Alienware M15(R2) スプレマシー・RTX搭載 VRをレビュー フルモデルチェンジ!SF風の造形美が光るスタイリッシュな15インチハイエンドモデル

今回はデルの【Alienware M15(R2) スプレマシー・RTX搭載 VR】をお借りしました。

スリム&コンパクトなハイエンドゲーミングノート【Alienware M15】がフルモデルチェンジ!大幅にパワーアップしたノート用のCore i9とRTX 2080を搭載した本格派モデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

【実機では以下をカスタマイズしています】
・15.6インチ 4K 有機EL (3840 x 2160) 60Hz,1ms,400-nits,DCI-P3 色域,Eyesafe® ディスプレイ+Tobii Eyetracking テクノロジー – シルバーホワイト
 Alienware M15(R2)
スプレマシー・RTX搭載 VR
カラーダークサイドオブザムーン/ルナホワイト
サイズW360.5×D276×H19.5~20.5mm
重量約2.16Kg(実測2260g)
OSWindows 10 Home(64ビット)
CPUCore i9-9980HK
・8コア16スレッド
・定格2.4/最大5.0GHz
メモリ16GB(8GB×2、DDR4-2666)
ストレージ256GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスRTX 2080 Max-Q(GDDR6 8GB)
ディスプレイ15.6インチ、フルHDディスプレイ
インターフェースThunderbolt 3ポート(Type-C)、USB3.1 Gen.1 Type-A×3、HDMI 2.0b、Mini DisplayPort 1.4、Alienware Graphics Amplifier端子、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート
光学ドライブ×
スピーカーデュアルスピーカー
キーボードAlienFX 照明搭載Alienware mSeriesキーボード(日本語配列)
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.0
保証1年(最大5年)
価格【クーポンでさらにおトク】358,980円(税・送料込)~
付属品・ACアダプター(803g)
・電源ケーブル(211g)
・各種マニュアル

※2019年10月23日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは直販サイトに記載してあります。

 

外観

洗練されたSFデザイン

前モデルでは直線主体のカチッとしたフォルムでしたが、新モデルではラウンドフォルムを取り入れた柔らかいデザインへ大幅にイメージチェンジ。最新世代ということで、以前紹介したAlienware AREA-51M icon-external-link-square と同じ意匠となっています。

天板には15インチをあらわす【15】のロゴが大きくプリントされ、強烈なアクセントになっています。

 

特にインパクトがあるのは背面の排気グリルですね。大胆にも楕円形に仕上げ、しかも排気グリル内部はハニカム調のデザインにするこだわりよう。

 

さながら宇宙船の推進部のようなフォルムとなっており、よりSFチックなイメージに進化しています。

 

細部までしっかり造り込まれ、キーボード面のスピーカー部分もおしゃれなハニカム調のデザインとなっています。すき間にちょこんと置かれたロゴマークが可愛らしく見えますね(笑)。

 

あまり見る機会はありませんが、底面の吸気グリルもハニカム調のデザインにする徹底ぶり。全体の統一感もバッチリです。

 

カラバリは最新Alienwareのキーカラー、ルナライト(シルバーホワイト)&ダークサイド・オブ・ザ・ムーン(ダークグレー)の2色が用意されています。ホワイトはかなり珍しく、カラバリで選ぶのもあり。

実機はルナライトとなりますが、透き通った色味で清潔感がありますね。しっとりと手になじむ上質なさわり心地も相まって、高級感を感じさせます。ハイエンドモデルらしく、全体のクオリティは非常に高い!

