今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) RH】をお借りしました。
大幅な進化を遂げたAMDの最新CPU・Ryzen 5 3600とGTX 1650を搭載した、新世代のエントリークラスモデルをチェックしてみましょう。
スペック
ガレリア RH5 | |
サイズ | W185×D395×H370mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | AMD Ryzen 5 3600 ・6コア12スレッド ・定格3.6/最大4.2GHz |
メモリ | 8GB(4GB×2 DDR4-2666) |
ストレージ | 240GB SSD+1TB HDD |
グラフィクス | GeForce GTX 1650(GDDR5 4GB) |
チップセット | AMD B350 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 89,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2019年8月25日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
スマートなミニタワーケース
日本刀をイメージしたという、エッジのきいた精悍なフロントマスクが印象的なミニタワーモデルです。鋭さはもちろん、躍動感を感じさせるデザインに仕上げており、ゲーミングPCらしさはバッチリです。
ブラック一色のシンプルなボディで、特に装飾のたぐいは無し。クセがなく、使う人を選びません。
ミドルタワーモデルと同じ意匠ですが、一回り小さいため、可愛らしい感じもします。高さと奥行きがそれぞれ約10cm小さいので、設置スペースが限られている場合におすすめのサイズ。
高い冷却性能
ミニタワーケースではありますが、ポイントをしっかり押さえており、冷却性能が非常に高いのが特徴です。
通気口は前後、左側面の3か所に設置され、通気性はバツグン。前後2基のケースファンでスムーズなエアフローを生み出し、内部に熱がこもる心配はありません。ミドルタワーと異なり、天板に通気口はありませんが、これだけあれば十分です。
ちなみに、ケースファンは静音仕様のものを採用しています。後でチェックしますが、動作音はゲーミングPCとは思えないほど静か。
底面はこんな感じで通気口はありません。なお防振用のインシュレーターですが、シリコン製の頑丈なタイプが取り付けられており、本体の振動をしっかりと吸収します。設置時の安定感もたのもしい限りです。
ポイントをおさえたインターフェース
ミニタワーケースながらミドルタワーと同等のインターフェースを搭載しています。フロントマスクにはUSB3.0ポートとSDカードスロットが付いています。
USB端子はフロント・背面あわせて計8ポート搭載。そのうち背面の2ポートは大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1となっています。さらにPS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。
映像端子はDVI-D・HDMIのみ。とてもシンプルですが、この2つがあればあらかたのモニターに対応できます。
内部
高い拡張性
ミニタワーらしく、電源上置きの配置です。内部は黒塗装されており、引き締まった印象でとてもスマート。ケース全体で統一感があります。
ミニタワーながら拡張性は高く、5インチベイが2基に3.5インチベイが3基の計5基も拡張ベイが用意されています。これは下手なミドルタワーケースなみ。
各ベイはツールレス式とはいきませんが、シンプルなねじ止め式。さらに下部の3基は可動式となっており、手前側に回転させることで、交換増設作業がかんたんにできます。
また、拡張ベイがグラボに干渉しないようになっているので、将来的にハイエンドクラスの長さのあるグラボに交換することも可能です。
なお裏配線スペースはなく、空間に余裕があるわけでもありませんが、ケーブル類はエアフローを妨げないよう、きれいにまとめられています。
ASRock製マザーボード搭載
ミニタワーケースのため、マザーボードは一回り小さいmicro ATX規格のものを搭載。マザーボードやグラボでおなじみ、ASRock製の【AB350M-HDV R4.0】を採用しています。
グレード的にはスタンダードモデルですが、【Super Alloy】とよばれる高耐久規格に対応しています。長寿命の固体コンデンサを搭載するほか、ボードの素材にはガラス繊維を採用しており、湿度にも強くなっています。
さらに、通常のSSDよりも4~5倍高速なNVMeタイプのSSDに対応したM.2スロットや、ノイズの少ないサウンドを実現する【ELNA製オーディオコンデンサ】を採用するなど、機能面のポイントもしっかりおさえてあります。
ちなみに、CPUファンはAMD謹製【Wraith STEALTH】を搭載しています。いわゆる標準ファンといわれるものですが、その名の通り静音性に優れており、動作音が非常に静か。
静音ケースファンとの相乗効果で、高い静音性を実現しています。その実力はあとでチェックしてみましょう。
Palit製GTX 1650搭載
グラボはNVIDIAのGTX 1650を搭載しています。最新”Turing世代”のGPUで、前世代から着実にパワーアップ。フルHD入門に最適です。
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
ボードはドスパラで毎度おなじみ、Palit製のStormXを採用しています。大口径のシングルファンで高い冷却性能を発揮し、さらに静音仕様なので動作音も静か。申し分のないパフォーマンスです。
高品質電源搭載
PCの心臓ともいえる電源には、500Wのブロンズクラス電源を採用しています。ブロンズクラスは最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。
しかもメーカーは自作でおなじみのSilverStone製の【Striderシリーズ】を搭載しています。同社の看板モデルというべき電源で、信頼性は抜群!
