HP ENVY All-in-One 32をレビュー Core i9-10900&RTX 2080 SUPER(Max-Q)搭載!一体型離れした高い性能を誇る大画面のプレミアムモデル

今回はHPの【HP ENVY All-in-One 32 プロフェッショナルモデル】をお借りしました。

HPのプレミアムブランド”ENVYシリーズ”の一体型デスクトップで、なんとCore i9-10900&RTX 2080 SUPER(Max-Q)を搭載。一体型とは思えないほどの高い性能と完成度を誇る、ハイエンドモデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 HP ENVY All-in-One 32 プロフェッショナルモデル
カラーナイトフォールブラック
サイズW720×D214×H557mm
重量約13.8Kg
OSWindows 10 Pro(64ビット)
CPUCore i9-10900
・10コア20スレッド
・定格2.8/最大5.2GHz
メモリ32GB(16GB×2、DDR4-2933)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe)+2TB HDD
グラフィクスRTX 2080 SUPER Max-Q(GDDR6 8GB)
ディスプレイ31.5インチ、4K、ハーフグレア、IPS
ディスプレイ傾斜角度85~115°
インターフェースThunderbolt 3 with SuperSpeed USB Type-C 10 Gbps、SuperSpeed USB Type-C 10Gbps、SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps、HDMI(入力)、HDMI(出力)、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート、SDスロット
光学ドライブ×
スピーカー2.1chスピーカー(Audio by Bang & Olufsen)
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
保証1年(最大3年)
価格398,000円(税込)~
付属品・ACアダプター(747g)
・電源ケーブル(174g)
・ワイヤレスキーボード(913g)
・ワイヤレスマウス(89g)
・各種マニュアル

※2020年10月21日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

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外観

スタイリッシュなデザイン

直線主体のスタイリッシュなフォルムが特徴で、とてもスタイリッシュ。深みのある”ナイトフォールブラック”のカラバリも相まって、渋めの印象を受けますね。

 

ディスプレイのふちを細くした”スリムベゼル”を採用することにより、とてもスッキリしたイメージに仕上がっています。

 

装飾などを極力排したシンプルなデザインですが、HPらしく細かい部分の造形にはこだわっており、台座部分は木目調となっています。

また、ディスプレイ下のスピーカー部は、なんと布張り仕上げ!無機質になりがちなパソコンですが、温かみを感じさせますね。

 

あまり見る機会はありませんが、スタンド部分の形状もひし形となっており、さりげなくオシャレです。

 

冷却性能に優れた内部構造

高性能CPUとGPUを搭載していますが、冷却面は万全。

 

このケースでは、ディスプレイの上下にスリットが設けられており、底面吸気・天面排気のエアフローを構築しています。暖かい空気は下から上に流れるという、いわゆる”煙突効果”で、エアフローはとてもスムーズ。内部に熱がこもりにくく、冷却性能はバツグンです。

 

最先端のインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。

 

USBは全5ポート搭載しています。”SuperSpeed USB”とありますが、これはUSB 3.2のことですね。一般的な5Gbpsの転送速度に対応したUSB3.2 Gen.1が2ポート、10Gbpsの高速転送に対応したUSB 3.2 Gen2が4ポート搭載されています。

 

なお、USB 3.2 Gen2のうち1つは、小型&リバーシブルのType-Cポートとなっており、最大40Gbpsの超高速転送が可能な”Thunderbolt 3”にも対応するフル規格です。ポートの数・規格・形状全てのポイントをおさえ、周辺機器の接続にはまず困りません。

 

そのほか、SDスロット・HDMIポート(入出力)・LANポートもしっかり装備しており、普段使いで必要なものは一通りそろっています。

 

ディスプレイ&キーボード

大画面の高品質ディスプレイ搭載

このモデルでは、大画面の31.5インチディスプレイを搭載しています。

 

その大きさは、横幅が約70cm、縦が約40cmにもなり、大型の27インチよりもさらに一回り大きくなっています。その差は横幅が約10cm、縦が約7cmほどですが、数値以上の迫力があり、映画鑑賞やゲームも思う存分堪能できます。

