省スペースと拡張性を両立するなら、スリムタワーモデルがおすすめ。コンパクト・ミニモデルに比べ割安なのもポイントです。
5万円以上10万円未満は、ミドルクラスの価格帯ということで、モデル数はかなり豊富。Core i3やCore i5などの実用的なCPUを搭載したモデルがメインとなり、とりあえずこの価格帯で選べば間違いありません。
予算重視のモデル
Slim Magnateシリーズ(ドスパラ)
予算重視ならドスパラがおすすめ。
ボディサイズはW96×D395×H330mmと、奥行き・高さこそミドルタワーとほぼ同じですが、横幅は約半分!ちょっとした隙間にも簡単に設置できます。
見かけによらず拡張性は高く、ドライブベイは計4基搭載。ミドルタワーには及びませんが、購入後の拡張にもしっかり対応しています。ただ横幅が狭いため、搭載できるグラボはかなり限られる点に注意。基本的にはライトユーザー向けですね。
- 5.25インチオープンベイ×1
- 3.5インチオープンベイ×1
- 3.5インチシャドウベイ×2
特殊なケースに特殊規格のパーツを内蔵しているため、ミドルタワーモデルに比べ価格はやや割高。なお、電源は省エネ仕様となっており、最大85%の電力変換効率を誇る”80PLUS BRONZE”電源を搭載しているのはおいしいですね。
Slim Magnate/スリム マグネイト IM
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-12400
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:UHD 730(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 250GB(PCIe NVMe)
■電源:300W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■DVDドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:74,980円(税込)~
Core i5搭載の鉄板モデル
インテルの第11世代の6コア12スレッドCPU・Core i5-12400を搭載した鉄板モデル。8GBメモリに250GB SSDのポイントを押さえた初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
ミドルタワーモデルと同じ価格なので、設置スペースに余裕がない方におすすめ。
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うのであれば、HDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。
Slim Magnate/スリム マグネイト IE
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i3-12100
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:UHD 730(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 250GB(PCIe NVMe)
■電源:300W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■DVDドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:69,980円(税込)~
予算重視のベーシックモデル
インテル第12世代の4コア8スレッドCPU・Core i3-12100を搭載したベーシックモデル。8GBメモリに250GB SSDのポイントを押さえた初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
Core i3といえども4コア8スレッドなので、ブラウジングやオフィスソフトなどの軽作業はもちろん、軽めの動画や画像編集などもこなすことができます。予算を抑えつつ、性能にもできるだけこだわりたい方におすすめ。
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うのであれば、HDDを追加してデュアルストレージにしたり、メモリを16GBに増やしたりするのがおすすめ。
S-Class(パソコン工房)
コスパの高い掘り出し物ならパソコン工房がおすすめ。
ボディサイズはW98×D403×H363mmと、奥行き・高さこそミドルタワーとほぼ同じですが、横幅は約半分!ちょっとした隙間にも簡単に設置できます。
見かけによらず拡張性は高く、ドライブベイは計4基搭載。ミドルタワーには及びませんが、購入後の拡張にもしっかり対応しています。ただ横幅が狭いため、搭載できるグラボはかなり限られる点に注意。基本的にはライトユーザー向けですね。
- 5.25インチオープンベイ×1
- 3.5インチオープンベイ×1
- 3.5インチシャドウベイ×1
- 2.5インチシャドウベイ×1
STYLE-S0P5-R55G-EZX
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Ryzen 5 5600G
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Radeon Graphics(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:400W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■光学ドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:84,980円(税込)~
コスパに優れたミドルクラスモデル
AMDの第5世代6コア12スレッドAPU・Ryzen 5 5600Gを搭載したスリムモデル。8GBメモリに500GB SSDの便利な初期構成となっており、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
