今回デルの【Inspiron コンパクトデスクトップ プレミアム[3891]】をお借りしました。
Core i5-11400&GTX 1650 SUPER搭載!動画や画像編集からゲーミングにも最適な、圧倒的なコスパを誇るミニタワーモデルをチェックしてみましょう。
スペック
※2021年9月29日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
コンパクトなミニタワーケース
デスクトップPCでは定番となる、ミニタワーケースですが、海外メーカーらしくかなりコンパクト。
サイズはW154×D293×H324.3mmと、横幅は約15cm、奥行きは30cm以下に抑えられ、より狭いスペースにも設置できるのが強みですね。
一通りセットしてみると、こんな感じになります。なお、ディスプレイは23.8インチです。
デザインはシンプルながら意外と凝っており、フロントパネルはスリット加工が施され、上下でパターンを変えることにより、アクセントをつけています。ブラックボディも相まって、スマートなイメージに仕上がっています。
なお、冷却面で吸気口は、フロントパネルと左サイドパネルに設置されています。
それぞれの面積は小さいものの、ハイスペック構成ではないので、これでも十分です。
底面はこの通り、ゴム足×2・金属足×2が設置されています。いずれも小ぶりですが、本体の振動はしっかり吸収できており、機能面では特に問題ありません。
充実したインターフェース
インターフェースはポイントをおさえたラインナップとなっています。
USB端子はフロント・背面あわせて計8ポートと多めに搭載。規格はUSB 3.2 Gen.1と2.0のオーソドックスな内容で、フロントパネルのUSB 3.2 Gen.1のうち一つは、小型&リバーシブルのType-Cポートとなっています。派手さはありませんが、多めのポート数にType-Cを装備しているので、周辺機器の接続にはまず困りません。
そのほか、DVDドライブやSDスロットを装備し、普段使いで必要なものが一通りそろっているのは◎。Type-Cポートを含め、フロントパネルに必要なものがすべて集約されているのは、とても便利ですね。
映像端子はDisplayPort・HDMI・DVI-Dのデジタル規格がそろい踏みとなっており、複数画面出力もかんたんにできます。
ちなみに、ネットワーク通信は、有線LAN&無線LANの両方に対応しており、無線環境オンリーでも使えるのがポイント。
無線LANは、最新のWi-Fi 6(802.11ax)にしっかり対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。
内部
合理的な内部構造
コンパクトなケースのため、パーツの配置はやや特殊。
HDDを搭載する3.5インチベイは、フロント上部に設置されています。これにより、電源との干渉を回避しているわけですね。
なお、拡張性といえば、この3.5インチベイのみと最低限。SSDはM.2タイプとなっており、基板上に直接搭載されています。購入後にできることは、HDDの交換やメモリの増設くらいですね。
ちなみに、マザーボードは特殊規格のため、市販のもので代用することはできません。
内部のエアフローですが、ケースファンは非搭載です。その代わり、CPUファンをケースファンの代用とし、カバーを取り付けることにより、前後にエアフローを生み出しています。
この通り、内部は徹底的に合理化されており、ムダがありません。これが安さの秘訣でもあります。
大口径ファン搭載のGTX 1650 SUPERを採用
グラボはフルHD入門に最適なエントリーグラボ・GTX 1650 SUPERを搭載しています。
ボードは大口径のシングルファンを搭載した高冷却タイプを採用しています。基盤周囲のガワがないだけで、市販のグラボと同じような構成ですね。
ブロンズクラス電源搭載
各パーツに電力を供給する、いわばPCの心臓ともいえる電源には、350Wのブロンズクラス電源を搭載。電力変換効率は最大85%となっており、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。なお、容量の都合上、グラボのアップグレードはできません。
電源はマザーボードと同じく、特殊規格のものを搭載しています。TFX規格にも見えるのですが、微妙に大きさが違うんですよね。。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH
【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。
このモデルでは、インテルの第11世代6コア12スレッドCPU・Core i5-11400を搭載しています。
第11世代では、シングル性能が向上しており、200cbの大台を突破しているのがポイント。高いマルチ性能とシングル性能で、動画や画像編集はもちろん、ゲーミングでも非常に高いパフォーマンスを発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィック機能は、GTX 1650 SUPERを搭載。Core i5-11400の内蔵グラフィック・UHD 730より約6~7倍も性能が高く、フルHDでオンラインゲームを楽しめるほどの性能を誇ります。
ただし、VRAM(グラフィックメモリ)が4GBと少なく、フルHDで安定してゲームをプレイするなら、やはりワンランク上のミドルクラスグラボ・GTX 1660 SUPERがおすすめ。ゲーミング用としては、あくまでもゲーミングPC入門レベルの性能です。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | ー | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 2093 | 2022 | 2620 | ー |
Time Spy | 4594 | 4514 | 5113 | ー |
Night Raid | 32572 | 56314 | 9611 | ー |
