デルの【ALIENWARE】はワンランク上の本格派ゲーミングブランドで、カジュアルなInspironシリーズとは異なり、ハイスペックCPUやグラボを搭載しています。
また、カスタマイズにも対応しているので、CPUからストレージにいたるまで自分好みの一台に仕上げることができるのもポイント。
そして最大の特徴は何といっても個性的なケースでしょう。SFチック&立体感のある造形は、まず他社ではお目にかかれません。内部のギミックも凝っており、なかなかの変わり種です。
ただ凝っている分、国内BTOに比べやや高め。普通のゲーミングPCでは満足できない方におすすめのブランド。
※ALIENWARE AREA-51は旧モデルのみのため非掲載
デルのショップ情報はこちら

ALIENWARE AURORA(R10&R11)
LEDイルミネーションを搭載した、エントリー~ハイエンドまで幅広いラインナップを展開するミドルタワーモデルです。
ALIENWARE AURORA R10 | ALIENWARE AURORA R11 | |
カラー | ダークサイドオブザムーン(グレー) | ルナライト(ホワイト) |
サイズ | W222.8×D431.9×H481.6mm | |
拡張ベイ | 3.5インチベイ×1、2.5インチベイ×2 | |
OS | Windows 10 Home(64ビット) | |
CPU | ・Ryzen 9 5950X ・Ryzen 9 5900X ・Ryzen 7 5800X ・Ryzen 5 5600X | ・Core i9-10900KF ・Core i9-10900F ・Core i7-10700KF ・Core i7-10700F |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR4-3200) | 16GB(8GB×2、DDR4-2933) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe) | HDD 2TB |
グラフィクス | ・RTX 3090 ・RTX 3080 ・RTX 3070 ・RTX 3060 Ti | ・RTX 3080 ・RTX 2080 SUPER ・RTX 2070 SUPER ・RTX 2060 SUPER ・GTX 1660 Ti ・GTX 1650 SUPER |
チップセット | B550A チップセット | Z490 チップセット |
光学ドライブ | ー | |
Wi-Fi+Bluetooth | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax+BT 5.1 | |
電源 | 1000W(80PLUS GOLD) | ・550W ・1000W |
価格(クーポン利用) | 227,980円⇒189,223円(税・送料込)~ | 184,980円⇒153,533円(税・送料込)~ |
SF風のミドルタワーケース
ALIENWAREといえば、他社ではまずお目にかかれないSFデザインですね。
新世代のALIENWAREのデザインコードをそのまま取り入れており、フロントパネル全面を大胆にもラウンドフォルムに仕上げています。なんとも形容がし難く、その出で立ちはまさにエイリアンそのものですね。
ゲーミングPCは星の数ほどありますが、そのほとんどが箱型で、ラウンドフォルムなのはこのモデルくらいのもの。ユニークなモデルが欲しい方にはうってつけです。
ALIENWAREといえばイルミネーション抜きには語れませんが、フロントのエイリアンロゴ・インターフェース周囲・吸気グリル、さらに右サイドのロゴの4ヶ所が光り、まさに圧巻の一言。
付属アプリでカラーやアニメーションの変更も思うがまま。自分好みのライティングを楽しむことができます。
サイドからみてみると、リアからフロントにかけて高さが低くなる「台形」状のフォルムとなっており、ゲーミングモデルらしくスピード感を感じさせます。
ちなみにケースの大きさはW222.8×D431.9×H481.6mmと、ミドルタワーサイズとなっています。高さがあるので、ややのっぽな感じですね。
ちなみにカラバリは、ダークサイドオブザムーン(ダークグレー)とルナライト(ホワイト)の2色が用意されています。
カラーはモデルによって異なり、AMD製CPUを搭載したR10ではダークグレー、インテル製CPUを搭載したR11ではホワイトをそれぞれ採用しています。なお、ブラックモデルでは、フロントのエイリアンロゴとインターフェース周囲のみ光るので注意です。
ユニークな内部設計
ユニークな内部設計は前世代譲りです。
凝ったギミックを採用し、このように電源ユニットを回転させて内部へアクセスします。この電源ですが、外側から吸気し背面に直接排気するので、内部に排熱をまき散らさないというメリットがあります。※水冷式CPUクーラーは一部モデルではオプション
ケースファンの配置が一般的なケースとは異なり、前面と天板部分2か所の変則的な配置です。温かい空気は上部に移動する、いわゆる【煙突効果】を利用した効率的なエアフローを実現しています。
また、フロント・サイド・天板に大きなスリットが設けられているので通気性はバツグン。ケース内部に熱がこもるような心配はありません。
拡張性ですが、2.5インチベイが底面に2基、フロント側には3.5インチベイが縦置きで1基の合計3基搭載されています。決して多くはありませんが、SSDも大容量モデルが普及しており、3基もあればまず十分です。
AMD&インテル製CPU搭載