 

コンパクト&スリムボディ

コンパクトボディは前モデル譲り。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅を圧縮。一般的な15インチモデルよりも一回り小さいコンパクトボディを実現しています。厚さも最薄部で19.5mmのスリムボディとなっており、見た目はとてもスタイリッシュ。

 

さらに、軽量&堅牢なマグネシウム合金を使用しているので、重さも実測で2260gに抑えており、モバイルノート並みとはいかないものの、持ち運びもしやすくなっています。

 

LEDイルミネーション搭載

Alienwareといえば、やはりLEDイルミネーション抜きには語れません。前モデルではかなり控えめでしたが、新モデルでは見事に復活を果たしました

 

相変わらず光る場所がユニークで、このモデルではグリルの周囲が光ります。以前はボディサイドを光らせていましたが、これはこれでインパクトばつぐん。

そのほかAlienwareロゴ×2とキーボードの計4ヶ所が光り、付属アプリの【ALIEN FX】にて自由自在にカラーを変更することができます。

 

最先端のインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。

 

USBは左右・背面にあわせて4ポート搭載しています。オールUSB3.1規格となっており、小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用。どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップです。

 

中でもType-Cポートは、高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能な【USB3.1 Gen.2規格】で、40Gbpsの超高速転送ができる【Thunderbolt 3】にも対応する最新規格となっています。

画像出力端子はHDMIとMini DisplayPortの鉄板構成で、さらに【Alienware Graphics Amplifier接続用ポート】という独自規格のポートを搭載しているのがポイント。

 

【Alienware Graphics Amplifier】とは別売りの外部GPUボックスのことです。

将来的にグラフィック性能が不足した際、ボックス内にグラボを追加、PCに接続することで性能をカバーすることができます。PCIe x4 Gen 3接続ポートなので、従来のThunderbolt接続よりパフォーマンスを発揮しやすいのもグッド。

 

最近のトレンドをしっかりおさえ、背面にもポートを配置しているのはグッド。画像端子や電源ポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスやLANケーブルと干渉しないようになっています。ケーブル同士が混線するとイラッとするので、これは嬉しいですね。

 

なお無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

有機ELディスプレイにカスタマイズ可能

標準仕様では、ディスプレイに15.6インチのフルHDディスプレイを搭載。カスタマイズにて高リフレッシュレートディスプレイや4K・有機ELディスプレイなどにカスタマイズ可能です。

 

貸出機では最高峰の4K・有機ELディスプレイを搭載していますが、黒の色味が液晶ディスプレイとは一味違います。まさに「漆黒」という感じです。あまりに黒く、グレアパネルということもあり、筆者自身が写ってしまっています。。

なぜここまで引き締まった黒を再現できるのかというと、有機ELでは画面の素子自体が光るのでバックライトが必要なく、さらにコントラスト比も圧倒的に高いからです。バックライトで画面を照らし出す液晶ディスプレイでは、どうしても光が漏れてしまい、黒い画面が白っぽくなってしまいます。

普段液晶ディスプレイを使っている方は、その違いに驚くはず!

 

もちろんコントラスト比が高いので、くっきりした美しい映像描写もお手の物。

 

さらに視野角も広く、色むらもありません。

ちなみにディスプレイにはTobii製アイトラッキングモジュールを搭載しています。その名の通り視線の位置を追跡&表示できるため、配信アプリ・Twitchの拡張機能を使用すれば、視覚効果を追加するといった芸当も可能です。

 

本格派キーボード

ゲーミングノートらしくフルカラーLED内蔵のド派手なキーボードを搭載しています。

 

前モデルではオーソドックスなテンキー付きキーボードでしたが、新モデルでは再びテンキーレスキーボードに戻っているのがポイント

あまりなじみがないかもしれませんが、シンプル&高い操作性でゲーマーに人気のタイプ。ゲーミングキーボードではテンキーレスタイプが多く出回っているほどです。まさにゲーミング特化の本格派仕様で、まさに原点回帰といったところですね。

 

テンキーがないのでキー配置はとても余裕がありますね。配置そのものは連結キーなどなくとても素直。キーピッチも堂々の19mmとデスクトップ並みの間隔が確保されており、誤爆の心配はまずありません。

 

