Dell G5 15 SE プラチナ[5505]をレビュー まさかのオールAMD!Ryzen 7 4800H&RX 5600Mを搭載した高性能ゲーミングノート

今回はデルの【Dell G5 15 SE プラチナ[5505]】をお借りしました。

ミドルクラスの”G5シリーズ”に異色のモデルが登場!AMD製CPU&GPUを搭載した、デルの意欲作をチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Dell G5 15 SE プラチナ[5505] 144Hz・大容量メモリー&SSD・RX 5600M搭載
カラー イリデセントシルバー
サイズ W365.5×D254×H21.6mm
重量 約2.5Kg(実測2499g)
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU Ryzen 7 4800H
・8コア16スレッド
・定格2.9GHz/最大4.2GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR4-3200)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス Radeon RX 5600M(GDDR6 6GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD、IPSパネル、ノングレア、144Hz
インターフェース USB3.1 Gen.2 Type-C、USB3.2 Gen.1、USB 2.0×2、HDMI 2.0、mini DisplayPort、SDスロット、LANポート、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HD(720p)Webカメラ
スピーカー デュアルスピーカー(Nahimic Audio)
キーボード バックライト付き日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.1
保証 1年(最大4年)
価格 【クーポン利用】180,980円146,063円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・ACアダプター(745g)
・電源ケーブル(184g)
・変換アダプタ(29g)

※2020年11月22日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

このモデルは、インテル製CPU&NVIDIA製GPUを搭載した”Dell G5 15[5500]”の兄弟モデルとなります。同じ筐体を採用していますが、細部の仕様が異なります。大まかな違いは次の3点です。

  • 本体カラーは”イリデセントシルバー”
  • 指紋認証センサー非搭載
  • LEDイルミネーション非搭載

 

スタイリッシュなデザイン

以前はG5とG3は別々の筐体を使用していましたが、最新のG5はG3の筐体をベースにしています

 

ゲーミングモデルらしい躍動感のあるフォルムが特徴で、よくある箱型タイプではなく、ヒンジ部分には斜めに角度がつけられています

 

サイドの流れるようなラインどりも相まって、スピード感を感じさせますね。

ちなみに、インテル製CPU搭載モデルでは、底面にフルカラーのLEDイルミネーションが搭載されていますが、AMDでは省略されています。その分、厚さは約3mmほどスリムになっています。

 

また、天板部分はプレス加工が施され、立体的な造形となっているのもポイント。

 

そのほか、背面の排気口はオシャレなグリル風デザインに仕上げるなど、とにかく情報量が多く、見ていて飽きの来ないデザインとなっています。

 

インテル製CPU搭載モデルではブラックボディでしたが、AMD製CPU搭載モデルではシルバーボディとなっています。その名も”イリデセントシルバー”

かなりユニークで、天板部分は単なるシルバーではなく、なんとラメ入り!光の当たり方によって、輝いても見えます。なんとも不思議な感じがしますが、ゲーミングモデルなので、こういった遊び心があるのはグッドです。なお、インテル製CPU搭載モデルでも、しっかりラメ入りとなっています。

 

充実したインターフェース

USBは全4ポート搭載し、レガシーのUSB2.0からUSB3.2までそろい踏み。そのうち左サイド小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”規格に対応しています。

ポート数・規格・形状全てのポイントをおさえており、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

画像出力は現在主流のHDMI&Mini DisplayPortを搭載するほか、SDスロットを搭載。必要なものは一通りそろっており、周辺機器の接続にはまず困りません。

 

また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、インターネットはもちろん、ゲーミングもより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

IPSパネル搭載

ディスプレイは一般的な15.6インチサイズで、解像度は現在主流のフルHDとなっています。表面の処理は映り込みのないノングレアタイプなので、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。

 

仕様表ではWVAパネルを搭載とのことですが、これはIPSパネルですね。発色に優れ、コントラストも高く、くっきり鮮やかな映像クオリティでゲームを思う存分楽しむことができます。

 

さらに視野角も広く、色むらが少ないのもいいですね。

 

