ゲーミングPCが欲しいけど、置くスペースが限られている…そんな方におすすめなのがコンパクト・スリムサイズのゲーミングPCです。
今回はコンパクトタイプのゲーミングPCをまとめてみました。
コンパクトゲーミングPCのメリット・デメリット
コンパクトケースは一般的なミドルタワーケースと比べると、特に奥行きと高さが一回り小さくなっています。
また、重さも約7~8Kgと、軒並み10Kgを超えるタワー型ケースに比べると非常に軽いのもポイント。
メリット
タワータイプよりも設置しやすい
持ち運びがラク
威圧感が無い
タワータイプと同じ性能
幅や奥行きはあるものの、タワーケースほどではないので、設置しやすいのが魅力です。もちろん軽いので、移動がとてもラク。
そして高さが低く、タワーケース特有の威圧感が無いのもいいですね。ちょっとした置物感覚で使うことができます。パソコン慣れしている方はともかく、初心者の方にはとっつきやすいので特におすすめ!
性能面もデスクトップ用のパーツを搭載しているので、タワータイプのモデルと同等の性能を発揮します。基本的には市販されている規格を使っているので、自力での修理も可能です。
デメリット
内部に熱がこもりやすい
拡張性が低い
デメリットはやはり内部に熱がこもりやすいことです。タワー型ケースに入れていたパーツをそのままコンパクトケースに詰め込んでいるので、当然といえば当然です。
意外にCPUやグラボは熱に強く、80~90℃くらいではビクともしないので、過度に心配する必要はありません。
ただPCの寿命を考えると低いに越したことはないので、カスタマイズでCPUの冷却やエアフローにも気を使ってあげるとよりグッドです。
また、小さい分だけ拡張性が低く、SSDやHDD用の拡張ベイは最低限です。もちろん光学ドライブ用の5インチベイもありません。ただストレージについては、大容量のものを搭載したり、マザーボード上のM.2スロットを活用することでカバーすることもできます。
3タイプのコンパクトケース
コンパクトゲーミングPCは、パソコン工房・G-Tune・ツクモの3社から発売されています。それぞれ違った個性があるので、チェックしてみましょう。
C-class(パソコン工房)
【ケーススペック】
サイズ:W178×D388×H296mm/重さ:約7.5kg/拡張ベイ:3.5インチベイ×1、2.5インチベイ×4(1つはスリム光学ドライブと共用)
エアフローNO.1のケース
3タイプのケースのうちで唯一フロントに吸気用のファン(オプション)を取り付けることができます。フロントから空気を取り込んで背面から排気するというスムーズなエアフローで、ケースの冷却性能はバツグンです。
ファンはLEDタイプとなっており、ちょっとしたドレスアップにもなります。カラーはレッド・スカイブルー・エメラルドグリーンから選択できます。
光学ドライブは非搭載ですが、オプションでスロットイン式光学ドライブを搭載することができます。ただ、オンラインコンテンツが増えており、またUSBメモリでも代用できるので、無ければ無いで何とかなります。
ちなみにフロントのエアインテーク周りは3Dプリンターで自作できます。データが公開されているので、オリジナルの一台に挑戦してみるのもいいですね。
実機レビューもあわせてどうぞ!

G-GEAR mini(ツクモ)
【ケーススペック】
サイズ:W183×D390×H300mm/重さ:約7.5kg/拡張ベイ:3.5インチベイ×1、2.5インチベイ×3
通気性バツグンのケース
フロント全面がメッシュ加工になっており、通気性・排熱性にとても優れています。
さらに、サイドに吸気用のファン(オプション)を増設し、エアフローを向上させることができます。パソコン工房のケースとはまた違うベクトルの冷却方式です。
また、使う人を選ばないフラットなデザインもいいですね。シンプルなケースが好みのかたはツクモ一択でしょう。
このモデルのみ、光学ドライブを一切搭載できないので注意!
