国内のパソコン販売台数が14年4月以来の前年比プラス その要因は?

全国の主要家電量販店・ネットショップからの実売データを収集し、集計している「BCNランキング」によると、2017年1月のデスクトップPC、ノートPC、タブレットの販売台数の伸び率(前年同月比)が103.5%となり、2014年4月以来プラスとなりました。苦戦が続くパソコン市場では久々の朗報。詳細を見てみましょう。

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販売台数の伸び率

タイプ別

一番伸び率が高かったのがノートPCで113.9%、デスクトップPCは107.4%と前年を上回りました。しかし、タブレットに関しては2ケタ減の89.2%と相変わらず不調の結果となりました。

タブレットは世界レベルで不調なので、ある意味当然の結果といえるでしょう。以前にも取り上げましたが2016年の第4四半期(10~12月)の出荷台数は、あのiPadでさえもまさかの2ケタ減でしたからね。

チャネル別

デスクトップPCのネット販売は前年の2倍規模となった一方で、実店舗では前年を大きく下回る状況。ノートPCはネットと実店舗ともに前年よりもプラスであるものの、ネットでの伸び率が高い状況です。

この結果は今や「店舗のショールーム化」なんて言われるように、店舗で実機を見て、ネットでお得に購入するやり方が浸透しているので思わずうなずいてしまいます。パソコンに限らず、モノを買う際は「価格.com」などのサイトで商品の比較や口コミを確認し、最安値で買うといったこと無意識のうちにしている方も多いのではないでしょうか?

平均単価

デスクトップPCは10万円前後で推移していますが、緩やかな下落傾向にあります。ノートPCは16年3月に10万1700円になってからは9万円台で推移していましたが、17年1月には8万円台まで落ちてしまいました。

下落傾向はしばらく続きそうな感じがします。大多数の一般ユーザーはそこまで高性能なモデルを必要としないですからね。

安くて使えるモデルがたくさん出ている時代、Core i3/4GB メモリ/500GB HDDのパソコンなら4~5万円で買えてしまいます。それどころか、とりあえず使えるという程度であれば、1~3万円あたりのスティックPCやクラウドブックあたりで十分です。

まとめ

年々販売台数が落ち込む中、それでも前年同月比でプラスに転じた要因はネット販売の増加と価格の下落が考えられますが、一番はやはり価格の下落でしょう。

安くなったから販売が伸びるというのは当然といえば当然ですが、裏を返せば価格以外の要素を求めていないという見方もできます。台数が増えても単価が下がればじり貧なのは変わりなし。

さらにスマホ全盛期の中、パソコン市場が3年前と比べてノートPCは7割、デスクトップPCは6割まで規模が落ち込んでいることも考えると、今後も状況は厳しそうです。

だからこそNECの2017年の春モデルのように、大学生をはじめパソコンを持っていない層に向けた商品展開で盛り上げてほしいですね。

スマホもいいけど、パソコンはやっぱり便利ですよ!

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