個人的に気になるゲーミングPCやその他もろもろを紹介するコーナー。レノボのミニタワーゲーミングPCがデビューしたので、サクッとチェックしてみましょう。
Lenovo Legion T570i(レノボ)
”Legion T770i”の下位モデルとなる、ミドル~ハイスペッククラスのゲーミングPCです。リーズナブルで、高いコスパを実現しています。
主要スペック
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-12400F/Core i7-12700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16・32GB(DDR5-4800)
■グラボ:GTX 1660 SUPER/RTX 3060/RTX 3060 Ti/RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB・1TB+HDD 1・2TB
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.2
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■【クーポン利用】214,170円⇒141,352円(税・送料込)~
クリアサイドパネル搭載ケース
上位のLegion T770i をそのままコンパクトにしたケースですね。サイズはW205×D420×395mmと ミニタワーサイズになっています。
デザインは最近のトレンドそのものといったところで、直線主体のスタイリッシュな箱型ボディとなっています。前面とサイドのLegionのロゴがゲーミングモデルらしさを演出していますね。
強化ガラスのクリアサイドパネルも装備しているので、内部を見て楽しむこともできます。なお、日本で販売されるモデルでは、ケースファンを含めLEDイルミネーションが非搭載となっています。公式サイトだとLED搭載モデルがイメージとして掲載されているので、間違えないように注意。
せっかくのクリアサイドパネルなので、購入後にLEDイルミネーションを入れてライトアップするのもいいですね。
優れた通気性
※LEDファンは非搭載です。
ケースの通気性は非常に高く、フロントと天板のパネルはメッシュタイプとなっています。ケースファンは基本的に背面の1基のみ(RTX 3070搭載モデルのみフロントに1基搭載)ですが、これだけ通気性が高ければ、内部に熱がこもる心配はありません。
内部構造もトレンドをしっかり取り入れ、本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離した”チャンバー構造”や、かさばるケーブルをケース背面にまとめる”裏配線構造”を採用。内部がすっきりするので、エアフローがさらにスムーズになるだけでなく、見栄えもよくなりますね。
ちなみに拡張性は、3.5インチベイをケース下部に2基搭載しています。最近のミニタワーモデルでは標準的な数となっており、最近では大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまずOKです。
インテル第12世代Coreシリーズ搭載


CPUは最新のインテル第12世代Core iシリーズ、12コア20スレッドのCore i7-12700F、6コア12スレッドのCore i5-12400Fの2種類を搭載しています。ちなみに、末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能はF無しと同じです。
Core i7では、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。
CINEBENCH R23で比較してみると、シングル・マルチ性能ともに、第12世代インテルCPUが圧倒的パフォーマンスを発揮しているのがわかります。
シングル性能は第11世代から約20%ほど向上。Core i7-12700Fはコア・スレッド数が増えているため、マルチ性能はCore i7-11700Kよりも約33%向上し、ライバルのRyzen 7 5800Xを上回る高いパフォーマンスを発揮します。
また、Core i5-12400Fは6コア12スレッドのまま据え置きなので、Core i5-11600Kよりも約11%の向上にとどまっています。ただし、ゲームに強いRyzen 5 5600Xをも上回るようになり、ミドルクラスでは鉄板モデルのCPUとなっています。
RTX 3000シリーズ搭載
ゲーミングPCの要ともいえるグラボは、RTX 3070~GTX 1660 SUPERまでが用意されています。上位のLegion T770iでは、RTX 3070とRTX 3080のラインナップとなっており、RTX 3070搭載モデルを安く手に入れたいなら、Legion T750iがおすすめ。
なお、最新技術のDXR(リアルタイムレイトレーシング)やDLSSに対応したグラボであればRTXシリーズ一択。特にDLSSは、AI機能を活用したアップスケーリング&アンチエイリアスの最適化により、フレームレートが大幅に向上するのでかなり使えます。
グラボの性能をサクッとまとめると以下のような感じですー
- RTX 3070:4K推奨
- RTX 3060 Ti:WQHD推奨~4K入門
- RTX 3060:WQHD推奨
- GTX 1660 SUPER:フルHD推奨
ざっくりまとめると、4Kでのゲーミングなら、RTX 3070がおすすめ。RTX 3060 Tiは、ゲームによっては4Kにも対応できるというレベルで、WQHDでの安定性を重視するならおすすめといったところ。
メジャーな解像度となるフルHDで安定性を重視するなら、RTX 3060がおすすめ。GTX 1660 SUPERでは、グラフィック負荷の高い最近ゲームがちょっと辛いですね。
充実した初期構成
性能もさることながら、初期構成の充実ぶりもなかなかのもの。
メモリは基本的に16GB搭載しています。最近のゲームはメモリをガッツリ使うものが多く、16GBは必須ですが、しっかりポイントは押さえています。
なお、メモリの規格が最新のDDR5というのはポイント高いですね。多くのモデルがDDR4ということを考えると、大きなアドバンテージです。


ストレージは基本的に512GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成で、SSDはNVMeタイプでも特に高速の”Gen.4規格”というこだわりよう。
最近のゲームはメモリだけでなく容量そのものが増えているため、512GBあるとやはり安心。また、SSD+HDDのデュアルストレージ構成だと、ゲームは高速のSSDに、データ類は大容量のHDDに入れるという使い分けができるので、とても便利です。
CPUの冷却もぬかりなく、大型のサイドフロー式CPUクーラーを搭載。
サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散する冷却方式で、優れた冷却パフォーマンスを発揮します。12cmファンと4本のヒートパイプを搭載し、造りはしっかりしています。
なお、Core i5搭載モデルを含めたすべてのモデルで採用されているのは◎。
おすすめモデル
ドスパラやパソコン工房と同等レベルの価格となっており、コスパが非常に優れています。なお、カスタマイズには非対応です。
Lenovo Legion T570i[RTX 3070搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-12700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 1TB+HDD 2TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■【クーポン利用】343,970円⇒254,538円(税・送料込)~
インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700FとRTX 3070を搭載した、4Kでのゲーミングに最適なモデル。このモデルのみ、32GBメモリに1TB SSD+2HDDの特盛構成となっています。
Lenovo Legion T570i[RTX 3060 Ti搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-12700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3060 Ti
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 1TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■【クーポン利用】284,570円⇒199,199円(税・送料込)~
上のモデルをRTX 3060 Ti・16GBメモリ・512GB SSD+1TB HDDにしたバージョンで、4K入門に最適。
Lenovo Legion T570i[RTX 3060搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-12400F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 1TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■【クーポン利用】233,970円⇒170,798円(税・送料込)~
インテルの第12世代6コア12スレッドCPU・Core i5-12400FとRTX 3060を搭載した、WQHDでのゲーミングに最適なモデル。
Lenovo Legion T570i[GTX 1660 SUPER搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-12400F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:GTX 1660 SUPER
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 1TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■【クーポン利用】214,170円⇒141,352円(税・送料込)~
上のモデルをGTX 1660 SUPERにしたバージョンで、フルHDでのゲーミングに最適。15万円以下の予算重視モデルとしておすすめ。