今回はデルの【Dell G7 17 プラチナ[7790]】をお借りしました。
G7はカジュアルゲーミングブランド【Gシリーズ】の最上位グレードで、唯一17インチモデルが用意されています。今回はそのGTX 1660 Ti×17インチモデルをチェックしてみますが、実はこの組み合わせ、意外とありそうでない、貴重なモデルだったりします。
スペック
※2019年12月8日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。
外観
洗練されたデザイン
グリル風の加工が施された、ゲーミングノートらしいデザインが特徴のモデル。
背面の排気口だけでなく、サイド全周をグリル加工にすることで、より躍動感のあるフォルムに仕上がっています。
ボディの素材はオーソドックスな樹脂製ですが、天板部分は控えめにグロス加工がされており、樹脂製にありがちな安っぽさを感じないのはいいですね。触り心地も手にしっとりなじむ感じで、高級感を感じさせます。
ちなみに、最新のGシリーズはブラック&ホワイトの2色が用意されていますが、このモデルではブラックのみの展開です。
最近のトレンドをしっかり取り入れ、ディスプレイのベゼル(ふち)はスリム仕様となっています。横幅を圧縮することで、一昔前の17インチよりも一回り小さくなり、取り回しのしやすさは格段に向上しています。が、重さが実測で3222gと重めなのが玉に瑕。
ともあれ、デザイン面でも野暮ったさがなく、スタイリッシュなのはいいですね。厚さも25mmと17インチにしては薄いのでなおさら。まさに一石二鳥です。
また、細部の造形にもこだわっているのもポイント。キーボードの奥の部分はG5のロゴがプリントされたパネルでカバーされています。さらにヒンジ部分よく見ると、G5のロゴが刻印されています。
ヒートシンクやヒートパイプも青色に塗装され、かなり芸が細かいです。
G5の17インチバージョン
と、ここまで見て気づいた方もいるかもしれませんが、デザインはG5 15そのものなんですよね。このイメージはG5 15のものですが、まさに瓜二つです。
ちなみに、日本では販売されていませんが、G7にも15インチバージョンの【G7 15】が存在します。これまたG5 15に瓜二つですが、スリム&軽量ボディで差別化しています。
充実したインターフェース
USBは左右・背面にあわせて4ポート搭載しています。ポートの規格はすべて最新のUSB3.1となっており、小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用。どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップです。
中でも左サイドのType-Cポートは、高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能な【USB3.1 Gen.2規格】で、40Gbpsの超高速転送ができる【Thunderbolt 3】にも対応する最新規格となっています。
画像出力は現在主流のHDMI&Mini DisplayPortを搭載するほか、SDスロットを搭載。必要なものは一通りそろっており、周辺機器の接続にはまず困りません。
新世代モデルではポート配置が◎。画像出力やLANポート、電源ポートが背面に配置されており、サイドの配線と混線しないようになっています。これらのケーブルはとにもかくにもかさばるので、この配置は嬉しい限りです。
ディスプレイ&キーボード
IPSパネル搭載
ディスプレイは大型の17.3インチ・フルHDディスプレイを搭載。もちろん表面は光沢のないノングレアタイプとなっており、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。
15.6インチのG5 15と比べてみるとこんな感じ。横幅・高さともに一回り大きく、没入感はだんぜん上。デスクトップを置きたくはないけど、大きな画面でゲームを楽しみたい方におすすめのサイズです。
ディスプレイには高コントラスト・高発色・高視野角の3拍子揃ったIPSパネルを搭載しています。この通りどこから見ても美しい映像で、よりいっそうゲームを楽しむことができます。
ゆとりのあるキーボード
キーボード&タッチパッドの造りはG5とほぼ同じ。ボディは樹脂製ですが、キーボード面は金属調の素材でカバーされ、高級感のある仕上がりとなっています。
17インチのワイドボディなので、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。なお、最近はやりのLEDは非搭載です。オプションでフルカラーバージョンに変更可能ですが、英語版のキーボードになるので注意。
デルでおなじみ、一部キーが連結仕様になっていますが、基本的に配置そのものは素直です。キーピッチが約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔を確保しているので、まず誤爆の心配はありません。
キーストロークは、一般ノートそのものでやや浅め。ゲーミングノートにしてはやや物足りないですが、リニアな操作が可能と考えれば、これはこれであり。もちろん剛性は高めなので、安定性はバツグンです。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドの周囲はライトブルーで装飾され、いいアクセントになっています。
操作性もいいですね。適度にざらついた感じで、スムーズで確実なカーソル操作が可能です。クリックボタンも軽い力で反応し、動作音も静かなので、快適そのもの。
指紋認証センサー搭載
電源ボタンにはWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載しています。パスワードをわざわざ入力せずスムーズにログインすることができ、作業効率もはかどります。
Alienware COMMAND CENTER
Gシリーズながら、上位ブランド・Alienwareの専用ユーティリティー【Alienware COMMAND CENTER】が用意されています。
【ALIEN FUSION】ではシステムのモニタリングのほか、電源や冷却ファンなどの設定をすることができます。HシリーズのCPUなので、オーバークロック機能は非搭載です。
サウンド設定はこの通り細かく可能で、イコライザ機能も搭載しています。
サウンド周りは【Maxx Audio】から【Nahimic Audio】に変更されていますが、音質的にはあまり変わらないというのが実際のところ。スピーカーの音質は、音の広がりは感じられるものの、中・高音寄りで低音は弱め。迫力不足ですが、いかんせん内蔵タイプなのでやむを得ないでしょう。
