今回はデルの【Dell G5 15 プラチナ[5500]】をお借りしました。
G5はカジュアルゲーミングブランド”Gシリーズ”のミドルグレードモデルですが、フルモデルチェンジでついにLEDイルミネーションを搭載!大幅に進化した新生G5をチェックしてみましょう。
- スペック
- 外観
- ディスプレイ&キーボード
- Alienware COMMAND CENTER
- ベンチマーク
- RTX 2060搭載
- CINEBENCH
- 3DMARK
- FF14(ファイナルファンタジーXIV)
- BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)
- Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
- Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
- DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
- Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
- VALORANT(ヴァロラント)
- Apex Legends(エーペックス レジェンズ)
- Fortnite(フォートナイト)
- MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)
- PSO2&ドラクエ10
- CrystalDiskMark
- 温度
- 動作音
- バッテリー持続時間
- まとめ&関連モデル
- あわせてチェック
スペック
※2020年10月15日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。
外観
スタイリッシュなデザイン
以前はG5とG3は別々の筐体を使用していましたが、最新のG5はG3の筐体をベースにしています。
ゲーミングモデルらしい躍動感のあるフォルムが特徴で、よくある箱型タイプではなく、ヒンジ部分には斜めに角度がつけられています。
サイドの流れるようなラインどりも相まって、スピード感を感じさせますね。
また、天板部分はプレス加工が施され、立体的な造形となっているのもポイント。
そのほか、背面の排気口はオシャレなグリル風デザインに仕上げるなど、とにかく情報量が多く、見ていて飽きの来ないデザインとなっています。
ボディカラー”イリデセントダーク”もかなりユニークで、天板部分は単なるブラックではなく、なんとラメ入り!光の当たり方によって、輝いても見えます。
なんとも不思議な感じがしますが、ゲーミングモデルなので、こういった遊び心があるのはグッドです。
LEDイルミネーション搭載
G3との決定的な違いは、LEDイルミネーションです(GTX 1650 Ti搭載モデル除く)。
今までは上位の”Alienwareシリーズ”の専用ギミックでしたが、ついにGシリーズでも装備するようになりました。他社でもLEDイルミネーションを装備するモデルはありますが、カジュアルモデルで装備するのはデルくらいのもの。気合の入れようが違います。
イルミネーションは底面に設置されていますが、輝きはとても鮮やか。視覚効果は絶大で、華やかな輝きを見ていると、気分も高まります。ラメ入りの天板もそうですが、遊び心がふんだんに詰まっており、ワクワクしますね。
ちなみに、付属アプリの”ALIEN FX”でLEDの調整ができます。明るさやカラーの変更はもちろん、アニメーションも豊富に用意されており、ON/OFFを含め調整は思うがまま。
なお、イルミネーションは一定時間経過すると、自動的に消灯するようになっています。
充実したインターフェース
USBは全4ポート搭載し、レガシーのUSB2.0からUSB3.2までそろい踏み。そのうち左サイド小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”規格で、さらに40Gbpsの超高速転送ができる”Thunderbolt 3”にも対応しています。
画像出力は現在主流のHDMI&Mini DisplayPortを搭載するほか、SDスロットを搭載。必要なものは一通りそろっており、周辺機器の接続にはまず困りません。
また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、インターネットはもちろん、ゲーミングもより安定します。
ディスプレイ&キーボード
IPSパネル搭載
ディスプレイは一般的な15.6インチサイズで、解像度は現在主流のフルHDとなっています。表面の処理は映り込みのないノングレアタイプなので、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。
仕様表ではWVAパネルを搭載とのことですが、前モデルと同じくIPSパネルを搭載しています。発色に優れ、コントラストも高く、くっきり鮮やかな映像クオリティでゲームを思う存分楽しむことができます。
さらに視野角も広く、色むらが少ないのもいいですね。
なお、ディスプレイのベゼル(ふち)がスリムになっているのもポイント。ベゼルが細い分だけ横幅と奥行きが圧縮され、ボディがコンパクトになるのはもちろん、見た目もスタイリッシュになり、まさに一石二鳥です。
最大300Hz!高リフレッシュレートディスプレイ搭載
ゲーミングノートのトレンドはバッチリおさえており、高リフレッシュレートディスプレイを搭載。
RTX 2060搭載モデルでは2タイプ採用していますが、下位モデルでは144Hzディスプレイを標準搭載しています。1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzに比べ約2倍以上なので、圧倒的にスムーズな描写が可能です。コンマ単位で勝敗が決するFPSゲームではとても重宝します。
さらに、最上位モデルでは超高速の300Hzディスプレイを搭載しており、動きの激しいFPSゲームを極めたい方におすすめ。ただ、RTX 2060だときっちり生かすのはなかなか難しく、144Hzでも正直十分ですね。
華やかなLED内蔵キーボード
GシリーズでもついにLED内蔵キーボードを搭載するようになりました。
カラーはホワイトの単色ですが、あると無いとでは大違い!薄暗い場所でタイピングしやすくなるのはもちろん、見た目も非常に華やかになります。LEDイルミネーションも相まって、光り物が好きな人にはたまりません。
