個人的に気になるゲーミングPCやその他もろもろを紹介するコーナー。意外な掘り出し物が見つかるかも!?
GALLERIA GCR2080RNF-E(ドスパラ)
ドスパラから最高峰となるRTX 2080を搭載した、17インチのゲーミングノートが登場。RTX 2080のカテゴリーでは久々となる新モデルをサクッとチェックしてみましょう。
スリム&軽量ボディ
17インチでさらにRTX 2080ともなると、とにかくデカくて重いのですが、【Eシリーズ】のモデルらしく、その常識を打ち破るスリム&軽量ボディを実現しています。
まず寸法ですが、W398.5×D272×H28.15mmとなっています。ディスプレイのベゼル(ふち)を1.2mmまで狭くすることで、横幅と奥行きを圧縮。特に横幅が40cm以下というのはかなりコンパクトです。
また、高さ2cm台というのも特筆すべきレベルで、高発熱のRTX 2080搭載モデルとは思えない薄さです。
スリム・コンパクトボディということで、約2.7kgと非常に軽いのもポイント。一般的なモデルだと4kgオーバーなので持ち運びがかなり辛いのですが、この重さならラクラクですね。LANパーティーにもおすすめです。
デザインもEシリーズらしく、直線主体のフラットボディでとてもシンプル。また、スリムベゼルを採用しているので、見た目もスタイリッシュですね。ちなみに、底面は幾何学模様で装飾されており、ゲーミングモデルらしい遊び心を感じさせます。ちょっとASUSっぽい感じもします。
充実した機能
ハイエンドモデルなので、キーボードはしっかりフルカラー仕様ですね。そしてドスパラといえばこれ、キーボードに【SteelSeries】謹製となっているのがポイント。
ゲーミングマウスやキーボードなど、ゲーミングデバイスの老舗メーカーで、高い耐久性で定評があります。特にゲームだとキーボードをどうしても酷使してしまうので、耐久性は高いに越したことありません。
また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。
240Hzディスプレイ搭載
初めに紹介したとおり、画面のサイズは没入感の高い大型の17.3インチで、解像度はオーソドックスなフルHDとなっています。
このモデルでは超高速の240Hzの高リフレッシュレートディスプレイを搭載しています。
1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzに比べ約4倍なので、圧倒的にスムーズな描写が可能です。その実力は、現在主流の144Hzディスプレイを超え、コンマ単位で勝敗が決するFPSゲームではとても重宝します。
通常版のRTX 2080搭載
CPUはインテルの第9世代Core i7-9750Hを搭載しています。
前世代のCore i7-8750Hと同じく6コア12スレッドで、違いは動作クロックとキャッシュ容量のみのマイナーチェンジバージョンです。約10%ほどパワーアップしており、ゲーミングでの安定性や編集性能が向上しています。
初期構成は大容量の16GBメモリに1TBの大容量SSDを搭載しており、SSDはもちろん超高速のNVMeタイプを採用する徹底ぶり。カスタマイズいらずのパーフェクトな内容となっています。
ゲーミングモデルの最重要パーツであるGPUには、NVIDIAのハイエンドGPU・RTX 2080を搭載しています。ポイントは省エネ版のMax-Q版ではなく、フルスペック版という点。
スリムモデルでは、発熱処理の都合上、低発熱のMax-Q版を搭載することが多いのですが、その分性能が低いのがネック。しかしフルスペック版ならその性能を十二分に発揮し、240Hzディスプレイを生かせる高いパフォーマンスはもちろん、外部モニターを活用することで4Kでのゲーミングも楽しむことができます。
もちろんRTXシリーズということで、よりリアルな描写を可能にする、【RT(リアルタイムレイトレーシング】のほか、AI機能を用いたアンチエイリアス技術の【DLSS】にも対応。特にDLSSは優れた機能でして、対応したゲームであれば大幅にパフォーマンスが向上し、かなり実用的です。
以上サクッとチェックしてみましたが、スリム&軽量モデルでフルスペック版のRTX 2080を搭載しているのは快挙といってもいいくらいですね。240Hzディスプレイとの相性もバツグンで、FPSゲームを極めたい方におすすめのモデルです。
なお、価格は349,980円(税込)~となっており、相場通りのお値段といったところです。