今回はドスパラの【GALLERIA(ガレリア) GCL2060RGF5】をお借りしました。
RTX 2060搭載モデルがなんと12万円台!144Hzディスプレイをはじめ、充実した装備と高いコスパが魅力のハイスペックモデルをチェックしてみましょう。
- スペック
- 外観
- ディスプレイ&キーボード
- 便利機能いろいろ
- ベンチマーク
- RTX 2060搭載
- CINEBENCH
- PCMark 10
- 動画エンコード
- 画像変換
- 3DMARK
- FF14(ファイナルファンタジーXIV)
- BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)
- Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
- Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
- DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
- Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
- VALORANT(ヴァロラント)
- Apex Legends(エーペックス レジェンズ)
- Fortnite(フォートナイト)
- MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)
- PSO2&ドラクエ10
- CrystalDiskMark
- 温度
- 動作音
- バッテリー持続時間
- おすすめカスタマイズ
- まとめ&関連モデル
- あわせてチェック
スペック
※2020年7月13日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
シンプル&実用的なデザイン
凹凸を極力排した、見事なまでのフラットボディで、実用性に特化しています。
ゲーミングモデルだと派手になりがちな背面の排気グリルですが、ボディと一体成型になっており、とても控えめです。
飾り気もなく、天板のロゴもオミットする徹底ぶり。一般ノートと見違えるほどにシンプルなデザインなので、ビジネスなどオフィシャルなシーンでも使えますね。
なお、ボディの素材はオーソドックスな樹脂製ですが、天板とキーボード面はマットな感じでざらつきが少なく、安っぽさを感じさせないのはグッド。
底面はこの通り、大きく通気口が開けられており通気性はバツグン。2基のデュアルファンでCPUとGPUを強力に冷却します。
コンパクト&軽量ボディ
最近のトレンドをしっかり取り入れ、ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、一般的なノートに比べ横幅がコンパクトになっています。
サイズもさることながら、見た目もスッキリし、スタイリッシュなイメージに仕上がっています。まさに一石二鳥ですね。
また、ディスプレイとベゼル(ふち)の境はほとんど段差がなく、シームレスになっているのもポイント。細かい部分までしっかり造りこまれているのは好印象ですね。
なお、重さは実測で1985gとまさかの2kg切り!重装備のゲーミングノートにしては軽く、持ち運び用として使うのもありです。
充実したインターフェース
15インチモデルらしく、インターフェースはなかなかの充実ぶり。
USBは全4ポートの構成で、大容量給電に対応したUSB3.2 Gen.1とレガシーなUSB2.0を搭載しています。USB3.1 Gen.1のうち、背面のポートは小型&リバーシブルのType-Cポートとなっています。一通りのポートがそろっているので、周辺機器の接続にはまず困りません。
また、画像出力端子はHDMIとmini DisplayPort×2を搭載する充実ぶりで、複数画面への出力もラクラクです。さらに、地味ながら便利なSDスロットをしっかり完備しているのも◎。普段使いにも便利ですね。
ポートの配置もよく考えられており、画像端子・電源ポート・USB Type-Cポートが後ろ側に配置されているのもポイント。特に映像ケーブルと電源ケーブルは特にかさばりやすく、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがち。しかし、後ろにあればそんな心配は一切ありません。
なお、無線LANは最新のWi-Fi 6(802.11ax)にしっかり対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。
ディスプレイ&キーボード
発色に優れたディスプレイ
ディスプレイサイズは15.6インチで、解像度は標準的なフルHDとなっています。映り込みの少ないノングレアタイプで、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。
この通り、高コントラスト・高発色できれいな映像を楽しめます。視野角も広く、横から覗いても色ムラが少ないのもいいですね。パネルの種類は不明ですが、IPSパネルに近いクオリティと言ってもいいでしょう。
ちなみに、ディスプレイはこのくらいまで開きます。
144Hz対応ディスプレイ
低価格モデルながら、144Hzディスプレイを搭載し、なかなかに太っ腹です。
144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上!その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。
普段ノーマルディスプレイを使っている方はその違いに驚くはず。
操作性の高いキーボード
エントリーモデルながら、フルカラーキーボードを搭載。キーキャップはサイドが透過処理されており、あふれんばかりの華やかさです。もちろん、ファンクションキーや付属のアプリでON/OFFも切替可能。LEDが苦手な方でも安心です。
15インチのワイドボディということで、キーボードにはテンキーを装備。
各キーは完全に独立していますが、”Enterキー”周りの配置がトリッキー。Enterキーを押そうとして、上のキーを間違って押してしまうことがしばしば。慣れるまでは注意が必要です。なお、キーピッチは約19mmとデスクトップキーボードなみの間隔が確保され、だいぶゆとりがあるのはいいですね。
キーストロークはこの通り深めで、しっかり反発し、応答性は◎。とっさの操作にも確実に反応します。また、アルミほどではありませんが、キーボード面の剛性も高く、ゲーム操作の安定性はバツグンです。
ちなみに、電源ボタン横に配置されたボタンでは、”ハイパフォーマンスモード・ゲームモード・オフィスモード”3種類の動作モードに切り替えることができます。付属のアプリをわざわざ起動することなく、ワンタッチで操作できるので、とても便利です。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプを採用しています。
表面はサラサラしており、カーソルの追従性が高く、操作は非常にスムーズです。クリックボタンの完成度も高く、軽い力でカチカチと小気味よく反応します。バタつきもなく、動作音が静かなのもグッド。
