デルの”Alienware”は、最上位の本格派ゲーミングブランドで、カジュアルなGシリーズよりも性能や機能性に優れています。また、他社ではお目にかかれない、SFをモチーフにしたユニークなデザインも特徴です。
ただ凝っている分、価格はかなり高く、普通のゲーミングPCでは満足できない方におすすめ。
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Alienware M16・M18
16インチディスプレイを搭載した”Alienware M16”と、18インチディスプレイを搭載した”Alienware M18”の2タイプがリリースされています。
初期構成 | Alienware M16 R1 | Alienware M18 R1 |
OS | Windows 11 Home(64ビット) | |
カラー | ダークメタリックムーン | |
ディスプレイ | 16.0インチ/WQXGA/165Hz | 18.0インチ/WQXGA/165Hz |
CPU | Core i9-13900HX Core i7-13700HX | |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR5-4800) | |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe NVMe) | |
グラフィクス | RTX 4090 RTX 4080 RTX 4070 RTX 4060 | |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax+BT 5.2 | |
サイズ | W368.9×D289.9×H25.4mm | W410.30×D319.90×H24.10~25.10mm |
重さ | 約3.25kg | 約4.04kg |
価格 | 303,979円(税・送料込)~ | 322,979円(税・送料込)~ |
実機レビューはこちら

超大型の18インチモデルが登場
シリーズならではのSF風デザインは健在。
リアの排気グリルがせり出した、大胆なフォルムが目を引くボディです。見た目もさることながら、冷却ユニットが大きく造られており、冷却性能も優れています。
グリルはなんとラウンドフォルムとなっており、周囲をLEDイルミネーションでライトアップ。さながら宇宙船をイメージさせるデザインは、さすがAlienwareといったところですね。
さらに、通気口やスピーカー部をハニカム状に仕上げる凝りようで、とてもオシャレ。
変更点はサイドのデザインくらいでしょうか。こちらもグリルのデザインに合わせて、ラウンドフォルムに仕上げており、より一体感のあるデザインに進化しています。
Mシリーズでは、16インチモデルのほか、ゲーミングノート最大となる18インチモデルが用意されています。
従来の大型モデルといえば17インチでしたが、さらにその上を行く大きさとなっており、据え置きで没入感を重視するならおすすめ。
便利なポート配置
機能的なポート配置も前モデルを踏襲しています。
HDMI・USB Type-Cポートなど主要なポートを後ろ側に集中配置しています。サイドは電源とオーディオジャックのみ。かさばりがちなケーブル類を後ろにまとめてしまうことで、デスク周りがスッキリするのがいいですね。
ちなみに、ゲーミングノートでSDスロットを搭載しているのはけっこうレアです。
こちらが18インチモデルですが、16インチモデルよりもUSBポートが2つ多くなっています。
高い冷却性能
冷却システムがしっかり造りこまれており、冷却に重要なヒートパイプには、なんと”ベイパーチャンバー”を採用しています。
ベイパーチャンバーでは、ヒートパイプ内が中空構造になっており、揮発性の高い液体(作動液)が封入されています。熱源で気化した作動液は、温度の低い場所へ移動し、再び液体となり熱源へ移動します。気化と液化の繰り返しにより、効率的に熱を拡散できるというわけですね。
なお、冷却ファンは4基も搭載。一般的なモデルよりも2基多く、強力なエアフローで内部を強力に冷やします。
テンキーレスキーボード搭載
モデルによってキーボードのタイプが異なり、16インチではテンキーレス、18インチではテンキー付きとなっています。
テンキーレスについては見慣れないかもしれませんが、ゲーミングキーボードでは、シンプルで操作性に優れたテンキーレスタイプが人気。ゲーマー向けの本格派仕様とは、だいぶ思い切りがいいですね。
もちろん、最近ではもはや標準装備ともいえる、フルカラーLEDを内蔵しています。華やかな見た目もさることながら、薄暗い場所で操作がしやすくなるので、機能面でも優れています。
高性能ディスプレイ搭載
16インチ・18インチともに、WQXGAの高解像度ディスプレイを搭載しています。WUXGAよりも精細で美しい映像を描写できるだけでなく、作業領域が増えるので、ゲームだけでなく編集用途にも最適。
パネルのクオリティも高く、165Hz出力に対応しています(G15シリーズのRTX 3050搭載モデル除く)。
165Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上。144Hzディスプレイのさらにその上を行く滑らかさで、ゲームのプレイ精度はグッと上がり、特に動きの激しいFPSゲームに最適。
さらに”G-Sync”に対応しているのもポイント。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。
ちなみに、パネルは”ComfortView Plus”に対応しているのもポイント。
これはブルーライトカット機能”ComfortView”の上位バージョンで、液晶パネル自体がブルーライトを低減するため、別途フィルムを用意したり、ディスプレイの発色を変えたりする必要がありません。自然な発色と目の疲れにくさを両立した、優れたパネルとなっています。
第13世代インテルHXシリーズCPU搭載


インテルの最新世代CPU、その中でも特に性能が高いHXシリーズを搭載しています。
- Core i9-13900HX(24C32T)
- Core i7-13700HX(16C24T)
第12世代から設計を一新し、性能重視のP-コアと電力効率重視のE-コアの2タイプを搭載。タスクによって各コアを使い分け、場合によっては併用することにより、効率よく処理できるのが強みです。ハイエンドのHXシリーズではコア・スレッド数がさらに増え、より高いパフォーマンスを発揮します。
その性能はAMDのRyzenシリーズを圧倒しており、ライバルらしいライバルは、Ryzen 9 7945HXくらいのもの。搭載モデルもごくわずかなので、ゲーミングノートならインテル一択ですね。
ミドル~ハイエンドGPU搭載
ゲーミングPCで最も重要なグラフィック機能・GPUには、”RTX 4090・RTX 4080・RTX 4070・RTX 4060‘‘4種類が用意され、ハイエンド~ミドルクラスまで幅広くカバーしています。
最新のRTX 4000シリーズでは、最新のアップスケーリング技術・DLSS 3に対応しているのがポイント。
GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上しています。
以下おなじみのベンチマークソフト・3DMarkで性能を比較してみましょう。