キーボード仕様ですが、15インチサイズということで、オーソドックスなテンキー付きキーボードとなっています。テンキーがあるので、普段使いにも便利。
一部に連結キーを配した、おなじみのデル仕様ですが、配置そのもはクセが無くとても素直です。横幅いっぱいにスペースを活用することで、キーピッチも約19mmとデスクトップ並みの間隔が確保されており、かなりゆとりがあります。誤爆の心配はまずないでしょう。
ちなみに、電源ボタンはWindows Hello対応の指紋認証センサーを兼ねています。パスワードをわざわざ入力せずスムーズにログインすることができ、作業効率もはかどります。
キーストロークは浅すぎず深すぎず、一般的なノートPCと同等のレベルです。意外と反発感があるので、打鍵感は上々。サクサクした操作感で、ゲームの操作はとてもスムーズで快適そのもの。なお、キーボード面は樹脂製ですが剛性は高めなので、タイピングやゲームでの安定感も◎。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはタッチパッドとクリックボタンが一緒になった、一体型のタイプとなっています。
表面はサラサラしており、スムーズなカーソル操作が可能です。また、クリックボタンの建付けも良く、軽めの力でしっかり反応し、クリック音も静か。しっかり造りこまれていますね。
Alienware COMMAND CENTER
Gシリーズながら、上位ブランド・Alienwareの専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。
”ALIEN FUSION”ではシステムのモニタリングのほか、電源や冷却ファンなどの設定をすることができます。HシリーズのCPUなので、オーバークロック機能は非搭載です。
サウンド設定はこの通り細かく可能で、イコライザ機能も搭載。サウンドエンジンは前モデルから変わらず、”Nahimic Audio”を採用しています。
G3と同じ筐体をベースにしているためか、サウンドクオリティは高め。中音・高音がよく伸び、低音もそれなりにあるため、迫力があります。さらにサラウンドもしっかりきいているので、内蔵タイプにしては完成度は高めです。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
RTX 2060搭載
最新のNVIDIA製ハイスペックGPU・RTX 2060を搭載。鉄板のミドルクラスGPU・GTX 1660 Tiの上位版ということで、フルHDでより高い安定性を発揮します。
また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。
Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルの第10世代6コア12スレッドCPU・Core i7-10750Hを搭載しています。前世代のCore i7-9750Hのマイナーチェンジ版で、違いは動作クロック引き上げられたくらいですね。
下位モデルで搭載されている4コア8スレッドCPU・Core i5-10300Hと比較してみると、シングル性能ほぼ互角ですが、マルチ性能は約31%高くなっています。コア・スレッド数が多い分だけ性能は大幅に上がり、動画や画像編集などクリエイティブ用途にもしっかり対応できます。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
RTX 2060はGTX 1660 Tiの上位版ということで、CUDAコアとメモリーバス幅が強化され、特に性能の要となるCUDAコアはGTX 1660 Tiよりも25%多くなっています。
ただ、ベンチマークではそこまで差がつかず、両者の性能差はおおむね10%以内の差にとどまっています。実際のゲームでも同じような傾向となり、フルHDで少しでも安定性を求めるならおすすめといったところですね。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 3291 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2708 | 2728 | 2600 | ー |
Time Spy | 5831 | 5769 | 6214 | ー |
Night Raid | 34134 | 64505 | 9306 | ー |
Fire Strike Ultra | 3497 | 3340 | 16001 | 1923 |
Fire Strike Extreme | 6834 | 6995 | 16006 | 3365 |
Fire Strike | 13519 | 14883 | 15771 | 7112 |
Sky Diver | 34585 | 51370 | 14283 | 26232 |
Cloud Gate | 34032 | 95373 | 10468 | ー |
Ice Storm | 106730 | 142498 | 56816 | ー |
FF14(ファイナルファンタジーXIV)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 14153 | 15292 | 16854 |
CPUの性能も高く、最高品質でスコア140000オーバーと非常に高いスコアをマーク。安定してプレイ可能です。
BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 81(73)fps | 91(78)fps | 106(82)fps | 111(93)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重量級のゲームですが、最高設定で平均81fpsをマークし、GTX 1660 Tiよりもワンランク高い安定性を実現しています。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 48(44)fps | 51(47)fps | 73(66)fps | 82(70)fps |
こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。
RTはとにかく重く、最高設定では平均48fpsまでガッツリ落ち込みます。中設定でやっとのレベルということで、RT性能については入門レベルといったところです。