Ryzen 5 5600Gは、ミドルクラスCPUながら性能がとても高いのがポイント。8コア16スレッドのCore i7-11700に匹敵する高いパフォーマンスを発揮し、グラフィック性能もUHD 750よりも約50%高くなっています。予算を抑えつつ、性能にもこだわりたい方におすすめです。
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うのであれば、SSD+HDDのデュアルストレージにしたり、メモリを16GBに増やしたりするのもありです。
タフさが自慢の高耐久モデル
ThinkCentre M75s Small Gen.2(レノボ)
耐久性重視ならレノボの”ThinkCentreシリーズ”がおすすめ。
ビジネス用モデルということで、かなりタフ。ハードに使い倒すことを想定しているため、設計開発段階から厳しい品質テストを繰り返し、”MIL規格(アメリカの軍事規格)テスト”をクリア。他社製モデルとの大きな差別化を図っています。
設置しやすいスリムボディ
ボディサイズはW92.5×D297.7×H339.5mmと、ミニタワーモデルに比べ、横幅と奥行きが小さくなっています。特に、横幅は10cm以下なので、ちょっとした隙間にも簡単に設置できます。
スリムタワーの中でも拡張性は控えめで、ドライブベイは全2基となっています。それでも、通常サイズのストレージを収納する3.5インチベイを搭載しており、コンパクト・ミニモデルよりも拡張性は優れています。ただし、ストレージを多く増設したいという方は注意。
- 光学ドライブ用スリムベイ×1
- 3.5インチシャドウベイ×1
なお、グラボの追加もできますが、電源容量が180Wとかなり少ないので、カスタマイズがおすすめ。エントリークラスのグラボでも、最低300W以上は確保したいところです。
ThinkCentre M75s Small Gen.2[Ryzen 3搭載モデル]
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Ryzen 3 PRO 5350G
■メモリ:4GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Radeon Graphics(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 128GB(PCIe NVMe)
■電源:180W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■DVDドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■【クーポン利用】111,100円⇒55,572円(税・送料込)~
Ryzen 3搭載のベーシックモデル
AMDの第5世代4コア8スレッドCPU・Ryzen 3 PRO 5350Gを搭載したベーシックモデル。初期構成は4GBメモリに128GB SSDと最低限ですが、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
Ryzen 3といえども4コア8スレッドなので、ブラウジングやオフィスソフトなどの軽作業はもちろん、軽めの動画や画像編集などもこなすことができます。
このモデルではカスタマイズに対応しています。メモリが4GBだと、マルチタスクでメモリ不足になるので、最低限8GBは欲しいところ。編集用途でも使うなら、Ryzen 5&16GB メモリにしたり、データ保存用のHDDを追加したりするのがおすすめ。
ちなみに、無線LANは非搭載ですが、カスタマイズで追加することもできます。自宅にルーターがなく、無線LAN環境のみであれば追加しましょう。
・AMD Ryzen 5 5600G
・AMD Ryzen 7 5700G
⇒Ryzen 3と比較すると、Ryzen 5は約40%、Ryzen 7は約80%も性能が高くなっています。
・スモール型 310W 92%
⇒グラボを追加する予定があるなら、カスタマイズがおすすめ。最大92%の電力変換効率を誇る、省エネのプラチナクラス電源となります。
・8GB DDR4-3200MHz (UDIMM) (4GB×2)
・16GB DDR4-3200MHz (UDIMM) (8GB×2)
⇒編集用途で使うなら16GBがおすすめ。
・500 GB 7200rpm HDD 2.5″ SATA 7mm
・1TB 7200rpm HDD 2.5″ SATA 7mm
・2TB 7200rpm HDD 3.5″ SATA
⇒データ用のHDDを追加して、SSD+HDDのデュアルストレージ構成にすることができます。
・256GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe TLC
・512GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe TLC
⇒初期構成のSSDを大容量タイプに変更できます。ゲーム用のモデルでもないので、256GBもあればまずOK。
・Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth MediaTek製
⇒最新のWi-Fi 6(802.11ax)は、現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現。速度重視ならおすすめです。
充実したサポート&保証が魅力のモデル
mouse SLシリーズ(マウス)
保証&サポートで選ぶなら、マウスコンピューターがおすすめ。
24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準メニューとして用意されており、万が一でも安心。また、+5,000円で加入できる”安心パックサービス”では、最短当日修理返却や、豊富な知識を持つ専門スタッフがそろった専用ダイヤルなどが用意され、より手厚いサポートを受けることができます。