CPUはモデルによってメーカーが異なり、R10ではAMDの”Ryzen 5000シリーズ”を、R11ではインテルの”第10世代Coreシリーズ”を搭載しています。
以下定番のベンチマークテスト”CINEBENCH R20”で性能を軽くチェックしてみましょう。
CPUの性能は、AMDのRyzen 5000シリーズが圧倒的に有利。これは”ZEN 3アーキテクチャ”をベースにしたCPUで、前世代からシングル性能が大幅に強化され、マルチ性能にいっそう磨きがかかりました。
同じグレードでマルチ性能を比較してみると、Ryzen 5 5600XはCore i5-10600Kよりも約24%、Ryzen 7 5800XはCore i7-10700Kよりも約20%も高くなっています。12コア24スレッドのRyzen 9 5900X以上では、もはや比較のしようがありません。
なお、ゲーミング性能では両者ほぼ互角レベルなので、ゲーム重視ならR10・R11のどちらを選んでもOKです。
RTX 3000シリーズ搭載
CPUだけでなく、グラボもモデルによって搭載するものが異なり、R10ではRTX 3090~RTX 3060 Tiまで、R11ではRTX 3090~GTX 1650 SUPERまで選択可能です。R11ではハイエンドからエントリークラスまで幅広く用意されているのがポイント。
なお、最新技術のDXR(リアルタイムレイトレーシング)やDLSSに対応したグラボであればRTXシリーズ一択。特に最新のアンチエイリアス技術のDLSSは、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上するのでかなりおすすめ!
グラボの性能をサクッとまとめると以下のような感じですー
- RTX 3090&RTX 3080:4K・DXR推奨
- RTX 3070:4K推奨
- RTX 3060 Ti&RTX 2080 SUPER:4K入門
- RTX 2070 SUPER:WQHD推奨+α
- RTX 2060 SUPER:WQHD推奨
- GTX 1660 Ti:フルHD推奨
- GTX 1650 SUPER:フルHD入門
ざっくりまとめると、4Kでのゲーミングなら、RTX 3070はまずおさえておきたいところです。パフォーマンス重視なら、RTX 3090やRTX 3080がおすすめですが、両者の差は約10%程度なので、基本的にはRTX 3080で十分。
メジャーな解像度となるフルHDでは、鉄板のミドルクラスグラボ・GTX 1660 Tiを入れておけばまずOK。より安定性を重視するなら、RTX 2060 SUPERを選ぶのもいいでしょう。
実機レビューはこちら(第9世代CPU搭載モデル)

カスタマイズの注意事項
カスタマイズにより自分好みの構成に変更することが出来ますが、CPUとグラボのカスタマイズ価格が割高なので、各モデルを基本に+α程度のカスタマイズをするのがおすすめ。
ALIENWARE AURORA R11ではストレージのカスタマイズがおすすめ


インテル製CPUを搭載したR11では、2TB HDDがデフォルトとなっています。HDDは大容量の反面、読み書きの速度がとても遅く、ゲームのロード時間で露骨に差が出ます。ぜひカスタマイズしましょう。
なお、R10では512GB SSDを標準搭載していますが、SSD+HDDのデュアルストレージ構成にするのもおすすめです。
・512GB M.2 PCIe NVMe SSD
・512GB M.2 PCIe NVMe SSD (ブート) + 2TB 7200RPM SATA 6Gb/s (ストレージ)
・1TB M.2 PCIe NVMe SSD (ブート) + 2TB 7200RPM SATA 6Gb/s (ストレージ)
⇒通常のSSDよりも4~5倍速いNVMe SSDを標準搭載しています。大容量のゲームが増えてきているので、512GB以上がおすすめです。なお、SSD+HDDの構成にすると、ゲームは高速のSSDに、動画や画像などかさばるデータ類はHDDに入れる便利な使い分けができ、より便利になります。。
おすすめモデル
ALIENWARE AURORA R10 プラチナ
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 9 5900X
■チップセット:B550Aチップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3080
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:1000W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■【クーポン利用】343,980円⇒285,503円(税・送料込)~
Ryzen 9×RTX 3080のハイエンドモデル
AMDの第4世代12コア24スレッドCPU・Ryzen 9 5900XとRTX 3080を搭載した、ド安定の4K性能が魅力のミドルタワーモデル。大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、水冷式CPUクーラーを標準搭載しています。
とことんこだわるなら、CPUを最上位にカスタマイズするのもいいでしょう。もちろん、SSD+HDDのデュアルストレージ構成にするのもおすすめです。
・AMD Ryzen 9 5950X
⇒16コア32スレッドの最強CPUです。Ryzen 9 5900Xよりもさらに約20%性能が高くなります。
ALIENWARE AURORA R10 プレミアム
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 7 5800X
■チップセット:B550Aチップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:1000W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■【クーポン利用】268,980円⇒223,523円(税・送料込)~
Ryzen 7×RTX 3070のハイスペックモデル
AMDの第4世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5800XとRTX 3070を搭載した、4Kでのゲーミング最適なミドルタワーモデル。大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、水冷式CPUクーラーを標準搭載しています。
基本的にカスタマイズ不要ですが、CPUのグレードをワンランク上げたり、SSD+HDDのデュアルストレージ構成にしたりするのもあり。
・AMD Ryzen 9 5900X
ALIENWARE AURORA R11 スタンダード
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700F
■チップセット:Z490チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラボ:GTX 1660 Ti
■ストレージ:HDD 2TB
■電源:1000W
■【クーポン利用】212,980円⇒176,333円(税・送料込)~
ALIENWAREのスタンダードモデル
インテルの第10世代8コア16スレッドCPU・Core i7-10700FとGTX 1660 Tiを搭載した、フルHDでのゲーミングに最適なミドルタワーモデル。なお、このモデルでは空冷式CPUクーラーを標準搭載しています。
先に紹介したとおり、ストレージのカスタマイズがまずおすすめ。そのほか、CPUやCPUクーラーのカスタマイズをするのもありですが、あくまでも予算次第といったところです。
・インテル Core i7-10700KF
⇒高い動作クロックで、Core i7-10700Fよりも約20%ほど性能が高くなっています。
・1000W EPA 水冷 ルナライト(シルバーホワイト)
他のシリーズもチェック
カジュアル | 本格派 | |
デスクトップ | Gamingシリーズ | ALIENWARE |
ノート | Gamingシリーズ | ALIENWARE |
関連リンク
ほかのショップもチェック
国内BTOメーカー
海外メーカー
あわせて知りたい
おトクなセール情報もチェック!



