HP Spectre 13-af000 スタンダードモデルをレビュー比類なき造形美と高いパフォーマンスを誇るHPのフラグシップモデル

今回HPの「HP Spectre 13-af000 スタンダートモデル」をお借りしました。

HPのフラグシップ【Spectre】シリーズの13インチノートPC。デザイン・機能・性能全てにおいて一切の妥協が無い、最高峰のモバイルノートをチェックしてみましょう。

スペック

HP Spectre 13-af000
スタンダードモデル
カラー セラミックホワイト/アッシュブラック
サイズ W308×D225×H10.4~12.5mm
重量 約1.11Kg
OS Windows 10 Pro(64ビット)
CPU インテル Core i5-8250U
(4コア8スレッド 1.6/最大3.4GHz)
メモリ 8GB(LPDDR3-2133)
ストレージ 256GB SSD
グラフィクス UHD 620
ディスプレイ 13.3インチ、フルHD(1920×1080)、
グレア、IPS
インターフェース USB3.1 Gen.1 Type-C×3、
マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ フルHD(約92万画素)
スピーカー ステレオスピーカー
(Audio by Bang & Olufsen)
キーボード 日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
保証 1年(最大3年)
価格 149,800円(税別)~
付属品 ・各種マニュアル
・USB Type-C to USB A変換アダプタ
・電源アダプタ/ケーブル(260g)

・専用ケース

※2018年8月1日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

研ぎ澄まされたデザイン

圧倒的なデザイン力を誇るHPのフラグシップモデルということで、非常に気合が入っています。「美しさ」へのこだわりをひしひしと感じます。

まずボディカラーのチョイスが秀逸。クリアなセラミックホワイトに、ゴールドでとても上品で洗練された印象ですね。ゴールドがよくある金ぴかではなく、淡いシャンパンゴールドという点にセンスを感じます。

カラバリはこのほかにも、アッシュブラックが用意されています。スモークがかったブラックにカッパー(銅)のツートンカラーで、こちらは一転渋めの印象です。どちらのカラバリとも魅力的で悩ましいです。。

感触も心地よく、しっとりと手になじむやさしい感じで、とてもアルミニウムボディとは思えない上質な仕上がりです。それもそのはず、なんと天板部分は8つの工程を経て造形されているとのこと。

HPといえばやはり緩急つけたデザインでしょう。ラウンドフォルムの天板や、オシャレなリング状のヒンジなど、柔らかさを感じさせます。

一方で、背面の端子部分を大胆な直線フォルムの造形にしたり、ボディのサイドをエッジ加工にしたりと、鋭さを感じさせます。二面性を持つデザインは見ていて飽きないですね。

電源ボタンのLEDギミックや、スピーカー部の幾何学模様など、細かい部分も凝っており、まさに脱帽ものです。

この完成度の高さは、もはやインテリアといってもいいレベルです。

コンパクト&スリムボディ

持ち運びにも、据え置きにも便利なサイズの13インチボディとなっています。その大きさはほぼA4ファイルサイズで、カバンに収納しやすいジャストサイズです。

また、厚さは最薄部でわずか10.4mmとほぼ1cmの薄さで、さらに重さは約1.11Kgと超軽量なので、持ち運びもラクラクです。

これだけスリムだと壊れやすいのでは…と思うかもしれませんが、アルミニウムボディにプラス、底面には航空機の素材として採用されているカーボンファイバーを採用しているので、見かけによらずとても頑丈です。

シンプルなインターフェース

スリムボディなのでインターフェースは最小限で、全て背面配置です。

USBは小型&リバーシブルのUSB3.1 Type-C計3ポートのみ搭載しています。そのうち2つは、40Gbpsの超高速転送ができる「Thunderbolt 3」に対応しています。

画像出力用のポートは非搭載なので、このType-Cポートを使います。ちなみに、USBメモリなど通常のType-A機器を接続したい場合は、付属のUSB Type-C to USB A変換アダプターを活用しましょう。

ディスプレイ&キーボード

ナローベゼル&IPSパネル

ディスプレイサイズは13.3インチで、解像度は標準的なフルHDです。

もちろん、IPSパネルを搭載。コントラストが高く、発色に優れ、さらに視野角も広い3点そろった高品質のパネルで、動画鑑賞などもきれいな画質で楽しむことができます。

また、ディスプレイのベゼル(縁)が狭いナローベゼルを採用することにより、前モデルよりさらにコンパクトになっています。デザインとの親和性も高く、スタイリッシュな仕上がりです。

フルサイズキーボード

小型の13インチボディなので、テンキーレスキーボードを搭載しています。

横幅をフル活用したキー配置がポイント。無理のない余裕のあるキー配置で誤爆の心配はなし。さらに、「enter」キー横にも+αでキーが配置され、利便性が高くなっています。約1.9mmの広いキーピッチもあいまって、快適にタイピングできます。

キーストロークはしっかりとした打鍵感を感じる深さで、キーボード面の剛性も高く、スリムながら安定性はバツグン!

