Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台は、カリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。
マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。
特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめ。
Far Cry 6の推奨スペック
推奨スペックやベンチマーク結果をまとめました。
動作環境
低設定(フルHD・30fps) | 高設定(フルHD・60fps) | 最大設定(WQHD・60fps) | |
OS | Windows 10 64bit | ||
CPU | インテル Core i5-4460 AMD Ryzen 3 1200 | インテル Core i7-7700 AMD Ryzen 5 3600X | インテル Core i7-9700K AMD Ryzen 5 3600X |
メモリ | 8GB(デュアルチャンネル) | 16GB(デュアルチャンネル) | |
グラボ | Geforce GTX 960 Radeon RX 460 | Geforce GTX 1080 Radeon RX VEGA64 | Geforce RTX 2070 SUPER Radeon RX 5700XT |
容量 | 60GB | 60GB (+37GB HD Textures Pack) |
オープンワールドらしく、要求水準は高めですね。
特にグラフィックの水準が高く、フルHD・高設定で平均60fpsをキープするにはGTX 1080、現行モデルでいうならRTX 3060クラスが必要になります。WQHDならRTX 3080 Tiといったところで、ミドルクラスの中でも上位のグレードが必要になります。
一方CPUはそこまで必要とされず、ミドルクラスCPUで十分といった感じですね。
RT向け動作環境
ウルトラ設定(WQHD・60fps) | 最大設定(4K・30fps) | |
OS | Windows 10 64bit | |
CPU | インテル Core i5-10600K AMD Ryzen 5 5600X | インテル Core i7-10700K AMD Ryzen 7 5800X |
メモリ | 16GB(デュアルチャンネル) | |
グラボ | Geforce RTX 3070 Radeon RX 6900XT | Geforce RTX 3080 Radeon RX 6800 |
容量 | 60GB(+37GB HD Textures Pack) |
こちらはRTモード(DirectX Raytracing)の動作環境となります。RTはグラフィック負荷が非常に重く、要求水準が一気に跳ね上がります。
グラフィックについては、WQHDではハイスペッククラスのRTX 3070、4KではハイエンドクラスのRTX 3080必要になります。また、CPUも最新世代のものが要求されるレベルで、4Kにいたってはハイエンドマシンが必要になり、ハードルはかなり高めです。
光や影の描写がより自然でリアルなRTモードですが、ハードウェアの性能がまだまだ足りないので、現状では趣味要素といったところ。通常モードで動かせれば正直十分ですね。
fps計測テスト【DirectX 12】
この通り、テクスチャをはじめ影の品質などを細かく設定することが可能です。
下記条件で平均&最低fpsを測定しました。
スペック:Ryzen 9 5900X、16GBメモリ(DDR4-3200)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、ウルトラ・RT”最大”・FidelityFX Super Resolution”品質”
プレイモード:ベンチマークモード
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RX 6900 XT | 75(67)fps | 116(99)fps | 122(110)fps |
RTX 3080 Ti | 74(65)fps | 108(93)fps | 108(93)fps |
RTX 3080 | 66(58)fps | 108(93)fps | 108(93)fps |
RX 6800 XT | 70(63)fps | 111(96)fps | 122(110)fps |
RTX 3070 Ti | 55(49)fps | 88(77)fps | 108(93)fps |
RTX 3070 | 51(45)fps | 83(73)fps | 108(93)fps |
RX 6700 XT | 47(41)fps | 79(70)fps | 103(91)fps |
RTX 3060 Ti | 43(39)fps | 73(64)fps | 98(84)fps |
RTX 3060 | 36(32)fps | 65(55)fps | 90(76)fps |
RX 6600 XT | 35(32)fps | 65(58)fps | 96(86)fps |
GTX 1660 SUPER | 4(3)fps | 44(38)fps | 60(52)fps |
実際には推奨動作環境ほどではなく、フルHD・ウルトラ設定でRTX 3060で平均90fps台をキープでき、WQHDでも平均60fps以上をキープできます。なお、下位のGTX 1660 SUPERには荷が重く、フルHDでギリギリ平均60fpsに届くレベルと厳しいですね。
さすがに4Kレベルだとだいぶ重く、ハイエンドモデル推奨といったところ。なお、”FidelityFX Super Resolution(FSR)”に対応しており、fpsを底上げすることができます。
fps計測テスト【FidelityFX Super Resolution】
