「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」が2018年3月6日に発売されることになりました。
従来のタイトルよりも大幅に進化。シリーズ初のオープンワールドで冒険の幅が広がるほか、FPS視点も実装されることになり、爽快なアクションを楽しめるようになっています。
またシステム面では、超高解像度の4K・8Kに対応し、さらにより鮮やかな映像表現が可能なHDR 10にも対応しています。
なかなかヘビーな内容で、これだけでも高いスペックが要求されるのがたやすく想像できますね。さっそく推奨スペックやおすすめゲーミングPCをチェックしてみましょう。
推奨スペック
動作環境
必要動作環境 | 推奨動作環境 | 4K/HDR 推奨 | |
OS | Windows 7 64bit Windows 8.1 64bit Windows 10 64bit | ||
CPU | Core i5-2500 FX-6100 | Core i7-3770 FX-8350 | Core i7-7700 Ryzen 5 1600X |
メモリ | 8GB | 16GB | |
グラボ | GeForce GTX 760 GeForce GTX 1050 Radeon R9 280 | GeForce GTX 1060 (メモリ6GB版) Radeon RX 480 | GeForce GTX 1080 Ti |
解像度 | HD(720p) | フルHD(1080p) | 4K(2160p) |
ストレージ | 100GB以上 | 155GB以上 |
必要動作環境はあくまでも最低ラインなので、必ず推奨動作環境以上のスペックを用意しましょう。
スペックのポイント
オープンワールド&4K対応ということで、FF14よりも大幅に要求スペックが上がりましたね。動作環境で注意すべきポイントをチェックしてみましょう。
CPUはマルチコア対応
4KではAMD製の6コア12スレッドCPU【Ryzen 5 1600X】が推奨CPUとなっています。
FF14では4コア8スレッドで最大の性能を発揮するようになっていましたが、FF15ではさらに多いコア・スレッドのCPUでも性能を発揮するようになっています。
6コア12スレッドということで、インテルの最新CPU【Core i7-8700/8700K】も選択肢に入ってきます。Ryzenはゲームによって十分なパフォーマンスを発揮しないので、基本的にはインテル製CPUがおすすめです。
GeForce有利
FF14もそうだったのですが、ゲームシステムにNVIDIAの【GAMEWORKS】を採用しているので、GeForceシリーズが高いパフォーマンスを発揮します。
ということで、フルHDの場合にはGeForce GTX 1060がおすすめ。GTX 1060にはグラフィックメモリ3GB版と6GB版がありますが、6GB版なので間違えないように注意しましょう。
オープンワールドだとテクスチャの読み込みが非常に多いので、3GBだとメモリ不足になり、フレームレートが安定しなくなってしまいます。
4K/HDR10の場合にはミスター4KことGTX 1080 Tiが必要になります。ちなみにHDR10とは画面の輝度を高くしてよりリアルな描写を可能にする技術のことで、対応モニターが必要になる点に注意です。
128GB SSDはアウト!