さらに、キー自体もフルモデルチェンジし、キーストロークは深めとなっています。前モデルの浅いキーストロークとは打って変わり、打鍵感をしっかり感じられるほど。応答性も良く、ゲームもはかどります。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった一体型タイプとなっています。

 

パッド表面はツルツルした素材を使用しており、指に吸い付く感じでスムーズ&正確なカーソル操作が可能です。一方クリックボタンはカチカチとした小気味いい操作感ですが、やや建付けが甘めなのが惜しいですね。このグレードなら分離タイプのほうが良かったかも。

 

Alienware COMMAND CENTER

メーカー製ゲーミングPCということで、専用ユーティリティー【Alienware COMMAND CENTER】が用意されています。

 

【ALIEN FUSION】ではシステムのモニタリングのほか、ファンコントロールや電源などの設定をすることができます。

 

さらに、CPU・GPU・メモリのオーバークロックまでできる徹底ぶり。ただし、設定によっては故障する可能性があるので注意。そのままでも十分性能が高く、無理にオーバークロックする必要はありません。

 

また、サウンド設定もこの通り細かく可能です。スピーカーの音質ですが、全体的に引き締まったサウンドで、中音・高音がよく伸びます。ただ、内蔵タイプなので低音はやはり弱め。ファンのノイズもあるので、ヘッドセットなどを活用するのがおすすめ。

 

【ALIEN FX】では、各種カラーの変更が可能です。キー単位でカラーの調整ができ、さらにアニメーションにもバッチリ対応。できることが多く、ある意味やりこみ要素でもあります。

そのほか、ライブラリ機能も搭載しており、各ゲームごとにプロファイルを作成し、即座に設定を呼び出すことも可能です。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

Max-Q版RTX 2080搭載

最新のNVIDIA製ハイスペックGPU【RTX 2080】を搭載。”Turing”アーキテクチャを採用することで大幅にパワーアップし、GTX 1080を大きく超える性能に進化しています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。

Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

Max-Qとは?

ちなみにRTX 2080はMax-Q版となっています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのことです。

通常版よりも動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや下。最適化次第では通常版とほぼ同じパフォーマンスを発揮するケースもありますが、RTX 2080では今一つといったところ。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

 

GTX 1080(Max-Q)からきっちりパワーアップしており、グラフィックスコアで比較するとTime Spyで約135%、Fire Strikeでは約125%の性能となっています。最新GPUなので、DirectX12環境に強いですね。

一方通常版のRTX 2080と比べると、Time Spy・Fire Strikeともに約80%の性能にとどまり、大きく差をつけられています。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal4937
Time Spy
Extreme
368937653613
Time Spy820282847768
Night Raid269273430312138
Fire Strike
Ultra
51805032200942737
Fire Strike
Extreme
972310140197324699
Fire Strike1807920757194808711
Sky Diver28848367531540322128
Cloud Gate280463801514624
Ice Storm421753966954151

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第9世代ハイエンドCPU【Core i9-9980HK】を搭載しています。前世代のCore i9-8950HKは6コア12スレッドでしたが、最新世代ではついに8コア16スレッド構成となりました。ノート用のCPUでは快挙と言ってもいいレベルです。

コア&スレッドの差がスコアに直結し、マルチ性能は約48%も向上しています。ゲームはもちろん、録画配信や動画・画像編集などのマルチタスクで高いパフォーマンスを発揮します

 

FF14

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

 最高品質高品質標準品質
フルHD140651428615467
WQXGA109571149611800
4K664480398292

フルHD・WQXGAではスコア10000オーバーの高いスコアをマーク。しかし、4Kではスコア7000こそ超えるものの、9000には届かず。やはり通常のRTX 2080よりもパフォーマンスはワンランク落ち込んでしまいます。

 

BATTLEFIELD V

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQXGA/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)

  プレイモード:コンクエスト

 最高
フルHD100(85)fps109(98)fps127(108)fps145(120)fps
WQXGA73(66)fps84(77)fps100(85)fps111(97)fps
4K48(43)fps51(44)fps63(54)fps68(59)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