FidelityFX Super Resolution(FSR)を有効にして平均&最低fpsを測定しました。
FSRは、FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RX 6900 XT | 99(89)fps | 122(110)fps | 122(110)fps |
RTX 3080 Ti | 103(93)fps | 108(93)fps | 108(93)fps |
RTX 3080 | 91(83)fps | 108(93)fps | 108(93)fps |
RX 6800 XT | 94(84)fps | 122(110)fps | 122(110)fps |
RTX 3070 Ti | 75(67)fps | 104(93)fps | 108(93)fps |
RTX 3070 | 70(62)fps | 99(88)fps | 108(93)fps |
RX 6700 XT | 65(58)fps | 99(88)fps | 119(102)fps |
RTX 3060 Ti | 60(53)fps | 87(77)fps | 108(93)fps |
RTX 3060 | 52(46)fps | 82(71)fps | 105(88)fps |
RX 6600 XT | 51(47)fps | 88(78)fps | 111(96)fps |
GTX 1660 SUPER | 34(30)fps | 55(50)fps | 71(61)fps |
解像度が高くなるにつれ効果が大きくなります。フルHDでは最大約18%fpsが向上し、軒並み平均100fps以上をキープできます。また、GTX 1660 SUPERでも平均70fps台になり、安定感がワンランク上がります。
WQHDでは上げ幅が最大約35%になり、RTX 3060クラスでも平均80fps台をキープできるほど。4Kともなるとfpsがさらに伸びますが、元が思いうので、平均60fpsを安定して超えるには、RTX 3070以上のハイスペックグラボが必要になります。
fpsの底上げ機能としてはとても優秀ですが、画質の劣化がネック。特にフルHDとWQHDでは、ぼやけたグラフィックになってしまいます。まだ粗削りの技術といった感じで、一長一短です。
fps計測テスト【RT】
RTを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RX 6900 XT | 63(54)fps | 93(80)fps | 107(90)fps |
RTX 3080 Ti | 63(55)fps | 90(78)fps | 90(78)fps |
RTX 3080 | 59(53)fps | 90(78)fps | 90(78)fps |
RX 6800 XT | 59(51)fps | 89(77)fps | 104(88)fps |
RTX 3070 Ti | 43(38)fps | 69(61)fps | 81(71)fps |
RTX 3070 | 40(35)fps | 65(58)fps | 78(68)fps |
RX 6700 XT | 38(33)fps | 61(53)fps | 74(64)fps |
RTX 3060 Ti | 34(30)fps | 57(51)fps | 70(61)fps |
RTX 3060 | 31(27)fps | 54(46)fps | 70(59)fps |
RX 6600 XT | 22(20)fps | 51(44)fps | 64(56)fps |
このゲームでは、RT(リアルタイムレイトレーシング)に対応しており、よりリアルなグラフィック描写を実現します。
この機能はグラフィック負荷が重いので、fpsが大きく低下してしまいます。フルHDはともかく、WQHDではハイスペックグラボでも平均60fps上回るのがやっと。まさに推奨環境通りといったところですね。なお、RTモードでも、FSRモードを有効にすることで、fpsを底上げすることができます。
fps計測テスト【RT+FidelityFX Super Resolution】
RTモード+FSRで平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RX 6900 XT | 78(66)fps | 106(90)fps | 107(90)fps |
RTX 3080 Ti | 84(74)fps | 90(78)fps | 90(78)fps |
RTX 3080 | 75(66)fps | 90(78)fps | 90(78)fps |
RX 6800 XT | 74(63)fps | 102(86)fps | 90(78)fps |
RTX 3070 Ti | 58(52)fps | 79(70)fps | 90(78)fps |
RTX 3070 | 54(48)fps | 75(66)fps | 87(78)fps |
RX 6700 XT | 51(43)fps | 70(60)fps | 83(71)fps |
RTX 3060 Ti | 46(41)fps | 66(58)fps | 78(70)fps |
RTX 3060 | 44(38)fps | 64(55)fps | 77(66)fps |
RX 6600 XT | 40(35)fps | 61(51)fps | 75(64)fps |
FidelityFX Super Resolutionは、FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。
フルHDとWQHDでは、fpsの伸び幅が約10~20%と、効果はやや控えめ。それでもWQHDでは、ミドルクラスグラボでも平均60fpsをキープできるようになるのは頼もしいですね。4Kではfpsが大きく向上しますが、RTX 3080以上のハイエンドモデルは必須と、やはりハードルは高めです。
最適なCPU・VRAM・メモリは?