恐るべきことに最小動作環境でも、ストレージの空き容量が100GB以上必要です。4Kだとなんと155GB以上に。。
ゲームのロード時間を短縮するということで、ゲーミングPCには欠かせないSSDですが、128GBは完全にアウトです。
SSDなら最低でも256GB、できれば500GBは欲しいですね。4Kであれば500GBは最低限押さえたいところ。予算重視であれば大容量のHDD一本に絞るのもあり。
スコア計測テスト
CPUは最新世代のCore i7-7700K
メモリは16GB
解像度は4K/フルHD。ゲーム設定は高品質/標準品質/軽量品質
実機を用いてスコアを測定してみました。スコア6000以上で【快適】評価になり、平均60fpsでプレイできます。
標準品質がおすすめ
スコアをチェックする前に、各設定の違いをチェックしてみましょう。
軽量品質だと影の品質が低く、テクスチャの粗さが目立つので、標準品質以上がおすすめ。高品質と標準品質の違いは、一部テクスチャが減らされている程度で、全体的なクオリティはほとんど同じ。
以下のベンチマーク結果を見ればわかりますが、とにかく重いので、基本的には標準品質でOKです。
フルHD
高 | 標準 | 軽量 | |
GTX1080 Ti | 9190 | 12096 | 14165 |
GTX 1080 | 7411 | 11010 | 12563 |
GTX 1070 Ti | 7005 | 9364 | 11501 |
GTX 1070 | 6572 | 8215 | 10366 |
GTX 1060 (メモリ6GB) | 4523 | 6379 | 8040 |
GTX 1060 (メモリ3GB) | 3955 | 5852 | 7441 |
GTX 1050 Ti | 2679 | 4025 | 5161 |
GTX 1050 | 2151 | 3364 | 4327 |
半信半疑でテストしてみましたが、FF14とは比較にならないくらい重くなっており、推奨動作環境通りの結果になりました。
ボーダーはGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)で、より高い安定性と高品質設定を狙うのであればGTX 1070/GTX 1070 Tiがおすすめ。
4K
高 | 標準 | 軽量 | |
GTX1080 Ti | 4359 | 5247 | 7452 |
GTX 1080 | 3402 | 4012 | 5710 |
GTX 1070 Ti | 3004 | 3627 | 5151 |
GTX 1070 | 2757 | 3120 | 4632 |
GTX 1060 (メモリ6GB) | 1988 | 2472 | 3291 |
GTX 1060 (メモリ3GB) | 1671 | 2103 | 3010 |
フルHDでさえ重いということで、4Kだとご覧のあり様。
この中で6000を超えるのはGTX 1080 Tiだけ!ただ軽量設定というのがどうにも引っかかりますね。製品版ではしっかり最適化して、せめて標準設定でプレイできるようにしてもらいたいものです。
ちなみに、どちらの解像度でもCPUの使用率は50~60%と高くなっており、Core i7レベルの性能は必須といっていいでしょう。
メモリは最大でも6GB台なので、8GBでもよさそうです。が、あくまでもベンチマーク版での結果なので、推奨通り16GBをおすすめします。
推奨スペックまとめ
フルHD・標準設定
CPU:Core i7/Core i5-8400 メモリ:16GB グラボ:GTX 1060※ノートの場合はGTX 1070
フルHD・高設定
CPU:Core i7/Core i5-8400 メモリ:16GB グラボ:GTX 1070/1070 Ti
4K
CPU:Core i7 メモリ:16GB グラボ:GTX 1080 Ti
FF15 WINDOWS EDITIONのおすすめゲーミングPC
フルHD推奨モデル
ガレリア XT(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-8700
■チップセット:H370チップセット
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1060(グラフィックメモリ6GB)
■ストレージ:SSD 640GB+HDD 1TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:145,980円⇒142,980円(税別)~
ド安定のCore i7-8700×GTX 1060(グラフィックメモリ6GB)モデル
最新のインテル製CPU・Core i7-8700とフルHDでのゲーミングに最適なGTX 1060を搭載したミドルタワーモデル。
前世代のCore i7-7700よりもコア数が増え、ゲーム+録画・配信といったようなマルチタスクにも強くなり、まさに万能選手となりました。コアが増えた分、発熱も高くなったので、大型CPUクーラーが標準搭載されているのが嬉しいですね。
グラボはフルHDに最適なグラフィックメモリ6GB版のGTX 1060を搭載。同じGTX 1060といえども、グラフィックメモリが多いので、FPSやオープンワールドなど負荷が高いゲームでは、3GB版よりもフレームレートが安定しやすくなります。
