正式発表から実に約8年かけてリリースされた、オープンワールドアクションRPGですね。開発は”ウィッチャー”シリーズでおなじみ、CD PROJEKT REDです。オープンワールド+RTということで、近年では屈指のグラフィック負荷を誇ります。
舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。
ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。
戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。
Cyberpunk 2077の推奨スペック
推奨スペックやベンチマーク結果をまとめました。
動作環境
低設定(フルHD) | 高設定(フルHD) | 高設定(WQHD) | ウルトラ設定(4K) | |
OS | Windows 10 64bit Windows 7 64bit | Windows 10 64bit | ||
CPU | インテル Core i5-3570K AMD FX-8310 | インテル Core i7-4790 AMD Ryzen 3 3200G | インテル Core i7-4790 AMD Ryzen 5 3600 | |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | |
グラボ | Geforce GTX 780 Radeon RX 470 | Geforce GTX 1060 Geforce GTX 1660 SUPER Radeon RX 590 | Geforce RTX 2060 Radeon RX 5700 XT | Geforce RTX 2080 SUPER Geforce RTX 3070 Radeon RX 6800 XT |
VRAM | 3GB | 6GB | 8GB | |
容量 | 70GB HDD | 70GB SSD |
RT対応ゲームということで、DirectX 12をベースとしています。
グラフィック負荷の重さで話題のゲームではありますが、フルHD&WQHDでは高設定ということもあり、ハードルは低め。GTX 1060(VRAM6GB)~RTX 2060とミドルクラスのグラボで対応可能です。
一方で、4Kはウルトラ設定を想定しており、最低でもRTX 2080 SUPERとハードルは高め。なお、最新のRTX 3070もリストに入っていますが、RTX 2080 SUPERでは4Kの安定感が一味違うので、RTX 3070を選ぶのが無難ですね。
なお、CPUですが、4Kでも第4世代の4コア8スレッドCPU・Core i7-4790でOK。これは現行のCore i5やRyzen 5よりも性能が低く、CPUはあまり重要なファクターではないことがわかりますね。
RT向け動作環境
高設定(フルHD) | 高設定(WQHD) | ウルトラ設定(4K) | |
設定 | RT:中 | RT:高 | RT:ウルトラ |
OS | Windows 10 64bit | ||
CPU | インテル Core i7-4790 AMD Ryzen 3 3200G | インテル Core i7-6700 AMD Ryzen 5 3600 | |
メモリ | 16GB | ||
グラボ | Geforce RTX 2060 | Geforce RTX 3070 | Geforce RTX 3080 |
VRAM | 6GB | 8GB | 10GB |
容量 | 70GB SSD |
こちらはRTモード(DirectX Raytracing)の動作環境となります。AIを活用したアンチエイリアス機能”DLSSモード”にも対応していますが、動作環境には特に記載がありません。
一応GTX 1660 SUPERもRTに対応していますが、効率よく処理する”RTコア”が非搭載のため性能が低く、動作環境から除外されています。とにかく負荷の高いRTモードですが、フルHDでは高設定ということもあり、一番下のグレードとなるRTX 2060でも対応できます。
しかし、解像度を上げると要求水準が大きく跳ね上がり、WQHDでは高設定にしてもRTX 3070が必要になります。また、4K×ウルトラ設定ではハイエンドクラスのRTX 3080が要求され、RTモードで高解像度で楽しむなら、ハイスペックマシンが必須となります。
なお、CPUはやはり重要度が低く、4KでもAMDの6コア12スレッドCPU・Ryzen 5 3600で対応でき、とりあえずミドルクラスCPUを入れておけばOKです。
fps計測テスト【DirectX 12】
この通り、テクスチャをはじめ影の品質などを細かく設定することが可能です。
下記条件で平均&最低fpsを測定しました。
スペック:Core i7-10700K、16GBメモリ(DDR4-2933)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、ウルトラ・RT”ウルトラ”・DLSS”クオリティ”
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 48(38)fps | 86(74)fps | 112(94)fps |
RTX 3080 | 45(37)fps | 84(70)fps | 112(93)fps |
RTX 3070 | 30(26)fps | 60(52)fps | 93(72)fps |
RTX 3060 Ti | 28(23)fps | 53(46)fps | 81(64)fps |
RTX 2080 Ti | 32(27)fps | 62(54)fps | 95(75)fps |
RTX 2080 SUPER | 27(22)fps | 55(47)fps | 81(65)fps |
