個人的に気になるゲーミングPCやその他もろもろを紹介するコーナー。意外な掘り出し物が見つかるかも!?
Pavilion Gaming 15-dk0000(HP)
HPのカジュアルゲーミングブランド【Pavilion Gaming】に新型ゲーミングノートが登場しました。基本的には前モデルを踏襲しつつ、デザインや性能がブラッシュアップされています。
エッジのきいた鋭いデザイン
デザインは前モデルをベースにしており、エッジ加工を多用したシャープなデザインに仕上げています。
大きく変わったのが排気グリルですね。より立体的な造形になり、グリル内部のフレームをX字にする凝りようです。前モデルよりもさらに戦闘機らしいデザインに進化しています。
またPavilionシリーズらしく細部の作り込みもバッチリ。スピーカー部は幾何学模様に加工し、凹凸のある立体的な造形に仕上げる手の込みよう。さらに電源ボタンはLEDラインで装飾され、とてもオシャレですね。
もちろんゲーミングノートらしく、白色LEDを内蔵しています。
本体のサイズはW360×D256×H23.5~25.5mmと、前モデルよりもコンパクト&スリムに進化したものの、重さは約2.3kgとほぼ据え置き。それでも15インチゲーミングノートにしてはコンパクトで、携帯性は◎。
高発色のIPSパネル搭載
ディスプレイサイズはオーソドックスな15インチで、最上位モデルを除き、解像度は現在主流のフルHDとなっています。
もちろんパネルのタイプははIPSとなっており、発色に優れ、きれいな映像でゲームを堪能できます。また、視野角も広く、姿勢によって色味が変わらないのも◎。
さらに一部モデルでは、144Hz出力対応の高リフレッシュレートモニターを搭載しています。
144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上。120Hzディスプレイのさらにその上を行く滑らかさで、ゲームのプレイ精度はグッと上がります。動きの激しいFPSでは特に重宝します。
ちなみに、ディスプレイのベゼル(ふち)はスリム仕様になっています。横幅を詰めることでボディをコンパクトにできるのはもちろん、見た目もスタイリッシュになり、まさに一石二鳥ですね。
インテル第9世代Core i7・Core i5搭載
CPUは、最新のインテル第9世代CPU【Core i7-9750H/Core i5-9300H】を搭載しています。


Core i7-9750Hは第8世代のCore i7-8750Hと同じく6コア12スレッドで、違いは動作クロックとキャッシュ容量のみ。マイナーチェンジ版といったところで、約10%ほど性能が向上しています。
一方Core i5-9300Hも第8世代のCore i5-9300Hと同じく4コア8スレッドですが、違いはなんと動作クロックが0.1GHz上がっただけ。そのため性能はほとんど変わりません。
目新しさは無いものの、マルチコア・スレッドで性能そのものは高く、ゲームでは高いパフォーマンスを発揮します。
”Turing”世代のGTXシリーズ搭載
搭載されているのは【GTX 1050・GTX 1650・GTX 1660 Ti(Max-Q)】の3種類。
グレードとしてはエントリー~ミドルクラスのGPUとなりますが、前世代のGTX 1050も未だにラインナップに加わるのはちょっと驚き。入門中の入門GPUとして、しばらく残るのかもしれませんね。
毎度おなじみのベンチマークソフト・3DMarkで性能を比較してみましょう。
GTX 1660 Tiは同じミドルクラスとは思えないほど性能が向上しており、GTX 1060に対しFireStrikeでは約129%、TimeSpyでは約155%の性能とまさに圧倒的。RTX 2060に迫るパフォーマンスの高さです。
GTX 1650もGTX 1050に対しFireStrikeでは約152%、TimeSpyでは約210%の性能と大幅にパワーアップ。ただGTX 1060には及ばず、フルHD入門GPUというポジションはやはり変わらないといったところですね。
最近では新旧のGPUが入り混じって分かりにくくなっていますが、エントリー~ミドルクラスの性能目安をまとめると以下のような感じですー
- GTX 1660 Ti:ド安定のフルHD性能
- GTX 1650:フルHD入門+αの性能
- GTX 1050&1050 Ti:フルHD入門スペック
Max-Qとは?
ちなみにGTX 1660 TiはMax-Q版となっています。
Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのこと。通常版よりも動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや下がります。
インテル Optaneメモリー搭載
ストレージはSSD+HDDの便利なデュアルストレージ構成から、HDDのみのシンプルな構成まで一通り用意されています。SSDは変わらず、通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
なお、1TB HDDを搭載したスタンダードモデルでは、【インテル Optaneメモリー】をあわせて搭載しています。
Optaneメモリーとは、インテルとマイクロンが共同開発した高速メモリー技術「3D XPoint」を採用したSSDの事です。SATA接続のHDDやSSDのキャッシュとして使うことで、読み書きの速度を格段に向上させます。
メモリの容量にもよりますが、HDDの読み込み速度はSSDレベルかそれ以上になり、もはやHDDとは言えないレベルに。低コストでHDDをSSD並みにしてしまう驚きの技術ですね。
ラインナップ
ベーシック~クリエイターモデルの5モデルが用意されています。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 ベーシックモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i5-9300H
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1050
■ストレージ:HDD 1TB(Optane 16GB)
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とにかく安いゲーミングノート
ノート用の第9世代4コア8スレッドCPU・Core i5-9300HとGTX 1050を搭載した、フルHD入門モデル。
8GBメモリに1TB HDDのみのシンプルな初期構成ですが、Optaneメモリーを搭載することにより、SSD並みの速度を実現しています。従来の軽めのゲームを楽しむのであれば、このモデルで十分。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 スタンダードモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1650
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
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シンプルなGTX 1650搭載モデル
ノート用の第9世代6コア12スレッドCPU・Core i7-9750HとGTX 1650を搭載した、ワンランク上のフルHD入門モデル。
8GBメモリにSSDのみのシンプルながら実用的な初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを搭載しています。ゲームだけ楽しめればいいという方はこのモデルでもいいでしょう。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 スタンダードプラスモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 144Hz
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:8・16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1650
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■【セールでさらにおトク】149,800円(税込)~
上のモデルのデュアルストレージ&144Hzディスプレイ搭載バージョンです。動画や画像編集もやるのであれば、やはりHDDがあると便利ですね。
ちなみに、メモリを16GBにカスタマイズ可能ですが、編集用途でもなければ、8GBのままでもOK。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 パフォーマンスモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 144Hz
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti(Max-Q)
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■【セールでさらにおトク】169,800円(税込)~
鉄板のミドルクラスモデル
ノート用の第9世代6コア12スレッドCPU・Core i7-9750HとGTX 1660 Tiを搭載した、ド安定のフルHD性能が魅力のモデル。
大容量の16GBメモリにデュアルストレージの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを搭載するこだわりよう。さらに144Hzディスプレイまで装備し、まさにパーフェクト。
最新のゲームも楽しみたいのであれば、やはりこのモデルがおすすめ。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 クリエイターモデル(4K搭載)
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ 4K ノングレア IPS
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti(Max-Q)
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
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上のモデルに4Kディスプレイを搭載したモデルです。GTX 1660 Tiは4Kでのゲーミングに向かないので、より高い精度で編集作業をしたい方におすすめ。なお、144Hzディスプレイは非搭載です。