そのほか、ライブラリ機能も搭載しており、各ゲームごとにプロファイルを作成し、即座に設定を呼び出すことも可能です。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルの第9世代ハイエンドCPU【Core i7-9750H】を搭載しています。第8世代のCore i7-8750Hと同じく6コア12スレッドですが、動作クロックとキャッシュ容量が強化されており、約13%性能が向上しています。
ゲームはもちろん、録画配信や動画・画像編集などのマルチタスクで高いパフォーマンスを発揮します
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
GTX 1660 Tiは前世代のGTX 1060の後継となる、ミドルクラスGPUです。性能は大きく向上しており、グラフィックスコアで比較すると、Fire Strikeでは約132%、Time Spyでは約153%の性能となっています。最新世代なだけあり、DirectX 12環境に強いですね。
ちなみに、このパフォーマンスはRTX 2060に肉薄するレベルですが、GTX 1660 TiではRTを効率的に処理する【RTコア】を搭載していないため、RTX 2060の半分程度にまでパフォーマンスが落ち込みます。また【Tensorコア】も非搭載なので、DLSSにも非対応となっています。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 1503 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2577 | 2520 | 2961 | ー |
Time Spy | 5714 | 5587 | 6560 | ー |
Night Raid | 36434 | 64945 | 10447 | ー |
Fire Strike Ultra | 3208 | 3050 | 16008 | 1773 |
Fire Strike Extreme | 6571 | 6715 | 16451 | 3188 |
Fire Strike | 13278 | 14901 | 16391 | 6319 |
Sky Diver | 34582 | 50525 | 14719 | 25767 |
Cloud Gate | 35955 | 96805 | 11236 | ー |
Ice Storm | 97180 | 122729 | 56219 | ー |
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 13926 | 15522 | 17022 |
フルHDにめっぽう強いGTX 1660 Tiということで、最高設定でもスコア9000オーバーは余裕も余裕。GTX 1650ではスコア9000が微妙なラインなので、GTX 1660 Tiがおすすめです。
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 78(62)fps | 87(79)fps | 99(87)fps | 113(68)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重量級のゲームですが、最高設定でも平均60fpsを大きく超え、地力の高さを感じさせます。FPSゲームなら安定性重視で中設定に落とすのもあり。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 37(30)fps | 41(32)fps | 61(42)fps | 70(56)fps |
こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。
ただでさえ重いRTですが、RTコアを搭載していないため、中設定でようやく平均60fpsを超えてます。やはりRTコアを搭載したRTXシリーズ一択、特にRTX 2070がおすすめですね。
Call of Duty: Modern Warfare
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 92(78)fps | 98(74)fps | 102(84)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
最新の重量級タイトルではありますが、エクストラでも平均90fps以上と、非常に安定したパフォーマンスを発揮します。やはりフルHDでの安定性はバツグンです。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 69(58)fps | 73(61)fps | 76(62)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
RTコアが非搭載にもかかわらず、このゲームだと平均60fps以上をキープできます。バトルフィールドよりも負荷は軽めのようですね。
Borderlands 3
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 44(37)fps | 47(42)fps | 66(58)fps | 85(76)fps | 126(107)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックで一見軽そうに見えますが、Borderlandsシリーズなのでやはり重い!高設定でようやく平均60fpsを超えるレベルですが、グラフィック品質的には高品質でもきれいなので、十分実用的です。バッドアスやウルトラにこだわる必要はなし。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 189(161)fps | 194(166)fps | 199(171)fps | 214(178)fps | 230(208)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームは特に軽く、最高設定でも平均200fpsに届きそうなほど。画質重視であれば、レンダリング解像度を上げてみるのもありです。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 121(103)fps | 142(131)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
R6Sほど軽くはありませんが、それでも平均100fpsはお手の物。安定性はバツグンです!