RTX 2070 SUPER | 22(17)fps | 47(40)fps | 68(56)fps |
RTX 2060 SUPER | 18(16)fps | 39(33)fps | 57(47)fps |
RTX 2060 | 14(11)fps | 34(28)fps | 51(43)fps |
GTX 1660 Ti | 12(10)fps | 28(23)fps | 44(36)fps |
GTX 1660 SUPER | 12(10)fps | 28(23)fps | 42(35)fps |
GTX 1660 | 10(7)fps | 26(22)fps | 37(31)fps |
もうとにかく重く、平均60fps以下の青字のオンパレードですね。フルHDでも平均60fpsを超えるのはRTX 2070 SUPERから。
なお、フルHD×高設定の推奨グラボであるGTX 1660 SUPERですが、これまた平均60fpsに届かず、中設定までガッツリ設定を落とす必要があります。RTXシリーズではDLSSが使えることを考えると、RTX 2060は最低限おさえておきたいところです。
fps計測テスト【DirectX 12+DLSS】
DLSSを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 71(63)fps | 111(94)fps | 111(94)fps |
RTX 3080 | 68(60)fps | 111(94)fps | 111(94)fps |
RTX 3070 | 49(42)fps | 86(76)fps | 111(94)fps |
RTX 3060 Ti | 43(39)fps | 74(65)fps | 108(94)fps |
RTX 2080 Ti | 51(47)fps | 90(80)fps | 111(94)fps |
RTX 2080 SUPER | 44(39)fps | 80(68)fps | 110(94)fps |
RTX 2070 SUPER | 37(33)fps | 67(57)fps | 97(80)fps |
RTX 2060 SUPER | 33(29)fps | 57(48)fps | 83(68)fps |
RTX 2060 | 24(22)fps | 50(44)fps | 73(61)fps |
DLSSはパフォーマンスアップにとても有用な機能で、なんとfpsは約40~50%も向上。RTX 2060でもフルHDで平均60fpsを超え、RTX 2070 SUPERならWQHDで平均60fpsをクリアするようになり、ワンランク上の解像度に底上げされます。
4Kともなるとさすがに厳しく、RTX 3070では歯が立たず、RTX 3090&RTX 3080なら平均60fpsをクリアできます。公式の動作環境はDLSSを前提にしている感じがしますが、どうにもあてにならない感じですね。。
fps計測テスト【DirectX 12+RT】
RTを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 20(18)fps | 41(37)fps | 63(55)fps |
RTX 3080 | 17(15)fps | 40(35)fps | 61(52)fps |
RTX 3070 | 9(8)fps | 27(24)fps | 44(37)fps |
RTX 3060 Ti | 7(6)fps | 24(21)fps | 39(33)fps |
RTX 2080 Ti | 13(11)fps | 28(24)fps | 42(37)fps |
RTX 2080 SUPER | 8(7)fps | 24(21)fps | 38(32)fps |
RTX 2070 SUPER | 6(5)fps | 18(15)fps | 31(26)fps |
RTX 2060 SUPER | 5(4)fps | 15(12)fps | 26(21)fps |
RTX 2060 | 2(1)fps | 10(6)fps | 18(15)fps |
RTはグラフィック負荷がとんでもなく重いのですが、このゲームではひときわ重く、ほぼ全滅状態。フルHDレベルでも、平均60fpsを超えるのはハイエンドクラスのみです。。
fps計測テスト【DirectX 12+RT+DLSS】
RTに加え、DLSSを有効にして平均&最低fpsを測定しました。
平均(最低)fps | 4K | WQHD | フルHD |
RTX 3090 | 39(32)fps | 70(62)fps | 79(69)fps |
RTX 3080 | 35(30)fps | 67(59)fps | 79(69)fps |
RTX 3070 | 26(23)fps | 45(40)fps | 63(55)fps |
RTX 3060 Ti | 22(20)fps | 39(35)fps | 55(48)fps |
RTX 2080 Ti | 25(22)fps | 44(40)fps | 61(55)fps |
RTX 2080 SUPER | 21(19)fps | 39(35)fps | 58(50)fps |
RTX 2070 SUPER | 17(15)fps | 33(28)fps | 50(42)fps |
RTX 2060 SUPER | 14(12)fps | 28(24)fps | 41(35)fps |
RTX 2060 | 10(7)fps | 20(15)fps | 33(27)fps |
DLSSをもってしてもこの通り、平均60fpsをキープするのは至難の業。RTX 3090&RTX 3080ならWQHDでも平均60fpsを超えますが、よくてそこまで。RTを使わず、DLSSでfpsを底上げするのがよさそうですね。
最適なCPU・VRAM・メモリは?
