今回はデルの【Dell G5 15 スペシャルエディション プラチナVR[5590]】をお借りしました。
G5はカジュアルゲーミングブランド【Gシリーズ】のミドルグレードモデルで、高い品質と価格の安さを両立したコスパの高さを武器にしています。デザインをはじめフルモデルチェンジされた、新生G5を丸ごとチェックしてみましょう。
スペック
※2019年6月24日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。
外観
コンパクト&タフボディ
新生G5は15インチながらコンパクト。
ディスプレイのベゼル(ふち)が狭い【スリムベゼル】を採用することにより、前モデルよりも約25mmもコンパクトになっています。また、見た目も野暮ったさがなく、非常にスタイリッシュなのもグッド!
ボディのタフさはしっかり引き継いでおり、底面以外は金属製でたわみ知らず。ただし頑丈な分、約2.68Kgと15インチゲーミングノートにしては重めなのがネックです。
洗練されたデザイン
デザインは先代のG5から大幅にブラッシュアップされました。
直線と曲線を取り入れた緩急のあるフォルムはそのまま、側面全体がグリル風のデザインとなり、よりゲーミングモデルらしくなりました。
ひっくり返してみると、なんと!通気口とゴム足の間の部分がクリアパネル仕様となっています。2基のデュアルファンとヒートパイプが見え、ヒートパイプは青色に塗装する芸の細かさ。普段見ることはありませんが、ちょっとトクした気分になりますね。
また、キーボードの奥の部分はG5のロゴがプリントされたパネルでカバーされています。
さらにヒンジ部分よく見ると、G5のロゴが刻印されています。細かい部分までよく凝っており、デザインへの意気込みを感じさせます。
なお、塗装のクオリティも高く、天板部分はグロスがかった感じで、透明感のある美しい仕上がりです。手触りもよく、金属ボディではありますが、しっとりと手になじむ感触を実現しています。
ちなみに、カラバリはホワイトのほかブラックが用意されています。新生G3でも同じ組み合わせになっており、Gシリーズのトレンドカラーのようです。特にホワイトのカラバリはかなり貴重なので、カラバリで選ぶのもよし。
絶妙なポート配置
USBは全4ポート搭載し、オールUSB3.1となっています。そのうち左サイド小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な【Generation2】規格で、さらに40Gbpsの超高速転送ができる【Thunderbolt 3】にも対応しています。
画像出力は現在主流のHDMI&Mini DisplayPortを搭載するほか、SDスロットを搭載。必要なものは一通りそろっており、周辺機器の接続にはまず困りません。
なかなか気が利いていると感じたのがこのポートの配置。画像出力やLANポート、電源ポートが背面に配置されており、サイドの配線と混線しないようになっています。これらのケーブルはとにもかくにもかさばるので、この配置は嬉しい限りです。
ディスプレイ&キーボード
IPSパネル搭載
ディスプレイサイズは15.6インチサイズで、解像度はオーソドックスなフルHDとなっています。反射の少ないノングレアタイプで、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。
もちろんパネルはIPSパネルとなっています。高コントラスト・高発色・高視野角の3拍子揃ったパネルで、きれいなグラフィックでより一層ゲームを楽しむことができます。なお、IPSパネルはGシリーズ標準装備となっており、かなり太っ腹ですね。
144Hz出力対応
このモデルでは、144Hz出力対応の高リフレッシュレートディスプレイを搭載しています。
144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上。高速描写が可能なその分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです。
ゆとりのあるキーボード
基本的には前モデルに近い感じですが、細かい部分に変更が入っています。
15インチサイズということで、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。LEDは非搭載ですが、オプションで変更可能です。なお、変更すると英語版のキーボードになるので注意。
まず変わった点といえば、電源ボタンの配置ですね。右端から中央に移動されています。もちろん、Windows Hello対応の指紋認証センサーを搭載。パスワードをわざわざ入力せずスムーズにログインすることができ、作業効率もはかどります。
また、前モデルよりもコンパクトになっていますが、横幅いっぱいにスペースを使うことにより、従来と同じ19mmのゆとりあるキーピッチを確保しています。キー配置はご覧の通り、一部連結キーを配したおなじみのDell仕様ですね。
キーストロークも変わらずといったところで、一般ノートに近い感じの深さになっており、打鍵感・操作感は物足りないです。ただ押し込まずして反応するので、リニアな操作ができると考えればこれはこれであり。
なお、キーボード面は金属調のパネルでカバーされているので、全くビクともしません。タイピング・操作圧力が高い方でも安心ですね。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはオーソドックスな一体型ですが、前モデルと同じくよく造りこまれています。
表面は適度にざらついており、滑りすぎず確実なカーソル操作が可能です。また、クリックボタンも硬質な感じでバタつかないのもいいですね。軽く押すだけで反応し、ストレスフリーの完成度です。
Alienware COMMAND CENTER
Gシリーズながら、上位ブランド・Alienwareの専用ユーティリティー【Alienware COMMAND CENTER】が用意されています。
【ALIEN FUSION】ではシステムのモニタリングのほか、電源やサウンドなどの設定をすることができます。HシリーズのCPUなので、オーバークロック機能は非搭載です。
サウンド設定はこの通り細かく可能で、イコライザ機能も搭載しています。
サウンド周りは【Maxx Audio】から【Nahimic Audio】に変更されていますが、音質的にはあまり変わらないというのが実際のところ。スピーカーの音質は、あくまでも内蔵タイプなのでそこそこです。サラウンド・臨場感こそあるものの、高音・中音よりで、低音は迫力不足。
そのほか、ライブラリ機能も搭載しており、各ゲームごとにプロファイルを作成し、即座に設定を呼び出すことも可能です。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
RT対応!RTX 2060搭載
