実に4年ぶりとなる、大人気ハッキングアクションゲームの続編ですね。今作では舞台をロンドンに移し、テクノロジーの自由な利用を掲げる正義?のハッカー集団”デッドセック”が、強権的な監視社会に対抗するストーリーとなっています。
ハッキングや格闘・銃撃戦などの幅広いアクションはそのままですが、主人公キャラが不在となり、”ハッカー”や”エンフォーサー”といったクラス分けが無くなっているのが大きなポイント。様々な技能を持つロンドンの一般市民をリクルートして、状況に応じて使い分けるシステムとなり、チームの編成力が問われます。
プレイの自由度が大きく向上する一方で、オープンフィールド+DXR対応でグラフィック負荷はかなり重く、マシンの要求スペックも格段に向上。相応のゲーミングPCが必要となります。
Watch Dogs Legionの推奨スペック
推奨スペックやベンチマーク結果をまとめました。
動作環境
低設定(フルHD) | 高設定(フルHD) | 高設定(WQHD) | 最大設定(4K) | |
OS | Windows 10 | |||
CPU | インテル Core i5-4460 AMD Ryzen 5 1400 | インテル Core i7-4790 AMD Ryzen 5 1600 | インテル Core i7-9700 AMD Ryzen 5 3600 | インテル Core i7-9700K AMD Ryzen 7 3700X |
メモリ | 8GB | 16GB | ||
グラボ | Geforce GTX 970 Geforce GTX 1650 Radeon R9 290X | Geforce GTX 1060 Geforce GTX 1660 SUPER Radeon RX 480 | Geforce RTX 2060 SUPER Radeon RX 5700 | Geforce RTX 2080 Ti Geforce RTX 3080 |
VRAM | 4GB | 6GB | 8GB | 10GB |
容量 | 45GB | 45GB (+20GB HD Textures Pack) |
DirectXは11&12に両方対応していますが、DXR機能を生かすのであれば、DirectX 12に切り替える必要があります。
グラフィックの負荷は相当高いものの、高設定であればハードルが下がり、フルHDなら鉄板のミドルクラスグラボ・GTX 1660 SUPER、WQHDならRTX 2060 SUPERで対応が可能です。4K×最大設定のMAX盛だとVRAMの使用量が半端なく多く、最新世代のグラボだと最低でもRTX 3080クラスが必要になってきます。
CPUは最高でもCore i7-9700KやRyzen 7 3700Xクラスとなっており、要求水準はそこまで高くない感じですね。なお、フルHDを現行CPUで置き換えるとしたら、Core i5-9400やRyzen 5 3500などの6コアCPUクラスといったところでしょうか。
DXR向け動作環境
高設定(フルHD) | 高設定(WQHD) | 最大設定(4K) | |
設定 | DXR:中 DLSS:品質 | DXR:高 DLSS:品質 | DXR:ウルトラ DLSS:パフォーマンス |
OS | Windows 10 | ||
CPU | インテル Core i5-8400 AMD Ryzen 5 2600 | インテル Core i7-9700 AMD Ryzen 5 3600 | インテル Core i7-9700K AMD Ryzen 7 3700X |
メモリ | 16GB | ||
グラボ | Geforce RTX 2060 | Geforce RTX 3070 | Geforce RTX 3080 |
VRAM | 6GB | 8GB | 10GB |
容量 | 45GB | 45GB (+20GB HD Textures Pack) |
こちらはDXRモード(DirectX Raytracing)の動作環境となります。AIを活用したアンチエイリアス機能”DLSSモード”の併用が前提となっています。
一応GTX 1660 SUPERもDXRに対応していますが、効率よく処理する”RTコア”が非搭載のため性能が低く、動作環境から除外されています。グラフィック負荷が特に高いDXRモードですが、フルHDで設定を下げれば、最エントリーのRTX 2060でも対応可能です。
ただ、設定を上げるとたちまち重くなり、WQHDの時点でRTX 3070クラスが必要になってきます。通常モードから一気にハードルが上がりますね。
fps計測テスト【DirectX 12】
この通り、テクスチャをはじめ影の品質などを細かく設定することが可能です。
下記条件で平均&最低fpsを測定しました。
スペック:Core i7-10700K、16GBメモリ(DDR4-2933)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高・DXR”最大”・DLSS”品質”
プレイモード:ベンチマークモード
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 57(44)fps | 86(66)fps | 106(78)fps |
RTX 3080 | 56(43)fps | 84(61)fps | 100(72)fps |
RTX 3070 | 38(27)fps | 57(44)fps | 74(52)fps |
