今回はデルの【Dell G3 15 プラチナ[3500] 144Hz・大容量メモリー・GTX 1660 Ti搭載】をお借りしました。
G3はカジュアルゲーミングブランド”Gシリーズ”のエントリーグレードモデルで、価格の安さとコスパの高さを武器にしています。インテル第10世代Core i7とGTX 1660 Tiを搭載した、鉄板のミドルクラスモデルをチェックしてみましょう。
スペック
※2020年11月3日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。
外観
躍動感あふれるデザイン
筐体は前モデルをそのまま踏襲しており、ゲーミングノートらしくとてもスタイリッシュ。
まず本体のフォルムがユニーク。上から見るとこの通り、一般的な箱型ではなく、ヒンジ部分に角度がつけられ、躍動感のある流れるようなフォルムとなっています。
さらに、天板部分はプレス加工が施され、立体的な造形となっているのもポイント。
ゲーミングモデルらしく、背面の排気口はグリル風デザインに仕上げていますが、スリット状のシンプルな造形なので、デザインとの一体感があります。
サイドの流れるようなラインどりもアクセントとしてバッチリきいており、スピード感を感じさせますね。
Gシリーズといえばやはりカラバリ。デルのキーカラーともいうべき、ブラック&ホワイトの2色が用意されています。ホワイトはかなり珍しく、カラバリで選ぶのもあり。
ホワイトの色味ですが、ベタな感じではなく、クリスタルホワイトともいうべき透明感のある色味で、光の当たり具合によっては輝いて見えます。
ライトブルーのアクセントカラーと相性も良く、とても洗練された仕上がりです。エントリーグレードにしては情報量が多く、見ていて飽きの来ないデザインとなっています。
充実したインターフェース
USBは全4ポート搭載。レガシーのUSB2.0から最新のUSB3.2まで一通りの規格がそろっています。そのうち左サイド小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”規格で、さらに40Gbpsの超高速転送ができる”Thunderbolt 3”にも対応しています。
規格とポート数をしっかり抑えており、様々な周辺機器を接続できる便利なラインナップですね。
画像出力端子はHDMI&Mini DisplayPortのほか、SDスロットを搭載。普段使いで必要なものは一通りそろっています。
また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、インターネットはもちろん、ゲーミングもより安定します。
ディスプレイ&キーボード
IPSパネル搭載
ディスプレイは一般的な15.6インチサイズで、解像度は現在主流のフルHDとなっています。
ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮し、コンパクトボディを実現。また、見た目も野暮ったさがなくスッキリしており、まさに一石二鳥です。
もちろん前モデルと同じく、IPSパネルを搭載。コントラストが高く、発色に優れた高品質パネルで、ぱっと見でもそのきれいさがわかるほど。
さらに視野角も広く色むらが少ないのもグッド。
なお、参考までにパネルのスペックをピックアップしてみました。sRGBを93%カバーしており、色域はそれなりに広めですね。
白色LED内蔵キーボード
15インチサイズということで、テンキー付きのフル規格キーボードを搭載しています。
新モデルではついに白色LEDを内蔵!薄暗い場所でタイピングや操作がしやすくなるのはもちろん、見た目も非常に華やかになり、いっそうゲーミングモデルらしくなりました。LEDはOFF+2段階で調整できるので、イルミネーションが不要という方も安心です。
キーボードそのものの完成度は前モデルと変わらず、一部に連結キーを配したおなじみのデル仕様となっています。連結しているものの、配置は基本的に素直。横幅いっぱいにスペースを活用することで、キーピッチも約19mmとデスクトップ並みの感覚が確保されており、かなりゆとりがあります。
誤爆の心配はまずないでしょう。
キーストロークは一般ノートと同じくらいで、浅すぎず深すぎずといったところ。サクサクした操作感+適度な反発も相まって、操作性は上々です。なお、キーボード面の剛性は高く、タイピングやゲームでの安定感も◎。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはよくある一体型ですが、相変わらず完成度が高いです。
表面はややざらつきのある仕上がりとなっており、確実なカーソル操作が可能です。また、クリックボタンも硬めな感じで、「カチッ・カチッ」と小気味よく反応し、さらに建付けもしっかりしているので、バタつかないのもいいですね。まさにストレスフリーの完成度です。
タッチパッド周囲の青いアクセントラインもばっちりきまっていますね。
指紋認証センサー搭載
新モデルでは、電源ボタンにWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載しています。パスワードをわざわざ入力せずスムーズにログインすることができ、作業効率もはかどります。
以前はG5以上モデルのみ搭載していましたが、エントリーグレードでも装備するようになり、なかなか太っ腹ですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルの第10世代6コア12スレッドCPU・Core i7-10750Hを搭載しています。前世代のCore i7-9750Hのマイナーチェンジ版で、違いは動作クロック引き上げられたくらいですね。
下位モデルで搭載されている4コア8スレッドCPU・Core i5-10300Hと比較してみると、シングル性能は約10%、マルチ性能は約51%も高くなっています。コア・スレッド数が多い分だけ性能は大幅に上がり、ゲームはもちろん、録画配信や動画・画像編集などのマルチタスクで十二分に高いパフォーマンスを発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
このモデルでは、NVIDIAのミドルクラスGPU・GTX 1660 Tiを搭載しています。エントリークラスのGTX 1650 Tiよりも約40~50%も性能が高く、さらにVRAM(グラフィックメモリ)を6GB搭載しており、フルHDでとても高いパフォーマンスを発揮します。
ゲーミングノートならまずこのグレードは欲しいところです。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 1515 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2539 | 2542 | 2527 | ー |