RTX 2070 SUPERくらいまでなら、4コア8スレッドCPUでもOK。それ以上であれば、6コアCPUがおすすめです。現行のCPUで言うと、インテルならCore i5-10400、AMDならRyzen 5 5600Xあたりを入れておけばまず大丈夫です。
なお、RTX 3090&RTX 3080のハイエンドクラスであれば、8コア16スレッド以上がおすすめ。現行のCPUで言うと、インテルならCore i7-10700、AMDならRyzen 7 5800X以上のものを選ぶようにしましょう。
精密なグラフィックですが、VRAM(グラフィックメモリ)使用量は意外と控えめ。フルHDでは約6~7GB、4Kでは約7~8GBに抑えています。
ただし、RTではガッツリ増え、フルHDでは約7~8GB、4Kでは約10GB前後となります。できればVRAM8GBは最低確保したいところ。
メインメモリはVRAM容量によって左右され、VRAMが11GB以上であれば7GBで済みます。が、10GB以下だと高解像度でVRAM不足になり、メインメモリに干渉。約10~14GBも使用してしまいます。
ともあれ、ハイエンドクラスのグラボでもなければ、8GBでは全く足りず、16GBメモリは必須です。
Cyberpunk 2077のおすすめゲーミングPC
GALLERIA/ガレリア XA7C-R37(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700
■チップセット:H470チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:169,980円(税込)~
安定感バツグン!RTX 3070搭載のコスパモデル
インテルの第10世代8コア16スレッドCPU・Core i7-10700とRTX 3070を搭載した、4Kでのゲーミングに最適なミドルタワーモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに大型のCPUクーラーを装備しており、冷却面も万全です。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載するこだわりようです。特にケースの完成度を重視する方におすすめ。
基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。
GALLERIA/ガレリア ZA9C-R38(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i9-10850K
■チップセット:Z490チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラボ:RTX 3080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:750W(80PLUS GOLD)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:229,980円(税込)~
4Kでのゲーミングに最適なハイエンドモデル
インテルの第10世代10コア20スレッドCPU・Core i9-10850KとRTX 3080を搭載した、ド安定の4K性能が魅力のミドルタワーモデル。冷却能力に優れた大型CPUクーラーを標準搭載しており、冷却面は万全!ちなみに、Core i9-10850KはCore i9-10900Kの動作クロックを下げたもので、その性能差は約5%となっています。
大容量の16GBメモリに超大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、電源は最大90%の電源変換効率を誇るゴールドクラス電源というこだわりようです。
曲線を用いた美しいケースは、裏配線&チャンバー構造を採用することで、高いエアフローを実現。さらに、LEDイルミネーションやクリアサイドパネルを搭載しており、トータルでの完成度が高い一台に仕上がっています。
基本的にはカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータ類の保存先を分けることができ、さらに便利になります。
LEVEL-M046-iX4-SAX(パソコン工房)
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-10400
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 3060 Ti
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:700W(80PLUS BRONZE)
■価格:125,980円(税込)~
格安のアッパーミドルモデル
インテルの第10世代6コア12スレッドCPU・Core i5-10400とRTX 3060 Tiを搭載した、WQHDでのゲーミングに最適なミニタワーモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成となっています。最近のゲームはメモリを多く使い、容量そのものも増えていますが、この内容なら安心です。
基本的にカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、さらに便利になります。
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Cyberpunk 2077のおすすめゲーミングノート
Lenovo Legion 750i[RTX 2070 SUPER搭載モデル](レノボ)
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 240Hz
■CPU:Core i7-10750H
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラボ:RTX 2070 SUPER(Max-Q)
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■【クーポン利用】381,480円⇒186,925円(税・送料込)~
圧倒的な価格の安さが魅力のRTX 2070 SUPER搭載モデル
ノート用のインテル第10世代6コア12スレッドCPU・Core i7-10750HとRTX 2070 SUPER(Max-Q)を搭載した、FPSゲームに最適なハイスペックモデル。
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もちろん、キーボードはフルカラー仕様で、排気グリルとサイドにはLEDイルミネーションを内蔵しており、かなり華やか。ハイエンドモデルにふさわしいクオリティを実現しています。低価格のイルミネーション搭載モデルとしておすすめ。
このシリーズではカスタマイズできません。
OMEN by HP 15-dh1000 エクストリームモデル(HP)
【スペック】
■OS:Windows 10 Pro
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 300Hz
■CPU:Core i9-10885H
■メモリ:32GB(DDR4-2933)
■グラボ:RTX 2080 SUPER(Max-Q)
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 1TB
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