どうにも4Kでは伸び悩みますが、WQXGAまでなら平均60fpsを大きく超え、フルHDであれば平均100fpsをキープでき、まさにド安定。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

 最高
フルHD60(51)fps63(55)fps74(65)fps84(66)fps
WQXGA43(35)fps47(40)fps63(58)fps69(59)fps
4K26(20)fps28(24)fps39(33)fps44(39)fps

こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。

とにかく負荷が高いとはいえ、フルHD・最高設定で平均60fpsギリギリはちょっと心もとないですね。RTX 2080ならもう少し余裕を見せて欲しいところ。

 

DirectX 12+RT+DLSS

 最高
WQXGA54(48)fps59(55)fps69(64)fps77(70)fps
4K36(32)fps39(36)fps45(43)fps48(45)fps

RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。DLSSはグラボのグレードによって有効にできる解像度が異なり、RTX 2080ではWQHDと4Kのみ対応しています。

有効にしても平均60fpsのハードルは高いですが、RTオンリーの時に比べ、最大39%もパフォーマンスが向上。フレームレートのアシスト機能としてしっかり機能しています。

ちなみに、DLSSのデメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものでしょうか。凝視しないとわからないレベルなので、DLSSをぜひ活用しましょう。

 

METRO EXODUS(メトロ エクソダス)

重厚なストーリーと戦術性の高い戦闘が魅力のサバイバル系FPSゲーム”メトロシリーズ”最新作です。

舞台は核戦争による文明崩壊から23年が経過した2036年のロシア。シリーズを通じて長らく生活していたモスクワのメトロ地下構内をついに離れ、武装列車「オーロラ号」に乗り、安住の地を求めて広大なロシアへの旅に出るストーリーです。

ストーリーの各章がオープンワールドになり、前作よりもサバイバル要素が強くなっているのがポイント。荒廃したフィールドを自由に探索し、道中で拾った素材で自分好みの武器を作成できるようになっています。

以前とは比較にならないくらいに向上したグラフィック品質も相まって、没入感はかなり高めですが、最新ゲームの例にもれず、負荷はかなり重いです。下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQXGA/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、エクストリーム/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、ヘアワーク”ON”、上級物理演算”ON”)

 エクストリームウルトラ
フルHD63(51)fps80(67)fps102(88)fps121(99)fps130(106)fps
WQXGA48(40)fps60(51)fps73(62)fps85(74)fps107(90)fps
 4K29(24)fps37(33)fps43(38)fps50(44)fps62(54)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

バトルフィールドを凌ぐ重さのゲームですが、ギリギリながらWQXGA・ウルトラ設定で平均60fpsをキープできるのはさすがです。エクストリームはあくまでも趣味要素なので、ウルトラ設定でプレイできれば十分。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

 エクストリームウルトラ
フルHD53(48)fps63(56)fps66(57)fps69(59)fps
WQXGA34(30)fps37(30)fps41(35)fps40(36)fps
4K18(16)fps20(18)fps22(18)fps24(20)fps

このゲームもRTとDLSSに対応しています。まずはRT機能を有効にした際のfpsをチェック。

このゲームも例に漏れずガッツリ重くなり、フルHD・ウルトラ設定でやっと平均60fpsを超えます

 

DirectX 12+RT+DLSS

 エクストリームウルトラ
WQXGA49(41)fps62(54)fps64(55)fps69(59)fps
4K30(26)fps32(29)fps35(31)fps38(33)fps

こちらはRTに加え【DLSS】モードを有効にした結果です。WQHD・4Kでのみ有効になります。

バトルフィールドよりもDLSSがよく効き、なんと最大約73%もパフォーマンスが向上!4Kはやはり厳しいものの、WQXGA・ウルトラ設定で平均60fpsを超えるようになりました。テクスチャがやや粗くなりますが、この性能は魅力的です。

