個人的に気になるゲーミングPCやその他もろもろを紹介するコーナー。意外な掘り出し物が見つかるかも!?
ゲーミングPCの発売ラッシュが続きますが、今回はドスパラのモデルを取り上げてみます。
GALLERIA GCR1660TGF-QC/GCR 2070 RGF-QC
ドスパラからプレミアムゲーミングノート2モデルが発表されました。インテルと共同開発した肝いりのフラグシップモデルをチェックしてみましょう。
発表当日はインテルの事業担当者や”GALLERIAアンバサダー”のケイン・コスギ氏も来場しており、その本気度が伺えます。
圧倒的に「軽い」
ゲーミングだけでなくオフィスやクリエイティブ用途などマルチユースを想定しており、モビリティに重点を置いています。
最大の武器は何と言っても「圧倒的な軽さ」で、その重さななんと約1.87kg!ほとんどの15インチモデルが2kg以上と考えると、とんでもなく軽いことがわかります。ゲーミングノートでは革命的と言ってもいいでしょう。
その軽さの秘訣はボディサイズと材質にあり。
ボディの厚さは最薄部で20.5mmと薄く、ディスプレイのベゼル(ふち)を4.5mmとスリムにすることでサイズを圧縮し、幅356.4×奥行き233.7mmのコンパクトボディを実現しています。
さらにボディの素材にはアルミニウム合金を採用。軽量なだけでなく剛性も高いので、見かけによらずタフ。バッテリーの持ちも約10時間とゲーミングノートにしては軽く、モバイル用途にもってこいですね。
シンプルなデザイン
マルチユースということで、実用性重視のデザインに仕上げています。
キチッとした直線主体のフォルムで、凹凸も少なめ。パット見では一般のノートPCと遜色ないデザインですね。薄型ボディとスリムベゼルが見事に融合し、とてもスタイリッシュ。
天板部分もGALLERIAロゴがプリントされているのみ。これなら使う場所を選びません。
なお、カラバリはブラックとガンメタリックの2色が用意されています。ブラックは家電量販店、ガンメタリックはドスパラ直販サイトでの販売となります。
ゲーミングノートは星の数ほどありますが、ガンメタリックのカラバリはかなり珍しいですね。個性派カラーとしておすすめです。
最新規格にしっかり対応
機能面も充実しており、最新規格のものを搭載しています。
まず無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。
インターフェースはUSB3.1(Gen.2) Type-Cポートを搭載しています。
USB3.1 Gen.2は、最大10Gbpsの高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能なハイスペックのUSB規格で、さらに【Thunderbolt 3】にも対応しています。対応機器であれば、最大40Gbpsの超高速転送も可能です。
ポートのタイプは小型&リバーシブルのType-Cとなっており、従来のType-A端子と合わせて、あらかたの周辺機器を接続できます。
ポートの配置もなかなか絶妙で、LANポート・画像端子・電源ポートが後ろ側に配置されています。
この3つのケーブルは太いため特にかさばるので、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがちですが、後ろにあればそんな心配は一切ありません。
LEDイルミネーション搭載
プレミアムモデルらしく、フルカラーキーボードを標準装備しています。キーボードそのものはテンキーレスとなっており、ゲーミング特化の本格派仕様となっています。
ちなみに手前にもLEDラインの装飾がされており、かなり華やか。
付属のアプリでカラー調整はもちろん、ON/OFFの設定もできるので、外部で使う際も安心です。
キーボードの操作感ですが、オーソドックスな光学式ながら、スイッチ感のあるメカニカル風味の打鍵感です。同社のスリム&軽量モデル【Eシリーズ】をベースにしているような感じですね。
144Hz対応ディスプレイ搭載
ディスプレイのサイズは標準的な15.6インチで、解像度はフルHDと標準的な仕様ですが、120Hzよりもさらに高速描写が可能な144Hz出力対応の高リフレッシュレートモニターを搭載しています。
144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上。その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。
最新”Turing”世代のGPU搭載
CPUはインテルの第9世代Core i7-9750Hを搭載しています。
前世代のCore i7-8750Hと同じく6コア12スレッドで、違いは動作クロックとキャッシュ容量のみのマイナーチェンジバージョンです。約10%ほどパワーアップしており、ゲーミングでの安定性や編集性能が向上しています。
ゲーミングモデルの最重要パーツであるGPUには、NVIDIAの最新”Turing”世代のRTX 2070とGTX 1660 Ti採用しています。
RTX 2070はRT(リアルタイムレイトレーシング)に対応したハイスペックGPU。その高い性能を活かし、フルHDでのゲーミングは盤石。特に動きの激しいFPSゲームに最適で、144Hzディスプレイとの相性もバツグン。
GTX 1660 TiはGTX 1060の後継となる、ミドルクラスのGPUです。パワーアップしたCUDAコア&帯域幅の広いGDDR6メモリを搭載することで、フルHDでの安定性が格段に向上しています。
ちなみにRTX 2070はMax-Q版となっています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのことです。
通常版よりも動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや下。ただ最適化が進んでおり、通常版に近い性能を発揮します。
ちなみに、RTXシリーズは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載。AI機能を活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】で、対応したゲームであればより高いパフォーマンスを発揮することが可能です。
ラインナップ
発売は2019年10月4日金曜日。現在予約受付中で、今なら10%のポイント還元!
ガレリア GCR1660TGF-QC
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 144Hz
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:189,980円(税込)~
フルHDでのゲーミングならまずコレ
ノート用の第9世代6コア12スレッドCPU・Core i7-9750HとGTX 1660 Tiを搭載した、ド安定のフルHD性能が魅力のモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。さらに144Hzディスプレイまで装備する徹底ぶり。フルHDでのゲーミングにおすすめです。
特別モデルということで、構成はほとんど固定されています。そもそもこの内容ならカスタマイズの必要もありませんね。
ガレリア GCR 2070RGF-QC
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 144Hz
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2070(Max-Q)
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:249,980円(税込)~
RTX 2070を搭載した上位モデル。フルHDはまさに盤石、FPSゲームなど特に動きの激しいゲームに最適です。SSDの容量も超大容量の1TBなので、ゲームも入れ放題!
こちらも特別モデルということで、構成はほとんど固定されています。