、空間に余裕があるわけでもありませんが、ケーブル類はエアフローを妨げないよう、きれいにまとめられています。
ASRock製マザーボード搭載
ミニタワーケースのため、マザーボードは一回り小さいmicro ATX規格のものを搭載。マザーボードやグラボでおなじみ、ASRock製の【B450M-HDV R4.0】を採用しています。組み込み専用品ではなく市販品なので、安心感がありますね。
グレード的にはスタンダードモデルですが、【Super Alloy】とよばれる高耐久規格に対応しています。長寿命の固体コンデンサを搭載するほか、ボードの素材にはガラス繊維を採用しており、湿度にも強くなっています。
さらに、通常のSSDよりも4~5倍高速なNVMeタイプのSSDに対応したM.2スロットや、ノイズの少ないサウンドを実現する【ELNA製オーディオコンデンサ】を採用するなど、機能面のポイントもしっかりおさえてあります。
ちなみに、CPUファンはAMD謹製【Wraith STEALTH】を搭載しています。いわゆる標準ファンといわれるものですが、その名の通り静音性に優れており、動作音が非常に静かなのがポイント。
Palit製GTX 1660 SUPER搭載
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
グラボはNVIDIAのGTX 1660 SUPERを搭載しています。最新”Turing世代”のミドルクラスモデルで、GTX 1660とは違い、VRAMは帯域幅の広いGDDR6を採用。WQHDでのゲーミングもこなせる高いパフォーマンスが魅力です。
ボードはドスパラで毎度おなじみ、Palit製のStormXを採用しています。ちょっと見にくいですが、大口径のシングルファンで高い冷却性能を発揮し、さらに静音仕様なので動作音も静か。申し分のないパフォーマンスです。
ブロンズクラス電源搭載
PCの心臓ともいえる電源には、500Wのブロンズクラス電源を採用しています。ブロンズクラスは最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。
メーカーはBTOでおなじみのAcBel製のものを搭載。老舗メーカーということで、品質面も安心ですね。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUはおおむね60℃前後の安定した温度をキープしており、標準タイプながら十分な冷却パフォーマンスを発揮しています。グラボも大口径ファンなだけあり、60℃後半と低い温度できっちり冷却しています。
熱くなりがちなゲーミングPCですが、冷却性能は◎。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です


ボーダーは55デシベルですが、ピーク時で52.3デシベルとゲーミングPCにしては静かですね。アイドル時との差はわずか1.7デシベル!基本的にはケースファンの回転音しか聞こえません。
グラボのファンはもちろん、特にうるさくなりがちなCPUファンが静かなのが大きいですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R15
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R15】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


CPUはAMD製の6コアCPU・Ryzen 5 3500を搭載しています。ワンランク上にRyzen 5 3600がありますが、マルチスレッド機能を省略し、キャッシュ容量を減らしているのが大きな違いです。
ライバルはインテルの6コアCPU・Core i5-9400Fですね。最新のRyzenではシングル性能が強化されており、パフォーマンスが大幅に向上。Core i5に比べ、シングル・マルチ性能ともに上回っています。前世代のRyzenはゲーミング性能がイマイチでしたが、最新世代ではインテルに匹敵するパフォーマンスを発揮します。
詳しくはCPUの紹介ページもチェック!