一体型だと押し込んでもなかなか反応しないケースがたまにあるのですが、しっかり造りこまれています。
便利機能いろいろ
ゲーミングノートらしく【Gaming Center】で、ファンやキーボードのLEDの調整やシステムのモニタリングなど、各種設定がワンストップでできるようになっています。
【キーボードバックライト】では名前の通り、キーボードのカラー設定ができます。
固定カラーのほか、アニメーション(1種のみ)にも対応しています。なお、固定カラーはキーボード全体での一括変更となっており、キーやブロック単位での変更には対応していません。
【EZスイッチ】はLEDやディスプレイのON/OFFや、Windowsキーの無効化などをワンタッチで設定できる便利ツールです。
動作モードはスイッチだけでなく、【電源設定】でも切り替え可能です。オフィスモードではファンの動作設定をさらに細かくカスタマイズできます。
サウンドシステムはアメリカの大御所【THX】の認証を受けており、付属のサウンドイコライザーで好みの音質に変更できます。スピーカーの品質ですが、サラウンドがばっちり効いているので、臨場感は◎。中音域メインながら高音も意外と頑張っているので、内蔵タイプにしては上々のクオリティですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。参考までにCINEBENCH~画像変換テストまでは、一般ノート向けのハイスペックCPU・Core i7-1065G7と比較しています。なお、設定はゲームモードです。
RTX 2060搭載
最新のNVIDIA製ハイスペックGPU・RTX 2060を搭載。鉄板のミドルクラスGPU・GTX 1660 Tiの上位版ということで、フルHDでより高い安定性を発揮します。
また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。
Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルの第10世代4コア8スレッドCPU・Core i5-10300Hを搭載しています。前世代のCore i5-9300Hのマイナーチェンジ版で、違いは動作クロック引き上げられたくらいですね。
Core i5ではありますが、ハイエンドクラス’’Hシリーズ’’のCPUということで、一般ノート向けのCPUよりも性能は上。4コア8スレッドCPU・Core i7-1065G7に比べ、マルチ性能は約23%高くなっています。ゲームはもちろん、動画や画像編集などクリエイティブ用途でも高いパフォーマンスを発揮します。
PCMark 10
【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。
高性能CPU&GPUを搭載しているのでスコアはよく伸び、本格的な動画や画像編集用途の目安となるスコア3000は余裕でクリア。4000台半ばの非常に高いスコアをマークしています。なお、Core i7-1065Gとはほぼ互角。普段使いのオーソドックスなテストでは、さほど差がつかない感じですね。
動画エンコード
【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。
エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、QSV・NVENCはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。
H.264(フルHD) | 2Pass | 1Pass | QSV・NVENC |
Core i5-10300H | 34:09 | 17:25 | 2:37 |
Core i7-1065G7 | 56:22 | 27:43 | 3:15 |
CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)で大きな差をつけ、Core i7-1065G7に対し約60~63%の時間で変換を完了。同じ4コア8スレッドCPUとは思えないほどの時短効果を発揮しています。
また、ハードウェアエンコードでも約81%の時間で変換を完了しており、きっちり時間短縮しています。QSVも優秀ですが、NVENCはさらにその上を行くパフォーマンスの高さを実現しています。
H.265(フルHD) | 2Pass | 1Pass | QSV・NVENC |
Core i5-10300H | 48:04 | 24:41 | 2:47 |
Core i7-1065G7 | 1:15:53 | 39:34 | 3:41 |
こちらは重量級のH.265での結果です。Core i7-1065G7に対しソフトウェアエンコードでは約62~63%、ハードウェアエンコードでも約76%となり、やはり安定した時短効果となっています。
ちなみに、エントリーGPUのMXシリーズではNVENCに非対応なので、動画エンコードの機会が多い方は、GTX&RTXシリーズを選ぶのがおすすめ。
画像変換
【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。
JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。
CR2→DNG | CR2→JPEG | |
Core i5-10300H | 1:16 | 3:40 |
Core i7-1065G7 | 1:14 | 3:49 |
画像変換では一転、両者でほとんど差がつかず、互角となっています。
以上サクッとチェックしてみましたが、やはりゲーミングノートということで、一般ノートに比べ性能は高め。レンダリングや動画編集でしっかり使うなら、やはりこのクラスの性能があると安心ですね。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
RTX 2060はGTX 1660 Tiの上位版ということで、CUDAコアとメモリーバス幅が強化され、特に性能の要となるCUDAコアはGTX 1660 Tiよりも25%多くなっています。
ただ、ベンチマークではそこまで差がつかず、グラフィクススコアで比較してみると、GTX 1660 Tiに対しTime Spyで約110%、Fire Strikeで約111%となり、おおむね10%差にとどまっています。実際のゲームでも同じような傾向となり、少しでも安定性を求めるならおすすめといったところですね。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 3515 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2775 | 2873 | 2329 | ー |
Time Spy | 5883 | 6074 | 4997 | ー |
Night Raid | 32999 | 64017 | 8810 | ー |