なお、ディスプレイのベゼル(ふち)がスリムになっているのもポイント。ベゼルが細い分だけ横幅と奥行きが圧縮され、ボディがコンパクトになるのはもちろん、見た目もスタイリッシュになり、まさに一石二鳥です。

 icon-check-circle 輝度:300 cd/m²  icon-check-circle sRGB:93%  icon-check-circle Adobe RGB:72%  icon-check-circle DCI-P3:73%

 

144Hzディスプレイ搭載

最近のトレンドをしっかり押さえており、高速の144Hzディスプレイを標準搭載しています。1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzに比べ約2倍以上なので、圧倒的にスムーズな描写が可能です。コンマ単位で勝敗が決するFPSゲームではとても重宝します。

ちなみに、Ryzen 5 4600Hを搭載した下位モデルでは、120Hzディスプレイを採用しています。

 

華やかなLED内蔵キーボード

GシリーズでもついにLED内蔵キーボードを搭載するようになりました。

カラーはホワイトの単色ですが、あると無いとでは大違い!薄暗い場所でタイピングしやすくなるのはもちろん、見た目も非常に華やかになります。LEDイルミネーションも相まって、光り物が好きな人にはたまりません。

キーボード仕様ですが、15インチサイズということで、オーソドックスなテンキー付きキーボードとなっています。テンキーがあるので、普段使いにも便利。

 

一部に連結キーを配した、おなじみのデル仕様ですが、配置そのもはクセが無くとても素直です。横幅いっぱいにスペースを活用することで、キーピッチも約19mmとデスクトップ並みの間隔が確保されており、かなりゆとりがあります。誤爆の心配はまずないでしょう。

なお、インテル製CPU搭載モデルでは、電源ボタンが指紋認証センサーを兼ねていますが、このモデルでは非搭載となっています。

 

キーストロークは浅すぎず深すぎず、一般的なノートPCと同等のレベルです。意外と反発感があるので、打鍵感は上々。サクサクした操作感で、ゲームの操作はとてもスムーズで快適そのもの。なお、キーボード面は樹脂製ですが剛性は高めなので、タイピングやゲームでの安定感も◎。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドはタッチパッドとクリックボタンが一緒になった、一体型のタイプとなっています。

 

表面はサラサラしており、スムーズなカーソル操作が可能です。また、クリックボタンの建付けも良く、軽めの力でしっかり反応し、クリック音も静か。しっかり造りこまれていますね。

 

Alienware COMMAND CENTER

Gシリーズながら、上位ブランド・Alienwareの専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。

 

”ALIEN FUSION”ではシステムのモニタリングのほか、電源や冷却ファンなどの設定をすることができます。HシリーズのCPUなので、オーバークロック機能は非搭載です。

 

サウンド設定はこの通り細かく可能で、イコライザ機能も搭載。サウンドエンジンは前モデルから変わらず、”Nahimic Audio”を採用しています。

インテル製CPU搭載モデルと同じく、サウンドクオリティは高め。中音・高音がよく伸び、低音もそれなりにあるため、迫力があります。さらにサラウンドもしっかりきいているので、内蔵タイプにしては完成度は高めです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、AMDの第3世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 4800Hを搭載しています。大幅に改良された”ZEN2アーキテクチャ”をベースにし、コア・スレッド数を増やすことにより、前世代の4コア8スレッドCPU・Ryzen 7 3750Hに比べ約2.5倍も性能が高くなっています。

その実力はインテルCPUを凌ぐほど。ライバルとなる6コア12スレッドCPU・Core i7-10750Hよりも約39%高いスコアをマークしています。

以前のRyzenシリーズといえばゲームに弱いのがネックでしたが、最新のRyzen 4000シリーズではシングル性能がインテル並み強化されているので、ゲームでもインテルに引けを取らない高いパフォーマンスを発揮します

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

CPUだけでなくGPUもAMD製となっており、”Radeon RM 5600M”を搭載しています。ゲーミングノートではほぼNVIDIAなので、かなり異色のモデルです。