 

ディスプレイの解像度は4Kとなっています。画素数はフルHDの4つ分にもなり、精度の高い美しい映像を楽しめるほか、ディスプレイを複数に分割することで、オフィス作業もいっそうはかどります。

 

パネルは優れた発色と高いコントラストが魅力のIPSパネルを採用しています。

そのクオリティは非常に高く、DCI-P3 98%の非常に広い色域をカバーするほか、高輝度のVESA認定のHDR600規格にも対応しており、まさにプロ向けの完全仕様となっています。大画面・高解像度・高発色・高コントラスト・高輝度・広い色域ー全ての要素をおさえ、本格的なクリエイティブ用途にうってつけです。

 

ディスプレイの設定ツールとして”HP Display Control”が用意されており、モードや色の調整までかんたんに調整できます。お約束のブルーライト低減機能もしっかり搭載。

 

ちなみに、ディスプレイは最大115°まで開きます。

 

便利なギミック付きのキーボード

キーボードとマウスは標準で付属しており、いずれも無線タイプとなっています。裏側のスイッチを入れるだけで自動的に接続するので、とても便利ですね。

キーボードはスタイリッシュなスリムタイプで、奥の方に謎のパーツが付属した、一風変わった形をしています。

 

これは何かというと、スマホやタブレット用のスタンドで、このようにタブレットやスマホを立てかけることができます。これらは何かと置き場に困りますが、スタンドに置いておけば見失うこともなく、メールや電話が来てもすぐに対応することができます。

また、外部キーボードとして使うこともでき、キーボードとデバイスをBluetoothでペアリングすることにより、スマホでも長い文章をラクラク作成できます。なお、ペアリングは最大2台まで可能で、キーボード上のスイッチでスムーズに切り替えできる優れものです。

 

キーボードそのものはオーソドックスな日本語配列で、キー配置はとても素直。キーピッチは約19mmとデスクトップ用キーボードの標準的な間隔が確保されていることもあり、誤爆することはまずありません。

 

キーストロークは浅すぎず深すぎずといったところで、適度な反発感も相まって、サクサク快適にタイピングできます。キーボード面の剛性も高いので、タイプ圧が高い方でも安心。

なお、キーボードには白色LEDを内蔵しています。暗い場所でタイピングしやすくなるだけでなく、見た目も華やかになり、まさに一石二鳥のギミックですね。明るさの調整はもちろん、OFFにもでき、LEDが不要という方でも問題なし。

 

操作性に優れたマウス

キーボードもさることながら、マウスの完成度も高く、中央部分がせりあがったフォルムをしています。これが高すぎず低すぎず絶妙な高さとなっており、かぶせ持ちにぴったり

電池式のマウスですが、重量は実測で89gと100g以下に抑えており、軽すぎず重すぎず、安定感のある操作感です。

 

ボタンはオーソドックスな3ボタン式で、チルト操作には非対応です。

マウスのセンサーは不明ですが、センサー部分は光らず、レーザー式っぽい感じ。木材の上でもしっかりカーソル操作ができ、クリックボタンも軽く押すだけでしっかり反応するので、操作性は◎。なお、特に静音仕様ではなく、クリック音は可もなく不可もなくといったところですね。

 

充実した機能

プレミアムモデルらしく、機能は非常に充実しています。

 

Web会議に便利なカメラは、ディスプレイ上部に収納されています。ポップアップ方式なので、使わないときは本体内に収納でき、カメラへの不正アクセスなどからプライバシーを保護できます。

 

台座部分はワイヤレスチャージに対応しており、Qi対応のスマホなどを台座部分に置くことで、かんたんに充電できます。

 

サウンドにも力を入れており、デンマークの高級オーディオメーカー”BANG & OLUFSEN”のサウンドエンジンを採用し、スピーカーはなんと、サブウーファーを搭載した、2.1ch構成となっています。

