G-Tune HN-Zをレビュー Core i7-12700KF&RTX 3070搭載!VRに便利な高機能ケースを採用したハイスペックモデル

今回G-Tuneの【G-Tune HN-Z】をお借りしました。

VR機器の接続に便利な高機能ミドルタワーケースに、インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KFとRTX 3070を搭載したハイスペックモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  G-Tune HN-Z
サイズ W210×D521×H426mm
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-12700KF
・12コア20スレッド
・定格3.6/最大4.9GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)+2TB HDD
グラフィクス GeForce RTX 3070(GDDR6 8GB)
チップセット インテル Z690 チップセット
光学ドライブ オプション
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.0
電源 850W(80PLUS GOLD)
保証 1年(最大3年)
価格 309,800円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年5月26日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

シンプルながら大胆なデザイン

ユニークなケースでおなじみ、InWin製の【101】をG-Tune用にカスタムしたモデルです。

 

横幅は20cmオーバー、奥行きも50cmを超える大型のミドルタワーケースです。どっしりとしたフォルムが何とも頼もしい限りですね。

 

プレーンなブラックボディですが、フロントパネルはなかなか大胆。斜め、しかも下方向にカットされ、インパクト抜群です。また、光学ドライブ上のデザインもいいアクセントになっており、躍動感もあります。

さらに、右サイドの通気口はハニカム状に仕上がており、なかなかオシャレです。

 

電源を入れるとフロントのG-Tuneマークが光ります。派手すぎず、ほどよいワンポイントアクセントでいい味出してます。

 

高い通気性のボディ

ゲーミングPCは発熱が高いパーツを多く搭載しているため、ケースの冷却性能も重要になってきます。

 

このケースでは右サイド(ラジエーターファン兼用)・背面に3か所設置され、InWinらしいユニークな配置ながら、通気性はとても高くなっています。底面から吸気し、背面&右サイドから排気する超強力なエアフローで、内部に熱がこもる心配はありません。

 

底面はこんな感じ。大きく通気口が確保され、ほこり対策として、ダストフィルターが設置されています。

 

ダストフィルターはマグネット式なので、簡単に取り外して丸ごと水洗いもできます。

 

VR機器の接続に便利なインターフェース

この通り、インターフェースの充実ぶりはかなりのもの。

 

VR機器の取り回しがしやすいポート配置になっており、大胆にもフロントの天面部分にHDMI端子を配置しているのがポイント

後ろにつなぐとなると、その分だけケーブルの長さがとられる上、他のケーブルと絡まったりするなど、取り回しに色々不便です。が、前に差し込めばそんな不便は一切なし。ケーブル周りで悩まされることはありません。

 

フロントのHDMI端子を使う際には、背面のHDMIをグラボのHDMI端子に接続しましょう

搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計11ポートも搭載。そのうち背面のType-Cポートは最新のUSB3.2 Gen.2×2となっており、最大20Gbpsの高速転送に対応しています。

さらに、SDスロットも装備しており、地味ながら便利です。

 

フロントポートの配置場所が真正面ではなく天面というのがミソ。パソコンをデスク下に設置した場合に、ポートを上から直接見ることができ、アクセスしやすくなっています。

なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です

 

内部

チャンバー構造採用

内部はこの通りとてもスッキリしています。

 

これは”チャンバー構造”という方式で、通常はケース下部に配置されている電源や各種ベイを上部に集約。内部をスッキリさせエアフローを極限まで高めることにより、高い冷却性能を実現できます。

 

ポイントをおさえた拡張性

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

かなり内部をスッキリさせていますが、拡張性はしっかり確保されており、スリムタイプの5インチベイ×1、3.5インチベイ×2、2.5インチ×2の計5基構成となっています。多くはありませんが、これだけあればまず十分でしょう。

 

3.5インチベイはケース上部に設置され、ツールレスでかんたんに取り出すことができます。

 

2.5インチベイは、裏配線スペースに設置されています。ちょっと分かりにくいですが、ケースの中央よりも下のスペースです。空いたスペースをフル活用する、全く無駄のない配置ですね。

ちなみに裏配線とはこの通り、ケース裏側のスペースを使用した配線のことです。かさばる配線類をケースの裏側の配線スペースに通すことで、さらにエアフローを高めることができます。見た目もスッキリし、まさに一石二鳥ですね。

 

大型水冷式CPUクーラー搭載

ミドルタワーなので、マザーボードは標準的なATX規格のものを搭載しています。ボードはMSI製の【Z690-S01】で、どうやらBTO専用品のようです。

機能面のポイントはしっかり押さえており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットには、金属製のヒートシンクを装備。また、PCIeスロットは金属で補強されており、グラボの重さにしっかり耐えることができます。