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低(V-Sync”OFF”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 103(88)fps | 132(100)fps | 181(141)fps | 222(176)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
軽そうに見えて意外と重いエピック設定ですが、しっかり平均100fpsをキープでき、ド安定で楽しむことができます。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 55(43)fps | 75(64)fps | 87(73)fps | 110(97)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
国産ゲームでは屈指の重さを誇り、フルHDの時点で既にフレームレートが伸び悩みます。それでも高設定で平均60fpsをしっかり超えてくるのは、さすがGTX 1660 Tiといったところですね。画質の劣化も少なく、高設定で楽しめれば十分でしょう。
以下軽めの国産ゲームをチェックしてみましょう。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア40057と非常に高いスコアをマーク。最新のゲームを安定して動かせるほどの性能なので、従来のゲームは言わずもがなですね。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
こちらもスコア20000の大台を突破し、朝飯前です。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


このモデル256GB SSD+HDD 1TBのデュアルストレージ構成になっており、ゲームは高速のSSDに、データ類は大容量のHDDに保存する万里な使い分けができます。さらに、SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、メーカーおなじみSK Hynix製ですね。
肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み込み速度は1000オーバーとNVMeタイプらしさを発揮。ただし、それ以外は標準的なSATAⅢタイプよりもやや速い程度で、ごく普通のNVMe SSDですね。
ただSSDレベルになるとSATAでもNVMeでも体感速度はほとんど変わらないので、あまり気にしすぎる必要もないのが正直なところ。ゲームのロード時間は早く、各種アプリやブラウジングもサクサクでとても快適!
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
発熱が高い6コア12スレッドCPUということで、おおむね80℃台といかにもゲーミングノートらしい温度をマークしました。一方GPUは70℃台半ばとこちらは低めの温度となっています。いずれも90℃の大台をマークしなかったということで、冷却性能は上々ということができますね。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時で53.4デシベルと55デシベルを下回り、ゲーミングノートにしては静かです。ファンは高速回転していますが、風切り音はマイルドな感じ。先に紹介したALIEN FUSIONでファン設定を変更できますが、静音性とトレードオフになるので、このままでいいでしょう。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
まとめ&関連モデル
G5の17インチバージョンということで、ゲーミングモデルらしいデザインや利便性の高いポート配置や指紋認証センサーなどなど、完成度はとても高くなっていますね。フルHDで安定したパフォーマンスを発揮するGTX 1660 Tiの性能も頼もしい限り。
そしてなんといっても価格ですね。17インチのGTX 1660 Ti搭載モデルで13万円台はかなり安く、予算重視ならまずおすすめのモデルです。
New Dell G7 17 プラチナ[RTX 2060搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
17.3インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■【クーポン利用】193.,980円⇒150,433円(税・送料込)~
GTX 1660 Tiのほか、RTX 2060搭載モデルも用意されています。基本的な性能はGTX 1660 Tiよりも若干上で、RT入門におすすめ。
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