RTX 2080 Ti | 38(28)fps | 59(45)fps | 76(55)fps |
RTX 2080 SUPER | 33(23)fps | 57(42)fps | 69(49)fps |
RTX 2070 SUPER | 28(19)fps | 48(36)fps | 62(43)fps |
RTX 2060 SUPER | 22(17)fps | 40(31)fps | 53(37)fps |
RTX 2060 | 14(11)fps | 24(16)fps | 38(26)fps |
GTX 1660 Ti | 12(8)fps | 20(12)fps | 34(21)fps |
GTX 1660 SUPER | 11(8)fps | 20(12)fps | 33(21)fps |
GTX 1660 | 10(7)fps | 17(10)fps | 28(20)fps |
実際に動かしてみるとこの通り、ほとんど青字の平均60fps以下と、かなり重いことがわかります。平均60fpsを超えるのは、フルHDではRTX 2070 SUPER以上、WQHDではRTX 3090&RTX 3080のみ。4Kは軒並み全滅です。
なお、あくまでもベンチマークモードなので、実際には約7~8割程度までfpsが落ち込みます。フルHDで設定を下げるにしても、RTX 2060 SUPER、できればRTX 2070 SUPER以上は欲しいところ。
fps計測テスト【DirectX 12+DLSS】
DLSSを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 77(60)fps | 104(78)fps | 111(83)fps |
RTX 3080 | 75(59)fps | 98(73)fps | 105(77)fps |
RTX 3070 | 54(42)fps | 74(55)fps | 90(67)fps |
RTX 2080 Ti | 54(42)fps | 78(58)fps | 93(68)fps |
RTX 2080 SUPER | 48(36)fps | 73(55)fps | 89(63)fps |
RTX 2070 SUPER | 40(30)fps | 62(45)fps | 74(55)fps |
RTX 2060 SUPER | 34(25)fps | 55(40)fps | 66(48)fps |
RTX 2060 | 20(15)fps | 33(27)fps | 46(34)fps |
RTXシリーズのメリットは、まさにこの機能ですね。fpsがおおむね約20~30%ほど向上し、RTX 2060 SUPERでもWQHD・フルHDともに平均60fpsをクリアします。
RTX 3090&RTX 3080が真価を発揮するのは高解像度からで、WQHDでは平均100fps前後、4Kでも平均60fpsをしっかりクリアします。
fps計測テスト【DirectX 12+DXR】
DXRを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 32(25)fps | 55(45)fps | 73(58)fps |
RTX 3080 | 31(24)fps | 53(42)fps | 70(54)fps |
RTX 3070 | 20(16)fps | 35(25)fps | 45(34)fps |
RTX 2080 Ti | 21(16)fps | 37(26)fps | 48(38)fps |
RTX 2080 SUPER | 12(9)fps | 33(23)fps | 43(35)fps |
RTX 2070 SUPER | 10(8)fps | 28(20)fps | 36(28)fps |
RTX 2060 SUPER | 8(7)fps | 22(17)fps | 30(24)fps |
RTX 2060 | 4(2)fps | 8(5)fps | 17(10)fps |
DXRはグラフィック負荷がとんでもなく重いので、ほぼ全滅状態です。フルHDレベルでも、平均60fpsを超えるのは至難の業です。。
fps計測テスト【DirectX 12+DXR+DLSS】
DXRに加え、DLSSを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 52(43)fps | 75(58)fps | 93(70)fps |
RTX 3080 | 51(42)fps | 72(56)fps | 87(65)fps |
RTX 3070 | 34(26)fps | 44(36)fps | 59(45)fps |
RTX 2080 Ti | 35(27)fps | 48(39)fps | 62(48)fps |
RTX 2080 SUPER | 26(20)fps | 42(31)fps | 58(43)fps |
RTX 2070 SUPER | 20(17)fps | 38(29)fps | 51(38)fps |
RTX 2060 SUPER | 18(15)fps | 33(26)fps | 45(35)fps |
RTX 2060 | 7(5)fps | 15(12)fps | 26(16)fps |
DLSSを有効にしても依然ハードルは高く、フルHDでもハイエンドクラスのグラボが必要になります。RTX 3090&RTX 3080ならWQHDでも平均60fpsを超えますが、よくてそこまで。
最適なCPU・VRAM・メモリは?