3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードはミドルクラスのGTX 1660 SUPERを搭載。ポジションとしてはGTX 1660 TiとGTX 1660の中間となりますが、その実力はほぼGTX 1660 Tiそのもの。グラフィックスコアで比較すると、GTX 1660 Tiに対し、Time Spyでは約96%、Fire Strikeでは約98%の性能と、ほぼ互角レベルです。
なお、RTXシリーズではないので、RT(リアルタイムレイトレーシング)の性能は低く、DLSSには非対応となっています。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 585 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2721 | 2775 | 2451 | ー |
Time Spy | 5737 | 5953 | 4762 | ー |
Night Raid | 35144 | 68574 | 9341 | ー |
Fire Strike Ultra | 3263 | 3103 | 12386 | 1901 |
Fire Strike Extreme | 6746 | 7062 | 12370 | 3346 |
Fire Strike | 13232 | 15384 | 12375 | 6803 |
Sky Diver | 30955 | 48685 | 11977 | 22856 |
Cloud Gate | 27609 | 87203 | 8140 | ー |
Ice Storm | 164876 | 256419 | 73294 | ー |
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 12535 | 12934 | 15440 |
WQHD | 9728 | 10860 | 13987 |
4K | 4830 | 5758 | 11060 |
ほぼGTX 1660 Tiということで、WQHDでも安定してプレイできます。ミドルクラスのグラボですが、従来のハイスペッククラスに匹敵し、パフォーマンスは非常に高いです。
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 85(77)fps | 91(80)fps | 109(86)fps | 126(91)fps |
WQHD | 67(61)fps | 74(71)fps | 85(76)fps | 106(94)fps |
4K | 35(30)fps | 40(37)fps | 49(43)fps | 57(51)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重量級のゲームですが、驚くべきことにWQHD・最高設定でも平均60fpsをキープできます。さすがに4Kはきついですが、ミドルクラスでこの性能は立派です。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 41(33)fps | 47(37)fps | 69(54)fps | 77(58)fps |
こちらはよりリアルな描写を実現する、RT(リアルタイムレイトレーシング)機能を有効にした際のfpsです。
GTXシリーズではRTを効率的に処理する【RTコア】が搭載されていないため、fpsはガクッと落ち込みます。中設定でようやく平均60fpsを超えるレベルなので全く実用的ではなく、画質を落としても使うような機能ではありません。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 98(81)fps | 102(85)fps | 105(87)fps |
WQHD | 64(51)fps | 67(55)fps | 69(55)fps |
4K | 33(29)fps | 36(30)fps | 38(32)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
一見重そうなグラフィックですが、意外と最適化されており、WQHD・エクストラ設定で平均60fpsをキープできます。さらにフルHDではほぼ平均100fpsとド安定でプレイ可能です。とりあえずGTX 1660 SUPER入れておけばOK!みたいな感じですね。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 67(55)fps | 72(63)fps | 76(65)fps |
WQHD | 34(27)fps | 36(29)fps | 40(31)fps |
4K | 18(15)fps | 20(16)fps | 21(17)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
やはりfpsはガクッと落ち込むものの、BATTLEFIELDよりはマシ。フルHD・エクストラ設定で平均60fpsをしっかりキープできます。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 58(52)fps | 62(56)fps | 76(67)fps | 107(98)fps | 132(112)fps |
WQHD | 37(34)fps | 40(36)fps | 46(42)fps | 68(61)fps | 80(70)fps |
4K | 15(12)fps | 18(16)fps | 21(19)fps | 33(30)fps | 40(36)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、とにかく重いゲームです。前よりもいくぶん最適化されていますが、画質重視ならフルHDまで。WQHDは大きく設定を落とさないと平均60fpsにすら届きません。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 139fps | 148fps | 166fps | 175fps |
WQHD | 88fps | 98fps | 106fps | 111fps |
4K | 50fps | 53fps | 57fps | 61fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
わりと軽めのゲームということで、WQHDでも平均60fpsを大きく超え、フルHDでは高リフレッシュレートディスプレイの運用もできるほどです。なお、このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、ウルトラ以上の設定ができません。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 200(176)fps | 205(195)fps | 207(195)fps | 213(203)fps | 243(222)fps |
WQHD | 139(121)fps | 147(137)fps | 163(149)fps | 185(172)fps | 222(193)fps |
4K | 70(58)fps | 74(67)fps | 84(78)fps | 98(90)fps | 117(110)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
