HPのフラグシップゲーミングブランド”OMEN”に、新型デスクトップが登場!さらに大型化した新モデルをチェックしてみましょう。
OMEN 40L&45L(HP)
OMEN by HP 40L | OMEN by HP 45L | |
サイズ | W204×D470×H467mm | W204×D470×H555mm |
拡張ベイ | 3.5インチベイ×2、2.5インチベイ×2 | |
OS | Windows 11 Pro(64ビット) | |
CPU | Core i7-12700K | ・Core i9-12900K ・Core i7-12700K |
メモリ | ・16GB(8GB×2、DDR4-3733) ・32GB(16GB×2、DDR4-3733) | 32GB(16GB×2、DDR4-3733) |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4) | 2TB SSD(PCIe NVMe Gen.4) |
グラフィクス | ・RTX 3080 ・RTX 3070 Ti ・RTX 3070 | ・RTX 3090 ・RTX 3080 Ti |
チップセット | Z690 チップセット | |
光学ドライブ | ー | |
Wi-Fi+Bluetooth | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax+BT 5.0 | |
電源 | 800W(80PLUS GOLD) | |
価格 | 【セールでさらにおトク】 352,000円(税込)~ | 【セールでさらにおトク】 550,000円(税込)~ |
サイズアップした新ケース
新たなケースでは、40Lと45Lの2タイプのケースが用意され、前モデル よりもサイズが大型化しています。上のイメージが45Lとなります。
40Lはミドルタワーサイズ、45Lはフルタワーサイズとなり、拡張性もアップ。いずれのケースも、3.5インチベイ×2・2.5インチベイ×2を搭載し、購入後のストレージ増設も思うがままです。
こちらが40Lですね。
なお、ケースによって搭載するグラボが異なり、40Lはミドル~ハイスペックモデル、45Lはハイエンドモデルというポジションです。
LEDイルミネーション搭載
デザインは前モデルを踏襲しており、直線主体のフラットなフォルムでとてもスタイリッシュ。
フロントパネルはシースルーのグラスウインドウとなっており、内部にはLED仕様のケースファンを内蔵する凝りようです。”OMEN Diamond”の美しい輝きも相まって、とても洗練されたイメージに仕上がっています。
もちろん、クリアサイドパネルもばっちり装備。ケース内部には、LEDバーを搭載するほか、メモリや水冷ヘッドにはLEDが内蔵されているので、とても華やかです。
なお、LEDのカラーは付属アプリ【OMEN Gaming Hub】で変更可能なので、自分好みにライトアップできます。実用面だけでなく、見て楽しめるので、まさに一石二鳥ですね。
機能的なケース
ケースはとても機能的にできており、内部はチャンバー&裏配線構造を採用しています。
電源や各種ベイをケース下部のスペースに分離して配置。さらに、配線もケース裏側のスペースにまとめることで内部をスッキリさせ、エアフローを極限まで高めています。ケース自体の通気性の高さも相まって、内部に熱がこもる心配はありません。
なお、45Lのケースでは、なんと水冷ラジエーターまで分離して配置しています。PCケースは星の数ほどありますが、ここまでやるのは珍しいですね。熱源を徹底的に分離する姿勢は見事です。
ちなみに、サイドパネルはツールレスとなっており、ワンタッチで開閉し内部へのアクセスもラクラク。パーツの交換や増設はもちろん、内部の清掃など定期的なメンテナンスもスムーズに行うことができます。
なお、フロントと底面の吸気口にはダストフィルターが装備されているので、ほこり対策もバッチリ。
また、天板部分には電源ボタンやUSB端子などのインターフェースが集約され、デスク下に設置したときにアクセスしやすくなっています。さらに、この部分にはくぼみがつけられており、スマホなどの物置きスペースとしても活用できます。
ハイクオリティのPCパーツ
CPUクーラーは、高い冷却性能を誇る水冷式CPUクーラーを搭載しています。水冷式CPUクーラーは、CPUからダイレクトに熱を吸収し、ラジエーターで強力にケース外へ排熱するので、冷却能力はとても優秀。
なお、40Lでは12cmラジエーター、45Lでは24cmラジエーターを搭載していますが、第12世代インテルCPUのK付きモデルは動作が特殊なため、発熱がかなり高く、24cmラジエーターは欲しいところ。
BTOメーカーだと24cmラジエーターが標準なのでなおさら。構成的には45Lが理想ですね。