Fire Strike Ultra | 3671 | 3538 | 12989 | 2048 |
Fire Strike Extreme | 7083 | 7360 | 12962 | 3609 |
Fire Strike | 13585 | 15670 | 12999 | 7040 |
Sky Diver | 31920 | 53169 | 11877 | 21773 |
Cloud Gate | 31208 | 98898 | 9191 | ー |
Ice Storm | 109818 | 144684 | 59573 | ー |
FF14(ファイナルファンタジーXIV)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 13732 | 15249 | 16858 |
最高品質でスコア10000を軽く超え、安定してプレイできます。エントリークラスのGTX 1650でもスコア9000を狙えるので、RTX 2060なら余裕も余裕ですね。
BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 84(70)fps | 96(81)fps | 108(82)fps | 112(85)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
最高品質で平均84fpsと60fpsを大きく超え、GTX 1660 Tiよりも安定感があります。ただ、6コア12スレッドのCore i7に比べ、fpsの振れ幅が大きいのが気になりますね。ワンランク上の安定性を求めるなら、Core i7を選びましょう。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 52(46)fps | 57(50)fps | 73(63)fps | 78(59)fps |
こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。
RTはとにかく重いのでfpsが大きく落ち込み、中設定でようやく平均60fpsを超えます。しかし、RTX 2060ではDLSSモードを使うことができます。
DirectX 12+RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 58(48)fps | 65(55)fps | 78(57)fps | 79(51)fps |
RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なりますが、RTX 2070ではフルHD以上で動作します。
RTオンリーの時よりも、最大14%パフォーマンスが向上し、フルHD・高設定で平均60fpsを超えるようになりました。大きくfpsが向上するわけではありませんが、フレームレートのアシスト機能として考えれば、十分実用的ですね。
なお、デメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものなので、ぜひ活用しましょう。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる”Gunsmith”も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 90(76)fps | 98(81)fps | 100(79)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
一見重そうに見えますが、しっかり最適化されており、エクストラ設定で平均90fpsと安定性はかなり高め。高設定なら平均100fps近くも狙えます。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 71(59)fps | 77(65)fps | 79(65)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
このゲームのRTモードは比較的負荷が軽いため、エクストラ設定でも平均60fps以上をしっかりキープできます。なお、このゲームはDLSSモードが用意されていません。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 61(55)fps | 75(68)fps | 108(97)fps | 131(110)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。なお、最上位のバッドアスに設定できないため、ウルトラを上限にしてテストしています。
コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、とんでもなく重いゲームです。それでも、とりわけ負荷の高いウルトラ設定で平均60fpsをキープできるのは、さすがハイスペックGPUといったところですね。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 134fps | 138fps | 148fps | 161fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、ウルトラ・高・中・低のみで測定しています。
VRAM(グラフィックメモリ)以上の設定ができないため、ウルトラ設定までとなります。ゲーム自体は軽いので、ウルトラ設定でも平均134fpsと、144Hzディスプレイをしっかり活用できます。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 183(173)fps | 185(177)fps | 187(178)fps | 195(182)fps | 217(198)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
fpsゲーム屈指の軽さということで、最高設定でも144Hzディスプレイをきっちり生かし切ることができます。グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもあり。解像度MAX(100)・最高設定でも平均136fpsと安定感はバツグン。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:高/中/低(VSync”OFF”、アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
高 | 中 | 低 | |
フルHD | 254(234)fps | 262(223)fps | 268(246)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
グラフィック負荷もオーバーウォッチとCS:GO譲りでとにかく軽く、Rainbow Six Siegeを凌ぐほど。負荷をどれだけ上げても平均250fps以上をキープし、144Hzディスプレイをきっちり生かせます。
