ガレリア DJをレビュー 10万円以下の価格が魅力の第8世代Core i5×GTX 1060搭載モデル
ゲーミングPC
現行モデルではGTX 1660が搭載されています

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今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) DJ】をお借りしました。
10万円以下という価格が魅力のGTX 1060搭載モデルがさらにパワーアップ!前世代のCore i7に匹敵する性能を持つ、第8世代Core i5を搭載したミニタワーモデルの実力をチェックしてみましょう。
スペック
| ガレリア DJ
|
サイズ | W185×D395×H370mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i5-8500 (6コア 3.0/最大4.1GHz) |
メモリ | 8GB(4GB×2 DDR4-2666) |
ストレージ | 1TB HDD |
グラフィクス | GeForce GTX 1060(GDDR5 3GB) |
チップセット | インテル H310 チップセット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 99,980円(税込)~
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付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル ・キーボード/マウス
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※2018年5月23日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
精悍なデザイン

日本刀をイメージした、鋭いエッジ加工のフロントマスクがなかなかに精悍。これはミドルタワーケースと同じ意匠ですが、一回り小さいミニタワーケースのため、可愛らしい感じもしますね。「かっこかわいい」とでも言うべきでしょうか。

ちなみにミドルタワーケースとミニタワーケースを比較してみるとこんな感じ。小さい分だけ場所を取らないので、設置スペースが限られている場合におすすめのサイズ。
高い冷却性能

コンパクトボディではありますが、通気性は◎。通気口は前後、左側面の3か所に設置されています。ミドルタワーケースとは異なり天面と底面にはありませんが、冷却特化でもない限り十分な内容です。

ちなみに防振用のインシュレーターですが、ゴム製の頑丈なタイプが取り付けられており、安定性はバツグンです。BTOにはいろいろなケースがありますが、ガレリアのインシュレーターは最高ですね。

ケースファンは前後の2か所に設置され、エアフローも非常にスムーズ。3か所の通気口と合わせ、熱がこもる心配はありません。まさにセオリー通りの冷却システムです。
なお、ファンは静音仕様のためノイズの心配はありません。どのくらい静かなのかというと、HDDの動作音が聞こえるレベルです。
充実したインターフェース
小さいケースではありますが、インターフェースは充実のラインナップ。フロントマスクにはUSB3.0×2、SDカードスロットがついており、これはミドルタワーケースそのもの。
USB端子はフロント・背面あわせて計6ポート搭載。そのうち背面の2ポートは大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1となっています。さらにPS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。
映像端子はDVI-D・HDMI・DisplayPort×3と一通りメジャーな端子はそろっています。DVIがあるので、古いモニターにもしっかり対応できます。
内部
高い拡張性

内部は黒塗装されており、パット見かっこいいというのはもちろん、統一感がありますね。普段見ないところではありますが、丁寧な仕事ぶりは好印象。

ミニタワーながら拡張性は下手なミドルタワーケースなみに確保されており、5インチベイが2基に3.5インチベイが4基(内2基は2.5インチベイと共用)の計6基も拡張ベイが用意されています。シンプルなねじ止め式なので、交換増設もお手のもの。
また、拡張ベイがグラボに干渉しないようになっているので、将来的にハイエンドクラスの長さのあるグラボに交換することも可能です。
なお裏配線スペースはなく、空間に余裕があるわけでもありませんが、ケーブル類はエアフローを妨げないよう、きれいにまとめられています。
ASUS製マザーボード搭載

ミニタワーケースのため、マザーボードは一回り小さいmicro ATX規格のものを搭載しています。高い品質と信頼性で人気の高いASUS製の【PRIME H310M-A】となっています。
ベーシックモデルながら、スタンダードなマザーボードながら耐久性に優れているのがポイント。【5X Protection III】とよばれる5つの機能では、過電圧や過電流対策、拡張スロットの強化などが施されており、安心してPCを使えるようになっています。
オリジナルタイプのGTX 1060

グラフィックボードはミドルクラスのGTX 1060を搭載。コスパに優れたグラフィックメモリ3GB版で、フルHDでのゲーミングであればまずこのレベルは欲しいところ。
ボードはドスパラで毎度おなじみのPalit製の大口径のシングルファンを搭載したオリジナルタイプとなっています。小型のブロワファンを搭載したモデルよりも、高い冷却性と静音性を兼ね備えた優れモノです。

電源はこれまたおなじみのデルタ製450Wブロンズクラス電源を搭載。ブロンズクラス電源は最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換供給できる、省エネ・低発熱の優れた電源です。
温度


こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
小型の標準クーラーということもあり、CPUは50℃~60℃台前半と高すぎず低すぎずといった感じです。グラボは70℃台後半~80℃とやはりミドルタワーケースに比べると温度は高くなりがちです。もちろん動作には全く問題ない温度なのでご安心を。
ただし、パーツの温度は低い方がそれだけ長持ちするので、予算に余裕があればCPUクーラーを大型のものに交換するのがおすすめです。
ベンチマーク
CINEBENCH
CPUは最新のインテル第8世代【Core i5-8500】を搭載しています。コア数は前世代の4コアから6コアになり、性能も約30~40%と大幅に向上しているのが特徴です。
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックすると、なんとCore i7-7700以上のスコアをマークしました。
わずか一世代でCore i5がCore i7に匹敵する性能になるとは…驚き!
FF14
ゲーミングPC業界において、ある意味「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。
DirectX 11・フルHD解像度・最高品質という重量級のグラフィック設定で、スコア7000以上の「非常に快適」をマークできれば、現行オンラインゲームを幅広くプレイできるスペックだと判断することができます。
ただし、平均60fpsをキープして快適にということであれば、スコア9000以上は欲しいです。
結果はフルHD・最高品質でスコア11224「非常に快適」となり、余裕で平均60fps以上キープできます。なお、WQHD・最高品質だとスコア7068と、ギリギリで「非常に快適」判定になりました。
FF15
「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価で、平均60fps以上でプレイできます。
FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。
フルHD・高品質ではスコア3911(普通)で頻繁にカクつきます。フルHD・標準品質とワンランク設定を落としてもスコア5851(やや快適)どまりで、6000を超えられず。
グラフィックメモリ6GB版のGTX 1060では6000オーバーが可能ということを考えると、メモリ容量の差がもろに影響していることがわかります。
オープンワールドやFPSゲームなど重量級のゲームでは、グラフィックメモリが性能に直結するので、性能重視であればやはりグラフィックメモリ6GB版がおすすめ。
PUBG

人気沸騰中のバトルロイヤルゲーム【PUBG】のスコアも測ってみました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。
測定条件
解像度はフルHD
時間帯は日中、快晴
パラシュート降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
| ウルトラ | 高 | 中 | 低 |
平均fps | 42fps | 75fps | 95fps | 126fps |
最低fps | 20fps | 60fps | 78fps | 108fps |
最高fps | 66fps | 101fps | 120fps | 136fps |