音質はバツグンによく、低音から高音までしっかり伸び、メリハリあるサウンドで臨場感もしっかり感じられます。しかも、サブウーファーの振動も力強く伝わってくるので、迫力満点!内蔵タイプにしては規格外のクオリティですね。

なお、”HP Audio Stream”を使い、スマホやタブレットをBluetoothでペアリングすれば、PCを外部スピーカーとして活用できます。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。参考までにCINEBENCH~画像変換テストまでは、Core i7-10700×GTX 1660 SUPERのミドルクラス構成と比較しています

Max-Q版RTX 2080 SUPER搭載

グラフィック機能には、NVIDIA製GPU・RTX 2080 SUPERを搭載。ハイエンドクラスのGPUということで、編集用途だけでなく、オンラインゲームで非常にパフォーマンスを発揮します。

RTXシリーズの最大の特徴は、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応していること。従来のGTXシリーズとは異なり、GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

Max-Qとは?

ちなみにRTX 2080 SUPERはMax-Q版となっています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのことです。デスクトップPCよりも、ノートPCで見かけることが多いですね。

通常版よりも動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや下。最適化次第では通常版とほぼ同じパフォーマンスを発揮するケースもありますが、RTX 2080 SUPERでは今一つといったところ。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

通常版のRTX 2080 SUPERと比べると、おおむね6割程度の性能となっており、大きく差をつけられています。電源アダプタで動かすとなると、どうしても性能を抑えざるを得ないという感じですね。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal4589
Time Spy
Extreme
371635395187
Time Spy8106767111957
Night Raid297613748013734
Fire Strike
Ultra
46234419257412454
Fire Strike
Extreme
88678905260444388
Fire Strike1732718634258488577
Sky Diver34401414182012428518
Cloud Gate328444292618027
Ice Storm456594314057388

 

CINEBENCH

【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。

 

一体型のパソコンでは、発熱を抑えるためにノート用CPUを搭載するものもありますが、このモデルではデスクトップ用CPUを採用。しかも、インテルの第10世代10コア20スレッドCPU・Core i9-10900を搭載しています。

同じく第10世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-10700と比較してみると、シングル性能は約5%程度ですが、マルチ性能ともなると約29%も高く、2000cbオーバーのハイスコアをマーク。動画や画像編集などヘビーなクリエイティブ用途でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

V-ray Benchmark

【V-ray Benchmark】はフォトグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。

 

10コア20スレッドなのでスコアがよく伸び、Core i7と比較してみると、約32%高いスコアをマークしています。コア・スレッド数の増加分だけきっちり性能が上がっていますね。

グラフィック機能でのレンダリングにも対応しており、RTX 2080 SUPER(Max-Q)はGTX 1660 SUPERよりも約35%高いスコアをマークしています。編集作業での30%差というのは、かなりのアドバンテージです。

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。

 

高性能CPU&GPUを搭載しているので、とにかくスコアがよく伸びますね。本格的な動画や画像編集用途の目安となるスコア3000は余裕でクリアし、スコア5000オーバーの大台を叩き出しています。

ただ、Core i7-10700×GTX 1660 SUPERとスコアが逆転しており、総合スコアは約19%高くなっています。特に編集系のテスト”Digital Content Creation”では約57%と大きな差がついています。CPUよりも、RTX 2080 SUPER(Max-Q)がイマイチ性能を発揮しきれていない感じ。

 

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、NVENCはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。

 

H.264(フルHD/4K)2Pass1PassNVENC
Core i9-10900×RTX 2080 SUPER16:15/53:288:21/26:272:24/6:29
Core i7-10700×GTX 1660 SUPER20:22/1:01:4710:40/31:082:21/6:41

CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、Core i9-10900がやはり有利。Core i7-10700よりも、フルHDでは約20~21%、4Kでは約13~15%早く変換を完了しています。

一方、ハードウェアエンコードではほぼ同じ結果となっており、RTX 2080 SUPERのアドバンテージはほとんどありません。

 