SSDは、高速のNVMeタイプですが、その中でも特に速い”Gen.4タイプ”を採用。さらに、電源は最大90%の電力変換効率を誇る、80PLUSゴールドクラス電源を搭載する徹底ぶりで、上位モデルにふさわしいクオリティを実現しています。
インテル第12世代Coreシリーズ搭載


CPUは最新のインテル第12世代Core iシリーズ、16コア24スレッドのCore i9-12900Kと、12コア20スレッドのCore i7-12700Kの2種類を搭載しています。
最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。
CINEBENCH R23で比較してみると、シングル・マルチ性能ともに、第12世代インテルCPUが圧倒的パフォーマンスを発揮しているのがわかります。
シングル性能は第11世代から約20%ほど向上。マルチ性能にいたっては、コア・スレッド数が増えているため、Core i9-12900KとCore i9-11900K比で約76%、Core i7-12700KとCore i7-11700K比で約54%も向上しています。ライバルのRyzenシリーズとは比較にならず、性能面・価格面でも再びインテル一強となっています。
RTX 3000シリーズ搭載
グラボはNVIDIAの最新世代となる、RTX 3000シリーズを搭載。先に紹介した通りケースによってグラボが異なり、45LではRTX 3090&RTX 3080 Ti、40LではRTX 3080・ RTX 3070 Ti・RTX 3070を搭載しています。
いずれも4Kでのゲーミングに対応していますが、安定性を求めるなら、RTX 3080以上がおすすめです。なお、ハイエンドクラスとなるRTX 3090とRTX 3080 Tiですが、VRAMの容量が違うだけで、性能はほぼ互角。基本的にはRTX 3080 Tiを選べばOK。
詳しくは下記のページもチェックしてみてくださいー
おすすめモデル
40Lのコスパは低価格でコスパはかなり高め。12cmラジエーターがネックですが、予算重視ならおすすめです。
OMEN 45L[ハイパフォーマンスモデル]
【スペック】
■OS:Windows 11 Pro
■CPU:Core i7-12700K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:32GB(DDR4-3733)
■グラボ:RTX 3080 Ti
■ストレージ:SSD 2TB(PCIe NVMe)
■電源:800W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■【セールでさらにおトク】550,000円(税込)~
インテルの第11世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KとRTX 3080 Tiを搭載したフルタワーモデルで、4K&RTで高いパフォーマンスを発揮します。
なお、Core i9-12900Kは、RTX 3090搭載モデルのみとなります。
OMEN 40L[ハイパフォーマンスエクストラモデル]
【スペック】
■OS:Windows 11 Pro
■CPU:Core i7-12700K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:32GB(DDR4-3733)
■グラボ:RTX 3080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:800W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■【セールでさらにおトク】440,000円(税込)~
インテルの第11世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KとRTX 3080を搭載したミニタワーモデルで、4Kでのゲーミングに最適。
OMEN 40L[ハイパフォーマンスモデル]
【スペック】
■OS:Windows 11 Pro
■CPU:Core i7-12700K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:32GB(DDR4-3733)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:800W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■【セールでさらにおトク】352,000円(税込)~
上のモデルをRTX 3070にしたバージョンで、4Kならまずこのクラスは欲しいところ。なお、上位のRTX 3070 Ti搭載モデルとの性能差は約10%以内と小さく、基本的にはこちらがおすすめ。