ボディサイズはW100×D390×H364mmと、奥行き・高さこそミドルタワーとほぼ同じですが、横幅は約半分!ちょっとした隙間にも簡単に設置できます。
見かけによらず拡張性は高く、ドライブベイは計5基搭載。ミドルタワーには及びませんが、購入後の拡張にもしっかり対応しています。ただ横幅が狭く、電源の容量も少ないため、搭載できるグラボはかなり限られる点に注意。基本的にはライトユーザー向けですね。
- スリムベイ×1
- 3.5インチシャドウベイ×2
- 2.5インチシャドウベイ×2
ダストフィルター装備
フロント部分のサイドにはダストフィルターを標準装備しています。このフィルターはワンタッチで簡単に取り出すことができ、水洗いも可能です。ほこりはパソコンの天敵なので、これはうれしい装備ですね。
実機レビューはこちら

mouse SL5
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-12400
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:UHD 730(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
■電源:300W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.0
■光学ドライブオプション/無線キーボード&マウス付属
■価格:109,800円(税込)~
Core i5搭載の定番モデル
インテルの第11世代6コア12スレッドCPU・Core i5-11400を搭載したミニタワーモデル。8GBメモリに256GB SSDのポイントをおさえた初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
6コア12スレッドの高いCPUパワーを生かし、オフィスやブラウジングなどの軽作業から、動画や画像などの編集作業まで快適にこなせます。
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うのであれば、HDDを追加してデュアルストレージにしたり、メモリを16GBに増やしたりするのがおすすめ。
mouse SL3
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i3-12100
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Radeon Graphics(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
■電源:300W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.0
■光学ドライブオプション/無線キーボード&マウス付属
■価格:89,800円(税込)~
Core i3搭載のベーシックモデル
先に紹介したモデルを、インテル第12世代の4コア8スレッドCPU・Core i3-12100にしたバージョン。
Core i3といえども4コア8スレッドなので、ブラウジングやオフィスソフトなどの軽作業はもちろん、軽めの動画や画像編集などもこなすことができます。予算を抑えつつ、性能にもできるだけこだわりたい方におすすめ。
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うのであれば、HDDを追加してデュアルストレージにしたり、メモリを16GBに増やしたりするのがおすすめ。
あわせて知りたい
価格別おすすめデスクトップPC
その他のおすすめモデルを価格&タイプごとにまとめました。
ミニタワーモデル
イチオシ!価格の安さと拡張性の高さに優れたコスパモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ミドルタワーモデル
圧倒的な拡張性の高さを誇るモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
ー | 〇 | 〇 | 〇 |
スリムモデル
省スペース&拡張性を両立したモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | 〇 | ー |
コンパクト&ミニモデル
どこにでも設置できる小ささが魅力のモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | ー | ー |
一体型モデル
ディスプレイとモニターを統合したスタイリッシュなモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
おすすめショップBEST4
Dell
ポイント
他社を圧倒する価格の安さが武器のメーカーです。ラインナップも豊富で、一体型モデルのほか、高性能グラフィック搭載モデルまで用意されています。予算重視なら、Dellがまずおすすめ。
ドスパラ
ポイント
Dellに迫る価格の安さに加え、追加料金なしで最短翌日出荷を実現しており、そのスピードは文句なしの業界No.1。また、拡張性に優れたPCケースを採用しており、購入後のパーツの交換・増設に対応しているのもポイントです。
レノボ
ポイント
Dellに近いメーカーで、モデルの価格が安く、ラインナップも豊富。中でも、アメリカの軍事規格に準拠した”ThinkCentre”の高い耐久性には定評があり、タフ&高コスパなデスクトップPCが欲しい方におすすめ。
マウスコンピューター
ポイント
手厚いサポートメニューが特長のメーカーで、24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準で用意されているほか、+5,000円でより手厚いサポートを受けられる”安心パックサービス”に加入できます。モデルの価格も割安なので、サポート重視の方におすすめ。
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