Fire Strike Ultra | 2440 | 2298 | 17100 | 1341 |
Fire Strike Extreme | 5147 | 5220 | 17100 | 2392 |
Fire Strike | 10408 | 11536 | 16982 | 4498 |
Sky Diver | 24580 | 37248 | 13007 | 21789 |
Cloud Gate | 29250 | 60953 | 10371 | ー |
Ice Storm | 170921 | 284598 | 71277 | ー |
V-ray Benchmark
【V-ray Benchmark】はフォトグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。
スコア10000オーバーとはいきませんが、スコア8000台と十分高いスコアをマークしています。
なお、グラフィック機能でのレンダリングにも対応しており、GTX 1650 SUPERはUHD 730より約2倍の高いスコアをマークしています。編集作業の機会が多いなら、やはりグラボ搭載モデルがおすすめです。
PCMark 10
【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。
グラボを搭載しているので、スコアがよく伸びますね。本格的な動画や画像編集用途の目安となるスコア3000は余裕でクリアし、スコア6000手前の大台を叩き出すほど。特に、編集系のテスト”Digital Content Creation”のスコアがよく伸びており、UHD 730の約2倍にもなり、まさに圧倒的です。
動画エンコード
【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・NVENC&QSVでエンコードしています。
なお、NVENC&QSVはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。GTX 1650 SUPERでは、超高速のNVENCを利用することができます。
H.264(フルHD/4K) | 2Pass | 1Pass | NVENC・QSV |
Core i5-11400×GTX 1650 SUPER | 32:59/1:41:44 | 15:56/50:38 | 2:57/9:34 |
UHD 730 | ー | ー | 4:23/17:34 |
なんといっても魅力はNVENCの高速エンコードですね。UHD 730よりもフルHDでは約33%、4Kでは約46%もの時短効果を発揮しています。
H.265(フルHD/4K) | 2Pass | 1Pass | NVENC・QSV |
Core i5-11400×GTX 1650 SUPER | 45:21/2:50:34 | 22:55/1:24:58 | 2:57/9:16 |
UHD 730 | ー | ー | 5:22/20:42 |
重量級のH.265ではさらにその差が開き、フルHDでは約45%、4Kでは約56%も早く変換を終えています。最大で半分の時間短縮はかなり大きいですね。
画像変換
【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。
JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。
CR2→DNG | CR2→JPEG | |
Core i5-11400 | 2:04 | 7:15 |
軽めのDNG変換では約2分、重量級のJPEG変換では約7分と、やや時間が多くかかっていますね。8コア16スレッドのCore i7-11700では、半分以下の時間で変換できるので、写真編集が多い方はCore i7がおすすめです。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 11734 | 12546 | 16877 |
WQHD | 7827 | 8989 | 13803 |
4K | 3697 | 4322 | 8608 |
エントリーグラボとはいえ、フルHD・最高設定でなんとスコア10000をラクラク超え、WQHD・高品質でもスコア9000手前まで伸びます。エントリークラスながら、上々の結果ですね。
さすがに4Kはガッツリ設定を落とさないといけないので、実用的ではありません。
PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)
おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。
設定6 | 設定5 | 設定4 | |
フルHD | 4696 | 5755 | 7606 |
WQHD | 2429 | 2798 | 3586 |
4K | 743 | 774 | 1021 |
グラフィック負荷がとてつもなく重く、品質重視の設定では、スコア10000に全く届かず。設定3にすればスコアが跳ね上がりますが、品質がかなり落ちるので、おすすめしません。
以前は気軽にプレイできる軽さだったのですが、一気にハードルが上がってしまった感じですね。
BATTLEFIELD V
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 56(44)fps | 66(51)fps | 77(54)fps | 79(57)fps |
WQHD | 35(24)fps | 51(44)fps | 63(48)fps | 71(47)fps |
4K | 18(12)fps | 27(22)fps | 36(33)fps | 41(37)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重量級のゲームではfpsが伸び悩み、フルHDでは平均70fps台までしか伸びません。フルHDで安定性を重視するなら、ワンランク上のGTX 1660 SUPERがおすすめですね。