Apex Legends(エーペックス レジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 127(106)fps | 142(135)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームもわりと軽めということで、最高品質で平均100fps以上は余裕。144Hzディスプレイの運用もラクラクですね。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:バトルロイヤル
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 120(112)fps | 165(156)fps | 260(243)fps | 329(299)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
エピックが意外と重いのですが、それでも平均120fpsをマーク。GTX 1660 Tiだと100fps台なので、やはり地力はある感じですね。なお、144Hzディスプレイをきっちり生かし切るなら高設定がおすすめ。グラフィック品質も大差なく、全く問題ありません。
MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 58(47)fps | 82(75)fps | 88(81)fps | 102(89)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
グラフィックの負荷が容赦なく重く、平均60fpsをクリアするには高設定にする必要があります。ただ、グラフィックはとてもきれいなので、高設定でも正直十分です。
なお、このゲームではDLSSモードが用意されていますが、対応しているのはWQHD以上となっています。これとは別に”FidelityFX+Upscalingモード”があり、fpsの底上げをすることができます。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 78(60)fps | 97(80)fps | 100(80)fps | 102(88)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。
低設定以外では効果が見られませんが、最大約34%fpsが向上。最高設定でも平均60fpsを大きく超えるようになりました。とても実用的な機能ですが、グラフィックがぼやけた感じになるのが難点。ただ、安定性重視ならぜひ活用したいところです。
PSO2&ドラクエ10
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア32878となり、余裕も余裕です。
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
こちらはもはや言わずもがなの結果ですね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の500GB SSD(貸出機では512GB)を搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えていますが、512GBもあればまず大丈夫です。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDを採用する徹底ぶり。
メーカーは”PHISON”となっています。市販ではあまり見かける機会がありませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころだったりします。
その実力は高く、シーケンシャル(連続データ)・ランダムともに4ケタと爆速。特にシーケンシャルの読み込みでは3000MB/sを超え、さらに速度が出にくい”Q1T1”の書き込みでも100MB/s台半ばと、非常に高いパフォーマンスとなっています。
もちろん、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
CPUは80℃台と、いかにもゲーミングノートらしい温度をマークしています。
一方、GPUも80℃台となっています。下手すると90℃を突破しそうな構成ですが、80℃台に抑えているのは好印象。めちゃくちゃ冷えるわけではありませんが、十分な冷却性能となっています。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


ゲーミングノートだと55デシベルが目安となりますが、ピーク時で52.1デシベルと下回り、一般ノートに近いノイズレベルとなっています。ファンは高速回転していますが、耳障りな甲高いノイズが控えめでマイルドな感じですね。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
バッテリー持続時間
据え置きメインのモデルですが、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。
- 電源設定:オフィスモード、より良いバッテリー
- バックライト:40%
- 10秒ごとにキー入力
- 1分ごとに無線LAN経由でネット接続
結果は約4時間40分と、公称値よりもやや長めといったところですね。5時間未満なので、電源のない環境で使うのはあまりおすすめしません。やはりゲーミングノートは電源につないでなんぼです。
おすすめカスタマイズ
大容量メモリにSSDを搭載する充実ぶりなので、基本的にカスタマイズ不要です。なお、動画や画像編集などでも使うなら、データ保存用のHDDを追加するとより便利になります。
まとめ&関連モデル
RTXシリーズの末っ子となるRTX 2060ですが、GTX 1660 Tiとの性能差はおおむね10%程度と控えめ。また、目玉のRT機能もゲームによっては平均60fpsに届かず、あくまでもRT入門レベルといったところで、ちょっと物足りない感じがしますね。
しかし、このモデルはとにかく価格が安い!144Hzディスプレイ・フルカラーキーボード・大容量メモリ&SSDの充実した内容で12万円台はとんでもなく安く、GTX 1660 Ti搭載モデルと同じ価格帯となっています。15万円以下ではダークホース的なモデルで、少しでも性能にこだわりたい方におすすめ。
GALLERIA/ガレリア GCL2060RGF-T
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 144Hz
■CPU:Core i7-10750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:159,980円(税込)~
6コア12スレッドのCore i7-10750Hを搭載した上位モデル。最薄部で19.9mmと非常にスリムで、重さも約1.85kgと非常に軽く、持ち運びはとてもラク。性能だけでなく、モバイル性も重視するならおすすめ。
あわせてチェック
おトクなセール情報もチェック!