H.265(フルHD/4K)2Pass1PassNVENC
Core i9-10900×RTX 2080 SUPER29:40/1:45:0715:05/52:012:35/6:10
Core i7-10700×GTX 1660 SUPER34:07/2:06:1017:23/1:02:492:39/6:09

重量級のH.265でもCore i9が-10900が有利ですね。Core i7-10700よりも、フルHDでは約13%、4Kでは約17%早く変換を終えています。ただ、ハードウェアエンコードではほぼ互角というのは変わらず、あくまでも有利なのはソフトウェアエンコードのみとなります

 

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

 CR2→DNGCR2→JPEG
Core i9-109000:462:29
Core i7-107000:542:57

画像変換でもコア・スレッドの差がしっかり出ており、Core i9-10900はCore i7-10700よりも、軽めのDNG変換では約15%、JPEG変換でも約24%早く変換を完了し、重量級の形式で高いパフォーマンスを発揮します。

 

FF14(ファイナルファンタジーXIV)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

 最高品質高品質標準品質
フルHD174781797821735
WQHD126551431418605
4K6358739913607

WQHDまでならスコア10000オーバーは余裕ですが、4Kでは標準品質まで落とさないとスコア9000を超えることができません。通常版のRTX 2080 SUPERなら、4K・最高品質でもスコア9000を十分狙えることを考えると。どうにも物足りない感じがします。

ただ、性能が控えめになりがちな一体型のデスクトップにしては、驚異的な性能ですね

 

VALORANT(ヴァロラント)

”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。

ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。

また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:高/中/低(VSync”OFF”、アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)

  プレイモード:アンレート

 
フルHD303(272)fps307(277)fps321(292)fps
WQHD203(190)fps207(186)fps210(197)fps
4K113(100)fps113(100)fps115(104)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

FPSゲームではトップレベルに軽く、4Kでも平均100fpsをラクラクキープでき、まさにド安定ですね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

 最高超高
フルHD218(192)fps220(210)fps229(221)fps238(225)fps261(249)fps
WQHD152(142)fps156(147)fps162(157)fps172(165)fps183(178)fps
4K86(81)fps89(82)fps95(91)fps102(98)fps110(106)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

上のゲームほどではありませんが、やはり軽いゲームのため、4Kでも平均60fpsをラクラクキープでき、WQHDまでなら平均100fps以上で非常に安定しています。

 

Apex Legends

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)

  APEXゲーム(本編)

 最高
フルHD143(134)fps143(143)fps
WQHD111(90)fps130(110)fps
4K62(52)fps66(55)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

それなりに軽めのゲームということで、4Kでもしっかり平均60fpsをキープ。WQHDまでなら平均100fps以上も余裕です。

 

Fortnite(フォートナイト)

無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 最高
フルHD127(119)fps159(146)fps272(241)fps370(350)fps
WQHD79(74)fps103(98)fps168(156)fps236(224)fps
4K38(36)fps51(48)fps86(80)fps125(118)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

見かけによらず意外に重く、最高設定で平均60fpsをキープできるのはWQHDまで。4Kは中設定まで落とす必要がありますが、コミック調のグラフィックなので、中設定でも品質的には十分だったりします。

 

RTモード

 最高
フルHD21(16)fps23(17)fps23(17)fps26(18)fps
WQHD12(8)fps12(9)fps14(10)fps14(10)fps
4K12(8)fps12(9)fps13(9)fps14(10)fps

RT設定はMAXにして測定しています。

RTモードは特に負荷が高いのですが、このゲームはとんでもなく重く、どの解像度・設定でも全く歯が立ちません。。

 

RT+DLSSモード

 最高
フルHD41(31)fps43(32)fps45(32)fps48(34)fps
WQHD26(18)fps27(19)fps27(19)fps29(21)fps
4K10(8)fps11(8)fps12(9)fps13(9)fps

DLSSモードではレンダリング解像度を大きく下げていることもあり、大幅に性能が向上します。とはいうものの、平均60fpsには遠く及ばず

レンダリング解像度をガッツリ下げてもこのパフォーマンスなので、全く実用的ではありません

 

Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)

Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。

対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。

さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)

  プレイモード:キャンペーン

 エクストラ通常
フルHD116(97)fps121(102)fps126(107)fps
WQHD83(66)fps84(68)fps86(73)fps
4K43(33)fps44(36)fps46(38)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重めのゲームということで、平均60fpsをキープできるのはWQHDまでとなります。RTX 2080 SUPERといえども、Max-Q版では4Kでのゲーミングには荷が重いですね。

 

RTモード(リアルタイムレイトレーシング)

 エクストラ通常
フルHD104(84)fps108(86)fps112(84)fps
WQHD67(53)fps70(58)fps72(60)fps
4K35(28)fps37(30)fps38(31)fps

Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。

fpsは落ち込むもののBATTLEFIELDほどではなく、負荷はだいぶマイルド。フルHD・エクストラ設定で平均100fpsをしっかりキープ。WQHDで平均60fpsも余裕です。

 

Borderlands 3(ボーダーランズ 3)

前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。

見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。

もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)

 バッドアスウルトラ
フルHD76(68)fps82(73)fps95(86)fps137(123)fps165(145)fps
WQHD 49(44)fps54(49)fps60(56)fps89(81)fps107(96)fps
 4K25(23)fps27(26)fps30(27)fps46(43)fps54(49)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、とにかく重く、フルHDでもfpsがなかなか伸びません。ただ、グラフィック品質的には高設定もあれば十分なので、WQHDまでなら十分戦えます。

以上現行のゲームをチェックしてみましたが、4Kは軽めのものに限られ、WQHDまでが守備範囲といったところですね

 

PSO2

エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

4KWQXGAフルHD
71222708056713

いずれも設定6での結果となりますが、フルHDではスコア80000オーバーと異次元レベル。240Hzディスプレイもきっちり生かすことができます。もちろん、4Kでのプレイもラクラクです。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

4KフルHD
1101324048

4Kでもこの通り余裕で、まさに朝飯前。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

ストレージは1TB SSD+2TB HDDの大容量デュアルストレージ構成となっており、アプリは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプのSSDを採用しています。

SSDはKIOXIA製(旧東芝メモリ)で、シーケンシャル(連続データ)の読み書きはいずれも4ケタをマークし、項目によっては3000MB/sを超える爆速ぶり。ランダムは一部の読み込みが早いほかは、一般的なNVMe SSDといったところですね。

もちろん、OSの起動は早く、各種アプリやブラウジングの動作もサクサクでとても快適です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

内部の冷却システムはノートPCに近いものの、CPUはおおむね70℃台と安定した温度でしっかり冷却できています。10コア20スレッドCPUでも全く問題ありません。また、RTX 2080 SUPERも省エネのMax-Q版ということもあり、70℃台前半とこちらも安定しています。

冷却性能は非常に優秀で、夏場でも安心ですね。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

静音性にも優れており、ピーク時でも48.9デシベルと50デシベルを下回っており、とても静か。アイドル時との差はわずか1.9デシベルとあってないようなもので、ファンノイズはとても控えめです。

 

まとめ&関連モデル

やはり特筆すべきは性能面でしょう。Core i9-10900×RTX 2080 SUPER(Max-Q)のパフォーマンスは、通常の一体型PCとは一線を画すレベルとなっており、動画や画像編集をサクサクこなせるほか、オンラインゲームを楽しめるほど。

機能面の充実ぶりは言わずもがな、デザインも非常に洗練されており、ハイエンドモデルにふさわしい完成度を実現しています。一体型PCでとことん性能にこだわるならおすすめです

 

 

HP ENVY All-in-One 32 パフォーマンスモデル

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ:31.5インチ 4K グレア IPS
■CPU:Core i7-10700
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラフィック:RTX 2080 SUPER(Max-Q)
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB
■無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0
■無線キーボード&マウス付属
■価格:368,000円(税込)~

ワンランク下のCore i7-10700を搭載したモデル。予算重視ならこちらがおすすめです。

 

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