 

CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用しています。

CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、その実力は折り紙付き。Core i7-12700KFは動作が特殊で、発熱が非常に高いのですが、これなら安心です。

 

ZOTAC製RTX 3070搭載

グラボは、4Kでのゲーミングにも対応する、NVIDIAのRTX 3070(VRAM 8GB)を搭載しています。

 

低価格&コスパの高さで人気の高い、ZOTACの”Twin Edgeシリーズ”を搭載。

コスパモデルながら冷却性能がとても高く、大型のヒートシンクと5本のヒートパイプでしっかり熱を吸収し、2基の大型ファンで強力に発散します。また、ファンは一定の温度以下で停止するので、低負荷時は静かなのもポイント。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、850Wのゴールドクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUは、おおむね40℃台前半と非常に低い温度をキープ。さすがに24cmラジエーターを装備しているだけあり、バツグンの冷却性能ですね。

一方、グラボも冷却機構がしっかりしており、60℃台後半とこちらもよく冷えています。CPU・グラボともに冷却性能は優秀です。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

目安としては55デシベルを超えるとノイズが気になるのですが、ピーク時で52.3デシベルをマーク。ファンの風切り音がしっかり聞こえるようになりますが、55デシベル以下なので、そこまでうるさく感じません。以前のG-Tuneのモデルに比べると、だいぶ静かになっていますね。

なお、アイドル時では48.5デシベルと、ファンの回転音がわずかに聞こえるレベルで、とても静かです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KFを搭載しています。末尾の”F”は内蔵グラフィック非搭載を表しており、性能面ではF無しと変わりません。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

参考までに、前世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-11700Kと比較してみると、シングル性能は約19%高く、マルチ性能にいたっては約45%にもなります。その実力は、ライバルのRyzenシリーズを凌ぐほど。一世代違うだけで、まったくの別物に進化しています。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のハイスペックグラボ・RTX 3070を搭載しています。

ちなみに、上位のRTX 3080との差は約20~30%と大きく差がついており、70番台と80番台の壁は相変わらず厚いまま。4Kでゲームを楽しむならまずRTX 3070、安定性重視ならRTX 3080以上がおすすめです

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 8159
Time Spy
Extreme
6706 6582 7509
Time Spy 13687 13397 15607
Night Raid 72556 139086 19554
Fire Strike
Ultra
8628 8386 36857 4465
Fire Strike
Extreme
16299 16742 36791 8015
Fire Strike 28347 34608 36847 10488
Sky Diver 74109 105358 33672 52079

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4K WQHD フルHD
11262 21372 26924

最高品質で測定した結果となりますが、4Kでスコア10000を軽く超え、平均80fps台と安定してプレイ可能です。フルHD&WQHDでは、CPUの性能の高さも相まって、スコア20000を突破。144Hzなどの高リフレッシュレートディスプレイをラクラク生かせます。

 

Elden Ring(エルデンリング)

”DARK SOULS”や”SEKIRO”などの人気タイトルでおなじみ、フロム・ソフトウェアのアクションRPGゲームです。世界観をはじめ、言ってしまえばDARK SOULSのオープンフィールド版といったところ。

戦闘システムについては、死んでナンボのシビアなスタミナ制バトルはDARK SOULSそのもの。ただし、新たにジャンプ攻撃が加わり、さらにオープンフィールドということで、地の利を生かした戦いができるなど、戦術の幅がより広がっています。

もちろん、マップが広くなることにより、探索要素も大幅に向上。探索・レベル上げ・装備の強化にじっくり取り組みつつ、高難易度ダンジョンに挑戦する、王道&硬派なアクションRPGゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
52(44)fps 60(59)fps 60(59)fps

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めで、4Kでは最高設定で平均60fpsに届かず、高設定に落とす必要があります。RTX 3080なら平均60fpsをきっちりキープでき、やはり安定感はワンランク上。

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

4K WQHD フルHD
80(71)fps 154(134)fps 211(167)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

高設定での結果となりますが、4Kでも平均80fpsをマークし、安定してプレイできます。設定を落とせば平均170fps台に跳ね上がり、高リフレッシュレートディスプレイを生かすことも可能です。

前作のMONSTER HUNTER WORLDから大幅に軽くなっていることがわかりますね。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/ノーマル(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 139(129)fps 147(130)fps 169(148)fps
WQHD 107(98)fps 112(103)fps 128(114)fps
4K 62(58)fps 64(60)fps 71(64)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSS無しでも、WQHDでは平均100fps以上、4Kでも平均60fps以上をマーク。ワンランク下のRTX 3060 Tiではこうはいかず、4KならやはりRTX 3070は欲しいところです。