ハンドル付きミニタワー(G-Tune)
【ケーススペック】
サイズ:W178×D395×H330mm/重さ:約7.4kg/拡張ベイ:3.5インチベイ×1、2.5インチベイ×3、スリムベイ×1
取っ手付きケース
パッと見てなぜに取っ手が!?と思うかもしれませんが、各自がパソコンを持ち寄ってゲームをする「LANパーティー」がメジャーな欧米では、わりとスタンダードなスタイルです。日本だとあまりなじみがありませんが、取っ手があれば掃除のときなどに便利です。
このモデルでも光学ドライブは非搭載ですが、オプションで光学ドライブを搭載することができます。赤のワンポイントLEDがオシャレですね。
なぜかCPUクーラーのカスタマイズができないので、それだけは残念。
おすすめモデル
ほぼパソコン工房の一強。価格・コスパ・ラインナップすべての面で有利です。
GTX 1650搭載モデル
フルHD入門に最適なモデル
G-GEAR mini GI3J-A201/T
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i3-10100
■チップセット:H410チップセット
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1650
■ストレージ:SSD 240GB
■電源:500W(80PLUS SILVER)
■価格:82,800円(税別)~
インテルの第10世代4コア8スレッドCPU・Core i3-1010とGTX 1650を搭載した、フルHD入門に最適なコンパクトモデル。8GBメモリに240GB SSDのシンプルな初期構成ながら、省エネ・低発熱のシルバークラス電源を搭載しています。
Core i3といえども4コア8スレッドなので、GTX 1650の性能をしっかり引き出すことができます。エントリークラスならCore i3でも十分実用的です。
軽めのゲームを想定しているので、メモリは8GBのままでもOK。ただ、ゲームそのものの容量が増えているため、SSDは500GB以上あると安心。また、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、より便利になります。
そのほか、パーツの発熱とエアフロー対策として、CPUクーラー・ケースファンのカスタマイズをするとなおよし。なお、光学ドライブのカスタマイズはできません。
GTX 1650 SUPER搭載モデル
フルHD入門+αのスペック
LEVEL-C046-iX4-RVS
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-10400
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1650 SUPER
■ストレージ:SSD 480GB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■価格:91,980円(税別)~
インテルの第10世代6コア12スレッドCPU・Core i5-10400FとGTX 1650 SUPERを搭載した、フルHD入門+αのコンパクトモデル。8GBメモリに大容量SSDのポイントをおさえた初期構成で、このままでも十分使えます。
あくまでもエントリークラスのモデルなので、このままでもOK。なお、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、より便利になります。
そのほか、パーツの発熱とエアフロー対策として、CPUクーラー・ケースファンをカスタマイズすればなおよし。
GTX 1660 Ti&GTX 1660 SUPER搭載モデル
ド安定のフルHD性能が魅力のモデル
LEVEL-C046-LCiX7-RJX
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 SUPER
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:125,980円(税別)~
第10世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-10700とGTX 1660 SUPERを搭載した、ド安定のフルHD性能が魅力のコンパクトモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、水冷式CPUクーラーまで搭載しており、冷却面も万全。Core i7を搭載することで、フレームレートも伸びやすく、性能重視のミドルクラスモデルとしておすすめ。
重量級のゲームが増えており、メモリは16GBあると安心。また、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、より便利になります。
そのほか、エアフロー対策として、ケースファンをカスタマイズすればなおよし。
LEVEL-C046-iX4-RXS
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-10400
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1660 Ti
■ストレージ:SSD 480GB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
■価格:108,980円(税別)~
第10世代の6コア12スレッドCPU・Core i5-10400とGTX 1660 Tiを搭載した、ド安定のフルHD性能が魅力のコンパクトモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、なんと10万円台を実現しています。予算重視のミドルクラスモデルとしておすすめ。
無理にカスタマイズする必要はありませんが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、より便利になります。
そのほか、パーツの発熱とエアフロー対策として、CPUクーラー・ケースファンをカスタマイズすればなおよし。
RTX 2060搭載モデル
WQHDでのゲーミングに最適なモデル
G-GEAR mini GI5J-B201/T
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-10400
■チップセット:H410チップセット
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2060
■ストレージ:SSD 500GB
■電源:500W(80PLUS SILVER)
■価格:112,800円(税別)~
第10世代の6コア12スレッドCPU・Core i5-10400とRTX 2060を搭載した、WQHDでのゲーミングに最適なモデル。
8GBメモリに大容量SSDのポイントをおさえた初期構成となっており、さらに、省エネ・低発熱のシルバークラス電源を搭載しているのがポイント。ゲーミングで重要なのは何といってもグラボなので、ワンランク上のモデルを安く手に入れたい方におすすめです。
重量級のゲームが増えており、メモリは16GBあると安心。また、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、より便利になります。
そのほか、パーツの発熱とエアフロー対策として、CPUクーラー・ケースファンのカスタマイズがおすすめ。光学ドライブのカスタマイズはできません。
RTX 2060 SUPER搭載モデル
4K入門に最適なモデル
LEVEL-C046-LCiX7-RWX
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2060 SUPER
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:700W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:146,980円(税別)~
第10世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-10700とRTX 2060 SUPERを搭載した、ド4K入門に最適なコンパクトモデル。
大容量の16GBメモリに大容量SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。さらに、最大90%の電力変換効率を誇るゴールドクラス電源や、冷却性能に優れた水冷式CPUクーラーまで搭載する徹底ぶり。
この内容で14万円台はかなりお値打ちです!
基本的にカスタマイズ不要ですが、HDDを追加してデュアルストレージにすると、ゲームとデータの保存先を分けることができ、より便利になります。そのほか、エアフロー対策として、ケースファンをカスタマイズすればなおよし。
RTX 2070 SUPER搭載モデル
4Kでのゲーミングに最適なモデル
LEVEL-C046-LCiX7-TWX
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2070 SUPER
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:700W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:159,980円(税別)~
上のモデルをRTX 2070 SUPERにしたバージョンです。この内容で15万円台はかなり魅力的ですね。
RTX 2080 SUPER搭載モデル
ワンランク上の4K推奨モデル
LEVEL-C046-LCiX7-VWX
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-10700
■チップセット:B460チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 2080 SUPER
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:700W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:184,980円(税別)~
上のモデルをRTX 2080 SUPERにしたバージョンです。この内容で18万円台はかなり安く、ハイスペック~ハイエンドの価格帯では、コンパクトモデルはダークホース的存在ですね。
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