今回はHPの【HP ENVY All-in-One 32 プロフェッショナルモデル】をお借りしました。
HPのプレミアムブランド”ENVYシリーズ”の一体型デスクトップで、なんとCore i9-10900&RTX 2080 SUPER(Max-Q)を搭載。一体型とは思えないほどの高い性能と完成度を誇る、ハイエンドモデルをチェックしてみましょう。
スペック
※2020年10月21日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
スタイリッシュなデザイン
直線主体のスタイリッシュなフォルムが特徴で、とてもスタイリッシュ。深みのある”ナイトフォールブラック”のカラバリも相まって、渋めの印象を受けますね。
ディスプレイのふちを細くした”スリムベゼル”を採用することにより、とてもスッキリしたイメージに仕上がっています。
装飾などを極力排したシンプルなデザインですが、HPらしく細かい部分の造形にはこだわっており、台座部分は木目調となっています。
また、ディスプレイ下のスピーカー部は、なんと布張り仕上げ!無機質になりがちなパソコンですが、温かみを感じさせますね。
あまり見る機会はありませんが、スタンド部分の形状もひし形となっており、さりげなくオシャレです。
冷却性能に優れた内部構造
高性能CPUとGPUを搭載していますが、冷却面は万全。
このケースでは、ディスプレイの上下にスリットが設けられており、底面吸気・天面排気のエアフローを構築しています。暖かい空気は下から上に流れるという、いわゆる”煙突効果”で、エアフローはとてもスムーズ。内部に熱がこもりにくく、冷却性能はバツグンです。
最先端のインターフェース
ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。
USBは全5ポート搭載しています。”SuperSpeed USB”とありますが、これはUSB 3.2のことですね。一般的な5Gbpsの転送速度に対応したUSB3.2 Gen.1が2ポート、10Gbpsの高速転送に対応したUSB 3.2 Gen2が4ポート搭載されています。
なお、USB 3.2 Gen2のうち1つは、小型&リバーシブルのType-Cポートとなっており、最大40Gbpsの超高速転送が可能な”Thunderbolt 3”にも対応するフル規格です。ポートの数・規格・形状全てのポイントをおさえ、周辺機器の接続にはまず困りません。
そのほか、SDスロット・HDMIポート(入出力)・LANポートもしっかり装備しており、普段使いで必要なものは一通りそろっています。
ディスプレイ&キーボード
大画面の高品質ディスプレイ搭載
このモデルでは、大画面の31.5インチディスプレイを搭載しています。
その大きさは、横幅が約70cm、縦が約40cmにもなり、大型の27インチよりもさらに一回り大きくなっています。その差は横幅が約10cm、縦が約7cmほどですが、数値以上の迫力があり、映画鑑賞やゲームも思う存分堪能できます。
ディスプレイの解像度は4Kとなっています。画素数はフルHDの4つ分にもなり、精度の高い美しい映像を楽しめるほか、ディスプレイを複数に分割することで、オフィス作業もいっそうはかどります。
パネルは優れた発色と高いコントラストが魅力のIPSパネルを採用しています。
そのクオリティは非常に高く、DCI-P3 98%の非常に広い色域をカバーするほか、高輝度のVESA認定のHDR600規格にも対応しており、まさにプロ向けの完全仕様となっています。大画面・高解像度・高発色・高コントラスト・高輝度・広い色域ー全ての要素をおさえ、本格的なクリエイティブ用途にうってつけです。
ディスプレイの設定ツールとして”HP Display Control”が用意されており、モードや色の調整までかんたんに調整できます。お約束のブルーライト低減機能もしっかり搭載。
ちなみに、ディスプレイは最大115°まで開きます。
便利なギミック付きのキーボード
キーボードとマウスは標準で付属しており、いずれも無線タイプとなっています。裏側のスイッチを入れるだけで自動的に接続するので、とても便利ですね。
キーボードはスタイリッシュなスリムタイプで、奥の方に謎のパーツが付属した、一風変わった形をしています。
これは何かというと、スマホやタブレット用のスタンドで、このようにタブレットやスマホを立てかけることができます。これらは何かと置き場に困りますが、スタンドに置いておけば見失うこともなく、メールや電話が来てもすぐに対応することができます。
また、外部キーボードとして使うこともでき、キーボードとデバイスをBluetoothでペアリングすることにより、スマホでも長い文章をラクラク作成できます。なお、ペアリングは最大2台まで可能で、キーボード上のスイッチでスムーズに切り替えできる優れものです。
キーボードそのものはオーソドックスな日本語配列で、キー配置はとても素直。キーピッチは約19mmとデスクトップ用キーボードの標準的な間隔が確保されていることもあり、誤爆することはまずありません。
キーストロークは浅すぎず深すぎずといったところで、適度な反発感も相まって、サクサク快適にタイピングできます。キーボード面の剛性も高いので、タイプ圧が高い方でも安心。
なお、キーボードには白色LEDを内蔵しています。暗い場所でタイピングしやすくなるだけでなく、見た目も華やかになり、まさに一石二鳥のギミックですね。明るさの調整はもちろん、OFFにもでき、LEDが不要という方でも問題なし。
操作性に優れたマウス
キーボードもさることながら、マウスの完成度も高く、中央部分がせりあがったフォルムをしています。これが高すぎず低すぎず絶妙な高さとなっており、かぶせ持ちにぴったり。
電池式のマウスですが、重量は実測で89gと100g以下に抑えており、軽すぎず重すぎず、安定感のある操作感です。
ボタンはオーソドックスな3ボタン式で、チルト操作には非対応です。
マウスのセンサーは不明ですが、センサー部分は光らず、レーザー式っぽい感じ。木材の上でもしっかりカーソル操作ができ、クリックボタンも軽く押すだけでしっかり反応するので、操作性は◎。なお、特に静音仕様ではなく、クリック音は可もなく不可もなくといったところですね。
充実した機能
プレミアムモデルらしく、機能は非常に充実しています。
Web会議に便利なカメラは、ディスプレイ上部に収納されています。ポップアップ方式なので、使わないときは本体内に収納でき、カメラへの不正アクセスなどからプライバシーを保護できます。
台座部分はワイヤレスチャージに対応しており、Qi対応のスマホなどを台座部分に置くことで、かんたんに充電できます。
サウンドにも力を入れており、デンマークの高級オーディオメーカー”BANG & OLUFSEN”のサウンドエンジンを採用し、スピーカーはなんと、サブウーファーを搭載した、2.1ch構成となっています。