NVIDIAで言うなら、ハイスペッククラスのRTX 2060と同等か、やや高いレベルの性能となっており、フルHDでバツグンの安定感を発揮します。なお、RTXシリーズではないので、RT(リアルタイムレイトレーシング)やDLSSには対応していません。

以下各スコアとなりますが、一部テストでは完走しないため、省略しています。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal
Time Spy
Extreme
Time Spy 6144 5952 7520
Night Raid
Fire Strike
Ultra
4524 4535 18167 2111
Fire Strike
Extreme
8167 8703 18348 3560
Fire Strike 15093 17562 18546 6468
Sky Diver 32170 40315 16906 27716
Cloud Gate 35720 69073 13279
Ice Storm 83986 94236 60830

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。

高性能CPU&GPUを搭載しているのでスコアはよく伸びますね。本格的な動画や画像編集用途の目安となるスコア3000は余裕でクリアし、スコア5000代半ばの非常に高いスコアをマーク。Core i7-10750H×RTX 2060に対し、約15%差をつけています。

 

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、VCE/NVENCはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。

 

H.264(フルHD) 2Pass 1Pass VCE/NVENC
Ryzen 7 4800H×RM 5600M 19:40 9:29 2:39
Core i7-10750H×RTX 2060 27:28 13:35 2:36

CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、コア・スレッド数の差がもろに出ており、Core i7-10750Hよりも約28~30%早く変換を完了。さすが8コア16スレッドは伊達じゃないですね。

なお、GPU性能がハードウェアエンコードは両者ほぼ互角です。

 

H.265(フルHD) 2Pass 1Pass VCE/NVENC
Ryzen 7 4800H×RM 5600M 35:03 17:19 2:41
Core i7-10750H×RTX 2060 39:38 20:20 2:46

重量級のH.265では差が縮まり、Core i7-10750Hよりも約12~15%早く変換を完了。H.264の約半分程度となっています。なお、ハードウェアエンコードほぼ互角。

 

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

  CR2→DNG CR2→JPEG
Ryzen 7 4800H 1:05 3:45
Core i7-10750H 1:00 3:17

CPU勝負となるテストですが、動画変換から一転し、Core i7が有利。Ryzen 7 4800Hに比べ、軽めのDNG変換では約8%、重量級のJPEG変換では約12%早く変換を終えています。

 

FF14(ファイナルファンタジーXIV)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 11471 12410 13689

最高品質でスコア100000を軽く超え、安定してプレイ可能ですが、RTX 2060よりも約20%ほどスコアが低めというのが気になります。

 

BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低

  プレイモード:コンクエスト

  最高
フルHD 71(63)fps 77(69)fps 90(77)fps 103(81)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重量級のゲームですが、最高設定で平均71fpsをマーク。安定してプレイできますが、やはりRTX 2060よりも約20%ほどfpsが低めです。

 

Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)

Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。

対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。

さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる”Gunsmith”も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:エクストラ/高/通常

  プレイモード:キャンペーン

  エクストラ 通常
フルHD 102(85)fps 107(90)fps 111(94)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

このゲームでは一転、エクストラ設定で平均100fpsをきっちりキープするほどの高いパフォーマンスを発揮し、RTX 2060よりもワンランク上の安定性を実現しています。

 

Borderlands 3(ボーダーランズ 3)

前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。

見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。

もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:キャンペーン

  バッドアス ウルトラ
フルHD 56(50)fps 61(53)fps 71(64)fps 104(90)fps 120(107)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Borderlandsシリーズということでグラフィック負荷はとても重く、最上位のバッドアス設定では平均60fpsに届かず。ただ、ウルトラ設定ではギリギリで平均60fpsキープでき、グラフィック品質的にも十分実用的です。

なお、このゲームではRTX 2060とほぼ同等の性能となっています。

 

DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)

言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。

テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。

近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低

  ウルトラ
フルHD 101fps 105fps 116fps 132fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、ウルトラ以下で測定しています。

軽めのゲームということで、ウルトラ設定でも平均134fpsと、144Hzディスプレイを活用できる高いパフォーマンスを発揮します。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 154(142)fps 159(147)fps 165(156)fps 173(164)fps 197(183)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

