写真レタッチのド定番ソフト”Photoshop”に最適なPCスペックと、おすすめパソコンをチェックしてみましょう。
Photoshopに必要なスペック
CPU | 2GHz以上のCPU(SSE4.2対応) |
メモリ | 8GB(16GB以上推奨) |
GPU(グラフィック機能) | DirectX 12対応GPU |
VRAM(グラフィックメモリ) | 1.5GB(4Kディスプレイは4GB推奨) |
公式の必要スペックはこの通りで、静止画を扱う作業ということもありハードルはかなり低め。兄弟ソフトのLightroomと同じく、低価格のベーシックモデルでも十分対応できます。



CPU | Core i5以上 |
メモリ | 8GB(できれば16GB) |
GPU(グラフィック機能) | 内蔵グラフィック |
おすすめスペックがこちら。
CPUはスタンダードクラスのCore i5、GPUもCPU内蔵グラフィック機能で十分です。GPUアクセラレータ(グラフィックによる支援機能)もありますが、特に高性能GPUは必要ありません。エントリークラスのGTX 1650があれば多少便利になる程度です。
メモリは8GBでも対応できますが、8GBはオフィスソフトやブラウジングなどの軽作業でも容量不足になりがち。編集マシンならやはり16GBは欲しいところですね。
実際にPhotoshopで写真を加工したイメージがこちら。Core i7-1260P搭載のノートPCで、JPEG画像(5760×3840・約12MB)に油彩フィルターで加工しています。
その負荷はかなり低く、CPUの使用率は約10%前後、GPUの使用率も約20~30%程度に収まっています。高性能マシンは特に必要なく、一般的なノートPCでも十分対応可能です。
Photoshopに最適なクリエイターPC(デスクトップ)
raytrek/レイトレック Debut(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-13400
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラフィック:UHD 730(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:550W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■DVDドライブ非搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:102,980円(税込)~
10万円台の低価格モデル
インテルの第13世代の10コア16スレッドCPU・Core i5-13400を搭載したミニタワーモデル。16GBメモリに500GB SSDの充実した初期構成で10万円台と安く、迷ったらまずおすすめです。
編集用のマシンということであれば、メモリは最低でも16GBにするのがおすすめ。また、データの保存用にHDDを追加すると、さらに便利になります。
raytrek/レイトレック MH5(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-13400F
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラフィック:GTX 1650
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:550W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■DVDドライブ搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:119,980円(税込)~
※実機モデルではCore i5-12400を搭載しています。
Core i5×GTX 1650搭載のコスパモデル
先に紹介したモデルにGTX 1650を追加したバージョンです。
GTX 1650はエントリークラスのグラボですが、CUDAコアを搭載しているので、動画のエンコードや3DCGのレンダリングに強いのがポイントです。ただし、VRAM(グラフィックメモリ)が4GBと少ないので、3DCGや3D CAD等のヘビーな編集作業ではVRAM不足になりやすい点に注意。
基本的にカスタマイズ不要ですが、本格的に使うならメモリは32GBあると安心。3DCGの制作や3D CADなら64GBメモリがおすすめです。また、データの保存用にHDDを追加すると、さらに便利になります。
mouse DT5(マウスコンピューター)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-12400
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:UHD 730(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:350W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.0
■光学ドライブオプション/無線キーボード&マウス付属
■価格:114,800円(税込)~
サポート&保証重視ならマウスコンピューターがおすすめ
インテルの第12世代の6コア12スレッドCPU・Core i5-12400を搭載したミニタワーモデル。8GBメモリに512GB SSDの便利な初期構成となっています。
ちなみに、マウスはサポート&保証が充実しているのもポイント。まず延長保証が定額制で安く、例えば3年延長保証+センドバック修理保証に7,700円(税込)で加入することができます。また、24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準メニューとして用意されており、万が一でも安心。
編集用のマシンということであれば、メモリは最低でも16GBにするのがおすすめ。また、データの保存用にHDDを追加すると、さらに便利になります。
raytrek/レイトレック MV(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラフィック:RTX 3060
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■無線LAN:有線のみ
■DVDドライブ非搭載/有線キーボード&マウス付属