この通りとても軽く、4Kでも平均60fps以上をらくらくキープできます。WQHDでは高リフレッシュレートディスプレイを活用できるほど。
グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもいいでしょう。MAXの100では、WQHD・最高設定で平均88fps、フルHDでは平均142fpsとなり、やはり余裕です。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 125(106)fps | 143(134)fps |
WQHD | 89(73)fps | 109(90)fps |
4K | 48(39)fps | 53(44)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームでもWQHDまでなら余裕で動かすことができます。フルHDなら平均100fpsを大きく超える申し分のないパフォーマンスです。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 118(105)fps | 160(145)fps | 261(238)fps | 370(344)fps |
WQHD | 70(66)fps | 93(84)fps | 162(149)fps | 240(217)fps |
4K | 25(22)fps | 45(41)fps | 77(68)fps | 125(116)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
Apex Legendsに近い結果となり、WQHDまではきっちり平均60fps以上をキープでき、フルHDでは平均100fps以上とまさにド安定。エピック設定は負荷がグンと高くなるのですが、このパフォーマンスの高さはとても優秀ですね。
なお、コミック調のグラフィックなので、中設定でも十分。リフレッシュレート重視ならぜひおすすめ。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 58(46)fps | 82(74)fps | 87(76)fps | 95(85)fps |
WQHD | 37(32)fps | 53(48)fps | 57(51)fps | 96(87)fps |
4K | 18(16)fps | 31(28)fps | 34(31)fps | 69(63)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
国産ゲーム屈指の重さを誇り、フルHDで平均60fpsを超えるのは高設定までとなります。ただ、グラフィック品質的にはきれいなので、十分実用的。なお、WQHDでプレイしたいのであれば、次のモードを活用しましょう。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 75(56)fps | 91(79)fps | 91(79)fps | 96(85)fps |
WQHD | 52(41)fps | 72(61)fps | 77(68)fps | 96(85)fps |
4K | 26(23)fps | 37(34)fps | 39(36)fps | 60(55)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。
低設定以外では大幅にfpsが向上し、フルHDでは最高設定でも平均60fpsを大きく超えるようになります。また、WQHDでも高設定なら平均60fpsを超え、かなり使える機能です。ただし、グラフィックがぼやけた感じになるので、WQHDでどうしても動かしたい場合に使うのがおすすめ。
以下軽めの国産ゲームをチェックしていきましょう。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | WQHD | フルHD |
8926 | 30684 | 61891 |
いずれも設定6での結果となりますが、4Kでもバッチリプレイできます。CPU性能も重要になるゲームですが、最新のRyzen 5なだけあり、よく伸びます。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | フルHD |
15200 | 19464 |
結果はこの通り4Kも余裕!
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


このモデルは256GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成です。ゲームは高速のSSDに、データ類は大容量のHDDに入れるという使い分けができるので、とても便利。
SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、なかなか太っ腹。メーカーは”PHISON”となっています。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、読み込みでは3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで4ケタをマークするなど、とても優秀。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です!
おすすめカスタマイズ
ポイントをおさえた初期構成ですが、最近のゲームはデータ容量が増えており、SSDの容量はぜひ増やしておきたいところ。先に紹介した”Call of Duty”では、なんと約190GBにもなるのでSSDに入りません。ゲームを多めに入れるためにも、できれば512GBへのカスタマイズがおすすめです。
また、録画配信や動画・画像編集などのクリエイティブ用途でも使うなら、6コア12スレッドのRyzen 5 3600にカスタマイズするのもおすすめ。ゲームのパフォーマンスもより向上し、一石二鳥です。
そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
万が一の備え!リカバリーメディア作成サービス
このモデルではオプションに”リカバリーメディア作成サービス”が用意されており、Windows復元用USBメモリを作成してもらうことができます。
Windowsの動作が不安定になった場合には、標準の復元機能で工場出荷状態に戻すことができますが、SSDが故障した場合や、Windowsそのものがクラッシュした場合には復元機能を使うことができません。
そんな時にWindows復元用USBメモリがあれば、工場出荷状態(Windowsのインストール+初期設定)に一発で戻すことができ、とても便利です。「Windowsのライセンスとドライバファイルさえあればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、ライセンスを買うよりも安く、手間も省けるので、あるとやっぱりラク。
万が一の備えとして、ぜひおすすめのオプションです。
まとめ
ミドルクラスモデルながら、WQHDの高解像度にも対応する性能の高さは見事の一言ですね。前世代ではイマイチフレームレートが伸びないRyzenシリーズでしたが、弱点をしっかりと克服。ゲーミングでも安定したパフォーマンスを発揮するまでに進化しています。
16GBメモリにデュアルストレージを搭載して8万円台と圧倒的に安く、コスパもバツグン!パースのチョイスも絶妙で、ゲーミングPCで迷ったらまずコレというレベルでおすすめです。
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