音質はバツグンによく、低音から高音までしっかり伸び、メリハリあるサウンドで臨場感もしっかり感じられます。しかも、サブウーファーの振動も力強く伝わってくるので、迫力満点!内蔵タイプにしては規格外のクオリティですね。
なお、”HP Audio Stream”を使い、スマホやタブレットをBluetoothでペアリングすれば、PCを外部スピーカーとして活用できます。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。参考までにCINEBENCH~画像変換テストまでは、Core i7-10700×GTX 1660 SUPERのミドルクラス構成と比較しています。
Max-Q版RTX 2080 SUPER搭載
グラフィック機能には、NVIDIA製GPU・RTX 2080 SUPERを搭載。ハイエンドクラスのGPUということで、編集用途だけでなく、オンラインゲームで非常にパフォーマンスを発揮します。
RTXシリーズの最大の特徴は、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応していること。従来のGTXシリーズとは異なり、GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。
Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
Max-Qとは?
ちなみにRTX 2080 SUPERはMax-Q版となっています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのことです。デスクトップPCよりも、ノートPCで見かけることが多いですね。
通常版よりも動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや下。最適化次第では通常版とほぼ同じパフォーマンスを発揮するケースもありますが、RTX 2080 SUPERでは今一つといったところ。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
通常版のRTX 2080 SUPERと比べると、おおむね6割程度の性能となっており、大きく差をつけられています。電源アダプタで動かすとなると、どうしても性能を抑えざるを得ないという感じですね。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 4589 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 3716 | 3539 | 5187 | ー |
Time Spy | 8106 | 7671 | 11957 | ー |
Night Raid | 29761 | 37480 | 13734 | ー |
Fire Strike Ultra | 4623 | 4419 | 25741 | 2454 |
Fire Strike Extreme | 8867 | 8905 | 26044 | 4388 |
Fire Strike | 17327 | 18634 | 25848 | 8577 |
Sky Diver | 34401 | 41418 | 20124 | 28518 |
Cloud Gate | 32844 | 42926 | 18027 | ー |
Ice Storm | 45659 | 43140 | 57388 | ー |
CINEBENCH
【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。


一体型のパソコンでは、発熱を抑えるためにノート用CPUを搭載するものもありますが、このモデルではデスクトップ用CPUを採用。しかも、インテルの第10世代10コア20スレッドCPU・Core i9-10900を搭載しています。
同じく第10世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-10700と比較してみると、シングル性能は約5%程度ですが、マルチ性能ともなると約29%も高く、2000cbオーバーのハイスコアをマーク。動画や画像編集などヘビーなクリエイティブ用途でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。
V-ray Benchmark
【V-ray Benchmark】はフォトグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。
10コア20スレッドなのでスコアがよく伸び、Core i7と比較してみると、約32%高いスコアをマークしています。コア・スレッド数の増加分だけきっちり性能が上がっていますね。
グラフィック機能でのレンダリングにも対応しており、RTX 2080 SUPER(Max-Q)はGTX 1660 SUPERよりも約35%高いスコアをマークしています。編集作業での30%差というのは、かなりのアドバンテージです。
PCMark 10
【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。
高性能CPU&GPUを搭載しているので、とにかくスコアがよく伸びますね。本格的な動画や画像編集用途の目安となるスコア3000は余裕でクリアし、スコア5000オーバーの大台を叩き出しています。
ただ、Core i7-10700×GTX 1660 SUPERとスコアが逆転しており、総合スコアは約19%高くなっています。特に編集系のテスト”Digital Content Creation”では約57%と大きな差がついています。CPUよりも、RTX 2080 SUPER(Max-Q)がイマイチ性能を発揮しきれていない感じ。
動画エンコード
【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。
エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、NVENCはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。
H.264(フルHD/4K) | 2Pass | 1Pass | NVENC |
Core i9-10900×RTX 2080 SUPER | 16:15/53:28 | 8:21/26:27 | 2:24/6:29 |
Core i7-10700×GTX 1660 SUPER | 20:22/1:01:47 | 10:40/31:08 | 2:21/6:41 |
CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、Core i9-10900がやはり有利。Core i7-10700よりも、フルHDでは約20~21%、4Kでは約13~15%早く変換を完了しています。
一方、ハードウェアエンコードではほぼ同じ結果となっており、RTX 2080 SUPERのアドバンテージはほとんどありません。
H.265(フルHD/4K) | 2Pass | 1Pass | NVENC |
Core i9-10900×RTX 2080 SUPER | 29:40/1:45:07 | 15:05/52:01 | 2:35/6:10 |
Core i7-10700×GTX 1660 SUPER | 34:07/2:06:10 | 17:23/1:02:49 | 2:39/6:09 |
重量級のH.265でもCore i9が-10900が有利ですね。Core i7-10700よりも、フルHDでは約13%、4Kでは約17%早く変換を終えています。ただ、ハードウェアエンコードではほぼ互角というのは変わらず、あくまでも有利なのはソフトウェアエンコードのみとなります。
画像変換
【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。
JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。
CR2→DNG | CR2→JPEG | |
Core i9-10900 | 0:46 | 2:29 |
Core i7-10700 | 0:54 | 2:57 |
画像変換でもコア・スレッドの差がしっかり出ており、Core i9-10900はCore i7-10700よりも、軽めのDNG変換では約15%、JPEG変換でも約24%早く変換を完了し、重量級の形式で高いパフォーマンスを発揮します。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 17478 | 17978 | 21735 |
WQHD | 12655 | 14314 | 18605 |
4K | 6358 | 7399 | 13607 |
WQHDまでならスコア10000オーバーは余裕ですが、4Kでは標準品質まで落とさないとスコア9000を超えることができません。通常版のRTX 2080 SUPERなら、4K・最高品質でもスコア9000を十分狙えることを考えると。どうにも物足りない感じがします。
ただ、性能が控えめになりがちな一体型のデスクトップにしては、驚異的な性能ですね。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:高/中/低(VSync”OFF”、アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
高 | 中 | 低 | |
フルHD | 303(272)fps | 307(277)fps | 321(292)fps |
WQHD | 203(190)fps | 207(186)fps | 210(197)fps |
4K | 113(100)fps | 113(100)fps | 115(104)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
FPSゲームではトップレベルに軽く、4Kでも平均100fpsをラクラクキープでき、まさにド安定ですね。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 218(192)fps | 220(210)fps | 229(221)fps | 238(225)fps | 261(249)fps |
WQHD | 152(142)fps | 156(147)fps | 162(157)fps | 172(165)fps | 183(178)fps |
4K | 86(81)fps | 89(82)fps | 95(91)fps | 102(98)fps | 110(106)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
上のゲームほどではありませんが、やはり軽いゲームのため、4Kでも平均60fpsをラクラクキープでき、WQHDまでなら平均100fps以上で非常に安定しています。
Apex Legends
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
フルHD | 143(134)fps | 143(143)fps |
WQHD | 111(90)fps | 130(110)fps |
4K | 62(52)fps | 66(55)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
それなりに軽めのゲームということで、4Kでもしっかり平均60fpsをキープ。WQHDまでなら平均100fps以上も余裕です。
Fortnite(フォートナイト)
無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 127(119)fps | 159(146)fps | 272(241)fps | 370(350)fps |
WQHD | 79(74)fps | 103(98)fps | 168(156)fps | 236(224)fps |
4K | 38(36)fps | 51(48)fps | 86(80)fps | 125(118)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
見かけによらず意外に重く、最高設定で平均60fpsをキープできるのはWQHDまで。4Kは中設定まで落とす必要がありますが、コミック調のグラフィックなので、中設定でも品質的には十分だったりします。
RTモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 21(16)fps | 23(17)fps | 23(17)fps | 26(18)fps |
WQHD | 12(8)fps | 12(9)fps | 14(10)fps | 14(10)fps |
4K | 12(8)fps | 12(9)fps | 13(9)fps | 14(10)fps |
RT設定はMAXにして測定しています。
RTモードは特に負荷が高いのですが、このゲームはとんでもなく重く、どの解像度・設定でも全く歯が立ちません。。
RT+DLSSモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 41(31)fps | 43(32)fps | 45(32)fps | 48(34)fps |