 

Call of Duty: Black Ops 4

ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

 

  解像度:4K/WQXGA/フルHD

  ゲーム設定:超高/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)

  プレイモード:Blackout

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 超高
フルHD144(109)fps148(113)fps157(121)fps164(135)fps
WQXGA101(87)fps107(88)fps110(94)fps115(98)fps
4K52(43)fps58(47)fps62(53)fps65(55)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。フレームレートの変動が激しく、中庸なfpsをピックアップしました。

WQXGAまでなら平均100fpsをきっちりキープし、無双状態というのは変わらず。やはり4Kの伸びはイマイチですね。

 

Rainbow Six Siege

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQXGA/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

 最高超高
フルHD205(193)fps207(198)fps211(199)fps218(207)fps226(213)fps
WQXGA144(133)fps146(140)fps151(147)fps154(149)fps162(155)fps
4K88(81)fps90(86)fps94(91)fps96(93)fps102(95)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

とても軽いゲームなので、4Kで平均60fpsも余裕です。144Hzディスプレイにカスタマイズする安定感がぐっと増します。

 

Apex Legends

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQXGA/フルHD

  ゲーム設定:最高・低

  APEXゲーム(本編)

 最高
フルHD143(142)fps143(143)fps
WQXGA106(85)fps120(97)fps
4K69(53)fps75(61)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

こちらも軽いゲームということで、オールグリーンの結果に。やはりWQXGAでの安定感が光ります。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQXGA/フルHD

  ゲーム設定:エピック/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 エピック
フルHD135(108)fps157(122)fps174(133)fps214(171)fps
WQXGA83(71)fps104(89)fps131(106)fps162(139)fps
4K44(39)fps60(52)fps95(81)fps131(106)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

このゲームは4Kでガッツリ重くなるものの、高設定でもギリで平均60fpsをキープ。なかなか健闘していますね。ただ、コミック調のグラフィックのため、中設定でも画質的には十分。安定性重視なら設定をしっかり落としましょう。

 

モンスターハンターワールド

言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQXGA/4K

  ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリークエスト

 最高
フルHD74(58)fps104(85)fps111(91)fps136(114)fps
WQXGA51(43)fps73(66)fps77(68)fps129(108)fps
4K25(22)fps39(33)fps41(35)fps90(80)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

海外ゲームに匹敵する重さとなっており、4Kでのプレイは至難の業。WQXGA・高設定で平均60fpsを超えるだけでも大したものです

 

DLSSモード

 最高
WQXGA69(52)fps95(80)fps102(89)fps130(109)fps
4K36(31)fps50(46)fps53(49)fps88(78)fps

このゲームではDLSSに対応しており、WQHD以上の解像度で有効にできます。なお、DLSSではシャープネスを自由に設定することができ、控えめな「0.3」に設定しています。

このゲームでもDLSSが真価を発揮、通常モードに比べて最大44%もパフォーマンスが向上しています。4Kはさすがに厳しいものの、WQXGA・最高設定でもバッチリ平均60fpsを超えてきます。他のゲームでもそうですが、DLSSはフレームレートの向上に効果てきめんで、とても頼もしいですね。

以下軽めの国産ゲームをチェックしていきましょう。

 

PSO2

エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

4KWQXGAフルHD
148912349146456

いずれも設定6での結果となりますが、4Kでのプレイもラクラクです。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

4KフルHD
1548522624

4Kでもこの通り余裕で、まさに朝飯前。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

初期構成では256GB SSDのみのシンプルなシングルストレージ構成となっています。SSDはデルでよく見かけるSK hynix製となっており、通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み込みが1000オーバーとNVMeらしく爆速ですが、そのほかは一般的なSSDレベルといったところ。ちょっと物足りないですが、SSDともなると体感速度ほとんど変わらないので、さほど気にする必要はありません。