FPSゲーム屈軽さということで、最高設定で平均154fpsをマークし、144Hzディスプレイをきっちり生かし切ることができます。なお、RTX 2060よりも約10%ほどfpsが低くなっています。

 

VALORANT(ヴァロラント)

”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。

ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。

また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:高/中/低(VSync”OFF”、アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)

  プレイモード:アンレート

 
フルHD 205(167)fps 218(202)fps 228(205)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Rainbow Six Siegeを凌ぐほどの軽さで、どの設定でも平均200fps以上をキープし、144Hzディスプレイとの相性は◎。ただ、このゲームではRTX 2060との差が大きく、約20%もfpsが落ち込みます。

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)

  プレイモード:射撃訓練場

  最高
フルHD 115(100)fps 140(129)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

このゲームもわりと軽めということで、最高品質でも平均100fps以上をラクラクキープできます。なお、RTX 2060とほぼ同等の性能となっています。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 83(80)fps 112(99)fps 167(147)fps 224(215)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

意外に重い最高設定で、平均83fpsをマークし、安定してプレイできます。が、RTX 2060よりも約10%ほどfpsが低く、物足りない感じがしますね。

 

MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)

言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリークエスト

  最高
フルHD 51(41)fps 68(61)fps 75(68)fps 111(102)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

国産ゲームにしてはかなり重く、最高設定では平均60fpsには届きません。しかし、高設定では平均60fpsを超えるのはさすがですね。グラフィックもきれいなので、十分実用的です。

なお、このゲームではDLSSモードが用意されていますが、対応しているのはWQHD以上となっています。これとは別に”FidelityFX+Upscalingモード”があり、fpsの底上げをすることができます。

FidelityFX+Upscalingモード

  最高
フルHD 65(49)fps 85(79)fps 87(80)fps 107(97)fps

アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。

低設定以外では効果が見られませんが、それ以外では効果がしっかり出ており、最高設定で平均60fpsをマークするようになりました。とても実用的な機能ですが、グラフィックがぼやけた感じになるのが難点。ただ、安定性重視ならぜひ活用したいところです。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは大容量の1TB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えており、Call of Duty: Modern Warfareだと約250GBもありますが、1TBもあれば容量不足の心配は全くありません。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDを採用しています。

メーカーはデルでおなじみの”SK hynix”で、これがとんでもなく速い!シーケンシャル(連続データ)・ランダムともに4ケタをマークし、一部3000MB/sを超える爆速ぶりです。非常に優秀なSSD、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUは90℃台と、いかにもゲーミングノートらしい熱々の温度です。100℃くらいまでなら許容範囲内ですが、ひたすら90℃台なので、夏場は厳しそうな感じ。本体の下に冷却台を置いてあげたいですね。

一方、GPUは最大でも70℃後半までしか上がらず、よく冷えています。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

55デシベルを超えるとかなりノイズ感が気になるようになりますが、ピーク時では54.1デシベルと、55デシベルを下回っています。とはいうものの、55デシベル近くということで、ファンの動作音はなかなか豪快。ただ、甲高いファンノイズが控えめなので、耳障りな感じがしないのはいいですね。

なお、最小時は46.7デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:Dell推奨、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約5時間30分となり、5時間をしっかりクリア。ただし、お世辞にも長いとは言えないので、電源のない環境ではバッテリーの持ちに注意。

 

まとめ

スピード感あふれる立体的なボディに、ラメ入りの天板が意外とマッチしており、ゲーミングモデルらしいスタイリッシュさと遊び心を見事に両立しています。ここまで攻めたモデルもなかなかなく、デザイン買いも十分ありですね。

肝心の性能面ですが、Ryzen 7 4800Hの性能には目を見張るものがありますが、RX 5600Mのパフォーマンスにムラがあるのがネックですね。。ケースバイケースということで、ゲーミング重視ならインテル製CPU搭載モデル、編集用途重視ならAMD製CPU搭載モデルがおすすめです

 

 

 

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