■価格:169,980円(税込)~
※実機モデルはミドルタワータイプとなります。性能の確認におすすめ。
Core i7&RTX 3060を搭載した万能モデル
インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700とRTX 3060を搭載したミドルタワーモデル。16GBメモリに500GB SSDの充実した初期構成となっており、冷却性能が高い大型空冷式CPUクーラーを装備しています。
Core i7×RTX 3060のパワーで、イラスト制作や動画・画像編集、3DCGの作成などあらゆる用途に対応でき、コスパに優れた万能モデルとしておすすめ。特にRTXシリーズを搭載しているので、3DCGの作成では非常に高いパフォーマンスを発揮します。
基本的にカスタマイズ不要ですが、動画編集であれば32GBメモリ、3DCGの制作や3D CADなら64GBメモリがおすすめです。また、データの保存用にHDDを追加すると、さらに便利になります。
Photoshopに最適なクリエイターPC(ノート)
raytrek/レイトレック R4-A(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
14.0インチ WUXGA ノングレア
■CPU:Core i7-12700H
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Iris Xe Graphics(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■価格:139,980円(税込)~
低価格の14インチ軽量モデル
ノート用のインテル第12世代14コア20スレッドCPU・Core i7-12700Hを搭載したモバイルノート。16GBメモリに512GB SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
このモデルの最大のポイントは、携帯性の高さ。やや小さめの14.0インチディスプレイを搭載し、A4ファイルサイズ並みのコンパクトボディを実現。さらに重さは約1.3kgと軽く、ラクラク持ち運ぶことができます。
装備も充実しており、 WUXGA(1980×1200)ディスプレイは、sRGBカバー率約99%(sRGB比約102%)と広めの色域を確保し、編集作業に最適。 また、薄暗い場所でのタイピングに便利な白色LED内蔵キーボードを搭載するほか、最大40Gbpsの超高速転送に対応した”Thunderbolt 4”もバッチリ装備しています。
ちなみに、顔認証に対応しているので、セキュリティ面も安心です。
基本的にカスタマイズ不要ですが、本格的に使うならメモリは32GBあると安心です。また、データ保存用のSSDを追加すると、さらに便利になります。
DAIV 4N(マウスコンピューター)
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
14.0インチ フルHD ノングレア
■CPU:Core i7-1260P
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラフィック:GTX 1650
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:199,800円(税込)~
GTX 1650搭載の14インチ軽量モデル
ノート用のインテル第12世代12コア16スレッドCPU・Core i7-1260PとGTX 1650を搭載したモバイルノート。16GBメモリに512GB SSDの充実した初期構成で、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しています。
このモデル最大の武器は携帯性の高さで、やや小さめの14.0インチディスプレイを搭載することで、A4ファイル並みのコンパクトボディを実現。さらに、重さは約1.44kgと1.5kgを下回り、ラクラク持ち運べます。
また、モバイルノートながらGTX 1650を搭載しているのもポイント。内蔵のIris Xe Graphicsより約2.5倍も性能が高く、編集作業がよりはかどります。ただし、VRAM(グラフィックメモリ)が4GBと少ないので、4K動画の編集や3DCGの作成などヘビーな編集作業では、VRAM不足になる点に注意。
機能面も充実しており、ディスプレイの色域はsRGB比約100%と広めで、最大40Gbpsの超高速転送に対応した”Thunderbolt 4”もバッチリ装備しています。さらに、顔認証に対応しており、プライバシー面も安心です。
基本的にカスタマイズ不要ですが、本格的に使うならメモリは32GBあると安心。なお、HDDの追加はできません。
raytrek/レイトレック R5-AA5(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■CPU:Core i7-12700H
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラフィック:RTX 3050
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:167,980円(税込)~
RTX 3050搭載のコスパモデル
ノート用のインテル第12世代14コア20スレッドCPU・Core i7-12700HとRTX 3050を搭載したエントリークラスモデル。16GBメモリに1TB SSDの非常に充実した初期構成で、SSDは爆速のPCIe Gen.4タイプを採用しています。
ディスプレイは、15.6インチ×フルHDのオーソドックスな構成ですが、sRGBカバー率約99%(sRGB比約100%)としっかりポイントは押さえています。また、薄暗い場所でのタイピングに便利なフルカラーキーボードを搭載するほか、顔認証に対応しており、セキュリティ面も安心です。
RTX 3050はGTX 1650よりも約30%性能が高く、ワンランク上の入門モデルとしておすすめ。ただし、VRAM(グラフィックメモリ)がやはり4GBと少ないので、本格的に使うなら上位のRTX 3060やRTX 3070 Tiがおすすめ。
基本的にカスタマイズ不要ですが、本格的に使うならメモリは32GBあると安心です。なお、HDDの追加はできません。
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