Call of Duty : Black Ops Cold War(コールオブデューティー ブラックオプス コールドウォー)
言わずと知れた大御所FPSゲーム・Call of Dutyの新作ですね。本作は2010年に発売された”Call of Duty : Black Ops”の続編で、メインストーリーとなるキャンペーンモードでは、東西冷戦時代のシリアスな雰囲気を堪能することができます。
もちろん、毎度おなじみのマルチプレイやゾンビモードもしっかり完備。特にマルチプレイは充実しており、クイックマッチに対応したルールだけで8種類、さらに特別ルールが2種類も用意され、飽きの来ない内容となっています。また、プレイヤーの耐久は低めな分、リスポーンが早いので、サクサク楽しめるのもいいですね。
一方、ゾンビモードは進行形ミッションということで、攻略手順などメンバー同士の連携が重要な要素となります。装備強化に加え、謎解き要素もあり、マルチプレイとはまた違った楽しみを味わうことができます。遊びの幅が広い、バリエーション豊富なFPSゲームとしておすすめです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/ミディアム
プレイモード:マルチプレイ
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 45(36)fps | 56(49)fps | 91(84)fps |
WQHD | 35(27)fps | 37(29)fps | 49(44)fps |
4K | ー | ー | 2(1)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームではだいぶ苦戦しており、フルHD・ミディアムで、ようやく平均60fps以上をキープできるようになります。モデルの個体差もありますが、GTX 1650 SUPERにしてはだいぶ低い結果ですね。。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 48(44)fps | 49(42)fps | 57(51)fps | 82(72)fps | 106(93)fps |
WQHD | 22(18)fps | 19(16)fps | 28(25)fps | 37(31)fps | 56(49)fps |
4K | 8(7)fps | 8(7)fps | 9(8)fps | 15(14)fps | 21(20)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重さで定評のあるBorderlandsシリーズということで、この通り青字のオンパレード。フルHDでは中設定でなんとか平均60fpsをキープできるレベルと、動作に余裕がありません。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | |
フルHD | 173(155)fps | 180(163)fps | 191(172)fps | 202(152)fps |
WQHD | 119(94)fps | 125(113)fps | 134(112)fps | 155(144)fps |
4K | 61(45)fps | 63(54)fps | 70(64)fps | 83(74)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
FPSゲームでは屈指の軽さを誇り、フルHD&WQHDでは平均100fps以上をラクラクキープし、4Kでもプレイできるほど。フルHDなら高リフレッシュレートディスプレイをしっかり生かせます。
Apex Legends(エーペックス レジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)
プレイモード:APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 109(90)fps | 143(121)fps |
WQHD | 75(64)fps | 94(78)fps |
4K | 40(34)fps | 46(38)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームもわりと軽めということで、WQHDまでなら平均60fps以上をキープ。フルHDでは平均100fps以上で安定してプレイでき、低設定なら高リフレッシュレートディスプレイをしっかり生かせます。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 69(56)fps | 106(90)fps | 136(97)fps | 200(156)fps |
WQHD | 41(34)fps | 57(53)fps | 117(106)fps | 144(94)fps |
4K | 11(9)fps | 26(24)fps | 52(46)fps | 79(54)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
軽い部類に入るゲームですが、最高設定で平均60fpsをキープできるのはフルHDまで。グラフィック負荷が上がるとフルHDの壁を破れないのは、やはりエントリークラスといったところです。
ちなみに、コミック調のグラフィックなので、中設定でもクオリティは十分。解像度&リフレッシュレートを上げたい場合にはおすすめです。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


このモデルは256GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージ構成です。ゲームは高速のSSDに、データ類は大容量のHDDに入れるという使い分けができるので、とても便利。
ただし、SSDの容量はゲーム用としては少なめ。50GBオーバーのゲームがざらにある現状では、あっという間に容量不足になってしまいます。HDDに入れるのも一つの手ですが、ロード時間が目に見えて伸びるので、その点は妥協が必要です。ちなみに、メーカーは、なかなかお目にかかれない”LiteOn”ですね。
肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、一部を除いて4ケタをマーク。ランダムもしっかり速度が出ており、標準的なNVMe SSDといったところ。もちろん、SSDなので実際の動作のとても快適。OSの起動から各種アプリの動作もサクサク動き、ゲームのロード時間も短く、まさにストレスフリーです。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUの温度は70℃台の安定した温度をキープ。小型のCPUクーラーに、シンプルなエアフローで70℃台なら、及第点ですね。また、グラボも80℃前後と安定しており、冷却性能は十分です。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です


50デシベルが一つの目安となりますが、ゲーミングPCに近いモデルなので、ピーク時で53.2デシベルと、50デシベルをオーバー。ファンの回転音がしっかり聞こえるレベルですが、55デシベルを超えないため、そこまでうるさく感じません。
なお、アイドル時は、48.5デシベルとだいぶ静か。ただ、CPUクーラーの軸音がやや気になるので、もう少し静かだとなおいいですね。
便利なユーティリティーソフトを完備
メーカー製モデルらしく、サポート機能はしっかり完備。”SupportAssistant”機能では、ドライバのアップデートからハードのスキャンまでワンストップで実行できます。また、サポート窓口のアクセスのカバーし、万が一の場合でも安心です。
また、おなじみCyberLinkの”PowerDirector”や”PhotoDirector”がインストールされており、動画や画像編集もお手の物。趣味で編集作業をやる方にはうれしい内容ですね。
まとめ&関連モデル
コスパが非常に高く、Core i5&GTX 1650 SUPERで8万円台は、圧倒的なレベルですね。合理化を徹底したケースは、機能面のポイントをしっかり押さえており、トータルで高いクオリティを実現しています。
グラボ搭載モデル以外も、低価格でコスパに優れており、予算重視のデスクトップパソコンなら、inspiron 3000シリーズがまずおすすめです。
Inspiron コンパクトデスクトップ プレミアム[SSD+HDD搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-11400
■メモリ:8GB(DDR4-2933)
■グラフィック:UHD 730(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■電源:260W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.1
■光学ドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■【クーポン利用】94,979円⇒67,984円(税・送料込)~
インテルの第11世代6コア12スレッドCPU・Core i5-11400を搭載したミニタワーモデル。6コア12スレッドの優れたパワーを生かし、動画や画像などヘビーな編集作業をサクサク快適にこなせます。
Inspiron コンパクトデスクトップ スタンダード[SSD+HDD搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i3-10105
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラフィック:UHD 630(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB+HDD 1TB
■電源:260W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.1
■光学ドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■【クーポン利用】72,980円⇒58,384円(税・送料込)~
インテル第10世代の4コアCPU・Core i3-10105を搭載したベーシックモデル。8GBメモリにデュアルストレージのポイントを押さえた初期構成となっています。
Core i3といえども4コアなので、ブラウジングやオフィスソフトなどの軽作業はもちろん、軽めの動画や画像編集などもこなすことができます。予算を抑えつつ、性能にもできるだけこだわりたい方におすすめ。
XPSデスクトップ プラチナプラス[SSD+HDD・GTX 1650 SUPER搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-11700
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラフィック:GTX 1650 SUPER
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 1TB
■電源:500W
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.1
■光学ドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■【クーポン利用】173,980円⇒139,184円(税・送料込)~
高機能ケースを採用した、ワンランク上のプレミアムモデル。
インテルの第11世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-11700とGTX 1650 SUPERを搭載し、大容量メモリ&デュアルストレージで、動画や画像編集やゲーミングがよりはかどります。
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