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 154(138)fps 160(139)fps 171(154)fps
WQHD 118(111)fps 125(114)fps 136(123)fps
4K 92(86)fps 93(86)fps 103(95)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDでのfpsの伸び幅は、約10%と控えめ。本領発揮するのは4Kからで、fpsは最大48%も向上し、平均90fps以上と実用的なレベルになります。なお、高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、WQHD以下がおすすめです。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 110(103)fps 117(105)fps 130(118)fps
WQHD 81(75)fps 85(77)fps 90(82)fps
4K 15(13)fps 24(21)fps 32(27)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては負荷が軽い方で、WQHDまでは平均80fps以上をキープできます。が、4KではVRAM不足になり、最高設定では平均15fpsまで大きく落ち込んでしまいます

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 106(97)fps 130(117)fps 137(125)fps
WQHD 97(85)fps 104(96)fps 113(103)fps
4K 58(49)fps 61(55)fps 64(56)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

4Kではグラフィックが最適化され、fpsは最大4倍も向上しますが、それでも平均60fps台がやっと。。実用面でいうなら、WQHDがおすすめですね。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  ウルトラ 通常
フルHD 184(169)fps 191(174)fps 254(223)fps
WQHD 126(116)fps 131(124)fps 184(167)fps
4K 66(62)fps 68(64)fps 104(84)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDでは平均100fps以上をキープ。4Kではガクッとfpsが落ちてしまいますが、それでも平均60fps以上をしっかり超えてきますね

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

  ウルトラ 通常
フルHD 236(215)fps 245(223)fps 292(275)fps
WQHD 174(155)fps 173(151)fps 218(195)fps
4K 114(101)fps 119(104)fps 161(153)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDからしっかり効果を発揮しており、WQHDでは高リフレッシュレートディスプレイを活用できるまでになります。また、4Kでは最大約75%もfpsが向上し、平均100fpsオーバーと安定感が格段に上がります

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 130(116)fps 141(120)fps 156(130)fps
WQHD 101(91)fps 115(104)fps 128(115)fps
4K 9(7)fps 42(37)fps 76(59)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

WQHDなら平均100fps以上と安定感バツグンですが、4KではVRAM(グラフィックメモリ)不足になり、ウルトラ設定ではひと桁台まで落ち込みます。VRAMを10GB(12GB版もあり)搭載したRTX 3080では、ここまで派手に落ち込みません。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 142(109)fps 145(117)fps 161(130)fps
WQHD 129(107)fps 138(111)fps 153(126)fps
4K 115(100)fps 131(112)fps 146(127)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

FSRではグラフィック描写が最適化されるため、4Kではウルトラ設定でも平均100fps以上を超え、見事に息を吹き返します。WQHD以下の効果は控えめですが、高リフレッシュレートディスプレイを生かせるようになります。

FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 96(75)fps 101(77)fps 115(99)fps
WQHD 75(62)fps 79(66)fps 82(70)fps
4K 7(6)fps 11(8)fps 16(12)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。とはいうものの、やはり4KではVRAM不足でひと桁台まで落ち込みますね。RTとFSRはセットで使いましょう。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 107(85)fps 116(98)fps 120(100)fps
WQHD 102(88)fps 108(94)fps 107(85)fps
4K 87(70)fps 96(78)fps 106(93)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

やはり4Kでの効果が強烈で、ウルトラ設定でも平均87fpsまで大幅に向上します。対戦ゲームでもないので、これだけ出れば十分実用的ですね。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 153fps 162fps 183fps
WQHD 110fps 118fps 128fps
4K 60fps 66fps 72fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

Call od Dutyと同じような傾向で、WQHDでは平均100fps以上、4Kでも平均60fps以上をマークします。ただし、DLSSなどの機能がないので、WQHD以下でプレイするのがおすすめですね。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

大人気のシューティングRPG”Borderlandsシリーズ”のスピンオフ的な作品で、”バンカー&バッドアス”というゲームの世界を舞台にしています。ファンタジーゲームということで、エネミーにはゴブリンやスケルトンなどが登場し、武器は銃のほか、新たに魔法が使えるようになっており、なかなか新鮮。

ゲームシステムについてはシリーズでおなじみ、敵や宝箱から装備を入手するハクスラスタイルを踏襲。6つのクラスが用意されており、経験値を稼いでキャラを強化し、強敵に挑むRPG要素もしっかり楽しめるようになっています。