グラボの性能をしっかり引き出すには、最低でも6コア12スレッドCPU、Ryzen 5 3600やCore i5-10400などが必要になります。なお、RTX 3070以上では力不足になるので、最新の6コア12スレッドCPU、Ryzen 5 5600XやCore i5-11600K以上は欲しいところです。
オープンワールドゲームらしく、VRAM(グラフィックメモリ)の使用量は多め。フルHDでは約6~7GB、4Kでは約8~9GBも使います。RTではさらに多くなり、4Kでは10GBをオーバー。最低ラインは8GB、4Kなら10GB以上は欲しいところです。
メインメモリはVRAM容量によって左右され、VRAMが8GB以上であれば9~10GBで済みます。が、8GB以下だと高解像度でVRAM不足になり、メインメモリに干渉。最大で10~11GBも使用してしまいます。
ともあれ、8GBでは全く足りず、16GBメモリは必須です。
Far Cry 6のおすすめゲーミングPC
グラボには、GeForceとRadeonの2タイプがありますが、FSR&DLSSの両方に対応した”GeForce RTXシリーズ”がおすすめ。
GALLERIA/ガレリア RM5C-R36(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-11400
■チップセット:B560チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB(PCie NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:155,980円(税込)~
フルHDに最適な低価格のRTX 3060搭載モデル
インテルの第11世代6コア12スレッドCPU・Core i5-11400とRTX 3060を搭載した、フルHD~WQHDでのゲーミングに対応したミニタワーモデル。標準で大型CPUクーラーが搭載されており、CPUの冷却は万全です。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載しており、トータルでの完成度が高い一台に仕上がっています。
基本的カスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、とても便利。
GALLERIA/ガレリア XA7C-R37 第11世代Core搭載(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-11700
■チップセット:H570チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:259,980円(税込)~
※実機モデルではCore i7-10700を搭載しています。
WQHDに最適なハイスペックモデル
インテルの第11世代8コア16スレッドCPU・Core i7-11700とRTX 3070を搭載した、4Kでのゲーミングに最適なミドルタワーモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに大型のCPUクーラーを装備しており、冷却面も万全です。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載するこだわりようです。特にケースの完成度を重視する方におすすめ。
基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。
GALLERIA/ガレリア ZA9C-R38 第11世代Core搭載(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i9-11900K
■チップセット:Z590チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:750W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:329,980円(税込)~
4K&RTに最適なハイエンドモデル
インテルの第11世代8コア16スレッドCPU・Core i9-11900KとRTX 3080を搭載した、ド安定の4K性能が魅力のミドルタワーモデル。冷却能力に優れた水冷式CPUクーラーを標準搭載しており、冷却面は万全!
大容量の16GBメモリに超大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、電源は最大90%の電源変換効率を誇るゴールドクラス電源というこだわりようです。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載しており、トータルでの完成度が高い一台に仕上がっています。
基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。
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Far Cry 6のおすすめゲーミングノート
Dell G15 プラチナ 5515[165Hz・RTX 3060搭載](デル)
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 165Hz
■CPU:Ryzen 7 5800H
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■【クーポン利用】190,980円⇒158,513円(税・送料込)~
フルHDに最適なRTX 3060搭載モデル
ノート用のAMD第5世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5800HとRTX 3060を搭載した、ワンランク上のフルHD推奨モデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。さらに、ワンランク上の速さが魅力の165Hzディスプレイや白色LED内蔵キーボードを搭載しており、とても実用的。
さらに、このモデルはカラバリがとても豊富で、ファントムグレー・スペクターグリーンの2色が用意されています。特にグリーンは珍しい色合いで、ミリタリー風のカラバリモデルが欲しい方にもおすすめです。
デルのGシリーズはカスタマイズできません。
Lenovo Legion 760[RTX 3070搭載](レノボ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア IPS 165Hz
■CPU:Ryzen 7 5800H
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■【クーポン利用】332,970円⇒201,058円(税・送料込)~
※実機モデルではRTX 3080を搭載しています。本体イメージの確認におすすめ。
高解像度ディスプレイ搭載のハイスペックモデル
ノート用のAMD第5世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5800HとRTX 3070を搭載した、FPSゲームに最適なハイスペックモデル。
まず、ディスプレイのクオリティが高く、サイズは一回り大きい16インチで、解像度もフルHDの上位となるWQXGA(2560×1600)となっています。さらに、高速の165Hz出力に対応するほか、G-Syncにも対応する徹底ぶり。大画面・高解像度・高速・スムーズの全てがそろった、高いクオリティを実現しています。
大容量の16GBメモリに超大容量のSSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用するこだわりよう。もちろん、キーボードはフルカラー仕様で、排気グリルとフロントにはLEDイルミネーションを内蔵しており、かなり華やか。
ワンランク上のコスパモデルとしておすすめです。
このシリーズではカスタマイズできません。
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