8GBメモリにデュアルストレージのポイントをおさえた魅力的な初期構成で、今なら640GB SSDに無料アップグレードでとてもおトク。ただ、メモリは16GBにしておきたいところ。
ケースの完成度も高く、排熱性と拡張性に優れており、購入後に光学ドライブやストレージを増設することもできたりと、色々便利。
16GBメモリへのカスタマイズは必須。その他は用途・予算次第です。
LEVEL-R037-i7-RNR(パソコン工房)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-8700
■チップセット:Z370チップセット
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラボ:GTX 1060(グラフィックメモリ6GB)
■ストレージ:SSD 240GB+HDD 2TB
■電源:500W(80PLUS SILVER)
■価格:132,980円(税別)~
GTX 1060搭載の使いやすいデュアルストレージモデル
Core i7-8700とGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を搭載したミドルタワーモデル。
8GBメモリに、デュアルストレージ構成と使い勝手のいいモデルに仕上がっていますが、できればメモリは16GBにしておきましょう。電源はパソコン工房ではおなじみ、省エネ・低発熱のシルバークラス電源を搭載しています。
16GBメモリへのカスタマイズは必須。また、前世代のCore i7よりも発熱が高いので、CPUクーラーのカスタマイズがおすすめ。その他は用途・予算次第です。
ガレリア XV(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-8700
■チップセット:H370チップセット
■メモリ:8GB(DDR4)
■グラボ:GTX 1070 Ti
■ストレージ:SSD 640GB+HDD 2TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:169,980円⇒167,980円(税別)~
ド安定のGTX 1070 Ti搭載モデル
6コア12スレッドのハイパワーCPU、Core i7-8700とGTX 1070 Tiを搭載したミドルタワーモデル。熱いCPUなので、大型のCPUクーラーが標準搭載されているのは嬉しいですね。
GTX 1070 TiはGTX 1000シリーズでは最新のグラボです。型番こそGTX 1070ですが、その性能はほとんどGTX 1080そのもので、性能差は5%程度と誤差レベルです。GTX 1070との価格差もほとんどないので、今ならGTX 1070 Tiがダンゼンおすすめ!
8GBメモリにデュアルストレージの充実した初期構成で、ケースも冷却性と拡張性に優れており、トータルでの完成度が高い一台です。今なら640GB SSDに無料アップグレードでとてもおトク。
リーズナブルなミニタワーモデルはこちら>>>ガレリア MV
重量級のゲームが増えているので、メモリは16GBあると安心。その他は用途・予算次第です。
4K推奨モデル
LEVEL-R037-i7K-XNA(パソコン工房)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-8700K
■チップセット:Z370チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1080 Ti
■ストレージ:SSD 480GB+HDD 2TB
■電源:700W(80PLUS BRONZE)
■価格:228,980円(税別)~
コスパの高い全部盛りのGTX 1080 Tiモデル
6コア12スレッドの【K】付きCPU、Core i7-8700KとGTX 1080 Tiを搭載したミドルタワーモデル。クロックが高い分、Core i7-8700より約10%ほど性能が高くなっています。大容量メモリ・デュアルストレージ・電源を搭載したフル装備の初期構成が魅力的です。
前世代のCore i7よりも発熱が高いので、CPUクーラーのカスタマイズがおすすめ。それ以外は用途・予算次第ですね。
ゲーミングPCは高い…とお悩みの方 必見!

FF15 WINDOWS EDITIONのおすすめゲーミングノート
LEVEL-15FR101-i7-TNRV(パソコン工房)
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i7-8750H
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラボ:GTX 1070
■ストレージ:SSD 240GB+HDD 1TB
■価格:182,980円(税別)~
最新Core i7×デュアルストレージのGTX 1070搭載モデル
6コア12スレッドのハイパワーCPU、Core i7-8750HとGTX 1070を搭載したモデル。
8GBメモリにデュアルストレージ構成の充実した初期構成で、広い視野角と発色に優れたIPSパネルを搭載しているのがポイント。もちろん、ハイエンドゲーミングノートということで、フルカラーキーボードも搭載しています。
重量級のゲームが多くなってきているので、メモリは16GBあると安心。その他は用途・予算次第です。
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