シリーズ最大の特長ともいえるノリの良さも健在。登場人物はエネミーを含めテンションが非常に高く、なかなかのイカレっぷり。今作も安定したクオリティに仕上がっています。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高

  プレイモード:フィールド内の移動

  バッドアス ウルトラ
フルHD 132(125)fps 139(125)fps 160(144)fps
WQHD 94(89)fps 97(91)fps 111(104)fps
4K 46(43)fps 53(50)fps 60(58)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Borderlandsシリーズなので、激重です。。WQHDなら平均100fpsを狙えますが、4Kではfpsがガタ落ちし、高設定で平均60fpsをキープするのがやっと。このゲームは本当にDLSSが欲しくなりますね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 462(415)fps 480(443)fps 509(468)fps
WQHD 320(274)fps 335(314)fps 366(344)fps
4K 174(146)fps 179(162)fps 199(189)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽さで定評のあるゲームということで、4Kでも高リフレッシュレートディスプレイを余裕で生かせます。WQHDなら240Hzの超高速ディスプレイの活用も可能です。

なお、レンダリング解像度を最大値にしても、4K・最高設定で平均114fpsをマーク。グラフィック品質重視でも、高い安定感を発揮します。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
117(97)fps 207(178)fps 274(244)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

上のゲームほどではないですが、このゲームも軽めということで、4Kで平均100fps以上をキープできます。4Kで高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、RTX 3080がおすすめです。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 209(197)fps 276(259)fps 483(457)fps
WQHD 134(127)fps 179(166)fps 323(305)fps
4K 67(64)fps 90(85)fps 160(149)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

見かけによらず最高設定が重いのですが、DLSS無しでも4Kで平均60fps以上をキープ。この点だけはぶれないですね。

 

DLSS

  最高
フルHD 262(252)fps 333(317)fps 474(455)fps
WQHD 185(176)fps 238(229)fps 343(323)fps
4K 131(125)fps 165(156)fps 227(215)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは最大約2倍も向上し、高リフレッシュレートディスプレイを活用できます。WQHDでは高設定でも240Hzの超高リフレッシュレートディスプレイも生かせるようになり、効果絶大です。

 

RT

  最高
フルHD 67(40)fps 70(64)fps 75(68)fps
WQHD 40(38)fps 43(40)fps 46(40)fps
4K 18(16)fps 19(17)fps 21(19)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、グラフィックが非常に重く、まともに動くのはフルHDのみ。全くもって歯が立ちません。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 116(111)fps 128(118)fps 135(121)fps
WQHD 76(66)fps 78(72)fps 84(75)fps
4K 54(50)fps 61(54)fps 62(57)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

4Kではfpsが約3倍ほど伸び、高設定では平均60fpsを超えるようになります。ただし、対戦ゲームなので、実用面でいうならフルHDが適正レベルですね。はっきり言ってフォートナイトのグラフィックならRTにする必要もなく、DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいです

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは512GB SSD+2TB HDDの大容量デュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに入れる使い分けができ、とても便利です。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、ADATA製のものを搭載しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)・ランダムの読み書きともに、NVMeタイプの標準速度といったところ。もちろん、ゲームの読み込みはとても早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

おすすめカスタマイズ

ほぼパーフェクトな初期構成で、基本的にカスタマイズ不要です。なお、最近のゲームは100GBを超えているものもあるので、SSDを1TBにするとより安心です。また、光学ドライブは非搭載なので、必要な方はお忘れなく。

 icon-check-circle G-Tuneのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

まとめ&関連モデル

4KならやはりRTX 3070がまずおすすめ。ほとんどのゲームで平均60fpsを超え、DLSSを活用すれば、平均100fps以上を狙うことも可能です。Core i7-12700KFの性能も驚異的で、ゲームだけでなく動画や画像編集など、あらゆる用途で高いパフォーマンスを発揮します。

拡張性に優れたミドルタワーケースは、チャンバー構造や裏配線スペースなどトレンドをしっかり取り入れ、さらにVR機器の取り回しに便利なギミックまで装備。とても機能的にできており、トータルで非常に高い完成度を実現しています。

ケースのクオリティにこだわりつつ、4Kでゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです

 

 

G-Tune EN-Z-3060Ti

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-12700KF
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060 Ti
■ストレージ:SSD 512GB+2TB HDD
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:284,900円(税込)~

このモデルをRTX 3060 Tiにしたバージョン。RTX 3070よりも約10%ほど性能が低く、ゲームによっては4Kでプレイできます。

 

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