ゲーミングノートの最重要パーツであるGPUには、NVIDIAの最新GPU・RTXシリーズの【RTX 2060】を搭載。ミドルクラスながら、前世代のハイスペックGPU・GTX 1070並みの性能を発揮します。
また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。
Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
CINEBENCH
3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルの第8世代ハイスペックCPU【Core i7-8750H】を搭載しています。6コア12スレッドになり大幅にパワーアップ。前世代の4コア8スレッドCPU・Core i7-7700HQと比較してみると、約41%も性能が向上しています。
なお、現行モデルでは最新第9世代のCore i7-9750Hを搭載しています。同じく6コア12スレッドで、違いは動作クロックとキャッシュ容量のみとなっており、約12%性能が向上しています。
マルチコア・スレッドを生かし、ゲームはもちろん、実況配信や動画編集など様々な場面で実力を発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
前世代のミドルクラスGPU・GTX 1060と比べてみると、グラフィックスコアはTime Spyでは約157%、FireStrikeでは約127%程度の性能となり、大幅にパワーアップしていることがわかります。
ついでに下位のGTX 1660 Tiと比べてみると、グラフィックスコアはTime Spy・FireStrikeともにほぼ互角!以下実際のベンチマークでも、RT機能以外はGTX 1660 Tiとほぼ同じパフォーマンスを発揮します。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 3079 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2600 | 2621 | 2490 | ー |
Time Spy | 5626 | 5726 | 5124 | ー |
Night Raid | 26950 | 43985 | 8436 | ー |
Fire Strike Ultra | 3393 | 3267 | 13431 | 1854 |
Fire Strike Extreme | 6600 | 6809 | 13696 | 3289 |
Fire Strike | 13007 | 14732 | 13576 | 6702 |
Sky Diver | 28136 | 44241 | 11422 | 18330 |
Cloud Gate | 27675 | 66883 | 9069 | ー |
Ice Storm | 73841 | 84200 | 51616 | ー |
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
結果はフルHD・最高品質でスコア10875(非常に快適)とスコア9000を大きく超え、さすがに余裕ですね。
FF15
「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価&平均60fps以上でプレイできます。
FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 | |
フルHD | 5388 | 7058 | 7931 |
標準品質でも軽々スコア6000を超えるあたり、GTX 1060とは格が違います。欲を言えば高品質でもスコア6000をクリアしてほしかったところ
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 62(50)fps | 65(53)fps | 68(54)fps | 70(57)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重いゲームながら最高設定でも平均60fps以上をキープできる頼もしい性能です。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 45(37)fps | 48(43)fps | 55(46)fps | 58(47)fps |
こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。
RTグラフィックは負荷が軒並み高いので、いずれの設定でも平均60fpsに届かず。ということで、お次はDLSSモードをONにした際の結果をチェックしてみましょう。
DirectX 12+RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 52(46)fps | 56(48)fps | 62(52)fps | 66(57)fps |
こちらはRTに加え【DLSS】モードを有効にした結果ですが、最大約17%パフォーマンスが向上し、中設定で平均60fpsを超えるようになりました。ただし、画質重視ならRTは基本的におすすめしません。
ちなみに、DLSSのデメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものでしょうか。凝視しないとわからないレベルなので、あまり気にする必要はありません。
Call of Duty: Black Ops 4
ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:超高/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)
プレイモード:Blackout
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 77(59)fps | 84(65)fps | 85(65)fps | 90(71)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
フレームレートの変動が激しく、中庸なfpsをピックアップしました。重そうに見えて上手く最適化されており、超高設定でも平均60fpsを軽く超える安定ぶりです。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 113(90)fps | 118(111)fps | 124(115)fps | 128(118)fps | 132(123)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