DirectX 12+RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 55(50)fps | 65(60)fps | 77(70)fps | 87(77)fps |
RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なりますが、RTX 2060ではフルHD以上で動作します。
RTオンリーの時よりも、最大27%もfpsが向上し、フルHD・高設定で平均60fpsを超えるようになりました。フレームレートのアシスト機能として考えれば、十分実用的ですね。
なお、デメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものなので、ぜひ活用しましょう。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる”Gunsmith”も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 91(76)fps | 91(79)fps | 102(85)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
最適化がしっかりされており、エクストラ設定で平均91fpsと安定性はバツグン。ただ、通常設定にしてもfpsはさほど伸びず、よくて100fpsまでといったところです。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 69(55)fps | 76(63)fps | 80(67)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
このゲームはRTの負荷が低く、エクストラ設定でも平均60fps以上をしっかりキープ。軽めのものであれば、RTX 2060でもしっかり対応できます。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 55(48)fps | 60(53)fps | 72(64)fps | 103(92)fps | 128(110)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重さで定評のあるBorderlandsシリーズですが、このゲームも非常に重く、最上位のバッドアス設定では平均60fpsに届かず。ただ、ウルトラ設定ではギリギリで平均60fpsキープし、さすがにGTX 1660 Tiとは一味違います。なお、高設定でもグラフィックは十分きれいなので、ウルトラ設定でなくても全然OK。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 134fps | 139fps | 148fps | 159fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、ウルトラ以下で測定しています。
軽めのゲームということで、ウルトラ設定でも平均134fpsと、144Hzディスプレイを活用できる高いパフォーマンスを発揮します。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 181(170)fps | 184(176)fps | 189(180)fps | 197(186)fps | 212(196)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
FPSゲーム屈軽さということで、最高設定で平均181fpsをマークし、144Hzディスプレイを余裕で生かし切ることができます。グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもあり。解像度MAX(100)・最高設定でも平均122fpsと安定感はバツグン。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:高/中/低(VSync”OFF”、アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
高 | 中 | 低 | |
フルHD | 245(223)fps | 276(241)fps | 293(275)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
Rainbow Six Siegeを凌ぐほどの軽さで、どの設定でも平均200fps以上はお手の物。軽めのタイトルメインなら、300Hzディスプレイ搭載モデルを選ぶのもいいでしょう。
Apex Legends(エーペックス レジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 121(100)fps | 143(129)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームもわりと軽めということで、最高品質で平均100fpsを軽く超えてきます。144Hzディスプレイとの相性もバッチリ。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 98(90)fps | 122(116)fps | 181(167)fps | 247(226)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
意外に重い最高設定でも、ほぼ平均100fpsをマーク。なお、高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら中設定がおすすめ。コミック調のグラフィックなので、正直十分ですね。
RTモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 26(20)fps | 28(22)fps | 30(22)fps | 33(24)fps |
RT設定はMAXにして測定しています。
負荷の高いRTモードですが、このゲームは容赦なく、平均20~30fpsと全くfpsが伸びません。DirectX 12モードがベータ版なので、あくまでも調整中といったところでしょうか?
