設置スペースを最小限に抑えたいなら、コンパクト・ミニモデルがおすすめ。ただし、特殊なボディのため、価格はやや割高で、拡張性も最低限となっています。
5万円以上10万円未満は、ミドルクラスの価格帯ということで、Core i5やRyzen 5などのミドルクラスCPU搭載モデルが登場し、とても実用的。とりあえずこの価格帯で選べば間違いありません。
おすすめモデル
ThinkCentre M75q Tiny Gen.2(レノボ)
価格の安さで選ぶなら、レノボがまずおすすめ。
また、ThinkCentreシリーズはビジネスモデルということで、タフなのもポイント。ハードに使い倒すことを想定しているため、設計開発段階から厳しい品質テストを繰り返し、”MIL規格(アメリカの軍事規格)テスト”をクリア。他社製モデルとの大きな差別化を図っています。
圧倒的にコンパクト
ぱっと見弁当箱にも見えるボディのサイズは、W36.5×D182.9×H179mmとPCとは思えないコンパクトサイズを実現。特に横幅が3cm台と非常にスリムなので、まさに手のひらサイズ。どこにでも置くことができます。
究極のコンパクトボディではありますが、内部には2.5インチ規格のSSDやHDDを1基搭載でき、最低限の拡張性もしっかり確保されています。できることはスリムモデルとほとんど変わりません。
コンパクトボディながら、CPUはノート用ではなく、デスクトップ用のものを搭載しています。いわゆる省エネバージョンの”Tシリーズ”ではありますが、ノート用の”Uシリーズ”よりも性能は格段に高く、タスクをより快適にこなすことができます。
もちろん、ThinkCentreのモデルということで、MIL規格に対応し、TCG 2.0に準拠したセキュリティチップを搭載しています。
専用ディスプレイにドッキングも可能
なんとこのモデルは、専用ディスプレイの”ThinkCentre Tiny-in-One”にドッキングでき、さながら一体型のように使うことができます。よくある一体型とは異なり、モニターと本体が独立しているので、それぞれのライフサイクルで柔軟に買い替えることができます。
取り付けはカセット方式なので、配線要らずでとてもかんたん。上のイメージだと、横からスライドして、中央部に収める感じになります。
ThinkCentre M75q Tiny Gen.2[Ryzen 5 PRO 5650GE搭載]
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 5 PRO 5650GE
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Radeon Graphics(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
■電源:ACアダプター
■無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.1
■光学ドライブ非搭載/有線キーボード&マウス付属
■【クーポン利用】122,100円⇒62,150円(税・送料込)~
Ryzen 5搭載のスタンダートモデル
AMDの第5世代6コア12スレッドCPU・Ryzen 5 PRO 5650GEを搭載したスタンダートモデル。8GBメモリに大容量 SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
このCPUは、高性能の内蔵グラフィック・Radeon Graphicsを搭載しているのがポイント。その実力はインテルの内蔵グラフィック・Iris Xe Graphicsに匹敵し、Core i7-11700に迫る高いCPU性能も相まって、動画や画像編集がよりはかどります。
高性能&低価格のコスパモデルとしておすすめ。
Windows 11搭載モデル(8GBメモリ×512GB SSD)のみ、カスタマイズに対応しており、自分好みの内容に変更できます。このままでも十分使えますが、編集用途でも使うなら、メモリを16GBに増やすのがおすすめ。
・16 GB DDR4-3200 MHz (SODIMM) (8 GB x2)
⇒編集用途なら16GBはまず押さえておきたいところ。
・1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe TLC OPAL対応
⇒動画や画像データの保存に便利ですが、価格がかなり高いのがネック。
ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ
⇒スリムタイプの光学ドライブを搭載できます。
mouse CT-6シリーズ(マウス)
保証&サポートで選ぶなら、マウスコンピューターがおすすめ。
24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準メニューとして用意されており、万が一でも安心。また、+5,000円で加入できる”安心パックサービス”では、最短当日修理返却や、豊富な知識を持つ専門スタッフがそろった専用ダイヤルなどが用意され、より手厚いサポートを受けることができます。
手のひらサイズのコンパクトボディ
ボディサイズは194×150×28mmと、最薄部ではなんと3cm以下!重さも591gと非常に軽く、手のひらでもラクラク持つことができます。
ちなみに、VESAマウンタが付属しており、対応ディスプレイであれば、ディスプレイの裏側に取り付けることも可能です。さながら一体型のように使えるというわけですね。
スリムボディということで、排熱をおさえるため、低発熱のノート用CPUを搭載しています。性能面では通常のデスクトップに及びませんが、最近のノート用CPUは性能が高めとなっており、ブラウジングやオフィスソフトなどの軽作業はもちろん、軽めの編集作業もサクサクこなすことができます。
また、こう見えて拡張性も確保されており、内部には2.5インチ規格のSSDやHDDを1基搭載できます。マザーボード上のSSDと合わせて、デュアルストレージ構成にできるので、アプリとデータ類を別に保存でき、より便利になります。
mouse CT6
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 5 4500U
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラフィック:Radeon RX Vega 6(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:ACアダプター
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.0
■光学ドライブ非搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:89,800円(税込)~
Ryzen 5搭載のスタンダートモデル
ノート用のAMD第4世代6コアCPU・Ryzen 5 4500Uを搭載した鉄板モデル。16GBメモリに512GB SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用。大容量メモリ&ストレージで、ブラウジングやオフィスソフトなどの軽作業から、動画・画像編集まで一通りこなせます。
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うのであれば、HDDを追加してデュアルストレージ構成にすると、より便利になります。
あわせて知りたい
価格別おすすめデスクトップPC
その他のおすすめモデルを価格&タイプごとにまとめました。
ミニタワーモデル
イチオシ!価格の安さと拡張性の高さに優れたコスパモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ミドルタワーモデル
圧倒的な拡張性の高さを誇るモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
ー | 〇 | 〇 | 〇 |
スリムモデル
省スペース&拡張性を両立したモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | 〇 | ー |
コンパクト&ミニモデル
どこにでも設置できる小ささが魅力のモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | ー | ー |
一体型モデル
ディスプレイとモニターを統合したスタイリッシュなモデル
5万円未満 | 5~10万円 | 10~15万円 | 15万円以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
おすすめショップBEST4
Dell
ポイント
他社を圧倒する価格の安さが武器のメーカーです。ラインナップも豊富で、一体型モデルのほか、高性能グラフィック搭載モデルまで用意されています。予算重視なら、Dellがまずおすすめ。
ドスパラ
ポイント
Dellに迫る価格の安さに加え、追加料金なしで最短翌日出荷を実現しており、そのスピードは文句なしの業界No.1。また、拡張性に優れたPCケースを採用しており、購入後のパーツの交換・増設に対応しているのもポイントです。
レノボ
ポイント
Dellに近いメーカーで、モデルの価格が安く、ラインナップも豊富。中でも、アメリカの軍事規格に準拠した”ThinkCentre”の高い耐久性には定評があり、タフ&高コスパなデスクトップPCが欲しい方におすすめ。
マウスコンピューター
ポイント
手厚いサポートメニューが特長のメーカーで、24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準で用意されているほか、+5,000円でより手厚いサポートを受けられる”安心パックサービス”に加入できます。モデルの価格も割安なので、サポート重視の方におすすめ。
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