Time Spy | 5371 | 5473 | 4861 | ー |
Night Raid | 32112 | 63606 | 8438 | ー |
Fire Strike Ultra | 3126 | 2951 | 16732 | 1763 |
Fire Strike Extreme | 6356 | 6490 | 16412 | 3066 |
Fire Strike | 12633 | 14099 | 16393 | 5950 |
Sky Diver | 31309 | 48144 | 12209 | 24541 |
Cloud Gate | 30666 | 91888 | 9204 | ー |
Ice Storm | 109006 | 146590 | 57452 | ー |
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 13485 | 15838 | 17922 |
CPUがCore i7ということもあり、スコアがよく伸びますね。どの設定でもスコア10000を軽々超え、安定してプレイできます。
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 78(70)fps | 86(76)fps | 98(88)fps | 115(94)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
最高設定にしても平均60fpsを大きく超える安定ぶりは、なんとも頼もしい限り。GTX 1650 Tiだと平均60fpsがきわどいラインなので、やはりフルHDならGTX 1660 Tiを選んでおくと安心。
DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 38(31)fps | 43(36)fps | 60(44)fps | 70(63)fps |
こちらは本作の目玉機能である、RT(リアルタイムレイトレーシング機能)を有効にした際のfpsです。
GTX 1660 Tiは、RTを効率よく処理する”RTコア”を搭載していないため、fpsが大幅に落ち込みます。中設定でなんとか平均60fpsに届くレベルなので、実用には程遠いですね。
ただ、RT自体が趣味要素のようなものなので、さほど気にする必要はありません。
Call of Duty: Modern Warfare
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 85(74)fps | 88(77)fps | 90(76)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
一見重そうですが、しっかり最適化され、エクストラでも平均60fpsを大きく超えます。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 48(38)fps | 49(38)fps | 51(39)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
このゲームのRTモードは比較的軽いものの、fpsがガクッと落ち込み、平均60fpsキープはならず。RTならRTX 2070以上は欲しいですね。
Borderlands 3
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 53(47)fps | 56(50)fps | 66(59)fps | 96(85)fps | 113(80)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックで一見軽そうに見えますが、この通りかなり重いです。ただ、高品質なら平均60fpsを超え、グラフィック面を含め十分実用的です。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低
プレイモード:キャンペーン
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 118fps | 125fps | 131fps | 147fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、ウルトラ以下で測定しています。
軽めのゲームということで、どの設定でも平均100fps以上を軽く超えてきます。このくらいfpsが伸びれば、144Hzディスプレイも生きてきますね。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 182(151)fps | 186(164)fps | 192(174)fps | 202(187)fps | 217(203)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームはFPSでも屈指の軽さとなっており、最高設定でも144Hzディスプレイをきっちり生かすことができます。なお、レンダリング解像度をMAX(100)にしても、最高設定で平均121fpsとなり、安定感はバツグンです。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:高/中/低(アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
高 | 中 | 低 | |
フルHD | 252(228)fps | 270(238)fps | 281(253)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
Rainbow Six Siegeを凌ぐほどの軽さで、どの設定でも平均200fps以上はお手の物。144Hzディスプレイをしっかり生かせます。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高・低
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 121(103)fps | 143(139)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