WQHD | 26(18)fps | 27(19)fps | 27(19)fps | 29(21)fps |
4K | 10(8)fps | 11(8)fps | 12(9)fps | 13(9)fps |
DLSSモードではレンダリング解像度を大きく下げていることもあり、大幅に性能が向上します。とはいうものの、平均60fpsには遠く及ばず。
レンダリング解像度をガッツリ下げてもこのパフォーマンスなので、全く実用的ではありません。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 116(97)fps | 121(102)fps | 126(107)fps |
WQHD | 83(66)fps | 84(68)fps | 86(73)fps |
4K | 43(33)fps | 44(36)fps | 46(38)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重めのゲームということで、平均60fpsをキープできるのはWQHDまでとなります。RTX 2080 SUPERといえども、Max-Q版では4Kでのゲーミングには荷が重いですね。
RTモード(リアルタイムレイトレーシング)
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 104(84)fps | 108(86)fps | 112(84)fps |
WQHD | 67(53)fps | 70(58)fps | 72(60)fps |
4K | 35(28)fps | 37(30)fps | 38(31)fps |
Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。
fpsは落ち込むもののBATTLEFIELDほどではなく、負荷はだいぶマイルド。フルHD・エクストラ設定で平均100fpsをしっかりキープ。WQHDで平均60fpsも余裕です。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 76(68)fps | 82(73)fps | 95(86)fps | 137(123)fps | 165(145)fps |
WQHD | 49(44)fps | 54(49)fps | 60(56)fps | 89(81)fps | 107(96)fps |
4K | 25(23)fps | 27(26)fps | 30(27)fps | 46(43)fps | 54(49)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、とにかく重く、フルHDでもfpsがなかなか伸びません。ただ、グラフィック品質的には高設定もあれば十分なので、WQHDまでなら十分戦えます。
以上現行のゲームをチェックしてみましたが、4Kは軽めのものに限られ、WQHDまでが守備範囲といったところですね。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | WQXGA | フルHD |
7122 | 27080 | 56713 |
いずれも設定6での結果となりますが、フルHDではスコア80000オーバーと異次元レベル。240Hzディスプレイもきっちり生かすことができます。もちろん、4Kでのプレイもラクラクです。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
4K | フルHD |
11013 | 24048 |
4Kでもこの通り余裕で、まさに朝飯前。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。


ストレージは1TB SSD+2TB HDDの大容量デュアルストレージ構成となっており、アプリは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプのSSDを採用しています。
SSDはKIOXIA製(旧東芝メモリ)で、シーケンシャル(連続データ)の読み書きはいずれも4ケタをマークし、項目によっては3000MB/sを超える爆速ぶり。ランダムは一部の読み込みが早いほかは、一般的なNVMe SSDといったところですね。
もちろん、OSの起動は早く、各種アプリやブラウジングの動作もサクサクでとても快適です。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
内部の冷却システムはノートPCに近いものの、CPUはおおむね70℃台と安定した温度でしっかり冷却できています。10コア20スレッドCPUでも全く問題ありません。また、RTX 2080 SUPERも省エネのMax-Q版ということもあり、70℃台前半とこちらも安定しています。
冷却性能は非常に優秀で、夏場でも安心ですね。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


静音性にも優れており、ピーク時でも48.9デシベルと50デシベルを下回っており、とても静か。アイドル時との差はわずか1.9デシベルとあってないようなもので、ファンノイズはとても控えめです。
まとめ&関連モデル
やはり特筆すべきは性能面でしょう。Core i9-10900×RTX 2080 SUPER(Max-Q)のパフォーマンスは、通常の一体型PCとは一線を画すレベルとなっており、動画や画像編集をサクサクこなせるほか、オンラインゲームを楽しめるほど。
機能面の充実ぶりは言わずもがな、デザインも非常に洗練されており、ハイエンドモデルにふさわしい完成度を実現しています。一体型PCでとことん性能にこだわるならおすすめです。
HP ENVY All-in-One 32 パフォーマンスモデル
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ:31.5インチ 4K グレア IPS
■CPU:Core i7-10700
■メモリ:16GB(DDR4-2933)
■グラフィック:RTX 2080 SUPER(Max-Q)
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB
■無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0
■無線キーボード&マウス付属
■価格:368,000円(税込)~
ワンランク下のCore i7-10700を搭載したモデル。予算重視ならこちらがおすすめです。
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