RTX 3090搭載おすすめゲーミングPC バツグンの4K&RT性能!驚くべき進化を遂げた最強のハイエンドモデル

  • RTX 2080 Tiよりも約20~40%性能が向上し、4K×RTでのゲーミングに最適
  • RTX 3080との性能差はおおむね10%以内と小さめ
  • 搭載パソコンの予算目安は46~54万円台

NVIDIAのアーキテクチャが約2年ぶりに刷新!最強の4K&RT性能を誇る、RTX 3090の実力とおすすめBTOパソコンをチェックしてみましょう。

 

RTX 3090のスペックまとめ

リアルタイムレイトレーシング対応

RTX 3000シリーズでも引き続き、RT(リアルタイムレイトレーシング)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

RTX 3090の仕様

新世代では、仕様からして異次元レベル。前世代から大幅な進化を遂げています。

 

 RTX 3090RTX 3080RTX 2080 TiRTX 2080 SUPER
コアGA102(Ampere)GA102(Ampere)TU102(Turing)TU104(Turing)
プロセスルール8nm8nm12nm FinFET12nm FinFET
CUDAコア数10496基8704基4352基3072基
RTコア数 
82基68基68基48基
Tensorコア数
328基272基544基384基
動作クロック1395MHz1440MHz1350MHz1650MHz
ブーストクロック1695MHz
1710MHz1545MHz1815MHz
メモリークロック19GHz19GHz14GHz15.5GHz
メモリータイプGDDR6XGDDR6XGDDR6GDDR6
メモリーインターフェース384bit320bit352bit256bit
メモリーバス幅
936GB/s760GB/s616GB/s496GB/s
メモリー搭載量24GB10GB11GB8GB
TDP350W
320W250W250W
PCI Express4.04.03.03.0
NVLink SLI
外部電源12ピン12ピン8ピン+8ピン8ピン+6ピン

製造プロセスは12nmから8nmへさらに微細化。グラフィック描写の要となるCUDAコアは、RTX 2080 Ti比で約2.5倍と大幅に増強され、RTX 3080比でも1.2倍とまさに圧倒的。

VRAM(グラフィックメモリ)も強化され、最新のGDDR6X規格を採用しています。メモリーインターフェースは384bitと非常に広く、メモリークロックも19GHzとかなり高速なため、メモリーバス幅はなんと936GB/s!RTX 2080 Tiの約1.5倍、RTX 3080の約1.2倍の広さなので、高解像度でのゲーミングでもド安定です。

しかも、VRAM容量は24GBとRTX 2080 Tiの倍以上となっており、VRAM不足になることはまずありません。なお、8K(7680×4320)でのゲーミングに対応という触れ込みですが、4Kまでがせいぜいといったところで、絶対的に性能が足りません。

ちなみに消費電力ですが、性能が向上した分だけ大きく上がり、TDPはRTX 3080と同じく300W越えの大喰らい。前世代のように省エネとはいきません。

 

そのほかのポイントとして、PCI Express 4.0をサポートしています。

従来のPCI Express 3.0との性能差ですが、ゲーミングではほとんど差はなく、あっても2~3%とごくわずか。PCI Express 4.0に対応したAMD製CPU(X570&B550チップセットのみ)と、PCI Express 3.0で据え置きのインテル製CPUのどちらを選ぶかは、お好み次第です。

 

ベンチマーク

Ryzen 9 3900X・16GBメモリ(DDR4-3200)の組み合わせで実際の性能をチェックしてみましょう。

3DMark

おなじみのベンチマークソフトです。

まずDirectX11をベースにしたFire Strikeですが、RTX 3090はRTX 2080 Tiに対し、フルHDでは約29%、WQHDでは約39%、4Kでは約45%の差をつけ、大幅に性能が向上しています。解像度が上がれば上がるほど性能差が開く傾向となっています。

なお、下位のRTX 3080との性能差は約5~9%程度と控えめ。スペックほどには差がつかず、ちょっと物足りない感じですね。

 

次に最新のDirectX12をベースにしたTime Spyをチェック。

Fire Strikeと同じような結果となり、RTX 3090はRTX 2080  Tiに対しWQHDでは約34%、4Kでは約43%の差をつけ、やはり解像度が上がるにつれて性能差が大きくなります。また、RTX 3080との性能差は約6%と小さめ。

 