実際の動作もゲームのロード時間は短く、アプリ動作やブラウジングもサクサクでとても快適。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUは80~90℃台とけっこう熱い!とはいうものの、スリムボディに8コア16スレッドCPUを搭載して、よくこの温度で済んでるな…というのが正直なところ。しかもGPUは70℃きっかりとハイエンドGPUとは思えない冷えっぷり。

冷却性能は十分高いと言っていいでしょう。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ノイズはピーク時で52.5デシベルと55デシベルを超えず、ゲーミングノートにしてはかなり静か。下手したら一般のノートパソコンよりも静かです。ファンは高速回転しているものの、耳障りな甲高いノイズもなく、ハイエンドモデルらしい完成度ですね。

なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

おすすめカスタマイズ

まずSSDへのカスタマイズがおすすめ。このグレードで256GB SSDのみというのは寂しい。また、最近のゲーム容量は飛躍的に増えており、Call of Dutyに至ってはインストール容量に150GB!?も要求する有り様。最低でも512GBは確保したいところです。

また、FPSゲームに特化するのであれば144Hzディスプレイに、映像クオリティ重視なら有機ELにそれぞれカスタマイズするのもいいでしょう。

 

 icon-check-circle ハードドライブ
・512GB PCIe M.2 SSD
・1TB PCIe M.2 SSD
→HDDの追加はできません。なお、爆速のRAID0構成もありますが、体感できるほど速くならないので、予算に余裕がある場合のみおすすめ。

 icon-check-circle ディスプレイ
・15.6インチ FHD (1920 x 1080) 144Hz 9ms 300-nits 72% 色域 + Tobii Eyetracking テクノロジー – ダークグレー
・15.6インチ FHD (1920 x 1080) 144Hz 9ms 300-nits 72% 色域 + Tobii Eyetracking テクノロジー – シルバーホワイト
・15.6インチ FHD (1920 x 1080) 240Hz 7ms 300-nits sRGB 100% 色域 + Tobii Eyetracking テクノロジー – シルバーホワイト
・15.6インチ 4K 有機EL (3840 x 2160) 60Hz 1ms HDR-400 DCI-P3 色域 + Tobii Eyetracking テクノロジー – シルバーホワイト
ホワイトのカラバリには変更が必要です。ちなみに、ホワイトモデルでは240Hzの超高速ディスプレイも用意されています。FPSゲームで勝負にこだわるなら、240Hzディスプレイ&ゲーム設定をガッツリ落として挑むのもあり。

 

まとめ&関連モデル

ラウンドフォルムやハニカムデザインなど、従来のモデルとは違うベクトルの美しいデザインに進化。LEDイルミネーションの配置も見事で、SFらしさに一層磨きがかかっています。キーボードの操作性も格段に上がり、弱点もしっかり潰しているのも好印象。普通のモデルでは満足できない方に特におすすめのモデルです

なおMax-Q版のRTX 2080ですが、携帯性と性能がトレードオフの関係となっており、モバイル用途を重視するならおすすめといったところ。性能重視なら通常版のRTX 2080を搭載した【Alienware AREA-51M】を選ぶようにしましょう。

 

 

NEW Alienware M15 プラチナ・RTX搭載 VR

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2070(Max-Q)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
【クーポンでさらにおトク】244,980円(税・送料込)~

ノート用の第9世代6コア12スレッドCPU・Core i7-9750HとRTX 2070を搭載したバージョンです。フルHDでFPSゲームを楽しむならまずコレ。

 

NEW Alienware AREA-51M スプレマシーVR

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
17.3インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i9-9900K
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラボ:RTX 2080
■ストレージ:SSHD 1TB
【クーポンでさらにおトク】384,980円(税・送料込)~

通常版のRTX 2080を搭載した17インチモデル。デスクトップ用の第9世代8コア16スレッドCPU・Core i9-9900Kを搭載し、もはやノートではなくデスクトップそのものです

 

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