こちらも軽めのゲームということで、最高品質でも平均121fpsをマーク。144Hzディスプレイを生かせる高いパフォーマンスとなっています。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 94(80)fps | 119(114)fps | 203(192)fps | 199(134)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
最高設定が意外に重いゲームですが、それでも平均100fps近くをキープ。ちなみに、このゲームはコミック調のグラフィックなので、中設定でもクオリティは十分。144Hzディスプレイを生かし切るならぜひおすすめ。
RTモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | ー | ー | ー | 2(2)fps |
RT設定はMAXにして測定しています。
ただでさえ重いRTモードですが、このゲームはとりわけ負荷が高く、一応表示できるというレベルです。あくまでもDirectX 12はベータ版なのですが、それにしても重すぎますね。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 52(41)fps | 73(63)fps | 75(67)fps | 118(99)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
かなり重いゲームなので、最高設定では平均60fpsに届かず。それでも高設定にすれば平均60fpsをラクラク超えるので、十分使えます。GTX 1650 Tiでは低設定までガッツリ落とす必要があり、その差は圧倒的です。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 63(47)fps | 91(81)fps | 96(85)fps | 114(96)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。
低設定以外では効果が見られませんが、最大約28%fpsが向上し、最高設定でも平均60fpsを大きく超えるようになりました。とても実用的な機能ですが、グラフィックがぼやけた感じになるのが難点。高設定で動かすのがおすすめですね。
PSO2&ドラクエ10
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア27490と余裕のスコアをマーク。
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
こちらはもはや言わずもがなの結果ですね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは512GB SSDのシングルストレージ構成になっています。最近のゲームは容量も多くなっていますが、512GBあればまず安心です。さらに、SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、メーカーは定番のKIOXIA(旧東芝メモリ)のものを搭載しています。
その性能ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、NVMeタイプらしさを発揮しますが、ランダムがさほど伸びず、標準的なSATAⅢタイプよりもやや速い程度です。
ただし、SSDレベルでは数値の差を体感することはまずできないので、そこまで気にする必要はないというのが正直なところです。ゲームのロード時間は早く、ブラウジングなどもサクサクしており、実際の動作はとても快適です。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
CPUは80~90℃台、GPUは80℃手前といかにもゲーミングノートらしい温度をマーク。初見だと驚くかもしれませんが、ゲーミングノートでこの温度はざら。100℃くらいまでなら十分許容範囲ですね。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


55デシベルを超えるとファンノイズがかなり気になりますが、ピーク時で54.1デシベルと55デシベルに近く、風切り音はなかなか豪快。ただ、耳障りな甲高いノイズが控えめなので、やかましい感じがしないのはグッドです。
なお、最小時は46.7デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
Alienware COMMAND CENTER
Gシリーズながら、上位ブランド・Alienwareの専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。
”ALIEN FUSION”ではシステムのモニタリングのほか、電源や冷却ファンなどの設定をすることができます。HシリーズのCPUなので、オーバークロック機能は非搭載です。
サウンドエンジンは引き続き”Nahimic Audio”を採用しており、サウンド設定は細かく調整でき、イコライザ機能も搭載しています。
Gシリーズはサウンドのクオリティが高く、中~高音がよく伸び、低音もそれなりに出ており、迫力を感じられます。さらにサラウンドもしっかりきいているので、臨場感も◎。内蔵タイプにしてはだいぶ健闘しています。
まとめ&関連モデル
前モデルを引き継ぎつつ、白色LED内蔵キーボードや指紋認証センサー、Wi-Fi 6を新規に装備し、より高い完成度を実現。この内容で12万円台とコスパの高さにもさらに磨きがかかり、ミドルクラスモデルならまずおすすめです。
Dell G3 15 プレミアム[120Hz・SSD+HDD GTX 1650搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 120Hz
■CPU:Core i5-10300H
■メモリ:8GB(DDR4-2933)
■グラボ:GTX 1650
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■【クーポン利用】106,980円⇒85,584円(税・送料込)~
ノート用のインテル第10世代4コア8スレッドCPU・Core i5-10300HとGTX 1650を搭載した、フルHD入門モデル。
8GBメモリにデュアルストレージのポイントをおさえた初期構成で、SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプを採用。さらに120Hzディスプレイまで装備しており、コスパの高いエントリーモデルとしておすすめ。
あわせてチェック
おトクなセール情報もチェック!