軽いゲームなだけあり、全ての設定で平均100fpsを超え、高リフレッシュレートディスプレイを生かしつつ、ド安定でプレイ可能です。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 109(88)fps | 130(103)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
こちらも軽いのでfpsがよく伸びます。最高設定でも100fpsを軽く超え、高リフレッシュレートディスプレイを生かせる高いパフォーマンスです。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 87(72)fps | 98(69)fps | 119(84)fps | 149(121)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
軽いのでfpsがよく伸びますが、エピックだとガクッと重くなりますね。ともあれ、それでも平均87fpsなので安定してプレイできます。
Anthem
”Dragon Age”をはじめRPGゲームで定評のある【BioWare】が手掛けたMORPGです。パワードスーツ”ジャベリン”を駆使した戦闘の自由度が非常に高く、地上戦・空中戦は思いのまま。空中戦ではホバリングまでできるので、立体的なアクションを思う存分楽しめます。
広大なマップと高いアクション性のため、かなりグラフィックの負荷が重く、相応のマシンスペックが必要になります。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリープレイ
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 30(24)fps | 34(26)fps | 42(33)fps | 44(27)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
思いのほかfpsが伸び悩み、どの設定でも平均60fpsには程遠い結果となりました。。RTX 2060にしては物足りないですね。
プラス機能としてDLSSモードにも対応するようになりましたが、WQHDや4Kなど高解像度を対象としており、フルHDは対象外となっています。あくまでも、高解像度のアシスト機能という位置づけのようです。
以下軽めのゲームをチェックしていきます。
ドラゴンズドグマ オンライン
やや軽めのゲームです。スコア7000以上で【とても快適】となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。
フルHD・最高品質でスコア8362(とても快適)でとてもスムーズ。
PSO2
こちらは軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア2700以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア19812とかなり余裕を感じさせるスコア。
モンスターハンターフロンティアZ
こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000以上で平均60fpsをキープできます。
フルHDでスコア33070とやはり余裕のスコアで、高グラフィックバージョンの「High Grade Edition」もプレイ可能です。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
結果は言うまでもなく、朝飯前のレベルです。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


このモデルは256GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、データ類はHDDに入れるという便利な使い分けができ、とても便利です。
SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、おなじみのメーカー・SK hynix製のものを搭載しています。
肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きが早く、特に読み込み1000オーバーと爆速です。ただ、それ以外は通常のSSDよりもやや速いといったレベルで、少し物足りないですね。
ともあれ、SSDともなると数値の差を体感することはできず、ゲームのロードをはじめ、ブラウジングや各種アプリの動作もサクサクで快適そのもの!
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
CPUは80℃~90℃と、いかにもゲーミングノートらしい温度ですね。なじみのない方だと不安になるかもしれませんが、100℃くらいまでなら許容範囲内です。一方、GPUは最大でも70℃後半までしか上がらず、よく冷えています。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


なかなか豪快にファンが回転しますが、それでもピーク時で53.8デシベルに抑え、55デシベルを超えないのは立派です。実際、甲高いファンノイズも控えめで、ゲーミングノートにしては静かなほうですね。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
まとめ&関連モデル
前モデルの良さはそのまま、スリムベゼルや全面のグリル加工などを取り入れ、よりゲーミングモデルらしいデザインへきっちり進化しています。さわり心地も含めたクオリティの高さは、とてもカジュアルモデルとは思えません。
肝心の性能ですが、RTX 2060はちょっと中途半端な感じがしますね。。性能そのものはGTX 1660 Tiに近く、RT機能はやや物足りない。
…ということで、基本的にはGTX 1660 Ti搭載モデルがおすすめ。RTならRTX 2070がおすすめですが、残念ながらGシリーズのラインナップにはないので、Alienwareということになります。
New Dell G5 15 スペシャルエディション[GTX 1660 Ti搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti
■ストレージ:SSD 128GB+HDD 1TB
■【クーポン利用】
183,980円⇒147,184円(税・送料込)~
ブラックのカラバリはこちら
GTX 1660 Ti搭載バージョンです。
大容量の16GBメモリにデュアルストレージの充実した初期構成で、SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプを搭載するこだわりようです。ただ、SSDは実質使える容量が100GB未満とかなり少なく、ゲームをあまり入れることができないのはマイナス点。
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