最新ゲームをまんべんなく楽しむならRTX 4060がまずおすすめ。前世代のハイスペックGPU・RTX 3070 Tiに匹敵する性能を持ち、VRAM(グラフィックメモリ)を8GB搭載しているので、最新ゲームにもバッチリ対応できます。また、フルHDはもちろんWQHDでのゲーミングにも対応可能です。
安定性重視なら上位のRTX 4070がおすすめ。RTX 4060よりも約10%性能が高く、WQHDでの安定感が向上します。なお、VRAMはRTX 4060と同じ8GBとなっています。
RTX 4090とRTX 4080はもはや別物。VRAM(グラフィックメモリ)を非常に多く搭載していることもあり、WQHDはもちろん、4Kでのゲーミングにも対応できます。なお、RTX 4090は16GB、RTX 4080は12GBものVRAMを搭載しています。
おすすめカスタマイズ
Alienwareシリーズはカスタマイズに対応しており、好みの構成に変更することができます。おすすめのカスタマイズをピックアップしてみました。
・32 GB, 2 x 16GB
⇒最近のゲームはメモリの使用量も多く、32GBあると安心です。
・2TB M.2 PCIe NVMe SSD
・4TB M.2 PCIe NVMe SSD
⇒1TB搭載しているので、基本的にはそのままでOK。なお、爆速のRAID0構成もありますが、体感できるほど速くならないので、基本的におすすめしません。
・16インチ QHD+ (2560 x 1600) 240Hz, 3ms, ComfortView Plus, NVIDIA G-SYNC + DDS, 100% DCI-P3,FHD IRカメラ搭載
・16インチ FHD+ (1920 x 1200) 480Hz, 3ms, ComfortView Plus, NVIDIA G-SYNC + DDS, 100% DCI-P3,FHD IRカメラ搭載
⇒超高速ディスプレイに変更できますが、特に480Hzは性能的にしっかり生かすのは至難の業です。なお、いずれのディスプレイもDCI-P3 100%と、なっています。
・18インチ FHD+ (1920 x 1200) 480Hz, 3ms, ComfortView Plus, NVIDIA G-SYNC + DDS, 100% DCI-P3, FHD IRカメラ搭載
・AlienFX RGB バックライト Alienware CherryMX メカニカルキーボード(キー単位設定可能)- 英語
⇒電気接点式の一般的なメンブレンタイプとは異なり、内部に機械式のスイッチを内蔵しています。押したときの安定感が非常に高く、素早い操作にも確実に反応し、特にシビアなゲーミングとの相性はバツグンです。ただし、英語配列となる点に注意。
おすすめ&関連モデル
Alienware M16 R1[RTX 4060搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync sRGB 100%
■CPU:Core i7-13700HX
■メモリ:16GB(DDR5-5200)
■グラボ:RTX 4060
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:207,970円⇒277,093円(税・送料込)~
ノート用のインテル第13世代16コア24スレッドCPU・Core i7-13700HXとRTX 4060を搭載した、ミドルクラスモデル。WUXGAでゲームを楽しむならおすすめ。
Alienware M16 R1[RTX 4070搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync sRGB 100%
■CPU:Core i7-13700HX
■メモリ:16GB(DDR5-5200)
■グラボ:RTX 4070
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:319,980円⇒297,552円(税・送料込)~
上のモデルをRTX 4070にしたバージョンで、WQXGAでゲームを楽しむならおすすめ。
Alienware M16 R1[RTX 4080搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync sRGB 100%
■CPU:Core i9-13900HX
■メモリ:16GB(DDR5-5200)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:390,979円⇒332,295円(税・送料込)~
上のモデルをCore i9-13900HX&RTX 4080にしたバージョンで、WQXGAで非常に高いパフォーマンスを発揮。4Kでのゲーミングにも対応します。
Alienware M16 R1[RTX 4090搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync sRGB 100%
■CPU:Core i9-13900HX
■メモリ:16GB(DDR5-5200)
■グラボ:RTX 4090
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:448,980円⇒381,590円(税・送料込)~
上のモデルをRTX 4090にした最上位モデルで、4Kでのゲーミングに最適です。
【関連モデル】Alienware X16 R1[RTX 4060搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 240Hz G-Sync
DCI-P3 100%
■CPU:Core i7-13700H
■メモリ:16GB(LPDDR5-6000)
■グラボ:RTX 4060
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:315,980円⇒293,830円(税・送料込)~
スリムなXシリーズの16インチモデルで、厚さは18.57mmとなっています。ゲーミングノートで2cm以下というのは驚異的ですね。
ディスプレイのクオリティが非常に高く、出力は240Hzの超高速仕様で、色域もDCI-P3 100%とプロ向けの広さとなっています。なお、スリムモデルのため、CPUはワンランク下のHシリーズを搭載しています。
【関連モデル】Alienware X14 R2[RTX 4060搭載]
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
14.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync
DCI-P3 100%
■CPU:Core i7-13620H
■メモリ:16GB(LPDDR5-4800)
■グラボ:RTX 4060
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:272,980円⇒253,845円(税・送料込)~
スリムなXシリーズの14インチモデルです。コンパクトなボディは、厚さは14.50mm・重さ約1.91kgとスリム&軽量で、携帯性に優れています。貴重なモバイルゲーミングノートとしておすすめ。
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