最後はRT(リアルタイムレイトレーシング)性能を測定するPort Royalをチェック。

RTは非常に負荷が高く、RTX 2000シリーズでは力不足な感じでしたが、RTX 3090はRTX 2080 Tiに対し約49%高くなり、大きく性能が底上げされています。

なお、RTX 3080よりも約14%高く、RT機能をフル活用したいのであれば、RTX 3090がおすすめ。RTなら正直性能がいくらあっても足りず、高いに越したことはありません。

 

FF14漆黒のヴィランズ

続いて実際のゲームでチェックしていきましょう。

 

まずはおなじみのMMORPGゲームから。

RTX 3090はRTX 2080 Tiに対し、フルHD・WQHDでは約9~10%程度とさほど差がつきませんが、4Kでは約24%と大きく差をつけています。なお、RTX 3080とでは約3~5%程度とかなり小さめです。

RTX 3080もそうですが、フルHDやWQHDではグラフィックの負荷が軽いため、CPUがボトルネックとなり、十分にパフォーマンスを発揮できないようですね。少なくともフルHDであれば、まず選ぶ必要はありません

 

Far Cry New Dawn

DirectX11ベースの重量級FPSゲームです。

このゲームは性能差がつきにくく、フルHDとWQHDではほとんど横並び。ただ、4KではRTX 3090が頭一つ抜け出し、RTX 2080 Tiに対し平均fpsは約17%高くなります。が、RTX 3080とほとんど同じで、アドバンテージはほとんどありません。

 

Boederlands 3

DirectX12ベースの超重量級FPSゲームです。

このゲームはグラフィックの負荷がとにかく重いため、フルHD・WQHDでも大きく差がつき、RTX 3090はRTX 2080 Tiに対し、平均fpsは約24~28%高くなっています。さらに、4Kでは約47%も高くなり、平均60fps以上をしっかりキープ。とにかく重い”バッドアス”設定でこの性能は驚きです。

また、RTX 3080に対し、平均fpsはフルHDで約5%程度ですが、4Kでは約16%高くなり、解像度が上がるにつれて差が開きます。VRAMに負荷がかかるゲームだと、RTX 3090がやはり有利ですね。

 

BIOHAZARD RE:3

DirectX12ベースの重量級TPSゲームですね。

フルHDではRTX 2080 Tiに対し、平均fpsはフルHDでは約6%、WQHDで約27%、4Kで約46%高く、高解像度でのパフォーマンスは一味違います。ただ、RTX 3080との差は約3~6%と相変わらず控えめです。

 

BATTLEFIELD V

同じくDirectX12をベースにした重量級ゲームですが、RT&DLSSに対応しています。

RTX 3000シリーズはRT性能も大幅に向上しており、フルHDからRTX 2000シリーズを大きく突き放します。RTX 3090はRTX 2080 Tiに対し、フルHDでは平均fpsが約41%、WQHDでは約37%、4Kでは約42%も高くなり、4Kで平均60fpsをしっかりキープ。

ただ、RTX 3080との性能差はほぼなく、あっても約5%程度と物足りないのはRTでも変わらず。。

 

RTに加え、DLSS機能を有効にした際の結果となります。

RTX 3090のRTオンリーよりも、平均fpsは約19%も向上し、平均81fpsと安定感が大きく上がります。フレームレートのアシスト機能として非常に使える機能ですね。

なお、RTX 2080 Tiは平均60fpsがやっとというレベルで、RTX 3090とは約31%の差がついています。RTXシリーズ2世代目にして、4K&RTでのゲーミングが実用的なレベルにまで進化しています。

 

Metro Exodus

同じくDirectX12をベースにした重量級ゲームで、RT&DLSSに対応しています。

RTX 3000シリーズのパフォーマンスの高さは変わらず、RTX 3090はRTX 2080 Tiに対し、フルHDでは平均fpsが約35%、WQHDでは約51%、4Kでは約58%と大きく差がつきます。ただし、グラフィック設定がとても重く、4Kでは平均60fpsに遠く及びません。

なお、RTX 3080との差は、最大約19%にもなり、WQHDでは平均60fpsをキープできます。

 

RTに加え、DLSS機能を有効にした際の結果となります。

RTX 3090のRTオンリーと比べると、平均fpsはWQHDで約11%、4Kでは約45%も向上しています。ただ、それでも4Kでは平均60fpsには至らず、超重量級ともなるとまだまだ厳しいといったところですね。

なお、RTX 3080との性能差は最大約15%と大きめの差がつき、VRAMに負荷がかかる場面ではRTX 3090がやはり強いです

 

消費電力

Time Spy実行時の消費電力を計測しました。

性能が大幅に向上した分、消費電力の増加もすさまじく、RTX 2080 Tiから121Wも大きくなっています。まさかの500Wオーバーですが、割合で換算すると約28%となり、性能分だけ順当に上がっている感じですね。電源容量は最低でも700W以上は欲しいところです。

 

結局RTX 3090はどうなの?