マザーボード・グラボ・電源いずれも自作御用達のメーカー製となっており、BTOながらとても完成度が高くなっています。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
小型のCPUクーラーですが40℃台をキープしており、その見た目によらず冷却性能はかなり優秀です。AMDの純正クーラーは本当によく出来ていますね。このレベルのクーラーが標準で付属するのはとても美味しい!
グラボは発熱の低いエントリーグラボ&大口径ファン搭載ということで、60℃台半ばとこちらもよく冷えます。これなら長時間のゲームでも安心。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です


この通り、ピーク時でも50.3デシベルと50デシベルをわずかに超えるレベル。ファンの風切り音は控えめで、ガレリアらしい安定の静かさです。アイドル時との差は1.4デシベルと有って無いようなもの。
ゲーミングPCにしては非常に静かで、静音性重視の方にもおすすめ。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R15
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R15】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


CPUはAMD製の6コア12スレッドCPU【Ryzen 5 3600】を搭載しています。最新の3000番台は前世代から大幅にパワーアップし、ミドルクラスのCPUながらハイスペッククラスの高いパフォーマンスを発揮します。
前世代の6コア12スレッドCPU・Ryzen 5 2600との差は一目瞭然、シングル性能は約20%、マルチ性能では約34%も性能が高くなっています。もちろん、ライバルとなるインテルのCore i5にも圧勝です。
なんと言ってもシングル性能が向上しているのが大きいですね。Ryzen 5 2600ではシングル性能が低く、ゲームではフレームレートが伸び悩んでいましたが、最新のRyzen 5では見事にその欠点を克服し、高いゲーミング性能を実現しています。
参考までにRyzen 5 2600×GTX 1650の【ガレリア RH 2600】と比較してみると、メインとなるフルHDではおおむね約10%、ゲームによっては最大約30%も性能が向上。やはり安定性はワンランク上です。
詳しくはレビューをチェック

3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
GTX 1650は前世代のGTX 1050から大幅にパワーアップ。グラフィックスコアで比較すると、Fire Strikeでは約123%、Time Spyでは約176%の性能となっています。最新世代のGPUということで、特にDirectX 12環境に強いですね。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | ー | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 1647 | 1515 | 3257 | ー |
Time Spy | 3685 | 3406 | 6889 | ー |
Night Raid | 29161 | 41932 | 10698 | ー |
Fire Strike Ultra | 1804 | 1663 | 19690 | 1045 |
Fire Strike Extreme | 3888 | 3875 | 19567 | 1788 |
Fire Strike | 7977 | 8719 | 19761 | 3151 |
Sky Diver | 25577 | 28343 | 16561 | 27950 |
Cloud Gate | 29223 | 47294 | 12503 | ー |
Ice Storm | 133049 | 167357 | 77468 | ー |
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 8980 | 10104 | 15079 |
WQHD | 5559 | 6341 | 11885 |
4K | 2619 | 3018 | 5808 |
フルHD・最高品質でスコア8980をマークし、ギリギリ平均60fpsを狙えます。大幅に性能は向上していますが、最高品質でスコア9000をなかなか突破できないところは、やはりエントリークラスのグラボといったところですね。
実戦ではやや心もとないので、最高品質で安定性を重視するなら、ワンランク上のGTX 1660がおすすめ。
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 53(49)fps | 58(53)fps | 70(60)fps | 90(80)fps |
WQHD | 35(31)fps | 39(35)fps | 49(43)fps | 60(52)fps |
4K | ー | ー | 25(22)fps | 29(13)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
さすがにGTX 1650には荷が重く、中設定でようやく平均60fpsを超えます。高設定では平均60fps手前まであと一歩ですが、安定性重視なら素直にGTX 1660以上がおすすめ。
METRO EXODUS(メトロ エクソダス)
重厚なストーリーと戦術性の高い戦闘が魅力のサバイバル系FPSゲーム”メトロシリーズ”最新作です。
舞台は核戦争による文明崩壊から23年が経過した2036年のロシア。シリーズを通じて長らく生活していたモスクワのメトロ地下構内をついに離れ、武装列車「オーロラ号」に乗り、安住の地を求めて広大なロシアへの旅に出るストーリーです。
ストーリーの各章がオープンワールドになり、前作よりもサバイバル要素が強くなっているのがポイント。荒廃したフィールドを自由に探索し、道中で拾った素材で自分好みの武器を作成できるようになっています。
以前とは比較にならないくらいに向上したグラフィック品質も相まって、没入感はかなり高めですが、最新ゲームの例にもれず、負荷はかなり重いです。下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、ヘアワーク”ON”、上級物理演算”ON”)
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 40(32)fps | 48(39)fps | 62(46)fps | 75(56)fps |
WQHD | 28(22)fps | 34(27)fps | 43(33)fps | 53(41)fps |
4K | 13(10)fps | 15(12)fps | 19(14)fps | 24(18)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
バトルフィールドを上回る重さで、フルHD・中設定でなんとか平均60fpsを超えます。このレベルだとCPU云々の問題ではありません。
Call of Duty: Black Ops 4
ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:超高/高/中/低(レンダリング解像度”100”、モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)
プレイモード:Blackout
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 80(62)fps | 97(84)fps | 101(90)fps | 106(94)fps |
WQHD | 53(45)fps | 60(52)fps | 64(53)fps | 66(58)fps |
4K | 25(21)fps | 31(26)fps | 32(26)fps | 34(27)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。フレームレートの変動が激しく、中庸なfpsをピックアップしました。
リリース当初からだいぶ最適化され、フルHDは朝飯前、WQHD・超高設定でも平均60fpsをキープできます。安定性重視ならフルHD・高設定がベスト!