フラグシップモデルらしく白色LEDを内蔵しています。下からほんのり照らす感じでとても上品な光り方で◎。もちろん、ファンクションキーでON/OFFの切り替えが可能です。

滑らかなタッチパッド

キーボードだけでなく、タッチパッドの完成度も高いのがポイント。

タッチパッドの素材がすべすべで指にしっかりフィットし、カーソル操作がとてもスムーズです。また、クリックボタンも軽い力で反応し、おまけに静か。ストレス知らずで快適そのもの。

なお、タッチパッドの四隅はダイヤモンドカット加工がされ、控えめなのがまた上品さを醸し出しています。

サウンドエンジン搭載

デンマークの高級オーディオメーカー【BANG & OLUFSEN】のサウンドエンジンを採用し、付属アプリで自分の好みのサウンドにチューニングできるようになっています。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH

CINEBENCHは3Dグラフィックのレンダリングソフトで、CPUのシングル・マルチでの性能を測ることができます。

CPUは最新のインテル製第8世代CPU、Core i5-8250Uを搭載しています。前世代のCore i7は2コア・4スレッドでしたが、最新のCore i7は4コア・8スレッドになり、大幅なパワーアップを実現しています。

結果はこの通り、前世代のCore i5-7200Uより約33%も性能が向上しています。ちなみに同じく最新の4コア8スレッドCPU、Core i7-8550との性能差は約15%程度なので、とことん性能にこだわるのでなければ、基本的にはCore i5でOKです

PCMark 8

PCMark8は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、動画・画像編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

スコアそのものよりもグラフを見た方がわかりやすく、一般的なノートPCよりも高い性能であることがわかります。動画や画像編集の性能を測る重量級の【クリエイティブテスト】でもしっかり性能が出ているのがポイント。

ブラウジングやオフィス作業は朝飯前、動画や画像編集もこなせるオールラウンダーなCPUですね。さすが4コア8スレッドは伊達じゃない!

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHDだと低品質でもスコア5743(快適)でギリギリですが5500を超えます。ワンランク解像度を落としたHDであれば、最高品質でスコア7153(とても快適)となり快適にプレイ可能です。

PSO2

一応他のゲームもチェックしてみましょう。

こちらも軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

いずれも設定3での結果になりますが、HD(1280×720)であればスコア6123となり、ようやく4500を超えます。

ドラクエもそうですが、妥協すればプレイできるといった感じなので、基本的に3Dゲーム目的ではおすすめしません

モンスターハンターフロンティアZ

こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000で平均60fpsをキープできます。

結果はHD(1280×720)でもスコア4978ともはや歯が立ちません。

ドラゴンズドグマ オンライン

上二つに比べるとやや重めのゲームです。スコア7000以上で【とても快適】となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。

結果はHD・低品質でもスコア3805(快適)どまりで、カクカクです。

FF14

毎度おなじみDirectX 11の重量系ベンチマークです。DirectX 11・フルHD・最高設定で、スコア7000以上の「非常に快適」をマークできれば、現行オンラインゲームを幅広くプレイできるスペックだと判断することができます。

ちょっと無理がありますね…HD(1280×720)・標準品質でも動作困難です。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy)と、重量級から軽量級まで、それぞれの条件で測定することができます。

内蔵GPUの性能指標として、参考までにどうぞ。

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは256GB SSDのシングルストレージ構成です。SSDは通常タイプよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDを搭載しています。

SSDのメーカーは高速SSDで毎度おなじみのサムスン製のものを搭載。読み書きともにとてつもなく速く、4ケタをマークする圧巻のスピードです。特にランダム速度がよく伸びており、さすがはNVMe SSDといったところ。

OSの起動はあっという間、ブラウジングやアプリの動作もキビキビし、快適そのものです。

温度

ドラクエ10実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

CPUのコア・スレッド数が倍になり、冷却面が心配になりますが、70℃台でしっかり持ちこたえています。また、NVMeは爆熱ということで有名ですが、30℃台半ばとそんな話はどこ吹く風。冷却面に関してはまず心配ありません。

ドラクエ10実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

ファンの風切り音がとても静かなので、負荷時とアイドル時とではほとんど変わりません。実際の風切り音は「サーッ…」という感じで、ファンノイズはほとんど気にならないレベルです。

ちなみに最小時では46.5デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。

バッテリー持続時間

モバイルノートということで、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:HP推奨、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約3時間50分でした。バッテリーの持ちはおおよそ3~5時間あたりが相場なので、標準的なもちですね。

まとめ

およそノートパソコンとは思えない洗練されたデザイン、そしてボディの作成過程から細部にいたるまで丁寧に造りこまれた完成度の高さは、所有欲を満たしてくれること間違いなし!

お値段以上の一台として、モバイルノートならぜひ候補に入れてほしいモデルです

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