アーキテクチャの刷新やコア&メモリの増強により、RTX 2080 Tiよりも約20~40%性能が向上し、4Kでの安定感はバツグン。また、課題のRT性能もしっかり強化されており、4K×RTでも実用的なパフォーマンスを発揮するまでに進化しています。

ただ、RTX 3080との性能差はおおむね10%以内と小さく、仕様の割に性能がさほど伸びないのはネックですね。搭載モデルの価格も軒並み40万円オーバーと非常に高く、コスパもイマイチ。

なお、現在ではVRAM 12GBでほぼ同等の性能を持つRTX 3080 Tiがあり、基本的にはそちらがおすすめです。RTX 3090はmodを盛りだくさんにして、ゲームを楽しむならアリといったところです。

 

 

RTX 3090搭載のおすすめゲーミングPC

 icon-info-circle モデルの構成・価格は日々変動するので、参考までにご覧ください。

 GALLERIA/ガレリア ZA7C-R39 第12世代Core搭載(ドスパラ)

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-12700K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3090
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:469,980円(税込)~

Core i7-12700Kを搭載した本格派モデル

インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KとRTX 3090を搭載した、ド安定の4K&RT性能が魅力のミドルタワーモデル。

16GBメモリに1TB SSDの非常に充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、冷却性能に優れた水冷式CPUクーラーのほか、電源には最大90%の電力変換効率を誇る、省エネ・低発熱のゴールドクラス電源を搭載する徹底ぶりです。

曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載するこだわりようです。特にケースの完成度を重視する方におすすめ。

 

おすすめカスタマイズ

基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。

 icon-check-circle ドスパラのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

 GALLERIA/ガレリア ZA9C-R39 第12世代Core搭載(ドスパラ)

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i9-12900K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3090
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:499,980円(税込)~

※実機モデルではCore i9-10850Kを搭載しています。

Core i9-12900Kを搭載した高性能モデル

上のモデルを、インテルの第12世代16コア24スレッドCPU・Core i9-12900Kにしたバージョン。さらに、SSDはNVMeタイプでも特に高速の”Gen.4規格”となっており、とことんこだわるならおすすめです。

アルミケース&Core i9-12900K搭載の上位モデルはこちら>>>GALLERIA UA9C-R38 icon-external-link 

 

おすすめカスタマイズ

基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。

 icon-check-circle ドスパラのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

 G-Tune XP-Z(G-Tune)

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i9-12900K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:32GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3090
■ストレージ:SSD 2TB+HDD 4TB
■電源:1200W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:549,780円(税込)~

※レビューモデルではRTX 2080 Tiを搭載しています。本体イメージの確認におすすめ。

サポート&保証重視ならG-Tuneがおすすめ

インテルの第12世代20コア24スレッドCPU・Core i9-12900KとRTX 3090を搭載した、ド安定の4K&RT性能が魅力のフルタワーモデル。シングル性能の向上と、マルチコア・スレッド化により、第11世代CPUよりも性能が大幅に向上しています。

32GBメモリに2TB SSD+4TB HDDの特盛仕様で、SSDは通常のSSDよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、最大90%の電力変換効率を誇るゴールドクラス電源や水冷式CPUクーラーを搭載するこだわりよう。文句なしのパーフェクト構成です。

ケースのフロント部分は強化ガラス製でとてもスタイリッシュ。ケース自体の完成度も高く、ケース内部は電源とストレージを分離配置した”チャンバー構造”になっており、エアフローがとてもスムーズです。とことんクオリティにこだわる方におすすめ。

ちなみに、G-Tuneは保証が充実しているのもポイント。G-Tuneでは延長保証が定額制で安く、例えば3年延長保証+センドバック修理保証に7,700円(税込)で加入することができます。また、24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準メニューとして用意されており、万が一でも安心。

妥協なしの最強モデルですね。

 

おすすめカスタマイズ

このモデルこそまさにカスタマイズ不要でしょう!

 icon-check-circle G-Tuneのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

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