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 133(105)fps | 137(125)fps | 151(139)fps | 168(157)fps | 210(194)fps |
WQHD | 83(70)fps | 88(80)fps | 98(89)fps | 111(103)fps | 136(127)fps |
4K | 39(32)fps | 42(36)fps | 47(41)fps | 54(50)fps | 66(62)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
この通りとても軽く、フルHDなら高リフレッシュレートディスプレイを活用でき、WQHDでも平均60fpsオーバーは余裕です。フルHDならレンダリング解像度を上げて、画質重視にするのもよし。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 77(62)fps | 104(82)fps |
WQHD | 53(42)fps | 71(56)fps |
4K | 29(23)fps | 35(27)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
軽めのゲームですが、品質重視ならフルHDまでですね。ただフォートナイトと同じくコミック調のグラフィックなので、低品質でも十分だったりします。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 67(54)fps | 92(75)fps | 141(110)fps | 252(205)fps |
WQHD | 39(34)fps | 56(47)fps | 89(76)fps | 178(153)fps |
4K | 11(10)fps | 25(22)fps | 42(36)fps | 89(79)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
高品質までは軽いのですが、エピックになるととたんに重くなり、画質重視ならフルHDまでとなります。ただ先に紹介した通り、コミック調のグラフィックなので中設定でも十分。とことんこだわるのでなければ、WQHDでも楽しめます。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 32(25)fps | 48(42)fps | 51(44)fps | 102(91)fps |
WQHD | 20(16)fps | 34(27)fps | 37(28)fps | 74(64)fps |
4K | 19(15)fps | 23(18)fps | 24(20)fps | 35(31)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
海外ゲームも真っ青になるくらい重く、GTX 1650では全く歯が立ちません。メトロエクソダスもそうですが、あまりに重いとCPUが違うくらいでは、ほとんど差が出ません。
以下軽めの国産ゲームをチェックしていきましょう。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | WQHD | フルHD |
3054 | 12721 | 30258 |
いずれも設定6での結果となりますが、WQHDまでなら余裕です。4Kならひとつ下の設定5にすると、スコア11684をマークし、安定してプレイできます。
設定5は以前の最高設定なだけあり、グラフィック品質も上々です。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | フルHD |
9524 | 21022 |
結果はこの通りエントリーグラボでも4Kは余裕!
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


このモデルは240GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成です。ゲームは高速のSSDに、データ類は大容量のHDDに入れるという使い分けができるので、とても便利。
SSDは通常のSATAⅢタイプとなっており、SSDの鉄板メーカー・Crucial製の【BX500シリーズ】が搭載されています。
肝心の速度ですが、スタンダードモデルながら、シーケンシャル・ランダムともにムラなくしっかり速度が出ていますね。上位の【MX500シリーズ】よりもちょっと遅いくらいで、十分な結果です。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで快適そのもの。
おすすめカスタマイズ
ポイントをおさえた初期構成なので、基本的にカスタマイズ不要。実機では16GBメモリにカスタマイズされていますが、重量級のゲームを動かすことは想定していないので、8GBのままでもOKです。
なお、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ&関連モデル
GTX 1050からきっちりパワーアップしており、従来のゲームをより安定して楽しめるようになっています。Ryzen 5 3600の高い性能も相まって、フレームレートが素直に伸び、エントリーモデルとしては申し分の無いパフォーマンスを発揮します。
もちろん、ドスパラらしくパーツのチョイスは◎。それでいて8万円台と価格も安く、コスパもバツグンです。高い完成度とコスパをしっかり両立しており、GTX 1650搭載モデルならまずおすすめ!
ちなみに、Ryzen 5 2600搭載モデルは、予算重視ならもちろんアリ。若干パフォーマンスが落ちるくらいで十分実用的です。
ガレリア RH5 2600
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 5 2600
■チップセット:B350チップセット
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1650
■ストレージ:SSD 250GB+HDD 1TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■価格:84,445円(税込)~
低価格のGTX 1650搭載モデル
前世代のRyzen 5 2600を搭載したモデル。8万円台前半と安く、デュアルストレージ&電源無料アップグレードでとてもおトク。
エントリークラスのモデルなので、基本的にカスタマイズ不要。
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