RT+DLSSモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 46(38)fps | 49(37)fps | 51(38)fps | 60(45)fps |
DLSSモードではレンダリング解像度を大きく下げていることもあり、大幅に性能が向上します。とはいうものの、フルHD・低設定でようやくといったところで、実用的なラインには達していません。もう少し軽くしてほしいものです。
MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 50(38)fps | 63(58)fps | 71(63)fps | 110(94)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
グラフィックの負荷が容赦なく重く、最高設定だとギリギリではありますが、平均60fpsを割り込んでしまいます。なお、高設定でもグラフィックはきれいなので、十分実用的。全く問題ありません。
なお、このゲームではDLSSモードが用意されていますが、対応しているのはWQHD以上となっています。これとは別に”FidelityFX+Upscalingモード”があり、fpsの底上げをすることができます。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 60(46)fps | 83(76)fps | 89(73)fps | 111(93)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。
低設定以外では効果が見られませんが、最大約32%もfpsが向上し、最高設定で平均60fpsをマークするようになりました。とても実用的な機能ですが、グラフィックがぼやけた感じになるのが難点。ただ、安定性重視ならぜひ活用したいところです。
PSO2&ドラクエ10
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア37469と余裕のスコアをマーク。
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
こちらはもはや言わずもがなの結果ですね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の1TB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えており、Call of Duty: Modern Warfareだと約250GBもありますが、1TBもあれば容量不足の心配は全くありません。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDを採用しています。
メーカーはデルでおなじみの”SK hynix”ですね。肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタで、一部2000MB/sを超える爆速ぶりです。ランダムは控えめながら、それなりに速度が出ており、十分高い完成度となっています。
もちろん、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
CPUは80℃~90℃と、いかにもゲーミングノートらしい温度ですね。なじみのない方だと不安になるかもしれませんが、100℃くらいまでなら許容範囲内です。一方、GPUは最大でも70℃後半までしか上がらず、よく冷えています。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


55デシベルを超えるとかなりノイズ感が気になるようになりますが、ピーク時では54.6デシベルと、55デシベルをかろうじて下回っています。実際にファンの動作音は豪快ですが、甲高いファンノイズが控えめなので、耳障りな感じがしないのはいいですね。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
バッテリー持続時間
「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。
- 電源設定:Dell推奨、より良いバッテリー
- バックライト:40%
- 10秒ごとにキー入力
- 1分ごとに無線LAN経由でネット接続
結果は約3時間20分とかなり短めですが、ゲーミングノートなら電源につないでなんぼなので、あまり気にする必要はありません。
まとめ&関連モデル
カジュアルモデルながら完成度がとても高く、スピード感あふれる立体的なフォルムに、LEDイルミネーションを搭載。さらに、ラメ入りの天板を採用するなど、遊び心を感じさせる仕上がりとなっています。G5シリーズは、予算を重視しつつ、クオリティにもこだわりたい方におすすめです。
なお、RTX 2060はフルHDでワンランク上の高い安定感を発揮しますが、300Hzディスプレイは荷が重く、144Hzディスプレイがベストですね。
Dell G5 プラチナ[144Hz・大容量メモリー・GTX 1660 Ti搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 144Hz
■CPU:Core i7-10750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■【クーポン利用】171,980円⇒138,593円(税・送料込)~
予算重視ならGTX 1660 Ti搭載モデルがおすすめ。RTX 2060よりもやや性能は落ちますが、フルHDでは十分高いパフォーマンスを発揮します。
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