CPUは6コア以上、RTX 3090やRTX 3080クラスであれば、8コア16スレッド以上がおすすめです。具体的に言うと、インテルならCore i5-9600K、AMDならRyzen 5 3600Xあたりは最低でも押さえておきたいところですね。
精密なグラフィックなのでVRAM(グラフィックメモリ)をガッツリ使い、フルHDでは約7GB、4Kでは約9GBも使います。
DXRだとさらに増加し、フルHDでは約8GB、4Kでは約10GBとなり、余裕があるのは怒涛の24GBを搭載したRTX 3090くらいのものです。
メインメモリはVRAM容量によって左右され、VRAMが10GB以上であれば9~10GBで済みます。が、8GB以下だと高解像度でVRAM不足になり、メインメモリに干渉。最大で14~15GBも使用してしまいます。
ともあれ、8GBでは全く足りず、16GBメモリは必須です。
Watch Dogs LegionのおすすめゲーミングPC
GALLERIA/ガレリア XA7C-R37(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700
■チップセット:H470チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:169,980円(税込)~
迷ったらまずコレ!RTX 3070搭載のコスパモデル
インテルの第10世代8コア16スレッドCPU・Core i7-10700とRTX 3070を搭載した、4Kでのゲーミングに最適なミドルタワーモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに大型のCPUクーラーを装備しており、冷却面も万全です。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載するこだわりようです。特にケースの完成度を重視する方におすすめ。
基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。
GALLERIA/ガレリア ZA9C-R38(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i9-10850K
■チップセット:Z490チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラボ:RTX 3080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:750W(80PLUS GOLD)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:229,980円(税込)~
4Kでのゲーミングに最適なハイエンドモデル
インテルの第10世代10コア20スレッドCPU・Core i9-10850KとRTX 3080を搭載した、ド安定の4K性能が魅力のミドルタワーモデル。冷却能力に優れた大型CPUクーラーを標準搭載しており、冷却面は万全!ちなみに、Core i9-10850KはCore i9-10900Kの動作クロックを下げたもので、その性能差は約5%となっています。
大容量の16GBメモリに超大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、電源は最大90%の電源変換効率を誇るゴールドクラス電源というこだわりようです。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載しており、トータルでの完成度が高い一台に仕上がっています。
基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。
もっと詳しく知りたい方はこちら
Watch Dogs Legionのおすすめゲーミングノート
Lenovo Legion 750i[RTX 2070 SUPER搭載モデル](レノボ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 240Hz
■CPU:Core i7-10750H
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラボ:RTX 2070 SUPER(Max-Q)
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■【クーポン利用】381,480円⇒186,925円(税・送料込)~
圧倒的な価格の安さが魅力のRTX 2070 SUPER搭載モデル
ノート用のインテル第10世代6コア12スレッドCPU・Core i7-10750HとRTX 2070 SUPER(Max-Q)を搭載した、FPSゲームに最適なハイスペックモデル。
大容量の16GBメモリに超大容量の1TB SSDデュアルストレージの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用するこだわりよう。さらに超高速の240Hzディスプレイを搭載する徹底ぶりです。
もちろん、キーボードはフルカラー仕様で、排気グリルとサイドにはLEDイルミネーションを内蔵しており、かなり華やか。ハイエンドモデルにふさわしいクオリティを実現しています。低価格のイルミネーション搭載モデルとしておすすめ。
このシリーズではカスタマイズできません。
OMEN by HP 15-dh1000 エクストリームモデル(HP)
【スペック】
■OS:Windows 10 Pro
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 300Hz
■CPU:Core i9-10885H
■メモリ:32GB(DDR4-2933)
■グラボ:RTX 2080 SUPER(Max-Q)
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 1TB
■【キャンペーンでさらにおトク】319,800円(税込)~
RTX 2080 SUPER搭載!ワンランク上の安定感を求める方におすすめ
ノート用のインテル第10世代8コア16スレッドCPU・Core i9-10885HとRTX 2080 SUPER(Max-Q)を搭載した、ド安定のDXR推奨モデル。Core i9-10885Hは8コア16スレッド構成なので、Core i7-10750Hよりも約30%性能が高くなっています。
超大容量の32GBメモリに大容量デュアルストレージの非常に充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用するこだわりよう。さらに超高速の300Hzディスプレイほか、フルカラーキーボードを搭載し、まさに死角なし。
ゲーミングノートらしいエッジのきいたスマートなデザインも魅力的で、トータルで非常に高いクオリティを実現しています。
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